HRKNさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.9

これまでのMCUの中でも立ち位置がかなり変わった作品。

今までのMCU作品と言えば、①新ヒーロー登場のお披露目作品②ヒーローがチームで困難に立ち向かう「アベンジャーズ」作品③前2者を前提に、時系列的
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.9

写真を撮るということ。社会、そして世界に問いかけるということについて考えさせられる映画だった。

「日本経済全体の発展のための犠牲たる少数」というお題目のために見捨てられてきた水俣病の被害者たちの描写
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.9

ほんとピクサーハズレなさすぎてすごい。

リトルマーメイドを思わせる陸の世界への憧れ、ライオンキングを思わせる星空に思いを馳せる行為。そういった古典ディズニー的な要素をふまえつつ、多様性をテーマにした
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.2

頭の中を観てみる映画。

「感情」が呼び起こす「行動」や「想像」、管理される「記憶」と「忘却」など、人が頭の中で当たり前にしていることを擬人的に、ドラマチックに描いていた。

環境の変化などのショック
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.8

良いリベンジ映画だった。エマ・ストーン美しいしクルエラっぽさを完全再現した演技力も素晴らしかった。全体的に音楽もビジュアルもすごく良かったと思う。

ただ、単体でこの映画を見た時、「ヴィラン」誕生の話
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.7

前作未履修。(当たり前ながら)見たほうが良かったんだろうなとは思うけど、思った以上に楽しめた印象。

なんとなく前作からシナリオ的に繋がってるところは理解できたし、純粋に今作のシナリオも良かったと思う
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ケイト(2021年製作の映画)

3.0

バニラのトラックで移動するとか結構挑戦的な嗜好とかあって、そういう部分は好印象だった。

でもいかんせんアクションのレベルもそこまで高くなかったし、頑張ってはいたと思うけどやっぱり日本人視点だとコレジ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

終始村上春樹の小説らしい不思議な雰囲気に包まれた映画だった。「人を思う」と書いて「偲ぶ」。この映画は、亡き人を偲ぶ事がテーマだったように思う。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.3

「闘うヤツしか生きられない。」

まさに劇中では、「闘う」ことを辞めた人物から脱落していっていた。主人公の日岡がヤクザや警察権威を相手にまさに「孤狼」てして闘い続ける様を示すのに、これ以上のフレーズは
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.5

予告編見たときには正直不安だったけど、その不安を何倍にも返して大満足させてくれた作品。

ライアン・レイノルズ面白すぎるし、映像きれいだし、まさかの色んな要素がゲスト出演するし、ギャグやシナリオの完成
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.6

演技、アクション、シナリオ、映像、どれをとっても一級品。ただMCUがぶち上げてきたこれまでのハードルを思うと、個人的にはこれまで通り良かったねくらいの評価になってしまう。

あとこれもあくまで個人的な
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.3

正直あまり期待してなかったけど劇場みて良かった。大満足。

カッコいいし、イカしてるし、イカれてる。いい音楽に、魅力的なキャラ達が、彩り華やかな銀幕で大暴れという、この時期にうってつけのハチャメチャ映
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(2021年製作の映画)

3.8

吉沢亮、声優力高すぎない?彼の演じたキャラも良かったけど、完璧に演じられてたと思う。

内容もヒーローものの王道行ってて良かったし、アクションシーンも迫力があった。ジャンプであること除いてもアニメヒー
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.7

ワイスピはホブズアンドショウだけしか観たことなかったし、いまから過去作全部見返すのもなぁということでぶっつけ鑑賞。結果、過去作見返した方が面白かったんだろうなと思った。

とはいえ映像はゴリゴリに力強
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

昔の映画はテーマがわかりやすくていい。けっして現代映画的な華々しくはないけど、地に足ついた人間味あふれるいい映画だった。

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

4.0

アメリカのスパイ、ソ連のスパイ、ドイツの証人がチームでイタリアを舞台に任務にあたる……面白くないわけがない!カッコ美しのスタイリッシュアクション!

Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-(2021年製作の映画)

3.9

一本の映画として成立させつつ、前に7章あるシナリオの最後を飾る最終章を描く作品としては、かなりバランスが取れてたと思う。

もうちょい色んなキャラに喋ってほしかった感は否めない。あと20分くらい伸ばし
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.3

このクソッタレな世界を、誇り高く、陽気に歌い上げる映画。ラテン音楽×ミュージカル。

舞台はNYのラテン系移民の居住区画。都会生活の環境の悪さや移民社会の様々な困難。でもその中でも感じられる人々の前向
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

5.0

今(2021年8月)まさに見るべき作品。五輪。メディア。行政権力。感染する恐怖。スポットライトを当てられる被害者。この鑑賞時点で全日本国民が考えるべきざまざまなテーゼが、この作品に凝縮されていたと思う>>続きを読む

ファイナル・プラン(2020年製作の映画)

3.7

なんか平均スコア低めだけど、しっかり王道踏んでて面白い映画だったと思う。

ただ、そんなゴリゴリアクションじゃないのでイメージ画像見て劇場行くと肩透かし食らうかもしれない。事前情報なしで劇場行ったのが
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

今までの細田守作品で一番劇場映えする作品なんじゃないかと思う。本編導入から引き込まれる演出だったし、Uの世界観はサマーウォーズの時より壮大。

歌唱シーンはどれも素晴らしかったし、映像も現実と仮想現実
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.8

今までのるろ剣になかった血飛沫いっぱいの殺陣。その凄惨さと人間ドラマの純情さが対象的な作品。

今まで通りアクションも良かったし、それに見合ったいい脚本だった。

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.1

割とみんなが見たがってたゴジラVSコングに仕上がってたと思う。髑髏島の巨人見たときのコングへの不安は、絶妙な戦闘描写とシナリオでカバーできてたし、シリーズ通して見たかった怪獣プロレスが一番形になってた>>続きを読む

映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット(2021年製作の映画)

3.3

まあいつものといった感じ。オーバーな演技とかは相変わらず胸焼けしそうになるけど、ライアーゲームみたいな解説の演出とかは依然カッコよかった。

あと印象的だったのがエンディングテーマ。miletのche
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.6

アポカリプス系の映画。人類の本性、その善なる部分と悪なる部分がよく描けていたと思う。

こんな御時世だからこそ思わせられるところが多い作品だった。

セブン(1995年製作の映画)

4.1

罪と悪意に浸される映画。

謎深いが同時に精密な脚本。ブラピとモーガンフリーマンも良かった。ケビンスペイシーやっぱり存在感ある。

特に印象的だったのが視覚的な演出と映像で、かなりゾクゾクさせられた。
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.2

久々に劇場で見ることができた痛快アクション!

「ジョン・ウィックのスタッフが贈る」の宣伝文句に恥じないゴリゴリのガンアクションで終始楽しめた。

キャラクターも魅力的だったし脚本も良かった。文句無し
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劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- Paladin; Agateram(2021年製作の映画)

3.4

前編よりは良かったけど、バトルでゴリ押しした感が否めない。

バトルシーン以外だとシーンごとの繋ぎ方が雑に感じたシーンも多かったし、作中でそんなに感情移入できるようなシナリオがなかったから、バトルシー
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.5

実在のテロ事件を描いた作品。

実際に起こった事件をもとにしてるだけあって、説得力のある脚本だった。被害者側の話だけでなく加害者側のストーリーも絶妙な塩梅で含まれていたことが、問題の複雑さと観客に見た
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

ミステリ小説でいうところの叙述トリックに圧倒される作品。

マーク・ラファロとレオナルド・ディカプリオとかいう豪華俳優のコンビ素敵すぎる。

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.2

正直合わなかった。

社会派作品で性や風俗の描写を取り入れることはまま有ることだけど、流石に時間かけ過ぎだし生々しすぎて見てられなかった。

世の中の理不尽さとかを凝縮して訴えるような作品。「それでも
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

認知症を扱った作品。

記憶の欠落や錯誤、そしてそれに伴う他者とのすれ違いと孤独。誰もが主人公と同じ立場になり戸惑いながらこの作品は進んでいく。

展開のあまりの説得力に中々感じたことの無い種類の恐怖
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ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

3.5

帰ってきたボーン。でも3作目ほど以前の流れをきれいに汲み取ってないあたり、シリーズで見ると少し蛇足感が否めない。ただ内容は変わらないのでボーンシリーズ好きな人はそこそこ楽しめる。

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.6

中々無い種類の映画で、正にアカデミー賞らしい作品。

いい映画だけど銀魂のマダオネアを思い出して時々笑ってしまう(笑)