とらキチさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

とらキチ

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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.9

11年にわたる節約生活を経てソウルに念願のマンションを購入したサラリーマン。そのマンションが地盤沈下によって地下500メートルに落下してしまう…。
フォローしている皆様の評価が高かったので鑑賞。いろい
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.8

14世紀の叙事詩「ガウェイン卿と緑の騎士(Sir Gawain and the Green Knight)」を基に実写化した作品。
独特の世界観と、それに基づいた中世ヨーロッパの荒涼とした圧倒的なロケ
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隠された顔(2021年製作の映画)

3.8

レビュー1番乗り!
第4回インド大映画祭 ⑦
自撮り大好きなSNS中毒の女子大生が、格安スマホを購入したことで巻き込まれる恐怖体験。
いわゆるスマホ依存症に警鐘を鳴らすホラー。いろいろとツッコむのは野
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サチン(2005年製作の映画)

3.9

レビュー1番乗り!
第4回インド大映画祭 ⑥
我らがタミルの“大将”ヴィジャイの初期作品。おそらく「百発百中」の次に出演した作品かと。
今では「世間に対して物申す!」的な作品を次々に発表している“大将
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ひとかけらの愛(2020年製作の映画)

3.5

レビュー1番乗り!
第4回インド大映画祭 ⑤
倦怠期の夫婦。口論の末、妻に手をあげる夫。その後、次々と友人達が部屋に押し掛けてきて思わぬ展開に…。
基本的には「グレート・インディアンキッチン」後半部分
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響け!情熱のムリダンガム(2018年製作の映画)

4.5

インド伝統音楽の打楽器“ムリダンガム”奏者を志した太鼓職人の息子。そんな彼が直面する軋轢や困難を情熱で乗り越えていく。
タミルナードゥ州チェンナイに暮らす主人公ピーターのヒーローは、我らがタミ
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盲目の目撃者 -Bhramam(2021年製作の映画)

4.2

第4回インド大映画祭 ④
2019年に日本でも一般公開された「盲目のメロディ 〜インド式殺人協奏曲〜」のリメイク作品。
盲目を偽るピアニストが殺人事件の現場に遭遇したことで起こる騒動を描く。
オリジナ
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野獣一匹Ⅱ(2022年製作の映画)

3.8

レビュー1番乗り!
第4回インド大映画祭 ③
連続殺人鬼“シリアルキラー”モノのサイコースリラー。邦題は「野獣一匹Ⅱ」“Ⅰ”を観てなくても全然着いていけるヤツ。
序盤、2組のカップルのエピソードがパラ
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ルドラマ・デーヴィ/ルドラマデーヴィ 宿命の女王(2015年製作の映画)

3.5

第4回インド大映画祭 ②
13世紀インド、政情不安定なカーカティーヤ朝。新たな世継ぎとして男児の誕生が待ち望まれる中、王家に生まれたのは…
実在の君主であるルドラマ・デーヴィを描いた歴史大河ドラマ。
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ただ空高く舞え(2020年製作の映画)

4.0

第4回インド大映画祭 ①
邦題「ただ空高く舞え」
元空軍士官がインド初の格安航空会社(LCC)設立に尽力する、実話に基づくドラマ。
主人公ネドゥマーランの、離れて暮らし仲違いしていた父親の死に目に会え
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マスター 先生が来る!(2021年製作の映画)

4.8

“タミルの大将”ヴィジャイと“タミル民の宝”ヴィジャイ・セードゥパティ(VSP🐻)の夢の競演作品。
今作もIMWでの鑑賞機会をずっと逃し続けていた作品。この度の一般公開でついに観ることが出来ました!嬉
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

アメリカ南部の湿地帯を舞台に、たった一人で育った少女が殺人の容疑をかけられ法廷に立ち、壮絶な半生と事件の真相が明らかになっていくミステリー。観ている側にいろいろと委ねられるし、それを狙った作品。
人間
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王になろうとした男(1975年製作の映画)

3.5

ショーン・コネリーにマイケル・ケイン、クリストファー・プラマーと豪華競演な作品。
現地の内戦に介入し、地元民に軍事訓練を施して互いに戦わせ、高い軍事知識で地元支配者の信を得て、やがてはとってかわり自ら
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未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

4.0

赤フン姿のショーン・コネリー……この強烈なビジュアルを拝むだけでも価値がある!とでも言うべきカルト映画。基本ずっとあの格好で大熱演!ショーン・コネリーともあろう人が、ようやるわ…って思ってしまった(苦>>続きを読む

レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.3

“世界の妹”フローレンス・ピューの初期作品。
19世紀後半のイギリス。裕福な家に嫁いだ若い女性が、閉鎖的で封建的なつらい環境に置かれ募らせてきた不満や欲望を解き放っていく。
撮影当時18〜19歳だった
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

4.5

劇場公開時鑑賞しましたがCSにて再鑑賞再レビュー。
実在の女性プロレスラー、ペイジとその家族を題材にしたドラマ。
妹ペイジと兄ザック。方やチャンスを掴み取り、もう一方はそれを掴めなかった。その対比があ
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

良作「ブックスマート」で長編監督デビューを果たしたオリヴィア・ワイルドの2作目ということで注目していた作品。
初め、俳優でもある監督自身も出演しちゃうんだ…って思っていたら、観て納得。監督自身が狂言廻
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

ドルビーシネマ3Dにて鑑賞。
チャドウィック・ボーズマンに捧げる追悼映画としては満点。素晴らしすぎて、序盤からずっと涙が止まらなかった。
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」
スパイダーマンでお馴染
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.6

劇場公開時鑑賞しましたがCSにて再鑑賞再レビュー。
1970年代末のアメリカ、黒人とユダヤ人の2人の刑事が白人至上主義団体“KKK”に潜入捜査する。
1970年代の話しでありながらも、実は現在と直結し
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.6

WWⅠの戦地で親友になった医師、看護師、弁護士の3人が殺人の容疑を晴らそうと奔走する。
1933年に発覚したという政治陰謀事件の実話がとても興味深い。“愛国心”の名の元に大衆を扇動し、アメリカ政府の転
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

-

「午前十時の映画祭12」にて鑑賞。
“デ・ニーロアプローチ”の極致。
“拳闘”
ボクシングというよりもこちらの方が、よりしっくりくる。その試合シーンも、たった1台のカメラで、しかもリングに上げて基本ボ
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ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

3.5

ロバート・デ・ニーロ× マーティン・スコセッシの名コンビによるサイコサスペンススリラー。
マックス役の身体作りに“デ・ニーロアプローチ”の一端を感じる。
製作会社はスティーヴン・スピルバーグのアンブリ
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

-

「午前十時の映画祭12」にて鑑賞。
同時期に製作された「地獄の黙示録」もそうなのだが、直接的には全く関係の無い原作原案を元にベトナム戦争を舞台の背景に置き換え、戦争のもたらす狂気を体現した大傑作を造り
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警官の血(2022年製作の映画)

3.9

汚職の疑惑がかけられた刑事の内偵調査を命じられた若き刑事が、警察組織の闇と亡き父の真相に近づいていく。
たしか原作は長篇で、親子三代にわたって警察官となった3人の男達の生き様を描いていた作品で、今作で
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スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.3

マブリー×オカッパ頭…というジャケ写の強烈なビジュアルがサイコーで、ずっと気になっていた作品。
マブリーの初っ端登場シーンから笑える😆そして瞼を閉じないで寝るあの寝顔の破壊力!😆TWICEを見ながら一
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.7

安心、安定のマブリー無双!
前作は鑑賞済だけど、内容は忘却の彼方…(汗)でも全然大丈夫だったし、あのクセが強い班長の事はなんか覚えてた!
兄貴達、警察サイドのコメディ乗りと、悪人サイドのエグいバイオレ
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.7

初回鑑賞時はIMAX 3Dにて鑑賞。
「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」の公開記念、リバイバル上映を2022年11月7日ミッドランドスクエアシネマにて鑑賞、再レビュー。
ワカンダ!フォーエバ
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

5.0

初回鑑賞時はIMAX 3Dにて鑑賞。
「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」の公開記念、リバイバル上映を2022年11月3日ミッドランドスクエアシネマにて鑑賞、再レビュー。
祝日、上映最終日だと
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燃えよデブゴン7(1979年製作の映画)

3.4

ジャッキー作品もそうだけど、この頃の香港映画は実際に製作された年代と日本で公開された年代が前後するので、どの作品から観るべきか、よくわからなくなってしまう。しかも、このサモ・ハン・キンポーの一連の“デ>>続きを読む

燃えよデブゴン(1980年製作の映画)

3.9

最大限に“ドラゴン”ブルース・リーへのリスペクト、愛が溢れていた作品。
ブルース・リーに憧れている田舎出身の太めの青年ウォン・ロン(サモ・ハン・キンポー)が香港の街に出て、街に蔓延る悪党たちを倒してい
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少林寺怒りの鉄拳(1977年製作の映画)

3.5

サモ・ハン・キンポーの主演で初監督作品。
清朝時代、満州人の悪漢たちに父を殺された米六(サモ・ハン・キンポー)は、少林寺の高僧・三徳に命を救われ、少林寺へ修行に出される。米六は修行に励み武術の腕を上げ
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七人樂隊(2021年製作の映画)

3.9

香港で活躍する7人の監督がそれぞれ1950年代から未来までの各時代を1つずつ担当し香港の人々の生活を描いたオムニバス。
“香港”という19世紀以降のアジアでエキゾチックな輝きを一際放っていた街へのレク
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マニカルニカ ジャーンシーの女王(2019年製作の映画)

3.9

劇場公開時鑑賞しましたがCSにて「RRR」の余勢を駆っての再鑑賞再レビュー。
マニカルニカ= ラクシュミー・バーイーは実在の人物で、1857年に起きた「インド大反乱(昔は“セポイの乱”っていわれてまし
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マガディーラ 勇者転生 <完全版>(2009年製作の映画)

3.9

「RRR」の余勢を駆っての鑑賞。
通常版は鑑賞済。
Road to「バーフバリ」として、果ては「RRR」へと繋がっていくS・S・ラージャマウリ監督作品。なんてったって「RRR」のラーマ役のラーム・チャ
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マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

3.7

国内上映権を再取得しての“復活”劇場公開時に鑑賞しましたがBSにて「RRR」の余勢を駆っての再鑑賞再レビュー。
Road to「バーフバリ」として、果ては「RRR」へと繋がっていくことになるS・S・ラ
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人生は二度とない(2011年製作の映画)

3.9

IMWでの上映機会をずっと逃し続けていた作品。この度の一般公開でついに観ることが出来ました!嬉しい!
友人の独身最後の旅で、スペインに集まった学生時代の友人たち。彼らはそれぞれに悩みや葛藤を抱えていた
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