ルワンダ虐殺を歴史解説ではなく
どこまでも個人の視点から捉えた作品。
だからこそよりパーソナルな芯の部分に刺さる。
個人の持つ力はとても小さい。
その小さな力でせめてこれだけは、
と守ろうとするのは>>続きを読む
数年前、熱川バナナワニ園に行った。
温室の中には色とりどりの熱帯植物。
その中央で胴付長靴を履いた初老の男性が
オオオニバスに囲まれて
きっといつもと変わらぬ仕事をしていた。
少しでも身動きすれ>>続きを読む
4分の短編アニメです。
人間がカラスを殺して。
カラスに殺されて。
カラスを殺して、殺されて…。
だけの映画です。
この4分間に何をみるかはモチロン自由。
人間のエゴ。
文明とは兵器の歴史でもあ>>続きを読む
まだ原作は読んでいないので又聞きのような形で申し訳ありませんが、どうやら原作はもっと暗くて所謂「大人が読む」本だそうです。
だとするなら
ストップモーション・アニメーションで描かれる
この映画は「>>続きを読む
これだけ賛否が極端に別れるのもわかるなあ。
冒頭からなんだかやけに仰々しくて。
大袈裟な気がしてニヤニヤしちゃうんだけど、
気付けばコーヒーカップの取っ手は持ったまま。
自分が好きだなあと思うよう>>続きを読む
あんまり「死霊館とは」みたいな事は言いたくないけど…。
でもやっぱり自分が期待する『死霊館』とは全然違っていて、個人的にはハマりませんでした。
『死霊館』シリーズで個人的に好きな部分って「来そう来そ>>続きを読む
子供の頃に観た時は、あのトンネルをくぐった先があっちの世界だった。
でも今観てみると、森に囲まれたこの田舎にやってきた瞬間からすでにあっちの世界だ。
「夢だけど夢じゃなかった」
トトロは心のどっか>>続きを読む
『凶悪』『狐狼の血』や『ひとよ』の白石和彌監督の長編作品デビュー作。
同じ「白石監督」でも、全く作風の違う白石晃士監督っぽさを感じる映画だったように感じた。
勿論、白石晃士監督のようなオカルト物で>>続きを読む
ジェームズ・ワン監督って
すんごいカメラを動かす人だ。
止まったら死ぬのか?ってくらい。
マグロか強迫観念か悪魔に取り憑かれている。
『死霊館』シリーズは別監督のスピンオフも
ジェームズ・ワン監督風>>続きを読む
初めて映画館で観たジブリ映画はコレ。
当時は何も理解できてなかったんだなあ。
自然破壊の問題。
より良い生活を目指すが故の人間の労苦。
キ◯タマの面白さ。
これらを理解出来るようになった今の自分を褒>>続きを読む
「因果応報という言葉を知ってる?」
そんなものは無いと絶望し、
あるいは今生の間にそうであって欲しいと願う
後ろ向きハッピーな胸糞コメディ。
糞、といえば、やたらとこの映画には糞や屁が出てくる。>>続きを読む
シモンはアスペルガー症候群。
丸が好き。三角が嫌い。
ラブコメよりSFが好き。
身体に触れられるのが嫌い。茶色が嫌い。
何よりお兄ちゃんのサムが好き。
シモンはサムの恋人を探すために
あれほど拘って>>続きを読む
昔っからミシン苦手なんだよおおおお!
だってアレって縫われちゃうんだよね?
変なタイミングで止めたら指に針が刺さったままになっちゃうんだよね?
自分だったら絶対よそ見出来ない。
ていうかあんな安全ピン>>続きを読む
小さな田舎町ボーモントではダンスやロックは禁止されていた…。
という設定にビックリ。
ホラーかディストピアSF映画のよう。
子供が堕落しないように禁止する大人と
そんな閉鎖的な環境に鬱憤がたまる子>>続きを読む
オープニングがすんごく良い…!
絶対男の子が好きなヤツ。
『ゴジラvsメカゴジラ』のタイトルとともに登場するメカゴジラ。
そして伊福部昭さんが手掛けたメインテーマ。
とにかく格好良い。
金管楽器>>続きを読む
灰色だった世界が色づきだすカタルシスが
どうしようもなく好きだ。
この映画の言葉を借りれば
“世界が鳴る”瞬間。
この映画は鏡越しに映る
栄伝亜夜のぎこちない笑顔から始まり
ラストは万雷の拍手、遠雷>>続きを読む
ダメだ。
無い頭を絞って考えてみたけど全く書けない。
この映画の言いたいことは伝わるのだけど、
どうにもアウトプット出来ない。
リッパなコトを書けないなんてハナシじゃなくて
書くためのとっかかりが見>>続きを読む
観る順番間違えた…。
タイトルややこしいよぅ。
うーん。『死霊館』と比べちゃうとイマイチかなあ。
もし間の2作を観てないせいだったらごめんなさい。
【ずっと一緒だよ】
ゴールテープの直前でちょっと前>>続きを読む
このラストはズルいよーー!!
ややもすればケータイ小説的な陳腐な物語になりかねないのに、ギリギリの所で踏みとどまって案の定感動してしまう。
それは映画の開始時点で観客を登場人物(特に主人公の十和子>>続きを読む
一ヶ月間マクドナルドの商品しか食べないとどうなるのか、というドキュメンタリー。
体当たりバラエティを観るくらいの感覚で鑑賞を始めたが、そっちは本体じゃなかった。
「一ヶ月食べ続けたら太るし身体に悪い>>続きを読む
前作の『ゴジラvsキングギドラ』から怪しいと思ってたけど、とうとうはっきりとハリウッド映画を…というかインディジョーンズをパクリ出した今作。
でも今作が平成ゴジラシリーズ最大のヒット作品なんだよね…>>続きを読む
あっち側とこっち側の世界がある。
カラフルなモーテル。ディズニーワールド。
隣同士だが別世界。
対比の映画だが、私はこの映画にシニカルな語り口を感じない。
かといって愛のある視点でもない。
モー>>続きを読む
ヤクザが一目惚れした女性を恐喝して風俗で働かせる、というムチャクチャなお話。
ただキム・ギドク監督の映画ということである程度覚悟していたので不快感や倫理観をもって拒否するということは無かった。
そん>>続きを読む
何を書いてもバカみたいでちょっと困る。
マジメに書いても賢者顔を見透かされるし、
あんまり茶化すのも違う。
てことで気にせずバカみたいな事を書きます。
主人公・領は「女性はつまらない」「セックスなん>>続きを読む
【ゴジラ/エンドゲーム】
数多の並行世界で日本はゴジラに破壊されてきた。
今作ではとうとう未来人の科学力を借りて過去に行き、ゴジラサウルスなるいわばインフィニティガントレットを手にする前のサノスを倒>>続きを読む
「魔法」って言うんですよね。
マルコがポルコになったことを「魔法」って。
普通に考えたら「呪い」だと思うけど、
そんな表現ひとつにも優しさがある。
なんだか不思議な映画だなあ。
もっともっと暗>>続きを読む
あー…これは怖い。んで面白い。
まずは前半でしっかり“予感”を植え付けられる。
もうね、真っ暗な地下室に入るときに「マッチをくれ」なんて言うからさー…。
案の定あんまり見えないし、当然火は消えるし…>>続きを読む
“代わり”ってあるのかな?必要なのかな?
あるとするなら“代わり”って偽物なのかな?
そんなことが気になってくる映画。
主人公ジャックはビートルズの代わり。
ペプシはコカ・コーラの代わり。
ハリー・>>続きを読む
良くも悪くも今までのゴジラシリーズをなぞっている印象。
自らを滅ぼしかねない人類が持つ科学力への警鐘、トンデモ超兵器に、胡散臭すぎる外国人工作員SSS9もゴジラ映画ではお馴染みの浮世離れ要員だ笑>>続きを読む
うーん。あんまり合わなかった。
でもこの映画で気付いた。
自分はツッコミたいんだなって。
最近だと『ジョン・ウィック:パラベラム』とか
もう予告だけでツッコみたくなる。
裏社会映画のはずだったのに>>続きを読む
きっと当時はハイカラな果物だったパイナップル。
「どうやって食べたらいいの?」
このシーンでまず感じたのは、
今は携帯で調べられるんだよなあってこと。
でもその後で
「どうやって食べたらいいか聞>>続きを読む
伊丹監督の描く、ろくでなしクソジジイが大好きだ。
女にだらしなくって金にガメつくて人様に迷惑をかけるクセに小心者。
でもなーんだか可愛げがある。
こうはなりたくないけど、ちょっぴり憧れる。
自分が勝手>>続きを読む
冒頭が『ハロウィン』みたいに犯人の主観映像。
どっちが先なのかなと思って調べてみたら向こうのほうが先らしい。
でも『ハロウィン』の方が効果的な気がして、うーん…。
そういうどこかで見たことあるような>>続きを読む
この映画の笑うシーンが大好きだ。
おソノさんも絵描きのお姉さんも
ガッハッハッハ! と笑う。
先輩方の、優しく包みこむあの笑顔。
トンボとキキが空飛ぶ自転車で走る。
すると、見かけたオジサンは>>続きを読む
あのねあのね 本で首をぐきーってしたの!
あとねーおうまさんがつよかつた!
んーと、ハル・ベリーがぐちゅぐちゅぺっしたお水を飲むのはいやがらせになってないとおもう。ごほうびだとおもう。
人をころすと>>続きを読む
実写版『ジャングル・ブック』ではバギーラに自己投影しなかった!
というのもアニメ版では軽ーく流されていた育ての親(オオカミ)について掘り下げられていたから。
もともと人間の少年モーグリがアイデンティ>>続きを読む