655321さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.2

横須賀に住んでいた幼い頃を思い出す。

父の職場は米軍基地のすぐ近くで、周囲に外国人がいっぱいいた。
今でこそ日本でも色んな人種を見かけるが、あの時代には珍しかった、と思う。

「Hey,Boy!」
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フレッシュ(2022年製作の映画)

3.1

食人族VS食チン族のおはなし。

わがマスターソードを砕かれても立ち上がる
セバスチャン・スタンの闘争心よ。
ほんものの勇者や…!
わがソードに着いてるムジュラの仮面を恥じることは無いと学びました。
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

3.4

「一番切ないのは別れを言えずに終わることだ」

このシーンが幾度も脳内でリフレインされる。

すごく印象に残ってる。

さよならと言えなかった寂しさ。
さよならじゃないから生殺しの逢瀬。
きっぱりとし
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.7

すんげぇーよかった💥💥💥

シリアスじゃない映画の良さを
ビシバシ思い出させてくれました。
こんな映画は一生アカデミー賞なんて獲れないだろうけど、永遠に無くならないで欲しい。

今年度バカデミー大賞受
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ホーム・オン・ザ・レンジ/にぎやか農場を救え!(2004年製作の映画)

2.8

良く言えば原点回帰。
でもやっぱり温故知新を求めてしまう。

まずはデザイン。
2004年の作品とは思えないくらい古く感じた。
それに『ダンボ』に代表されるサイケな演出。
この作品を当時観た人はどう思
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

3.5

星新一のショートショートにこんな一編がある。

とある惑星の宇宙人は地球人と同じ容姿をしている。そこで地球人は、私達の星ではキスをすることが挨拶なのだと嘘をつくことにした。
宇宙人は困惑するが、受け入
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スウィート・シング(2020年製作の映画)

3.7

ハッピーエンドは好きですか?

私は大好きです。
それは作った人の祈りや願いだと思うから。

スウィート・シング(愛しい君)に贈る
精一杯のハッピーエンド。

「サンタなんて信じない!」
そんなこと言
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セックスと嘘とビデオテープ(1989年製作の映画)

3.2

「触(さわ)る」と「触(ふ)れる」。

このニュアンスの違い。

「触る」はどこか一方的だ。
「触れる」は優しく奥まで届くような響き。

『セックスと嘘とビデオテープ』では
内容に対してタイトルの響き
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我が道を往く(1944年製作の映画)

3.5

「我が道」が違うだけで、
悪い奴なんてそんなにいないんだよな。
そう思わせてくれる。
そう信じたくなる映画。

古くさい老神父や
不良少年や
家賃の催促に来る大家。
自分とは敵対する立場の人達にも
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.4

草がっ!
最初の草スゴっ!

久しぶりにアニメを見たからなのか、
質感とか光の反射の素晴らしさに感動した!

色んな“光”を見せてくれた。
カーリングのように滑ってしまうほど綺麗に磨かれた床。
金ピカ
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パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011年製作の映画)

3.0

ウソ・ハッタリ・ゴマカシだらけ。
何が本当なのかわからない。
だから海賊たちは本当を探すために躍起になる。

キャプテン・ジャック・スパロウ以外は。

きっとジャックにとっては海だけが本当なんだ。
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フランケンウィニー(2012年製作の映画)

3.5

【そこに愛はあるんか】

お金も科学も使い方次第。
そして気持ち次第。
善も悪もない。

科学の力でペットを蘇らせることを可能にした少年ヴィクター。
それをマネてクラスメイト達も次々と動物達を蘇らせる
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.5

ガシャン…!ガシャン…!

まるで巨大ロボのように重さを感じる足取り。
パンチやキックもいかにも重そうだ。
暗闇からぬっと現れ、ゆっくりと近づいてくるのが特徴的な今回のバットマン。
マスクを脱いでも陰
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ブラザー・ベア(2003年製作の映画)

3.2

はるか昔のお話。
成人を迎えると村のシャーマンから
人生の道しるべとなるトーテムを授かる。

長男シトゥカは“導き”
次男デナヒは“賢さ”
末っ子キナイは“愛”

愛なき行動をとったキナイは熊の姿にな
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プレイタイム(1967年製作の映画)

3.4

「タチ・ヴィル」と呼ばれる巨大なセットがパリ郊外に作られ、最終的に撮影期間は丸2年、制作費も現在の額にして1540万ユーロ(1093億円)かかったらしいです。

ヤバすぎる。

結果、タチは破産に追い
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.2

記録と記憶は違う。

もしかしたらそれに気付くために
彼は記憶を失ったのかもしれない。

突如記憶を失う病が流行っている不思議な世界。
治療のための回復プログラムの一環で、彼は経験したことをポラロイド
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.7

運転は好きだ。
でも最新の安全装備は嫌いだ。
車に自分が制御されている気になるから。
ドライブマイカー。そこんとこヨロシク。

削ぎ落とされた先にある「本当」。
じゃあオプションマシマシは“車”じゃあ
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

3.7

宮迫さん以来のその場しのぎっぷり。
そんなハワード(アダム・サンドラー)は超が付くほどのギャンブル狂ですが、牛宮城ではなくNBAのセルティックスに賭ける程度の良識は持ち合わせている様子。

作品の雰囲
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ヒドゥン(1987年製作の映画)

3.2

人に寄生して悪事を働くエイリアン。

奴の好きなものは

車🚗 女💃 ロック🤘 ‼️

多分日本に来たらスウェット着てドンキに行くタイプ。

何か大いなる目的があるとは思えない。
だからこそ、その空っ
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

1.1

我、天に誓う!
もう二度と福田雄一監督の映画は観ないことを!
ー新解釈・桃園の誓いー

俳優さんは良い所あったけど、
演出が足を引っ張ってる。

例えば趙雲がタメにタメて言うとこ。
途中でリアクション
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ソフィーの選択(1982年製作の映画)

3.6

遣る瀬無い。

人種差別や戦争、病、そして恋。
被害者である彼女たちの想いを晴らす場所は無い。

あまりに理不尽な仕打ちを受けるソフィーたち。
自分なんかがとても口を挟めるようなものではない。
ただ見
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トレジャー・プラネット(2002年製作の映画)

3.0

普通。
THE 普通。

CGと組み合わせたアクションは悪くないけど、10年以上前の『ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え!』の方が感動したかな。
しかも2002年公開映画を調べてみるとハリー
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父、帰る(2003年製作の映画)

3.8

12年ぶりに帰ってきた父親に兄弟は困惑する。

あらすじはこれだけなのに、妙に惹かれる。

大自然が美しい。
その厳しさも含めて。
いままででいちばん綺麗な緑だと思った。

「父親」とはなんなのか。
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静かなる決闘(1949年製作の映画)

3.5

『ブロークバック・マウンテン』の特典映像で、ある人が「この作品はいずれ社会派映画とは呼ばれなくなるだろう」と言っていた。
私にとってあの映画は、ゲイの生き辛さを描いたからではなく、“こうでなくてはなら
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.7

ゴースト・ドッグは殺し屋だ。
ゴースト・ドッグは伝書鳩を使う。
ゴースト・ドッグは『葉隠』を愛する。
ゴースト・ドッグは武士道を愛する。
でもゴースト・ドッグはレーザー照準器付の消音銃を使う。
ゴース
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ジャコ萬と鉄(1964年製作の映画)

3.2

監督・深作欣二
脚本・黒澤明
出演・高倉健、丹波哲郎

もーこれだけで観るの決めたっ!
「ジャコ萬」と「鉄」ってなに?と思ったらどちらも人の名前だった。

ジャコ萬はかつて九兵衛に船を奪われたうえに樺
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シラノ(2021年製作の映画)

3.0

やっぱりロクサーヌは
何より“言葉”を愛するのだと思う。
だから語らないシラノを愛さなかった。
きっと…いや間違いなく彼の気持ちには気付いていたけど、ロクサーヌは言葉の中にしか愛を見つけることが出来な
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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006年製作の映画)

3.2

一作目ではジャック・スパロウがちょっと浮いた存在だったけど、どんどん周りも染まってきて、エリザベスやウィルにも海賊ソウルが湧き上がってくる。

結果、エリザベスがナチュラルに浮気性に。
私は海賊とは結
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パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007年製作の映画)

3.8

“生きる”とはなんなんだ⁉︎

っていう海賊たちの生き様。
無茶苦茶で楽しい。

その究極の答えのひとつが
生死を賭けた大乱闘の最中で結婚式を挙げること
ってのがサイコー!

愛と自由のどちらもを手に
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台風クラブ(1985年製作の映画)

3.4

“台風”っていう
一個人じゃ動かしようのないデカイものに
何かを変えられてしまうんじゃないか
という期待と不安。

暴風雨のなか、中学生たちは歌って踊って。大人になってしまった教師は大人しく部屋に戻る
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リロ&スティッチ(2002年製作の映画)

3.2

なるほどー。
こういう話だったのかあ。

「夜泣いてるのは家族が恋しいから?
  寂しいから乱暴するんでしょ」

このリロの台詞が
『リロ・アンド・スティッチ』を象徴してる。

リロとスティッチもそう
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ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金(2013年製作の映画)

3.6

彼らは尊敬を求めていた。
彼らは、いや人は尊厳を必要としている。

ヤツらはバカだから、筋肉と金がそのために必要なものだと思っている。
確かに努力しなくっちゃ筋肉は付かないし、お金を稼ぐのも普通は努力
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.3

「ウィリアムズ姉妹」はテニスに詳しくない私でも知ってました。
見るからに強そーで、すげー人達なんだよねってくらいの知識ですけどネ。

そう。
テニスのことを知りもしない癖に、
なんとなく凄いと思ってい
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his(2020年製作の映画)

3.4

「実はおれ、双子なんだよね。」

高一からの友人が、高三の秋に突然そんなことを言った。
まあ確かにちょっとビックリした。
厳密に言えば、双子どうこうより「何で今⁉」︎が勝ってるけども。

双子が存在す
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インフィニット 無限の記憶(2021年製作の映画)

3.3

前世の記憶を持ち何度も輪廻転生する人間たち。
通称インフィニット。

エヴァン(マーク・ウォールバーグ)は前世の記憶によって刀鍛冶が出来る。それから剣術の達人でもある。
それから、えーと。えーと。
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

3.7

おもしろーーーい!

『ノーカントリー』が好きならコレも好きなはず。

6つの章から成り立つ西部劇のオムニバス映画。

1本目の【バスターのバラード】はカウボーイの陽気なドンパチ。死にっぷりが笑える。
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