655321さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.3

この映画に「永遠に忘れない知識」を植え付ける装置が出てくる。

永遠に忘れない知識ってなんだろ?

「永遠」とは上書き不可能なものだと私は考える。
だから新たな事実を発見しても
①これはAである
②こ
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ぼくを探しに(2013年製作の映画)

3.5

孤独な日々を送るポール。
彼はマダムプルーストの淹れるハーブティーを飲むことで失われた幼い頃の記憶を取り戻して——


実はどういう見方をするか決め打ちして観た。

甥が大きくなったら
「お前の母親の
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.9

めっっっちゃ面白かった。
めっっっちゃジェームズ・ワンだった。
あんまごちゃごちゃ言うのヤメた!

最上級B級映画!
『アクアマン』の経験がこんなとこに活かされてて笑う。
そんじょそこらのアクション映
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姿三四郎(1943年製作の映画)

3.1

下駄で時間経過を表したり…
ススキ畑の中でもみ合いになって、出てきたら形勢逆転している…とか。

こういう“省略”が天才的。
この時代に生まれてたとしたら
自分には絶対こんな発想出てこない。

一方で
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樹海村(2021年製作の映画)

2.8

【誰にもわかってもらえない、
 そういう奴らの想いはどこへいくと思う?】

優しい映画だとは思えなかった。
良い意味で厭な映画だとは思えなかった。


引きこもりの妹。
親友の恋人を好きな姉。
彼氏の
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ブラッド・シンプル(1984年製作の映画)

3.8

デビュー作からめちゃくちゃコーエン兄弟節。

『ファーゴ』や『バーバー』のように、
そんなつもりじゃなかったのに
転げ落ちるように状況が悪化してゆく。

皆が皆、現況を誤解したまま…。

どういう意味
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ポカホンタス(1995年製作の映画)

3.1

めっっっちゃ惜しい!個人的に。

いま製作順に観てるからこそ
この作品のチャレンジ精神はよくわかる。
『美女と野獣』『アラジン』『ライオン・キング』ときて今作『ポカホンタス』

ちょっと大人っぽい、現
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.7

【エターナルズがおったらもうそこは地球や!】

でっけえ話だった…。
クワバタオハラもかないまへん。
エターナルズは彼女らがそのまま地球の美しさであり文明であり愚かさであり素晴らしさであり…
彼女たち
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ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛(2008年製作の映画)

3.1

小さい頃はパン屋さんになりたかった。
理由はレジのお姉さんが目にも留まらぬスピードでパンを包んでいるのがカッコよかったから。

小学校の行事で、〇〇屋さんになって粘土で商品を作り、その時だけ使える通貨
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戦慄の絆(1988年製作の映画)

3.5

良い意味で思った方向に進んでいかない。

産婦人科医である一卵性双生児の兄弟のもとに
有名女優のクレアが訪れる。
内向的な弟が彼女に好意を寄せた所から、
兄弟の均衡が崩れてゆく———

というあらすじ
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美女と野獣(1991年製作の映画)

3.7

ビーストが王子様に変身して、
ベルは怪訝な顔をする。
ベルは王子様の鮮やかなブルーの瞳を
じっと見つめて
そのなかにビーストを見つける。

この描写がたまらなく好き。
寝起きだとブサイクすぎて認識して
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シン・シティ 復讐の女神(2014年製作の映画)

3.0

悪くないけど前作が面白すぎた💦

もっと妙ちくりんな世界観を見たかった。
前作のベニチオ・デル・トロなんて
顔面妙ちくりん世界観だったからね。
意味わかんないけど。

今作で印象深いのはエヴァ・グリー
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MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

3.7

なんだか凄いものを観た。
台詞なんて無くたっていい映画だった。
実際、説明台詞はほぼ無かったように思う。
ホントは私に言語化なんて出来ないし、
文字だけでは勿体ない。
ぜひ劇場で感じて欲しい。

規律
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(2007年製作の映画)

3.2

何をおいてもドランのことを語りたい。

グザヴィエ・ドランのデビュー作。
14分の短編。U-NEXTで観られます。

まだ15歳!
やっぱり幼くて、表情も肉体も未完成なカンジ。
リバー・フェニックスや
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ハンニバル・ライジング(2007年製作の映画)

2.7

私は油ギットギトのチャーハンが大好物。
きっとこれは幼い頃に由来する。
当時、出前のチャーハンが大好きだった。
このチャーハンは食べたあとの器にアブラの湖ができる。

いつもは決して食べられない、
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アリスの恋(1974年製作の映画)

3.7

ギザギザした『ペーパームーン』みたい。
なんとなくそう思った。

アリスのこと好きだ。

クソガキ息子のサエないジョークを
延々と聞かされて
もうヤダぁ!と半泣きになるとこ
吹き出しちゃったよ。

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アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

3.6

ボンクラどもに寄り添う映画。

【辛いのがジブンだけだと思うなよ!】

いつも何も考えてなさそうな役ばかりのオーウェン・ウィルソンの台詞だからこそグッとくる。

言うは易し行うは難し監督はウェス氏。
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ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(2005年製作の映画)

3.2

よーく覚えている。
この映画は『フライトプラン』と同時期に上映していた。
あの日、映画館に来た私達はどちらを観ようか決めかねていた。
私は断然『フライトプラン』派!
ファンタジーが苦手なのもあったけど
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

2.8

ずうっと真っ直ぐな回り道なのかもなあ。
人生って。

拾われて車で走ったり、バイクが故障したり…
そんなこともありながら。

個人的には悲しい映画には感じない。
人生はこんなもんさとも思わない。
どち
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ファーストフード・ネイション(2006年製作の映画)

3.5

自社のハンバーガーのパテを解析すると
牛糞の成分が検出された。
実態を知るために
田舎町の工場へ調査に向かう———。

という始まりから『スーパーサイズ・ミー2』のような杜撰な管理体制への切り込みかと
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ビアンカの大冒険/ゴールデン・イーグルを救え!(1990年製作の映画)

3.0

ここにきてまた1段階アニメーションの進化。
ヌルっヌル動く!
冒頭のオーストラリアの大自然を駆け巡る
カメラワークから引き込まれる。

技術の進歩に伴ってなのかな?
動物がより動物っぽく描かれてた。
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シン・シティ(2005年製作の映画)

3.6

カッッッコイイイィィ‼️

映像も❗️キャラクターも❗️

ハードボイルドな街 シン・シティで起こる
いくつかのハードボイルドな事件を
ハードボイルドな男たちが
ハードボイルドな美女たちを
助けるため
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サンドラの週末(2014年製作の映画)

3.5

過去を最低限しか描かない構成が巧い。

たぶん私も含め多くの人が
「状況・関係による」と思うから。

ボーナスカットされても生活出来る収入・状況でかつ好意を持っている同僚であるなら多くの人がサンドラの
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.4

【✨アイドル映画✨】

岡田くん格好良いよぅ。
もう所作の全てが格好良い。
バラガキ時代のシーンでさ…
山の急な斜面なんだから持ってる木刀を杖代わりに使えばいいのに、わざわざ担いだまま登り降りする。
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.8

“想像力の支払う代償は恐怖だ”
人間にとって最大の味方であり最悪の敵を
レクター博士はよ〜く知ってる。
その稀有な才能を(もって)
文字通り生かすも殺すも貴方次第ってね。
これを殺すサイドの人が言うか
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マチェーテ・キルズ(2013年製作の映画)

3.0

未来予知が出来るメル・ギブソンも
マチェーテの行動は読めないらしい。
なぜならマチェーテは何も考えてないから。
…でもそれ言ったすぐ後に、
わりと頭脳的な作戦でヤラれててウケた。
まーそりゃ簡単に未来
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30年後の同窓会(2017年製作の映画)

3.8

僕達はみな“落とし所”を探している。

例えば国だったり、会社だったり。
時には思想や神の存在でさえも。
全ての世界に対して個人はあまりに無力だ。
この虚無を抱えたまま
生きていくのはあまりに辛い。
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さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

3.6

小学生の頃、全く怒らない先生を
「良い人」「良い先生」とする
周囲の評判を聞く度に不思議だった。
私は何に対しても怒らない人間は
何に対しても本気じゃないだけだ
と考えていたし、
とても尊敬する気には
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ROOM237(2012年製作の映画)

3.0

くそう。笑った。

これに出てくる信者と一緒で、私にとってもキューブリックは映画沼に引きずり込んだ張本人だから神様的な存在。

だからこっちも割と真剣に観てたのに、
「ほら、ペーパートレイが
 勃起し
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リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

3.8

妻の職業は保育士。
小さい頃から憧れて専門学校に入って…。
それでもいざ就活の時に迷った職業がもう1つ。
それがディズニーのキャスト。
希望すれば学校の推薦で入れる状況だったらしい。

そんな妻がカラ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.1

悲惨な運命に立ち向かう王子様…
なんてティモシー・シャラメ以外考えられない。
砂嵐で乱れる長髪の癖毛。
その合間に見える、憂いを帯びた瞳。

全ての瞬間が絵画のよう。

反面、エンタメとして面白いかと
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.9

ジャン・ド・カルージュ:マット・デイモン

ジャック・ル・グリ:アダム・ドライバー

マルグリット・ド・カルージュ:ジョディ・カマー
          ・
          ・
         
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

2.9

グザヴィエ・ドラン監督作品って
悪意をふんだんに塗した言葉がよく出てくる。
売り言葉に買い言葉で相手も投げ返してくる。
そしてまるで雪だるまのように
行き来する度に悪意は膨れ上がってゆく。

正直、私
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MEMORIES(1995年製作の映画)

3.5

『彼女の想いで』
面白い。3つの短編の中でコレが1番好きかも。
ストーリーが斬新なワケじゃないけど、
演出・ディティールのこだわりが好き。
宇宙服の中で吐いちゃうとキツそうだな、とか。
免許証を見せて
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サウナのあるところ(2010年製作の映画)

3.0

サウナって
汗と一緒に毒素が出ているような感覚。
本当はサウナに行って
心身ともにさっぱりしたいのだけど
このご時世でなかなか行けないので
ドキュメンタリーでひとっ風呂浴びました。

ほとんどおっさん
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リターン・オブ・ザ・キラー・トマト(1988年製作の映画)

1.5

「リターン」って銘打っといて
全然殺人トマトが出てこない。
かえってくる かえってくるって
あんなに歌ってたのに…
なんなの?アディーレ法律事務所なの?
いやアディーレはCMが多いだけでお金は返ってく
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