ぱんでみっく太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

インセプション(2010年製作の映画)

4.5

ザ・セルとはまた違った形で潜在意識を描いた作品。
アクション要素は強めで、火薬多め、CGを使ったトリックやキャラクターの属性が盛り盛りなので画面を見ていて飽きない。
難解とは言われているけれど、SFや
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

『映画』というものが、連なった『画』が川のように流れて生まれるものであるということをとても意識させるつくりをしている。ワンカットワンカットの背景、ライティング、衣装の細やかな部分までもがまるで油彩画の>>続きを読む

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

1.1

人の箱庭に点数をつけるのはどうかと思ったが、映画として売り出したからには点数をつけるべきだと判断した。
PVとしてはめちゃくちゃ凄く良い作品⇔映画作品としてはややストーリーが迷走気味
えんとつ町の人々
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メメント(2000年製作の映画)

3.9

数学の証明問題を思い出した。
はじめに提示されているものは答えであり、問いでもある。

難解といわれているが、ギミックがわかりやすく描かれているのでシーンを2つほど見れば映画の見方は分かるだろう。そこ
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デス・レース2000年(1975年製作の映画)

2.9

3点をこえたらフォロワーが見てしまう可能性があるので、出せるギリギリの点数をば。
アスファルトタイヤを切りつけながらチープなスリルに身を任せすぎるレトロフューチャーデスカーレース。
いい意味で悪夢じみ
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

1.9

本当のバケモノはこれを作った制作サイドだよ!!!!!!!!

貞子と伽倻子を使った超魔界プロレス映像です。やはり暴力……!!暴力は全てを解決する……!!
貞子の髪の毛を伸ばすという申し訳程度の個性派攻
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.4

4Dで見たい!!!!4Dで見せてくれ〜〜!!!!!!!何故4Dじゃないんだ!!!!!(古来より伝わる由緒正しいタイプの壁ドン)

オシャレ好きな魔女たちの華やかで魅力的な衣装と『本来の姿』の生々しいデ
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シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!(2018年製作の映画)

4.3

ウキウキで劇場から出てきて、気づけば3駅分ほど歩いていた。実に愉快な気分である。

ポエティックでリズミカルな台詞のやりとり、鮮やかな色彩、作り込まれた登場人物達のシルエット。どれを取っても上質で心地
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仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディングPartIII 仮面ライダーゲンムVSレーザー(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これの感想を、考えて考えて煮詰まりました。
書くまでに2年以上かかっています。

朝一番の新宿の劇場でこれを見終えた時、情緒がめちゃくちゃになり早足で劇場を出てスターバックスに引きこもりました。
実に
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メランコリア(2011年製作の映画)

3.5

長すぎて一生忘れられない映画になった。と思ったが今時間を見たら135分……!?体感時間5時間くらいだったが!?!?!?

映像とBGMの親和性が高く、じわじわと不安定な気持ちになってしまった。決してホ
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.1

ざっくり言うとエンターテイナーな(後の)イケおじが「「「色々と」」」頑張る映画です。(後の)イケおじの様々な表情が楽しめます(主に苦悶の表情)。

あえてグレイテスト・ショーマンと同じ言葉でレビューし
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.4

今劇場出て来たところなのだが、とりあえず今の気持ちを点数化しておいておいておく。詳しい感想は後で書く。 仕掛けが良すぎてまだドキドキしている。 先が見えない事への緊張感と先が見えることの絶望と希望のバ>>続きを読む

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

最終的に事件は解決します(特大ネタバレ)

ルパパト、
戦闘中のカメラワーク、今回特に臨場感があってめちゃくちゃスカッとしました。

メカに!!!翼が!!!生えるんですけど!!!!カッコよすぎませんか
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ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー(2019年製作の映画)

3.7

見る抗うつ剤として服用しています。

赤だけでも4人いるんです。
ごっつええ感じじゃねーんだぞ!!?!?

ストーリーのスピード感が秀逸で、間延びしたりダレたりした感覚はありませんでした。終始アッパー
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アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ(2016年製作の映画)

3.1

クソ映画です(ネタバレ)

トマトもそうだが、ドーナツが凶暴化して人間を襲うって時点でマトモじゃないので、何が起こっても許されるタイプの作品。
ぱっと見で死ぬ人間もハッキリしており、分からないのは死
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.0

テレビ放映で見た時に「傍にポケモンのぬいぐるみを用意してみた方がいい」というアドバイスをもらい、何もなかったので終始座布団を抱いて視聴した。こうかはいまひとつのようだ……

ポケモンがいる世界に生きる
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人魚姫(2016年製作の映画)

4.1

アンデルセンが見たら泡になって世界中の海を汚染するレベルの「キマった」人魚姫。

登場人物全員のブレーキがブっ倒れているので瞬く間に話が進んで行く。体力があるときに見るのがベスト。
満面の笑みのタコ兄
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

メッッッチャ上手い人が作った味噌汁みたいな映画だった。基本に忠実に作られていながら、隠し味や一工夫によって普段のものとは全く違うものが生まれている。そんな感じ。
下調べをせずに見たけれどかなり面白いも
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

もう一度みに行きたい。絶対音感を持つ人とみに行きたい。

ホラー映画ということで二の足を踏んでいる人向けにまとめると
【グロさ】
・手術シーンが苦手な人とかは絶対無理。ドラマ・ハンニバルが観れるならば
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カクレンボ(2005年製作の映画)

4.0

実際にこの作品を視聴したのはかなり昔である。

しかしながらこの強烈な世界観は何年経っても忘れられない。今もなお夢に出てくる。めちゃくちゃこわい。

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.5

トマト投げ祭りの使い方が100点満点中1000点(謎計算)。

何でもかんでも許して受け入れて理解すれば愛してるっていえる?

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

コショウのきいたポップコーンみたいな映画。軽い食感とピリピリ刺激。後ひく味わい。

「大人しくて優しい人でしたよ」
などと言われる人ほど皮肉なことに簡単に一線を越えてしまう。人としてのプライドがある
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仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション(2019年製作の映画)

3.3

わーい!冬映画の季節がやってきたぞ〜〜! よーしよし今年は……

常盤ソウゴは普通の高校生なんだよ……それを、それを……くそーーー!!!!!!よくも!!よくも!!!!絶対許さんからな!!!!(初手地獄
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

いつまでも「アレ」であり続けようとしたひとの悪夢のような冒険譚。

色々話題になっているので観ました。沢尻エリカ演じる「りりこ」が薬によって壊れたというよりかは、「りりこ」という絶対的な偶像を永遠のも
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10番街の殺人(1971年製作の映画)

3.9

淡々と事が起きるが退屈な感じはなくジワジワと引き込まれる魅力がある。
実際に起きた事件だというのが一番のびっくりポイント。

ザ・セル(2000年製作の映画)

3.7

SF(すごくふしぎ)の国のアリス。

現実パートの適度なサスペンスと適度なサイエンス、そして精神世界パートでの盛り盛りのアート感。ちょうどいいさじ加減だった。

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.6

我々はある程度のストーリーを知って映画を見ているワケだが、登場人物たちは全くワケもわからないまま恐怖と混乱と快楽に突き落とされ、よくわからないまま狂い、気がついた時にはどうにもならないところにいたこと>>続きを読む

ジェミニマン(2019年製作の映画)

2.3

ある日突然、あなたに??人ものクローンができたらどうしますか?
それも……とびっきりかわいくて とびっきり素直で 
とびっきり愛らしくて とびっきりの淋しがりや。
しかも、そのうえ……暗殺者として育て
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.7

わあ〜〜!殺人シチュエーションの宝石箱やぁ〜〜!!!!!

人が死ぬたびに笑けてくると話題の今作ですが、その通りです。
時を変え、場所を変え、獲物を変えて行われるアクションの数々にジョナサンもボロボロ
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エスケイプ・フロム・トゥモロー(2013年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

むかし家族でディズニーランドへ行った際に、一本の電話がかかってきた。相手は携帯電話会社で、今月の利用額が10万を超えたって言われたんだ……。当時収入がそんなになかった私は、マジでこの映画の主人公みたい>>続きを読む

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(2019年製作の映画)

3.7

観る麻薬。
頭で理解するものではなく、心で感じる作品。
マジで何してるのかさっぱりわかんねえ……わかんねえよ……。とにかく勢いで押せ!押せ!押せ!押せ!押せ!!!!!って感じ。気付いた時には泣いていた
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ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

天国って多分あんな感じなんだろうな.……🕺🕺🕺🕺

ジェリーは(医者から処方されているお薬によって)人には聞こえない声を聞くことのできる青年。彼が片思いの相手・フィオナをウッカリ殺してしまったところか
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

メリー!!!!!バッド!!!!エンド!!!!

一部のオタクが大好きな報われないオチの映画です。
ストーリーもさる事ながらクリーチャーや空間のデザインが素晴らしく、美術館にいるようで何度見ても飽きませ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

2.9

排水溝から出てくるのは違うピエロだぞ!!!

どうやら集中して観ていたらしくあっという間に映画が終わってしまった。もう少し観たいと感じてしまった。

どこまでが現実なのだろうか。もしかすると頭からケツ
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ダウト-嘘つきオトコは誰?-(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ストーカーじゃなかったら今頃ふたりは永遠のお別れしていた、という稀有なハナシ。

恋はスリル、ショック、サスペンスと言うけれど本作はスリル、ショック、ショック、ショック、ショック、ショック、サスペンス
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シン・ジョーズ(2016年製作の映画)

3.2

マトモじゃねえ!!!!!

サメ映画において現象の説明などエッセンスに過ぎぬ。納得出来なくて当然だぜ!!! みたいな100%勢いだけで走り出してしまった暴走サメ特急。
今作の酷い(褒め言葉)ところは関
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