パーコーメンさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

あなたへ(2012年製作の映画)

3.5

高倉健の遺作となった映画。亡き妻の散骨の為、日本を旅するストーリー。ストレートで無理ムラの無いキャスティング。高倉健が頑張って料理する哀愁深さ。たけしさんのキャラクターも中々良かった。

ヒトコワ -ほんとに怖いのは人間-(2012年製作の映画)

3.0

短編ホラー4本詰め合わせの1時間映画。1本目はまあ怖いけど、栄えある内容は特に見当たらず4本目のオチはちょっと狙い過ぎて寒い。
親の顔が見てみたいは良い設定。
ありっちゃありだけど、何とも微妙です。

ロケットマン(2019年製作の映画)

4.5

主演のタロン・エガートンの歌唱力は凄い。
エルトン・ジョンがハートの眼鏡をかける理由には涙が出る。もともと知ってるエルトン・ジョンの知識は間違いでは無いがそれ以上に大変だったのか。天才的スターなのに親
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.4

前作ほどの奇抜さや斬新さは無いしだいぶSF。ただスパイ映画というよりギャグ要素が今回特に強く、それがかえって良かった。
どこか爪が甘いエグジーやキングスマンたちの見せる場面はカッコよく戦闘シーンも毎度
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.7

今までのスパイ映画を踏襲しつつ現代的に見やすく作られた良作。
スパイ道具もそこまで手が込んでない分分かりやすく、沢山の音楽と血飛沫、スピーディな戦闘シーンで常に盛り上がってる演出。スパイオーディション
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星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

3.8

アフリカの王子が花嫁探しでニューヨークのクイーンズへ行く単純なストーリー。
エディ・マーフィやセミ役の人がさまざまなキャラで登場するのも面白い。
身分の違いやその当時の国の格差部分が時折現れるが映画自
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.8

長い刑期を終え人生をやり直そうと奮闘する三上さんの話。
ヤクザ気質が邪魔をして普通に生きることが難しい前半から就職まで決めてここからって所でのナチュラルな罠。その罠を逃げるという方法で解決してしまう、
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.3

幽霊屋敷で拾った本に書かれる物語が現実のものとなって若者たちにふりかかるホラームービー。
ゴーストものというよりクリーチャーもの、雰囲気は良いがそこまで怖くはない。
王道的なストーリー、あんなんで良い
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何者(2016年製作の映画)

3.4

時折見え隠れするホラーな展開が終盤に溢れ返るのは中々良かった。今までのシーンを段々と舞台の様にして繰り広げる演出も好き。
就活生それぞれの浅はかだったり妬みや余裕の無さ、SNSでしか吐けない本音が交差
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0

出会いから結末に至るまでを日常的に細かく丁寧に描かれたラブストーリー。基本的には出会いも喧嘩も何もかもが凄く普通な話なのだがストーリー構成、演出、見易さに長けている。
大学時代からフリーター、就職と自
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

4.2

インターネットのメールのやり取りで知り合った2人のラブコメストーリー。お互いを知らずにいがみ合いながらすれ違う2人と随所に入る名曲の数々、ミレニアム前の住みたくなる街ニューヨーク、明るくて素敵な世界観>>続きを読む

シグナル100(2020年製作の映画)

1.6

集団事後催眠をかけられ100ある内の一つの行動を取ると自殺してしまう高3クラスメイトのサバイバルグロサイコホラー。
自殺してしまう行動は日常的なものから特殊なものまでバリエーションのバランスは良かった
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

4.4

バカみたいな導入口から地味な建設を楽しく学べ、まるで社会科見学のようなわくわくする夢のあるファンタジー映画。掘削をお菓子に例えるのかえって分かりづらいって笑。
マジンガーZのオープニングにツッコミまく
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仮面病棟(2020年製作の映画)

3.5

見易いミステリー映画。仮面をキーワードにホントの顔が暴かれてくストーリー展開も良い。犯人の供述も中々良い、ただ思った通りに進むので途中から結果が見えちゃってる。ひねりかもっとダークな展開が欲しかった。>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

4.0

不幸の連続を味わった主人公が絵に描いたようなシンデレラストーリーを送るはずなのにサイコな方向へ最悪な家族へなってしまう話。
過去を重ねたりストレスが爆発したりで落ちるとこまで落ちてしまったが引き返せる
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

5.0

ヤクザを題材にした家族の映画。
物語の導入口1999年、繁栄そして勃発の2005年、様々な家族の形と終わりの2019年による3つの年で構成されてるが中々に見易い。
前半は単なるヤクザ映画だが、時代の流
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ぼくらの7日間戦争(2019年製作の映画)

3.5

僕らの7日間戦争のアニメ映画化作品。
時代背景が変わったことにより戦う相手が大人意外にもSNSの誹謗中傷だったりとメンタル面での内部分裂。
廃工場から炭鉱になったり子供の年齢が高校生になったりと細かな
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

2.4

東日本大震災を背景に福島第1原発の一連の事実を元にした映画。
現場と日本政府との温度差や、とにかく時間がない事にずっとハラハラし苦しくなる。決死隊含め発電所の方々には感謝しかない。
映画の演出として日
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鬼談百景(2015年製作の映画)

3.6

オムニバスホラーの詰め合わせ。ストーリー的には普通だが雰囲気がどれも良い。大きな音楽で怖がらせるわけでは無いので凄くリアリティもある。
赤い女と最初の追い越しがまとまりがあって個人的には好き。
赤い女
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

3.5

低予算、ゾンビ映画。ゾンビ化したビーバーが若い男女を襲うお決まりの展開。ゾンビーバーはぬいぐるみのような可愛さに対し鳴き声がうるさく動きはいかにもなチープ。ゾンビーバーにやられた人間がゾンビ化ならぬゾ>>続きを読む

一度死んでみた(2020年製作の映画)

4.4

すずちゃん、可愛いDEATH!
歌がとにかく回る、水平リーベも含め。
ストーリー自体はよくあるコメディで親子愛。チョイ役がとにかく多い、まさかの出演ばかり。
キャラクターもちゃんと作られているので愛着
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.3

寅さんの回想録的、お祭り的映画。これ以上もこれ以下もない。
何でこのキャスティング?て思うこともあるが、とりあえず皆んなが楽しそうにしてるのが凄く良かった。
時折現れる寅さんは何とも言えないが元気なゴ
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.4

ストーリーは二転三転としどんどん引き込まれる。
何を書いてもネタバレになるから何も書けないがカバンに3桁の暗証番号のキーロックは杜撰だろ笑。まあそれだけにしか見てなかったし見られてなかったのだろう。
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フォーリング 少女たちのめざめ(2014年製作の映画)

2.9

女子校で1人の少女が妊娠、そして失神し死亡するミステリー。
校風が厳しいから引き起こす集団ヒステリーみたいなもので物語自体の解決はまあまあ。
不穏な空気が常に流れ観る人を選ぶ作品。
主演の2人は有名ど
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ティーンスピリット(2018年製作の映画)

3.3

主人公が愛用するiPodから流れる楽曲センスは抜群。ストーリーも簡単で非常に観やすかった。ただそれ以上のものはなくひねりが途中から欲しくなった。終始ちょっと暗いし。
エル・ファニングの歌唱は確かに特訓
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

4.7

シティハンター数十年ぶりの新作アニメ映画。
時代に合わせ新宿駅の掲示板は電子化、敵がドローンと進化してるが相変わらずのモッコリやハンマーと昔から観ているあの頃のシティハンターと何ら変わりない。トンボが
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メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

4.8

素直に面白い。ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの絶妙な掛け合わせが良い。
またバグがマンハッタンへやって来るシーンと二人が捜査するシーンとの時系列も見易くのめり込める。
宇宙人もデザインバラン
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こぼれる(2011年製作の映画)

4.0

約30分のショートムービー。結婚4周年を祝うため夫婦共通の友人と3人で食事会をするのだが。
久々に友人と会い、それまでの時間を埋めるようなストーリーはラスト5分でガラリと展開は変わる。単純なだけに鳥肌
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ビバリーヒルズ・コップ3(1994年製作の映画)

2.4

今まで以上に楽曲が様々だったりカメオ出演があったりと娯楽性は上がった。
ただ1、2のような軽快さは無く、後半の遊園地を舞台とした戦いは間延びが凄い。
アクセルもいつもの言葉巧みな話芸やユーモラスも無く
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センター・オブ・ジ・アース(2008年製作の映画)

3.3

全編3Dで王道的な内容だが引っかかることなく観れる。
メインメンバーは3人しかいないし、強大な敵が出るわけでも無いので見応えはなくやや退屈になる時がある。
全体的に明るい作品なので気持ちは良い。

(2017年製作の映画)

4.0

田舎の理髪店の高校時代の元彼にうなじの産毛を剃ってもらうだけの話。
久々ならではの2人のぎこちない会話や前髪についてのエピソード、30分弱で余計な会話もなく、オチも明るさがあってまとまっていた。自然な
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Candy.zip(2017年製作の映画)

4.6

約4分のショートアニメムービー。パソコンの資料ファイルが飴でその出来栄えが飴の美味しさに比例する。見た目だけでは分からないがアリさんたちが舐めると不味がる。この独特の表現・観点は見里監督ならでは。
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あたしだけをみて(2016年製作の映画)

4.5

マンネリ化したカップルのショートアニメムービー。ストーリーの緩急も良く、モルモットに見立てたスマホに指をかじられる場面は考えるとそういうことか、と納得のいく表現で面白い。
セリフがあえてハッキリした言
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新選組オブ・ザ・デッド(2015年製作の映画)

1.3

新撰組とゾンビを掛け合わせた映画。
演者の音声が数コンマ遅れてるような変な聞こえ方に、常に真っ暗な画面。映像だけでこんなにストレス感じるものはありません。
主役の日村さんも一瞬で死ぬしストーリー自体も
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ビバリーヒルズ・コップ2(1987年製作の映画)

4.7

前作以上にアクションやテンポがアップ。派手さも増した。
アクセル、ビリー、タガートとの仲の良さも上がり会話劇も気持ち良い。アクセルに影響されたビリーがややランボーにも影響されてるのが面白い。
敵陣も派
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ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

4.3

エディ・マーフィ主演のコメディポリスムービー。デトロイトのアクセル刑事がビバリーヒルズを舞台に日頃のズカズカした操作で活躍するのだが一つ一つが面白い。パトカーのマフラーにバナナを突っ込んだりとか。
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