MiYAさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

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迷い婚 すべての迷える女性たちへ(2005年製作の映画)

3.3

映画「卒業」のモデルとなった男女のその後を描くという趣向は面白いです。

逃げ出した花嫁の娘が本作の主人公(ジェニファー・アニストン)で、自分の父親は、母が駆け落ちした男ではないのかと疑い、その男(ケ
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カリスマ(1999年製作の映画)

2.8

毒素を撒く木を巡って住民たちが抗争をしている。研究したい人も、周りの自然を守りたい人も、それぞれに言い分がある。主人公の役所広司はその聞き

「人と自然の共生」というテーマは極めて平凡。他にも様々な寓
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.4

そうか、「ベッカムに恋して」の監督なんですね。あの映画すごく好きなんですが、イギリス社会で差別や困難に負けず夢を追うアジアン・コミュニティの若者を描くという点では全く同じテーマです。

ブルース・スプ
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荒野にて(2017年製作の映画)

3.0

心に傷を負った少年のロードムービー。行く先々で善い人に出会って成長し…というのがこの手の話の定型のはずですが、主人公が心を閉ざし過ぎているせいか、ほろ苦い展開が続いて辛いです。

それだけに、心優しい
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ライブリポート(2019年製作の映画)

3.3

誘拐された人質を救い出すタイムリミットスリラー。誘拐犯が自ら姿を現して特攻してくるし、人質の居場所をヒントを教えてくれるしで、ツッコミどころどころ多し。

ユーチューバーが事件に密着して実況するという
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RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(2011年製作の映画)

3.0

1作目に較べると鉄道色は薄いかな。富山ののどかな風景、ローカル線の風情感じるところはあります。

夫の定年を機に自分の行きたい道を進もうとする妻(余貴美子)には素直に共感する反面、仕事一筋で頑固な夫(
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最高の花婿 アンコール(2018年製作の映画)

3.5

1作目は傑作だと思っています。その続編にあたる本作は、ストーリーの焦点がやや曖昧で(特に前半)、ドタバタもパワーダウンしている印象です。

それでも、父親は娘たちの移住を阻止するために芝居を打つ、後半
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パリは燃えているか(1966年製作の映画)

3.5

パリ解放の立役者として最も名高いのはフランス軍のルクレール将軍でしょうが、無名(?)のレジスタンスが活躍したことが本作で描かれます。とりわけルクレールへの伝令役となったガロア少佐が印象深いです。

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千利休 本覺坊遺文(1989年製作の映画)

3.0

茶の湯をテーマにした話は例外なく禅問答的な話になるので苦手です。それだけ茶の湯は奥深いのだろうとは思うだけで、思考が止まってしまいます。

本作では、千利休の高弟であった本覚坊が様々な茶人と問答を交わ
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レディ・ジョーカー(2004年製作の映画)

3.3

原作は当時「このミス」で1位となり大変話題になりました。グリコ森永事件を基にして、よくぞここまで想像を膨らませたものだと感心した記憶があります。

同和問題という重いテーマを絡ませてながら、アウトロー
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

3.3

なんかこれ、期待してたのと違う。パニック映画というより、わりと普通のアクションスリラーなんだよなぁ。

核爆弾を奪って地下で爆発させるために北朝鮮に潜入するという設定は悪くないですし、ハ・ジョンウのヒ
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

3.5

うつ病を正面から扱ったドラマってあまりないので、新鮮でしたし勉強になりました。

とは言え、自分の周りには結構うつ病を患った人がいるし、明日は我が身と思っています。経験した人の話を聞くと、「自分がうつ
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華麗なる週末(1969年製作の映画)

2.8

珍しくスティーヴ・マックイーンが軽妙な三枚目を演じていてなかなか新鮮。彼の恋人の娼婦(シャロン・ファレル)がゴージャスな美人なのも素晴らしい。

それにしても、友人の黒人の迷惑キャラが酷すぎる。勝手に
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シルミド/SILMIDO(2003年製作の映画)

4.0

えぐい。韓国の歴史映画では、政府によって隠蔽されたえぐい史実が描かれることがままありますが、本作はことさらえぐい。

最初は金日成を暗殺するため特殊部隊が北朝鮮に潜入するアクション映画なのかと思いきや
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.2

久々の視聴。貧しい人のために身を粉にし働いてきた主人公。彼が苦境に陥ったときに起きた、ある奇跡。「なさけは人のためあらず」というメッセージは非常に教育的で、優れた映画だと思います。

もっとも、本作が
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ポップスター(2018年製作の映画)

3.3

若くして成功したセレブ歌手の荒廃した生活。アルコールやドラッグ、奔放な男女関係など。最近こんな映画見たな、と思ったら「ジュディ」かな。

まぁ、ありがちな映画かなとは思います。ただ、楽曲を手掛けたのは
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怪盗グルーの月泥棒 3D(2010年製作の映画)

3.3

今更ながら一作目を視聴。ミニオンは可愛いけれど、あくまでも脇キャラなのは先刻承知。となるとこの映画のコアはなんだ? 月を盗むという大胆な犯罪、養護施設の3人の子どもとの交流、ライバルとの対決など、どれ>>続きを読む

スイートガール(2021年製作の映画)

3.5

イザベラ・モナー(って言わないんだな)はやはり可愛いな。でも「じっとしてろ」と言われてるのに「Dad!」と言って2度も現れて、大人の足を引っ張っる迷惑な子どもじゃん、と腹立つなと思って見ていたら、後半>>続きを読む

ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.7

久々の視聴。組織内部のスパイ探しというプロット、個性的なメンバーによるチームプレイ、魅力的な悪役(フィリップ・シーモア・ホフマンはキモくて最高)。スパイ映画の原点に立ち返った内容で、とても好感が持てる>>続きを読む

花とアリス(2004年製作の映画)

3.5

意中の少年に記憶喪失になったと思わせて、元カノ、今カノを一生懸命演じる少女2人。この卓抜なコメディ設定と蒼井優の演技力。この二点だけで圧勝した映画ですね。

それにしても、当時18歳の蒼井優が凄い芝居
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

3.6

これ、面白いな。ホラー映画かと思ったら、サイキックSFだった。

2人の人間の神経を接続するという「スキャナー」という設定が斬新。確かにこれは続編やリメイクを作りたくなりますよね。

そして、やはりビ
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リーサル・ストーム(2020年製作の映画)

3.4

メル・ギブソンが出てるから「リーサル〜」なんて酷い邦題だなぁ。

でもこの邦題は(よく捉えれば)ミスディレクションとして機能しており、始まってみれば、ディザスタームービーではなく緊張感のあるスリラーだ
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セントラル・ステーション(1998年製作の映画)

3.8

少年が父親を探すロードムービー。平凡でなんてことないのですが、とても味わいのある映画でした。

ひょんなことから少年の旅に同行することになった老年の女性。この2人に絆が生まれるのは予想通りなのです。
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.0

落ちぶれた主人公が、過去の不幸な出来事を乗り越えて再起を図る。ありがちな物語ではありますが、その彼の周りで騒々しく付き纏う青年(菅田将暉)の存在がとにかく異色。この人がこんなに悩んで落ち込んでいるのに>>続きを読む

ベートーベン(1992年製作の映画)

3.4

そうか脚本はジョン・ヒューズか。「ホーム・アローン」や「フェリスは〜」に通じる、明るいホームコメディですね。

家族とベートーベンの出会いとふれあいを描く前半から、ある事件に巻き込まれる後半へ。メリハ
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必殺!5 黄金の血(1991年製作の映画)

3.5

劇場版第5作目。悪徳商人と組んで悪巧みする勘定奉行という悪役がわかりやすくてよろしい。

ゲストの大沢樹生や名取裕子がアクションでも見せ場を作っているところが素晴らしい。彼らに加えて、いつもの仲間たち
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海底大戦争(1966年製作の映画)

3.0

原案は福島正美、半魚人等のデザインは成田亨。なかなか惹かれる陣容のSF映画。

千葉真一以外は全て外国人キャスト(もちろん日本語吹替)。なかなか変わった映画です。千葉真一の独壇場になるのかと思いきや、
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.0

この邦題は秀逸。まさに判ってくれない大人たちの話。

まぁこんな親だったら子どもはグレるよな、という感じですが、この子はまだ幼いので、彼も逸脱行動も割と他愛のないもの。とは言え、逮捕されて少年院送りに
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コードネーム:プリンス(2014年製作の映画)

3.0

主役のジェイソン・パトリックといえ「スピード2」の主役を務めさせられた可哀想な俳優。懐かしいなぁ。

とは言え本作の見どころは主役の彼ではなく、ラスボス役が珍しいブルース・ウィリスであり、予想外に美味
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

みんなが大好きな「サマーウォーズ」が戻ってきた感じがありますね。素朴な高校生の学園生活と未来的の仮想空間とのギャップが面白いし、仮想空間にいる謎の竜の正体探しなど、それなりに飽きず見ること出来ました。>>続きを読む

ひまわりと子犬の7日間(2013年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

本作の結末までの輪郭を表面的に辿れば「殺処分の直前に職員が引き取りました」と言う「なんやそれ?」な話です。

物語展開がスローで、かったるいのも事実。ただそこはポジティブに捉え、人間と犬が信頼関係を築
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.5

久々の視聴。やや評価の難しい映画です。中盤までは非常に物足りないのです。プロットは直線的で、あっと驚くような展開がない。マスクを多用したギミックがウソっぽくて好きじゃないし、ヒロインや敵役も含めて、キ>>続きを読む

エース・ベンチュラ(1994年製作の映画)

3.3

ジム・キャリー初主演映画。若いな。彼の顔芸、話芸はインパクト大。スローモーション芸とか凄いですわ。ま、下品ですが。

下品でナンセンスなコメディですが、わりとミステリーとしての骨格がしっかりしているの
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必殺!ブラウン館の怪物たち(1985年製作の映画)

3.0

これが問題作の2作目かー。

よく言えば、予測不能な展開が続くスリリングなストーリー。クライマックスの異人館襲撃のシーンも、よく言えば、アイデアの宝庫。でも、この設定いる?この演出いる?それ思いついて
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ザ・ダイバー(2000年製作の映画)

3.3

デニーロ版「フルメタル・ジャケット」!? これはなかなか強烈。

もっとも、猛特訓を受けたダイバーが人命救助に命を投げ出す、みたいな「海猿」のようなアクションドラマを期待すると、肩透かしを食います。
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網走番外地 決斗零下30度(1967年製作の映画)

2.8

シリーズ8作目。北海道炭鉱にやってきた流れ者健さんが地元の抗争に巻き込まれる。西部劇又は用心棒的な平凡な話型です。

このシリーズ、当たり外れがあるのですが、ただ鬼寅(嵐寛寿郎)が出てくるシーンだけを
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