MiYAさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.0

前作の「プリンセス編」がイマイチだったので、このシリーズも潮時か?と思いきや、見事に盛り返しましたね!

3人の仲間がライバルとして腕を競い合うという「なるほど、今までとは違うぞ」と思わせるイントロダ
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母べえ(2007年製作の映画)

3.3

互いを「○べえ」と呼ぶ家族って何だ? これはユーモアと言えるのか? なんかそこの違和感が最後まで抜けず、この家族の物語に今一つ感情移入できなかったですね。

とは言え、戦時下における市民の生活の苦しさ
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時雨の記(1998年製作の映画)

2.5

最初から最後まで気持ち悪い映画だったなぁ。

妻子持ちなのにストーカーのように付き纏う渡哲也がまず気持ち悪い。そんな男に吉永小百合ものぼせ上がってしまうのだから気持ち悪い。吉永小百合は「芯の強い女性」
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淵に立つ(2016年製作の映画)

3.4

「悪気のある男」によって破壊された家庭が、徐々に平穏を取り戻すかに思えたところ、「悪気のない男」の出現によって、再び破壊される。

この夫婦が被害者然として振る舞えればまだしも、二人とも後ろ暗い秘密を
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ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

3.6

怪獣に関する科学的な分析と考察を重ねて、自衛隊が作戦を立案する。これ、シン・ゴジラじゃん!

その分析作業の中心となるのが、一介の学芸員(水野美紀)とNTTの社員(吹越満)というところが面白いなぁ。
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トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

3.5

なかなか感想を書きにくい、独特の世界観の映画ですね。

思いを寄せる女性が昏睡状態になった男2人の友情。奇妙な設定です。昏睡状態の恋人に献身的に尽くす男たちの愛の物語かと思いきや、物語は悪趣味な方向に
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ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.5

今は亡きエリザベス女王の若かりし日のエピソード。「ローマの休日」の元ネタという説は眉唾で、作り物感が強いストーリーにはやや違和感を覚えます。

とは言え、彼女が進取の気性とユーモアを持った女王になるの
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網走番外地 吹雪の斗争(1967年製作の映画)

3.3

マンネリ打破のために鬼寅(嵐寛寿郎)らの常連キャストを一掃。不安感しかなかったのですが、そこそこは楽しめました。

冒頭に脱獄シーンがあるのが珍しいのですが、これがまんま「モンテクリスト伯」のパクリだ
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網走番外地 悪への挑戦(1967年製作の映画)

3.5

シリーズ第9作。舞台は九州。刑務所シーンもなく「網走感」が全くなし。まぁそんなこともあります。

流れ者の健さんが義憤に駆られて斬り込みに、というお馴染み話型ですが、犯罪に巻き込まれる不良青年たちを守
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網走番外地 大雪原の対決(1966年製作の映画)

3.3

シリーズ第7作。序盤の刑務所のシーンが妙に長い。でも大した伏線になっていないのがなんとも。

例によって登場する鬼寅。正体がバレバレなところがご愛嬌ですね。そんな鬼寅らが助勢して、雪中での撃ち合いとな
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GOEMON(2008年製作の映画)

2.8

最初は、作り込まれたCG映像に「おお!」と思うのですが、そのうちチープな作りが見えてきて(だいたい「300」のパクリっぽい)、次第に心が冷えていきました。ストーリーも荒唐無稽でまともな神経では見れませ>>続きを読む

網走番外地 荒野の対決(1966年製作の映画)

3.6

シリーズ第5作。お、これはなかなか熱い!

牧場を乗っ取ろうとする悪党と戦うという、西部劇オマージュが色濃い作品。わかりやすいストーリーですが、本作の特徴は、高倉健が一人で戦うのではなく、個性的な仲間
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

フランス映画「エール!」を忠実にリメイクしていて(違うのは父親の職業くらいか)、同じ映画を2回見たような感覚で、客観的な感想を書くことは難しいです。

とは言え、障害をもつ家族に献身的に過ごしてきた娘
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浮草(1959年製作の映画)

3.5

旅芸人一座の悲喜交々の生活はそれなりに面白く見ることができました。客入りが芳しくなく、劇場からのギャラも少なく、ついに解散を余儀なくされるの切ない。

とは言え、本作は一座の親方(中村鴈治郎)があまり
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リトル・ブッダ(1993年製作の映画)

2.5

チベット僧が突然やって来て「あなたの息子はブッダの生まれ変わりだ」って言われたら普通ビックリするよなぁ。でもなぜか両親はそれを受け入れて、少年はネパールへ。かなりの謎展開。

並行してブッダの誕生から
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.8

久々の視聴。「邪悪な大人を子どもがやっつける」という、まさにジョン・ヒューズ印の映画ですね。

実は、家に泥棒が入ってくるのが映画が始まって1時間以上経ってから。マコーレー・カルキン君が泥棒と戦うシー
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秋日和(1960年製作の映画)

4.0

「彼岸花」と同じキャストやセットを使っていて、二部作のような雰囲気ですが、内容はこちらが圧倒的に面白いです。

他人の母娘(原節子と司葉子)の嫁ぎ先を見つけようとお節介の限りを尽くすおっさん三人組(佐
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彼岸花(1958年製作の映画)

3.4

娘の結婚相手を勝手に決める父親(佐分利信)に対し、娘(有馬稲子はお美しいなぁ)は「自分の幸せは自分で探す」と断固として対立する。

小津安二郎の映画で、結婚をめぐって父と娘の心がすれ違い描く作品はいく
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トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

3.7

久々の視聴。おもちゃたちが無事に持ち主のもとに戻れるか、というストーリーパターンは1作目とほぼ同じ。新しいキャラクター(ジェシー)が登場したり、バズとザークによるスターウォーズのパロディなど、それなり>>続きを読む

網走番外地 望郷篇(1965年製作の映画)

3.0

今年も始まりました、BS12年末恒例の高倉健スペシャル。昨年は「昭和残侠伝」でしたが、今年は「網走番外地」!

シリーズ3作目。でもこれは自分の知っている「網走番外地」じゃないぞ。

もちろん田中邦衛
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.8

「鬼滅の刃」はアニメを最初の方をちょっと齧っただけ。「日本歴代興収第1位を塗り替えた作品とはどんなものか?」と割と冷めた感じで見始めましたが、どハマりするほどではないにしても、確かに凄いな、と。しかも>>続きを読む

リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年製作の映画)

4.2

ミュージカル映画としては確実に5本の指に入るフェイバリット作品です。

ノリよし、歌唱よし、アレンジよし。アラン・メンケンによる楽曲のクオリティがとにかく素晴らしすぎる。冒頭の2曲で心をわしづかみにさ
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.8

原作は大昔に読了。SFのオールタイムベストであり、大好きな作品。アクロバティックなタイムトラベルSFでありながら、ラブストーリーでもあり復讐譚でもあるという見事な名作です。映像化は初めてというのは意外>>続きを読む

もっともあぶない刑事(1989年製作の映画)

3.8

シリーズ第3作。すっごい久々に見たいんですけど、結構覚えているシーンが多くてびっくりです。

銀星会と最終対決を迎えるシリーズ総決算にあたる作品ですが、それに相応しく、ユーモラス&スタイリッシュな「あ
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

4.0

久々の視聴。さすがにCGは相当古臭いですが、改めてストーリーやキャラクターが良くできているな、と。

前半は、自分が宇宙飛行士だと思い込んでいるバズとウッディたちとのチグハグなやりとりで笑わせてくれま
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ブロンクス物語/愛につつまれた街(1993年製作の映画)

3.4

チャズ・バルミンテリといえば「ユージュアル・サスペクツ」の捜査官役が有名。彼の自伝ドラマなのですが、こんなバックグラウンドを持った人だったとは。多感な少年時代に起こった様々な出来事が、彼の人生を大きく>>続きを読む

サラの鍵(2010年製作の映画)

3.8

「ソフィーの選択」に比する衝撃作かと。

舞台はナチス占領下のパリ。フランス警察のより13,000人ものユダヤ人検挙され、収容所に送られたという「ヴェルディブ事件」。これはあまりにも酷い…。

ホロー
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正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官(2009年製作の映画)

3.6

サスペンスっぽい作りにはなってますが、アメリカの市民権を得ようとする移民たちの群像劇ですね。なかなか興味深いドラマでした。

強盗をした韓国系の少年に、クリフ・カーティス演じる捜査官が「誇りを持って宣
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.3

ドゥニ・ヴィルヌーヴといえば「メッセージ」も「ブレラン」も良かったので、本作にも大いに期待したのですが、なかなか微妙な出来ですね…。

デヴィッド・リンチ版はかなり前に見て「難しい話だなぁ」と思った記
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GOAL! ゴール!(2005年製作の映画)

3.0

ワールドカップ開催中だから放映したのかな。FIFA公認映画ってなんだい? 

貧しい移民青年がサッカー選手としてのサクセスを掴む。実に分かりやすい。差別を受けたり、親が死んだりと、それなりの困難はあり
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60歳のラブレター(2009年製作の映画)

3.4

自分の将来像がこの映画のどこかにありそうで、気持ちがザワザワしました。特に、中村雅俊と原田美枝子の熟年離婚夫婦の話は、他人事とも思えず、ホント嫌ですね。中村雅俊は最悪の夫であり、映画は彼にとって非常に>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.3

屈託を抱える少年が、年上のスケボー仲から色々悪いことを教えてもらったりして、精一杯背伸びをした、一足早い青春を経験する。

まぁそれだけの内容でしたね。このタイトルから、90年代カルチャーがもっとふん
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妻への家路(2014年製作の映画)

3.3

4,500本目のレビューです。

記憶喪失になった妻と、彼女の記憶を呼び戻そうとする必死になる夫。地味な映画です。

個人的にはチャン・イーモウというと「HERO」のようなスペクタクル映画の印象が強い
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ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

3.5

異人種結婚が法律で禁止されていた州が戦後まであったことに驚き。

「異人種結婚認めることがヴァージニア州にどんな脅威があるというのか」

これは同性婚の議論にも言えること。幸せになる人が増えるだけで、
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.6

ホテルがテロリストに占拠される。舞台設定だけを見れば「ダイハード」そのもの。でも本作は実話なのですね。驚き。

とにかく、無差別に撃ちまくるテロリストたちが恐ろしく、ヒリヒリすりような緊迫感が半端じゃ
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.5

「キングスマン」シリーズの前日譚。シリーズに強い思い入れはないのですが、史実の隙間でホラ話を展開するという伝奇志向は好みです。

第一次世界大戦でアメリカを参戦させるためにイギリスが陰謀を巡らすという
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