MiYAさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ブリトニー対スピアーズ -後見人裁判の行方-(2021年製作の映画)

3.5

成年後見人の父親により13年にもわたって人権を制約され、金を搾取されていたとは酷い話です。そもそも父親が成年後見人になるというのも変な話で、制度自体にも問題がありそう。

それにしても驚くのは、彼女の
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

アントマンって「エンドゲーム」で決定的な大仕事をしたのが全てじゃん!と思うですが、続編まだ作るのか。

量子世界に入り込んだら、なぜかそこで内戦が起きている。いまさら「スターウォーズ」のパクリと思える
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.8

久々の視聴。改めて見るとよく出来ています。

まず、元MI6のエージェントであるシルヴァ(ハビエル・バルテム)が、自分を裏切ったM(ジュディ・デンチ)に対して復讐をするという設定が上手い。悪の帝王が世
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ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

3.5

ちょっと笑えて、ちょっと心が温まる。非常に見やすい映画です。

元受刑者、引きこもりなどの社会の落ちこぼれがバラ栽培に励むというギャップが面白い。いままで誰にも受け入れられず、誰にも褒められなかった不
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.3

そりゃマイケル・ジョーダンがナイキと契約してエア・ジョーダンが生まれたのは誰でも知ってる話。結末を知っているドラマをどこまで面白く見せるか、なかなか高いハードルです。

残念ながら、さして劇的でもなく
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いのちスケッチ(2019年製作の映画)

3.0

漫画家の夢をあきらめて動物園で働き始めた主人公。麻酔を使わずに採血するという動物園の試み。この2つがこの映画の根幹なのですが、そんな劇的なことが起きるわけでもなありません。ドラマとして悪くはないのです>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

そもそも「トップガン」はそんなに好きでもなく、この続編も半信半疑でしたが、すみません。なめてました。傑作でした。

「トップガン」は恋愛とか挫折といったチープな青春映画の要素が強かったですが、本作は、
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

3.3

悩みを抱えた人たちが素晴らしい自然や食べ物に触れて、心の傷を癒す。よくある定型的なドラマなんです。3つのエピソードはどれもまずまず。悪い人が全くいないので気分は良いですが、突き抜けた感動があるわけでは>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

3.3

クラクションを鳴らしたら、あおり運転をやられた。それだけなら「激突!」のパクリ映画ですが、そこは名優ラッセル・クロウ。ただ車で追い回すだけでなく、いかれたやりすぎ行動があっちこっちで起こし、目が離せな>>続きを読む

黒いジャガー(1971年製作の映画)

3.0

60年代から70年代にかけて、公民権運動などの黒人の社会進出に合わせて、様々なブラック・ムービーが作られ、その代表作が本作だそうです。とりわけテーマソングが有名とのこと。

たしかに黒人探偵のハードボ
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パワー・ゲーム(2013年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ライバルのIT会社への潜入を命じられた主人公が、機密を盗み出そうとする。産業スパイの話ですね。キャストはなかなか豪華だし、飽きず見ることができました。この時期アンバー・ハードはほんと美人だなぁ。

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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.5

男子高校生2人が延々と中身のない会話をしてるだけ。それだけでも面白い。秀才とヤンキーというキャラの組み合わせ、池松壮亮と菅田将暉の演技力とで見せていくわけです。尺が短いこともあり飽きない。最後のエピソ>>続きを読む

レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳(2010年製作の映画)

3.5

「怒りの鉄拳」の続編「的」作品という意味は分かりませんが、ドニー・イェンのアクションやファッションにはブルース・リーへのオマージュが溢れており、遊ぶ心満載の映画と言えます。

イントロダクションの市街
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.5

御年91歳のクリント・イーストウッド。「運び屋」でのヨボヨボぶりから、もう彼も限界だろうと思ったら、まだ彼の老いらくムービーに続きがあるとは。

車を運転する姿も前作とそっくりだし、大した期待もせずに
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バッフィ/ザ・バンパイア・キラー(1992年製作の映画)

3.3

ドラマ版は知ってましたが、映画があったとは。こっちの方が早かったのかぁ。主演はクリスティン・スワンソン。好きな女優さんです。

学園を舞台にしたバンパイア・ホラーで、ブロンドのチアリーダーが戦うといの
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恋におぼれて(1997年製作の映画)

3.3

カップルを別れさせようと、それぞれの元カレ、元カノが結託し…。って、結末が見え見えだよなぁ。

大した内容のない映画ですが、メグ・ライアンとケリー・プレストンのどちらかを選べる人生って尊い。

そもそ
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.6

「バトル・ロワイヤル」や「パージ」のようなラジカルな近未来SFなのですが、エモーショナルな感動映画にも硬派な社会派映画にも向かわず、淡々とした文学作品のような映画となっている。「私を離さないで」にテイ>>続きを読む

仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

3.7

中村錦之助、田宮二郎、緒形拳ら主演で何度も映画化されていて、今さらか、という感じがなくもありません。そこは藤枝梅安ですから、何度でも楽しめます。

原作は「おんなごろし」と「梅安晦日蕎麦」の2本と思わ
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現代やくざ 与太者仁義(1969年製作の映画)

3.5

前作はヤクザ映画のクリシェが多くてあまり感心しませんでしたが、本作のストーリーには工夫が見られます。

まず、池部良、菅原文太、田村正和のヤクザ3兄弟が渋い(全然似てないけど)。三男の田村正和がヤクザ
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

3.4

松田優作の顔つきがとにかく危ない。これぞ、まさに「飼い慣れされない男」の顔だ。そんな危ない顔をしながらリップ・ヴァン・ウィンクルの話をするところなど、タランティーノ映画のような意味不明さがあって最高。>>続きを読む

現代やくざ 与太者の掟(1969年製作の映画)

3.3

高倉健の任侠映画の現代版といったところか。菅原文太を次代のスターとして売り出すために製作されたそうですが、菅原文太は既に貫禄十分でフレッシュ感はなし!

おまけに若山富三郎、待田京介、安部徹ら、ヤクザ
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北斗の拳(1995年製作の映画)

3.0

マッドマックス+拳法アクション!?

「北斗の拳」はジャンプの連載をリアルタイムで読んでいた世代ですが、面白くなるのはレイが登場してからくらいなんですよね。この映画の原作となっているシンと対決する初期
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(2000年製作の映画)

3.5

福田和子と聞いてワクワクするのは昭和生まれのおっさんだからしょうがない。彼女をモデルにした映画だから面白くないわけがないですよね

逃亡先で居場所を見つけては、身元がばれそうになって逃亡する。ちょっと
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ルパン三世 風魔一族の陰謀(1987年製作の映画)

3.4

山田康雄らのお馴染みの声優を交代させて製作した問題作と言われているそう。個人的は、古川登志夫のルパンは違和感なく、全然ありだと思いましたが…。

「風魔」と聞くだけでワクワクしてしまう忍者好きの私です
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CURE キュア(1997年製作の映画)

3.5

和製「セブン」という趣ですが、日本映画としては、ここまで尖ったサイコサスペンスは異質で、見応えがありました。

本作の重要なモチーフが催眠術。催眠術を使って殺人教唆を繰り返すサイコパスを萩原聖人が不気
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薄化粧(1985年製作の映画)

3.4

罪を犯した男(緒形拳)の逃避行を描くって「復讐するは我にあり」と同じじゃん、と思いきや、本作の彼はわりと陰影に富んだ複雑なキャラクターで、感情を揺さぶってきます。逃亡を続ける現在の姿と、罪を犯してしま>>続きを読む

2046(2004年製作の映画)

3.3

最初は未来SFかなと思ったら、それはミスディレクションで、「花様年華」続編であり、「2046」とはホテルの部屋番号だっという…。

ウォン・カーワイの映画には苦手意識がありますが、本作はまだ見れた方か
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宮澤賢治 -その愛-(1996年製作の映画)

3.5

宮澤賢治って貧しい生活を送った末に若くして病死したという勝手なイメージを持っていたのですが、そこそこ裕福な商家の生まれだったのは意外でした。

そして彼が仏教への信心と寒冷地の農業に身を捧げていたこと
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ブルーラグーン(1991年製作の映画)

3.3

予想外に楽しめましたよ。前作の続編という位置づけから、無人島サバイバルの要素は後退し、2人の思春期の目覚めと文明とのファーストコンタクトが大きな主題となっています。これ、よくある「無人島もの」とは一線>>続きを読む

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.5

アクション(というか単なる殺し合い)はなかなか壮絶。中盤のワンカットの長回しは「どうやって撮ったんだ?」という縦横無尽のカメラワークが凄かった。クライマックスも、意外な味方が現れたり、謎の美人上司(「>>続きを読む

いつか家族に(2014年製作の映画)

3.3

自分の子どもが他人の子どもだった。どこかで聞いたことにあるような話で、物語の終着点は容易に想像がつきます。

途中で、本当の父親との諍いとか、難病の発症とか、いかにもなイベントが発生しますが、それでも
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つぐみ(1990年製作の映画)

3.4

口が悪くて攻撃的な主人公の性格は、今なら「メンヘラ」と一刀両断されそうですが、なかなか魅力に富んでいます。牧瀬里穂がフレッシュで生き生きとしていますね。

彼女の性格の拗れっぷりは気持ち良いほどなので
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ガメラ対大悪獣ギロン(1969年製作の映画)

3.0

宇宙人に拐われた子どもを助けるために、宇宙とある惑星にまで追っかけてくるガメラ。どこまで子どもの味方なんだ!

宇宙のとある惑星が舞台で、自衛隊などが全く登場せず、ガメラがギロンと戦うだけ。包丁頭のギ
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愛と精霊の家(1993年製作の映画)

3.0

南米のある国を舞台にした大河ドラマで、ひょっとしたらボルヘスのような幻想伝奇小説の線を狙ったのかもしれませんが、意外なくらいに退屈でした。

主人公の男(ジェレミー・アイアンズ)の立身出世を描く大河ド
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赤と黒(1954年製作の映画)

3.0

原作を初めて読んだのは30年くらい前か。当時は結構衝撃を受けたのですが、後年読み直したら余りに退屈で途中放棄したのでした。

古典文学であり、普遍的な部分もあれば、古臭い部分もある。ナポレオンの時代が
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映画プリキュアオールスターズF(2023年製作の映画)

3.8

娘と劇場にて視聴。プリキュア、嫌いじゃないので喜んでお供をさせていただきました。子どもは90分も集中力がもつはずもなく、ミラクルライトで遊んでちょうど良かったです。

悪のプリキュア(?)がヴィランと
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