blacknessfallさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

呪詛(2022年製作の映画)

3.6

評判に釣られて観た。

とにかく上手い。テクニカルpovホラーって感じ。
1つ1つに目新しさはないけど、先達の美味しいところを効果的に拝借してる。結果的に低コストで最大限の恐怖を描き出している。
Po
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CRASS:ゼア・イズ・ノー・オーソリティ・バット・ユアセルフ(2006年製作の映画)

4.0

今から備える必要があるんだよ。
どうせ来週の今頃は選挙結果に打ちのめされてるはずなんで。
手を変え品を変え国民の窮状を救うために税金を使いません、負担を軽減するつもりありません。と発信し続け、ひたすら
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.7

これはけっこう当たりのケイジ映画だった。
ケイジが廃墟になった遊園地🎠🎡🎢でシリアルキラーの魂が宿ったアニマトロニクス🦫🐄🐭達と凄絶な死闘を繰り広げるだけのシンプルなホラーアクション。

スティーブン
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整形水(2020年製作の映画)

3.2

容姿に強い劣等感を持つ女性が何らかの手段で美しさを手に入れあれやこれやあるというよくある映画。
星の数ほど作られてきたわけだからテーマとして人気と普遍性があるんだよな。
自分はこういうテーマ、今はほと
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オールド(2021年製作の映画)

3.6

こう連日暑いとおれのような日光アレルギー持ちもビーチでバカンスしたくなるよ。そういう体質なんで日焼けするとえらいことになるから、UVカットクール速乾性の長袖インナーの上にTシャツを着てるんだけどいくら>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.4

昨今、良作がたくさん世に出てる男社会から抑圧される女性の生きづらさをテーマにした映画。

自分は男である以上その時点で加害者側なわけでこういう話は真摯に耳を傾け作品も積極的に観ていくべきなんだけど、映
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野球狂の詩(1977年製作の映画)

3.2

かなり遅れてしまったけど水島新司先生追悼鑑賞。
鈴木則文監督がズンドコスポ根ギャグにアレンジした『ドカベン』と迷ったけど観たことなかったし水島先生が出演してるのでこっちに。

野球少年だったから水島先
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帝都物語(1988年製作の映画)

3.0

明治末期、帝都東京を平将門の怨霊を召還し壊滅させんと目論む魔人・加藤保憲、それを阻止せんと立ちはだかる陰陽一族土御門家、将門の末裔達の呪術大戦。

伝奇ダークファンタジーは昔から好きなんでオンタイムで
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Untold: 慢心と失墜とアイスホッケー(2021年製作の映画)

4.5

マフィアの幹部ジェームズ・ガランテがマイナーリーグのアイスホッケー🏒チームを創設。代表は最愛の息子AJ・ガランテだ。
息子想いのジェームズは🏒ホッケー大好きAJが試合中の怪我(自ら危険なタックルをかま
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サント VS 吸血鬼女(1962年製作の映画)

2.9

『ザ・バットマン』に多い批判でハイパーリアリズム探偵ノワールの世界で気合い入ったマント&スーツの男がうろちょろしてるのが変てのが多かったけど、おれはそこあまり気にならなかった。多分、先にこの俗に言うサ>>続きを読む

アクアスラッシュ(2019年製作の映画)

2.0

パッケージにあるようにウォータースライダーにソードが仕掛けられて滑ってきたらバサッといくだけの出オチ設定スプラッター。
暑くて脳が溶けそうな日には持ってこいかなと思って観たわけだよ。

こんな設定だか
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シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

3.4

Netflixだけでも良質で興味深いドラマがあって見きれないと悩んでたところで友達から『ザ・ボーイズ』を激推しされたからアマプラ復帰したよ。
二話しか観てないけどおもしろすぎるよ!ヒーローが大企業の商
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ニコラス・ケイジの ウェザーマン(2005年製作の映画)

3.8

"ニコラス・ケイジの"ってタイトルに付いてる作品は実はけっこう多いんだよ。落ち目だと分かっていない人達に言われがちな近年にも付けられている。
ただ、昔と今では意味合いがだいぶ異なってる。最近の"ニコラ
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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.6

"あなたのケイジは、どこから?"
今、これほどどこで入ったかで印象が違う俳優もいなんじゃないかと思うニコラス・ケイジ。
おれの初ケイジはこれです。

当時はリンチの映画ということで観たよ。
周囲の抑圧
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ペギー・スーの結婚(1986年製作の映画)

2.4

女癖の悪い旦那と別居中のペギー・スーは気分展開にと娘に勧められ同窓会に行くことに。夫も同級生だったから、久しぶりに会う同級生達とその話になりなんか気まずくなったり、そして当時は鼻にもかけなかったイケて>>続きを読む

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.9

ガンダム観てるように見えないって付き合い長いの人によく言われるんだよ。全然そんなことないのに、何でなんだろう?ガキの頃にガンプラブームの洗礼受けておもちゃ屋の行列に並んだしZまではしっかり観てるのに。>>続きを読む

ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

2.6

総合格闘技チャンプであるヨンフは熱心なキリスト教徒の父を事故で亡くし信仰心を失っていた。対戦相手の背にキリストのタトゥーを見るや父を救わなかった神への怒りから理性を失い対戦相手をタコ殴りしてまうぐらい>>続きを読む

獄門島(1977年製作の映画)

3.5

角川映画というか角川春樹がすごいと思うのは、ほとんど自分の偏った趣味嗜好で映画を作りヒットさせたことだと思う。
製作時、原作の横溝正史も忘れられてたし、社会派ミステリーが流行っていた時代に本格ミステリ
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ハーレーダビッドソン&マルボロマン(1991年製作の映画)

2.6

これ、ショボくてつまらなかったよなってのを確認したくて再見してしまった。今見ると気づかなかった良さが分かって観て良かったてこともあるし。

風来坊のおっさんバイカー、通称ハーレーダビッソン🏍️が3年ぶ
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

4.0

ネットの荒らしで日々の鬱憤を晴らすクソリプ魔神のゲームプログラマー、マイルズ(ダニエル・ラドクリフ)はスキズムという犯罪者やサイコパスの殺し合い配信する闇サイトにクソリプを送ったことで、サイト主催の組>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.5

NetflixにあったからほぼBGM状態でいい加減に流し見した。もう何回も観てるしね。
プライドの高さから自意識過剰になり他人と心を通わすことができずに孤独の沼にはまりこみ凶行に走るアレな男の病める魂
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.4

1作目から3年後、暴力団と癒着し、あえて悪徳刑事になることで裏社会の均衡を保ち市民の安全に身を捧げて死んだ大上刑事の意志を継いだ日岡が裏社会を調整し呉原市は抗争のない平和な日々が続いていた。
しかし、
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.4

とりあえず、怪獣(禍威獣)とウルトラマンがかっこよく撮れてたからそこは満足。オリジナルへの偏愛も見てとれた。よく現代のレベルでウルトラマンを蘇らせてくれたことに感謝。

しかし、随分な駆け足詰込みだっ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.0

おもしろかったー😁
ライミがマーベルを完全ジャックしてたぜ💨
ライミがライミ性のライミ汁をマーベルにぶっかけライミ・コーティングしちまってた笑
『死霊のはらわた』『スペル』『死霊のはらわた キャプテン
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日本の仁義(1977年製作の映画)

3.0

日本映画専門チャンネル「東映ヤクザ映画傑作選」の1本。東映好きとしては発見したら観ちゃうよ。実録路線が終わってたからのヤクザ映画は全然観てないからありがたい。

関西の二大組織、神宮会と千田組の抗争を
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ホステル3(2011年製作の映画)

3.3

ホステルに3があったの知らなかったよ。
ホステルはイーライ・ロスがブレイクする切っ掛けになった作品。ロスのセンスのいいゴア演出が鮮烈だよな、1作目も2作目も。生首でサッカーする子供達やチンコ引きちぎり
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.4

バンドマンで大学院生の剱はバンド活動の行き詰まりからどんより落ちて鬱屈していた。ダウナーの極みにある剱を心配した友人から元気が出るから観ろと松浦亜弥のDVDを渡される。
アイドルに全く興味のなかった剱
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トラスト・ノー・ワン:消えた巨額仮想通貨を追え!(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

カナダ最大の仮想通貨取引所、クアドリガCXのジェリー・コッテンCEOがインド訪問中客死する。顧客の資産2億5000万ドル引き出すパスワードはジェリー・コッテンしか知らなかった。資産を引き出せない状態に>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

"大した考察も思慮もないくせに全てを分かってる気でいるオタクが現代社会の歪みや家族の機能不全についてペラい持論を得意気に開陳してるのを目にしてしまった時の寒々しさと腹立たしさと痛々しさに似た不愉快さが>>続きを読む

ホワイト・ホット アバクロンビー&フィッチの盛衰(2022年製作の映画)

3.6

アバクロンビー&フィッチは流行っていたのでファッションに疎い自分も知っていた。
ただのラフなアメカジなのに高いよなと思ってたもんです。

日本以上にアメリカで若者を中心に大人気だったのがこれを見るとわ
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スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.4

マ・ドンソクが変なおかっぱ頭でダサいヘアバンド巻いてるから普通に観たくなるよな。

この変なヘアスタイルのマ・ドンソクはとある田舎町の定食屋のコック。しかし、その正体はその剛腕と残酷性で悪名を轟かせた
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

4.3

ニューヨークの小さいが伝統ある教会の牧師トラーは信者のメアリーから相談を受ける。
旦那のマイケルからお腹の子を中絶してほしいと言われてる、中絶の意思を変えるよう説得してほしいと。マイケルはこの絶望的な
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ダイナマイトどんどん(1978年製作の映画)

3.8

野球映画は数多あるけど、やくざが野球チーム作って他の組と試合するなんて本作だけだろうな笑

昭和25年の小倉、日々抗争が激化するやくざ達に業を煮やしたGHQは、安全で民主的にやくざ組織を改編することに
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沈黙のステルス(2007年製作の映画)

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おそらく、藤谷文子さんの次に衝撃を受け嘆き悲しんでるのはおれだよ。
誕生祝いの席でのセガールのロシアのウクライナ侵略支持表明。
ショック過ぎて言葉が出なかった😢

多分、おれぐらいなんだよ。『沈黙の要
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スリー・フロム・ヘル(2019年製作の映画)

3.8

『マーダー・ライド・ショー』から続くシリアルキラー・ファミリー、ファイヤフライ家物語の3作目。

前作『デビルズ・リジェクト』のラストで機動隊にハチの巣にされて絶命したと思われた3人は奇跡的に一命を取
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

バットマン🦇特に好きではないから、毎回映画館に行ってるわけではない。
でも、これは絶対映画館で観ようと決めていた。

リドラーがゴッサム・シティの有力者を連続で殺害しメッセージをなぞなぞで残すというあ
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