blacknessfallさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ソウ(2004年製作の映画)

3.5

『ソウ』はマジでエポックなんだよ。90年代のサイコサスペンス・ブームでメインストリームから追われたゴア・スプラッターに焦点を絞った映画を復活させた。
これとイーライ・ロスの『ホステル』がトーチャー・ポ
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フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年製作の映画)

3.6

20年ぶりぐらいの再鑑賞

大ダコとフランケンシュタイン怪獣の戦いに巻き込まれる漁船
生き残った乗組員のフランケンシュタインの怪獣目撃談を信じない海上保安庁。
そんなものいるか!と恫喝しつつ、フランケ
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白い暴動(2019年製作の映画)

3.9

てっきりロック・アゲインスト・レイシズム・フェスのライヴ映像が中心のドキュメンタリーだと思ってたけど、ロック・アゲインスト・レイシズム運動の成り立ちからフェスまでの道程を画いたやつだったんだね。

7
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.5

おれの知ってるメアリー・スチュアートとかなり違った。

知ってると言っても澁澤龍彦の本が全てなんだけど、メアリーはイングランド王の正統な血筋にプライドを持っている半面、情熱家であり自由奔放な恋愛観を持
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スーパーティーチャー 熱血格闘(2018年製作の映画)

3.4

ケイジ、セガールほどではないけど無視をすることは許されないドニーさんの映画。

『スーパーティーチャー 熱血格闘』“全員、俺についてこい!!”と、やたらとアッパーで熱々なタイトルや惹句だけどそんな感じ
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ジョーズ キング・オブ・モンスターズ/ナイトメア・シャーク(2018年製作の映画)

2.9

タイトルがゴジラから取ってるから期待したんだけど原題がナイトメア・シャーク🦈なんだよ。
今回は夢の中でサメ🦈が襲ってくるんだよ笑
もう陸海空、宇宙まで進出してるサメ🦈だから残すはインナー・ワールドだー
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.5

テッド・バンディはシリアルキラー界のスター中のスターなんだけど意外と映像化作品が少ない。
シリアルキラーにはマニアがそこそこいて、その人達は必ず観るから安手の映画が作られたりするけど、バンディはネタが
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空気人形(2009年製作の映画)

3.5

ある日、ラブドールに心が宿り自我に目覚めた彼女は町を彷徨い人々と交流していく、その過程で"心"とは何なのか?生命とは何か?生きる意味は?と言った哲学的なテーマが浮上してくる寓話的な映画。

心を持った
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少林拳対武当拳(1980年製作の映画)

3.6

映画の歴史と言うのは実はチンコ切断の歴史とも言える側面があるのは厳然たる事実であるわけで、『人喰い族』『沖縄やくざ戦争』『ホステル2』と映画好きならとっさに2つや3つ思い浮かぶ。そんな数あるファンタス>>続きを読む

日本沈没(1973年製作の映画)

3.6

日本SF小説のゴッド小松左京の原作の映画化、ディザスター映画の大作。
スケールの大きい話をうまく映画のフォーマットに落とし込んだと思う。東宝が総力上げて撮ったのがよく分かる。しかし、東宝と言えば特撮な
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.5

おもしろかった😃
前作はいっぱい怪獣が出てきた喧嘩祭で派手だったけど今回はコングだけだしキングキドラみたいな光線系の飛び道具もない瞬発力とパワーだけのやつ🦍だからどこまでゴジラとやりあえるのか心配だっ
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.6

バクラウはブラジル山間部の寒村、少ない住民達は長閑に仲良く暮らしてる。しかし長老カルメリータが亡くなると次々に不審な出来事が。
アダムスキー型UFO🛸と見紛うドローンが飛び回る。農場の馬達🐎が脱走して
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ナチュラル・ボーン・キラーズ ディレクターズカット版(1994年製作の映画)

4.5

皆さんはあれだよね、己の映画愛から溢れる思いや滾った感情を頼まれてもいないのにFilmarksに記さずにはおれない普通からオーバードライブした映画好きなわけじゃないですか?
だから絶対あるはずだよね、
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ドラゴンロード(1982年製作の映画)

3.5

1982年のジャッキー・チェンが監督・主演したやつ。
もう顔は整形後なので初期の後期になるのか?

ジャッキーは田舎の名家のどら息子、同じくこれまた名家のどら息子とは親友。勉強や武芸を親の目を盗んでエ
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空とぶギロチン(1975年製作の映画)

3.3

中国、清王朝の時代。時の皇帝の命により“空とぶギロチン”が作られる。遠距離から気づかれず人を殺せるこの武器に皇帝は「こりゃ、邪魔者の暗殺に持ってこいじゃん😂」とご満悦。

空とぶギロチンの使い手を養成
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.5

デ・ニーロ、パチーノ、ジョー・ペシをCG処理で若返らせてギャングの一代記をスコセッシが撮ったやつ。

スコセッシでこのメンツでギャング映画、何回目だよって感じだけど、このメンツでギャング映画のマスター
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ブラザー(2017年製作の映画)

3.4

ケイジ、セガールに並び無視は許されないマ・ドンソク映画。

マ・ドンソク演じるソクボンは塾講師しながらトレジャーハンティングを生き甲斐にする夢追い人。お宝ゲットを目指して金もないのに高額な探知機を買い
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TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.6

数年振りに再鑑賞

ラップも原作も理解できないからと園子温仕様に徹したのが正解だった気がする。
評価も興行成績も良かった時期だからできたセリフの7割近くをラップにするという先鋭的な手法もこの映画を唯一
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十九歳の地図(1979年製作の映画)

3.4

『ゴッド・スピード・ユー! black emperor』は日本の暴走族の黎明期を記録したとても貴重なドキュメンタリーで内容もおもしろかった。その監督がこのドキュメンタリーに出てた少年(本間優二)を主演>>続きを読む

ティングラー/背すじに潜む恐怖(1959年製作の映画)

3.0

名前だけは昔から知ってる監督だけど作品を観るのは初めて。
ウィリアム・キャッスルを知ったのはジョン・ウォーターズ監督のエッセイで、キャッスルの映画はどれも客を驚かせるギミックの用意があって映画館でスリ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

「難しい数式や物理学なぞ社会に出てから役に立つことなんかない。知らなくても生きていける。」と言うのは確かにそうだと思う。自分はことさらその手のものを軽視してたわけじゃないけど頭がそういうことに向いてな>>続きを読む

ダークサイド(2018年製作の映画)

2.7

今やほっとくとセガール以上に増え続け追い付けなくなるケイジ映画潰し。

ケイジは事故で娘を亡くし傷心する夫婦の旦那。
ケイジ夫婦は心の傷を癒すため心機一転とばかりにモーテルを買取り経営することに。
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尻怪獣アスラ(2004年製作の映画)

3.5

コロナのせいで今はBSや配信で映画観てるけど、TSUTAYAもGEOのレンタル店舗好きなんだよ。
ワゴンセールで得体の知れない映画やドマイナーなホラーとか買うのが特に好きで、そういうとこに落ちてるのは
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沈黙の逆襲(2009年製作の映画)

2.8

セガール潰し。

2009年のセガール、かなりデブってる。

ロスの刑事のセガールは相棒と悪党のアジトに踏み込み銃撃戦になり悪党を皆殺し、現場に残った大金をこっそり山分けしようと持ちかける相棒の誘いを
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少林拳対五遁忍術(1982年製作の映画)

4.0

少林寺と忍者が戦うなんて聞いただけでもワクワクするよな😃しかもチャン・チェが監督だよ!
チャン・チェ監督はカンフーてか中国の監督で1番好きな人で未見のこれがNetflixにあったので鑑賞。

チャン・
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.6

12才のコールはイケてない系男子。両親が留守の時に来る、明るくセクシーで優しいベビーシッターのビーに憧れと仄かな恋心を抱いてる。

しかし、ビーはバキバキのオカルト魔術信者。コールの家で仲間達と悪魔に
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.8

この討論会を本にしたやつ以前読んだんだよ。
その時は、どっちも鼻持ちならないし、言ってることが観念的すぎてよく分からねえな。て思った。

それを映像で観てどうだったかと言うと、まあ、言ってる内容は同じ
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新・少林寺三十六房(1984年製作の映画)

3.6

シリーズ3作目。クレジットは1番目になってるけど主役はリューチャーフィーじゃない。
でも、1作目のサンダが偉い坊さんになったサンダ住持として出てくる。なので完全ではないけど『続・少林寺三十六人房』より
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モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル(1975年製作の映画)

3.0

モンティ・パイソンはブラックジョーク、ハイブローなギャグに鋭い風刺、分かりやすいベタなオチを廃した脱構築な展開とキング・オブ・インテリジェンス・ユーモア集団なんで、これが笑えないとけっこう恥ずかしいよ>>続きを読む

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.7

ザック・スナイダーの復活作、そしてゾンビ映画となれば観るよな、当然。

思えばザック・スナイダーは『ゾンビ』のリメイク『ドーン・オブ・ザ・デッド』で注目されたわけだし、本人のコメントとかチェックしてな
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NEXT -ネクスト-(2007年製作の映画)

3.5

ケイジ映画も記録しておかないと見たのか見てないのか分からないくなるよな、セガールほどじゃないけど似たような映画多いし。

今作のケイジは2分先の未来が見える男。その能力を隠しつつ能力使いマジシャンで日
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

3.7

ヘビ🐍の次はタコ🐙だよ。と言ってもこれは『怪奇!吸血人間スネーク』みたいなズンドコホラーではなく心に沁みるドキュメンタリーだけど。

主人公はドキュメンタリー作家のおじさん、色々あって人生に疲れて鬱状
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怪奇!吸血人間スネーク(1972年製作の映画)

3.6

なんかニシキヘビが逃げてるらしいね🐍けっこう長い期間逃亡してると聞いて、この映画を思い出したので再鑑賞🐍💨

「人類は究極の生物であるヘビ🐍と合体して進化し生命として完璧になるべきだ!」という妄想に取
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沈黙の陰謀(1998年製作の映画)

3.4

セガール潰し。記録しておかないと何観たか分からなくなるからな。

今回のセガールはかつてCIAに勤めていた免疫学者、と言ってもいつもの佇まいだからそれらしくはまったく見えない笑
退職して今は牧場と診療
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続・少林寺三十六房(1980年製作の映画)

3.5

続編だけど話に直接繋がりはない。監督と主演スタッフが同じ。

続編に有りがちな話のスケールがググッとダウンするやつだった。
前作は清朝の支配に抵抗する学徒のリューチャーフィーが少林寺拳の達人になり家族
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少林寺三十六房(1977年製作の映画)

3.8

10年ぶりぐらいの再鑑賞。

清朝全盛に明の復活目指す抵抗運動に関わったためにその地を治める将軍に家族と私塾の仲間を殺された学徒のサンダが少林寺拳法を修行し宿敵を倒す。

この映画で一番語られるのが少
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