グラムロック愛に溢れた作品。若い頃グラムロックにハマっていた新聞記者が、自分の過去とともにグラムロックとは一体何だったのかを辿るというストーリー。
分かり易すぎるくらい分かりやすくデビッド・ボウイやイ>>続きを読む
The Stone Roses再結成のドキュメンタリー。地元マンチェスターはもちろんのこと、世界中でadoredされているバンドだということがわかる。スタジオで演奏するのシーンが何とも良くて、改めて名>>続きを読む
クリスマスということで、久しぶりに観た。観たことない人は来年のクリスマスに観てください。いつ、何度観ても、素晴らしき哉。
戦争のある日常には、悲しみの中にも、ごく普通の笑いや恋があって、たとえ絶望しようとも、人は日常を生き続けなければならないということをこの作品は教えてくれる。主人公のすずが大声をあげて泣くシーンは本当に>>続きを読む
クリント・イーストウッドは一貫して、過去や運命に打ち克つ人間の強さを信じている。この映画は他の作品に比べても非常に端的に表現されていると思う。今回は、27年間も獄中にいながら大統領になったネルソン・マ>>続きを読む
悲しいほど凡人の主人公が、被り物をしたイカれた天才・フランクの才能に憧れる物語。こういう構図ってわりとよくあって、例えばジェームズ・ブラウンの半生を描いた「ジェームズ・ブラウン 最高の魂を持つ男」でも>>続きを読む
映画を観ず、原作を読んで終わりにすればよかった。頑張ってセンスよく作ろうと努力していることはわかった。虐殺シーンの始まりの方はドキドキして良かったけど、その後は特にこれといった深みもなくちょっとうんざ>>続きを読む
中国資本ファンドによる日本の大企業買収をめぐる争いが話の主題。シャープの例を見るまでもなく、外国資本による経営の立て直しなんてのは現実にままある話ではある。あるのだけど、主人公の鷲巣を筆頭に、今回その>>続きを読む
じんわり、とくる青春映画。冴えない主人公、ロックの名曲(スミス!)、マリファナ、憧れの女の子、ゲイ、体育会系のやつら、好きでもない女の子に好かれる、などなど、アメリカ青春映画の王道を行く要素がたくさん>>続きを読む
ヴィム・ヴェンダース製作総指揮ということでずっと見たかったのに見れていなかった映画。が、Netflixにあった。
主人公の2人がとても可愛くて、友達役や悪役?までみんないい感じに可愛い。なんてことはな>>続きを読む
コーマック・マッカーシーのディストピア小説(ピューリッツァー賞受賞)を映画化。核戦争か何かのせいで荒廃した世界を、父と子が暴徒から逃れながらサヴァイヴしていく物語。
男が惚れる男、ヴィゴ・モーテンセン>>続きを読む
新海作品はどれもそうなんだけどやっぱり絵が、映像がすごく綺麗で、タルコフスキー作品と同じでそれだけで映画として価値がある。ストーリーについてはご都合主義だとかの批判はあると思うけど、ただのラブコメだけ>>続きを読む
ホロコーストにおけるユダヤ人の労務部隊、ゾンダーコマンドのサウルが主人公。POV的手法で常に主人公の顔にピントが合ったカメラワークなので、臨場感がものすごく、まるで自分が収容所のあの凄惨極まりない場所>>続きを読む
ギャングの成り上がりと破滅を描いた映画にロバート・デ・ニーロが出ると大抵名作になる。
実話を基に、と言うか実話をほとんどそのまま映画にしたとのこと。大した理由もなく人を殺したり、仲間を裏切ったり、ギャ>>続きを読む
ウォシャウスキー兄弟はいつの間にかウォシャウスキー姉弟となり、今はウォシャウスキー姉妹だそうだ。
この映画は筋がいまいちわかりにくいくせに展開はベタで、正直全然面白くない。良かったところは、映像が綺麗>>続きを読む
リーマンショックを描いた映画って意外とあまりなかった気がするけど、これはあの世界経済を混乱させた「事件」をスタイリッシュかつコミカルに、そして経済や金融のことがよくわからない人でもそれなりに楽しめるよ>>続きを読む
エヴァを作らずにこれを作ったことについて多少、良心の呵責があったのだろうか。エヴァファンに媚びたな、と思った。まぁそれはそれとして、このシンゴジラはまさにゴジラファンが作ったゴジラ、とりわけ初期ゴジラ>>続きを読む
夏なので、珍しくホラーを見る。最初の方は、これからどう話が進んでいくのだろうとワクワクしたのに、段々拍子抜けしてくる。最後の方は真相などもうどうでもよくなってくる。原作小説はたぶんそれなりに面白いのだ>>続きを読む
ヨーロッパか旧ソ連だかのどこか架空の国で、クーデターによる政権崩壊後、前独裁者のおじいさんとその孫が民衆から逃げ惑う映画。もっとコメディ要素が強い映画だと思っていたのに、暗い。意外と暗い。メッセージ性>>続きを読む
ハーレクイン小説を読んだ気分だ。満たされぬ生活を送る主婦の願望が詰まっている。主人公のアナ(処女)はこれといった理由もなくイケメンかつ度を越した金持ちに気に入られ、しかしその彼は暗い過去と普通ではない>>続きを読む
クドカンらしく、テンポがよい。音楽は向井秀徳。小ネタが効いていて、ロック好きはより楽しめると思う。話の展開は落語っぽい。篠山紀信。
画の美しさや、センスに溢れた構図、さらに今回は画面比までも効果として使っておりドラン監督らしさに溢れている。センスのいいゲイの監督というところで彼はまるでガス・ヴァン・サントのようです。
人の愛や繋が>>続きを読む
人生に疲れた時、希望を与えてくれる映画というのは数あるが、この映画もそのうちの一つ。老練かつパワフルなミュージシャンたちの、魂の演奏。彼らを助け、大きなリスペクトのこもった目で暖かく見つめるライ・クー>>続きを読む
これはドキュメンタリーなのか?アニメなのに?ちょっと混乱するが、やはりドキュメンタリーなのだろう。そして最後にわかるが、アニメーションでやることの意味が強い。敢えて戦争のテーマをこういう形にして、「カ>>続きを読む
黒澤明監督の重厚な社会派作品。主人公たちが俺たちはあの戦争の荒野からのし上がってきたんだと言うところに時代性や、この年代の人々の力強さを感じる。しかしテーマは普遍的で、色褪せない。本当の黒幕は出てくる>>続きを読む
原作ファンだけど、この映画もよくできていた。むしろ、小説では僕の想像や知識が足りなかったところを補ってくれた。原作にはなかったエピローグもよかった。マッド・デイモンは安心して見れる。