Ricolaさんの映画レビュー・感想・評価 - 36ページ目

Ricola

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右側に気をつけろ(1987年製作の映画)

3.6

断片的な映像が繋がったりフラッシュバックみたいな映像が、なんだか夢の中みたいで不思議な感覚に陥った。

詩のようなフレーズがとても印象的。

冗長に感じるシーンも多かったが、好きなシーンも多かった。
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三人の妻への手紙(1949年製作の映画)

3.4

3人の妻の元に、突然アディという女性から手紙が届く。
その内容は、「今夜あなたたちの夫の誰かと駆け落ちします。」というものだった…。そして彼女達はそれぞれ相手が自分の夫ではないかと心配し始める。
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見えざる敵(1912年製作の映画)

3.6

リリアン&ドロシー・ギッシュ姉妹の初出演作品。
2人ともとっても可愛い!

助けを求めてもなかなか来なかったり、敵の攻撃がヒートアップするのが、映画の物語性の発展の初期なのだろうか。

ドリーの冒険(1908年製作の映画)

3.2

起承転結がちゃんとある。

登場人物たちと観ている側に認識の齟齬が生じるのが画期的だったらしい。

恋愛準決勝戦/ロイヤルウェディング(1951年製作の映画)

3.5

原題の"Royal Wedding"の通り、1947年のエリザベス王女のご成婚を受けて作られた映画だという。

アステアとジェーン・パウエルがショービジネスを営む兄妹役。

アステアのポールみたいなも
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キャベツ畑の妖精(1900年製作の映画)

3.0

ファンタジーだけど、よく観たらダークな要素もあり笑

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.5

ゴミ収集の仕事をするニカンデル(マッティ・ペロンパー)は同僚の死をきっかけに、独立を試みるがなかなかうまくいかない。ある日彼はいつも行くスーパーのレジ係のイロナ(カティ・オウティネン)をデートに誘うが>>続きを読む

俺らのペンギン・ブーツ(1992年製作の映画)

3.5

たったの五分間で人生を観た。

シュールな統一された世界観には相変わらず目が離せない。

リスボン物語(1995年製作の映画)

3.6

録音技師のフィリップ(リュデイガー・フォグラー)は、親友の映画監督のフリッツ(フリードリヒ・モンロー)に招かれリスボンの地を訪れるがフリッツは現れない。
彼が招かれたのは、映画に「音」が必要になったか
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.8

当時とても話題になったこの映画だが、今回初めて観た。
そもそも是枝監督の作品自体初鑑賞だった。


子役のもはや演技しているようにみえない演技が本当に素晴らしくて、より感情移入しやすく感動できたポイン
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アマデウス ディレクターズ・カット(2002年製作の映画)

3.9

サリエリからみたモーツァルトの人生。
モーツァルトは天才ではあっても異端児でもあった…。
小さい頃よく読んでいたモーツァルトの伝記漫画から得た彼の印象とはちょっと違った。


豪華絢爛な装飾や音楽の使
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ザ・テディ・ベアーズ(原題)(1907年製作の映画)

4.0

小さい頃読んでいた絵本、「三匹のくまの家」と設定がとても似ている。

だけど当時のアメリカ社会の闇を感じる。

現代の倫理観からしたら本当に信じられないほど恐ろしいが、この映画では全く悪いことと捉えら
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スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

3.5

ブレッソン監督作品初鑑賞。

スリの際の手元のクロースアップがとても印象的。
単純に、こんな手口があるのか…!と驚かされる。

ダメだと頭ではわかっていても止められない、彼の葛藤もよく感じ取れた。

ローバーによる救出(1905年製作の映画)

3.6

犬のローバー、名演技!

単純だけど起承転結があって面白い。

大列車強盗(1903年製作の映画)

3.0

ツッコミどころ満載だが、ストーリーがちゃんとあって見応えある。

そしてあのラストシーンは忘れられない。

我輩はカモである(1933年製作の映画)

4.3

前作「ご冗談でショ」よりパワーアップしていた…。
今回は主演のグルーチョ・マルクスはなんと一国の首相役!

サイレント映画でも通用しそうな笑いのネタもたくさんで、本当に鏡の中の自分かのような息の合った
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メリー・ジェーンの災難(1903年製作の映画)

3.6

メリー・ジェーン役の女優さんの表情がいい笑

そして展開と演出がシュール過ぎておとぎ話みたい!

我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)

3.8

第二次世界大戦から復員した同郷の3人の男を中心に、戦後の彼らの運命と現実が描かれている。
結婚して大きい子供もいる父親、新婚の男、戦争で両手を失った婚約者のいる若い男、この3人に待ち受けていた故郷での
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.6

ポートランドで男娼をするマイク(リバー・フェニックス)は、市長の息子で同じく男娼のスコット(キアヌ・リーブス)に出会い、惹かれていく。そして彼らはマイクの母親に会うために旅に出る…。


主演の2人の
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私を野球につれてって(1949年製作の映画)

3.3

フランク・シナトラ×ジーン・ケリーのコメディミュージカル映画。

相変わらずシナトラかわいい!奥手な役が似合う。

当時のファッションはもちろん素敵だし、ダンスは素晴らしいんだけど……正直、全体的に微
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.5

15歳のウィリアムは、家出した姉の影響でロックが大好きだが、支配的な母の元で暮らしていた。
しかしある日、彼は「ローリングストーン誌」の記者に抜擢され、スティル・ウォーターというバンドのツアーに密着取
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カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

3.8

カラマリ・ユニオン(イカ墨同盟)の15人の男たちはみんな名をフランクという。彼らは理想郷を目指してそれぞれ旅立つ…。

かっこいい……のだけどなんだかおかしい笑 という感覚が終始ある。
彼らはみんなか
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緑の丘のミステリー(2017年製作の映画)

4.0

主人公の少年、ココとその友人たちが夏のキャンプで訪れた穏やかな町で相次いで泥棒被害が出る。
ココの家では愛犬まで殺されてしまう。そこで子供たちはなんとか犯人を確定させ捕まえようと奮闘する…。


児童
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キートンの恋愛三代記/滑稽恋愛三代記(1923年製作の映画)

3.5

先史時代、ローマ帝国時代、現代(1920年代のアメリカ)を舞台にそれぞれ恋愛劇が繰り広げられる。

三つとも主人公、ヒロイン、恋敵の役がそれぞれ同じ役者であるというのがわかりやすくていい。

恋愛にお
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

1983年の夏、北イタリアで高校生のエリオ(ティモシー・シャラメ)は大学院生のオリヴァー(アーミー・ハマー)と出会う。
最初は自信家のオリヴァーに反感を抱いてたエリオだったが、次第に惹かれていく…。
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キートンの探偵学入門/忍術キートン(1924年製作の映画)

4.7

バスター・キートンに完全に魅せられた!!

ポーカーフェイスで全力コメディをする様は滑稽であると同時にかっこよくもある。
こんな上品で発想豊かなコメディなんて今の時代ではなかなか生まれないのではないか
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アイ・ラブ・メルヴィン(1953年製作の映画)

4.7

あの「雨に唄えば」の大好きなドナルド・オコナーとデビー・レイノルズ主演のハッピーな明るいラブコメディ!

ジュディ・シュナイダー(デビー・レイノルズ)はハリウッドスターを夢見ているが、現実はショーで端
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海の沈黙(1947年製作の映画)

4.5

ナチス占領下の1941年フランス。老人と姪の暮らす家にドイツ人将校が同居することになる。

この映画すごい…タイトルの「沈黙」や間、ナレーション、表情、映し方が全てを引き立て合っている。

最初の「沈
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.7

思春期あるある、な映画なのだが、母娘の物語でもあった。

シアーシャ・ローナン演じる高校生のクリスティンは、ちょっと変わっていて友達もそんなに多いわけではない。自分のことを「レディ・バード」と名乗る。
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.8

夢の国、フロリダ・ディズニー・ワールドの近くの安モーテルで若い母親のヘイリーと娘のムーニーはその日暮らしの生活を送っていた。
貧しくても充実した生活を送っていた彼女たちだが、ある転機が訪れる…。
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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

3.6

前作は観てないのだが、それでも十分楽しめた!

10人の教授たちがそれぞれ自分の専門分野以外のことが本当にダメダメでポンコツ笑

だからこそ出来上がったドタバタコメディ、という感じだった。

特に後半
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.9

待望のウェス・アンダーソンの新作をやっと観れた!!

舞台は近未来の日本の架空の都市、メガ崎市。犬の感染症が充満しており、市長の小林が犬たちをゴミの島へ追放する。
そこで繰り広げられる人間の少年と犬た
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ソウル・キッチン(2009年製作の映画)

2.4

仮出所した兄との再会によって、主人公ジノス(アダム・ポウスドウコス)は人生のどん底だった状態から自身の店のソウル・キッチンを立て直していく物語。


全体的にごちゃごちゃしていて何が何だかと思うところ
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音楽狂(1903年製作の映画)

3.0

現代までのアニメやマンガなどに参考にされていそう。