ゴミ収集の仕事をするニカンデル(マッティ・ペロンパー)は同僚の死をきっかけに、独立を試みるがなかなかうまくいかない。ある日彼はいつも行くスーパーのレジ係のイロナ(カティ・オウティネン)をデートに誘うがこれもうまくいかない。
一方イロナも自分の人生に行き詰まっており…。
労働者の日常を優しくも現実的に描き出すカウリスマキ、やっぱり大好き…。
カウリスマキ作品の中では恋愛要素が強い方で、もどかしくて素直になれない様子や恋愛の切ない思いが胸にしみた。
男女どちらの思いも共感できた。こんなカップルいいな。
マッティ・ペロンパーの無表情なのに喜怒哀楽が伝わってくるのがとても好き。
毎回思うが、人生うまくいっていない人々に寄り添って優しく描いてくれるのが本当に素敵だし心が落ち着く。
カウリスマキ映画の中でも特にお気に入りの一つになった。