思春期あるある、な映画なのだが、母娘の物語でもあった。
シアーシャ・ローナン演じる高校生のクリスティンは、ちょっと変わっていて友達もそんなに多いわけではない。自分のことを「レディ・バード」と名乗る。
色んな人(特に女性かもしれない)が共感できるような青春が描かれていた。友達だったり恋愛だったり、将来のことや両親との関係だったり…。
わたしは特にお母さんとの関係の描かれ方が好きだった。お母さんは娘のことを思って言ってるのだけど、娘からしたら鬱陶しいし自分のことを信用してくれてないんだと思ってしまう。どっちの気持ちにもうんうん、と頷きたくなった。
カイル役のティモシー・シャラメ、、本当に顔がいいからクズの役でも許せてしまいそうになった笑
「レディ・バード」の暮らすサクラメントの町がゆっくり流れる様子にはとても心が落ち着いた。
なんだかんだ大人になれるんだな、と思わされた。