ジョンマルコビッチ総統さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

4.5

ティムバートン×ジョニーデップの名作ゴシックホラー。

18世紀末のアメリカ北東部の森の中の村スリーピーホロウ。村に伝わる首なし騎士の伝説をもとにした事件を描いた本作の素晴らしさは、怪奇にして耽美的な
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.5

ハロウィンということで。
アメリカの子供を震撼させた「怖い本」(日本でいう「本当にあった怖い話」「学校の怪談」シリーズのようなもの)の実写映画。

トウモロコシ畑とお化け案山子。
ホーンテッドハウス(
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シティーハンター(1993年製作の映画)

3.2

ザ・香港版シティハンター。
蓋を開ければ中身はジャッキーアクションコメディ満載のスーパーB級映画。
だが、嫌いじゃない笑

香がジョイウォン、冴子がチンミーヤウ、そしてゲストヒロインがゴクミと、当時の
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.6

やっぱり好きだなぁ、スピルバーグ。
小さな秋の田舎町。
海賊のお宝。
少年少女たちの友情。

これぞ少年時代の冒険!!
これぞロマン!!
これぞジュブナイル映画の金字塔!!

ああ、なんとも良いねえ。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.0


内容は原作にほぼほぼ忠実。
相変わらず松島晃のキャラクターデザインと背景美術の美しさが素晴らしい。
ただ、アニメの続編ながら映画という別媒体なのですこし構成を変えても良かった気もしないでもない(特に
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アポカリプト(2006年製作の映画)

3.6

森で狩猟をして暮らすジャガーパウたちの平和な村がある日マヤの兵士に襲われ、ジャガーパウたちは捕虜となってしまう。

馴染みのない中南米のジャングルの部族同士の手に汗握る戦いを、主人公の目を通して体感す
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クリミナル・アフェア 魔警(2014年製作の映画)

2.4

これも香港ノワールとなるのだろうか。
ストーリーはシリアス。

なかなか重たく何回にも分けて視聴。
暗く分かりづらいストーリーだが、ラストで理由が明らかに。
幻覚と炎のシーンのCGのクオリティに興醒め
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ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)

3.0

懐かしい!
アニメ子供の頃に見てたなぁ。
人生で初めて見た欧米人の考える日本と中国などの東洋がごちゃまぜになったエセニッポンだった笑

亀が刀やヌンチャク持って、ninjaて!
正直かっこええ!

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スウォーズマン/剣士列伝(1990年製作の映画)

2.8

金庸の小説原作の武侠映画。
キンフーと共に監督に名を連ねるツイハークの映画は、ワイヤーアクション特盛りでそこにばかり目がいってしまうものの、古楽器や歌謡など叙情的な演出も意外と多い。
本作で主役のリン
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.4

アメリカ北西部の森の中で自給自足の生活を行う父と5人の子供が母の願いを叶えるため街に出る話。

ヒッピーの生き残りのような生活の原始共産主義思想であろう父親と、彼の教育のもとサバイバル術と学者顔負けの
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

2.8

停戦協定後の混乱の続くユーゴ内戦のとある地方で、水質保全を行うNGOのメンバーたちが、唯一の水源である井戸に投げ込まれた死体を除去するためのロープを探し車を走らせる、というたったそれだけのストーリー。>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.6

パリを愛する人と、創作に情熱を傾ける人は観るべき映画。

レザネフォル、ベルエポック……。
めくるめくパリの夜を駆けるレトロなプジョーに乗り込んだ男の不思議な物語。

ミュゼット、チャールストンなどの
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ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)

2.8

羽海野チカの青春群像劇の実写化。
原作の雰囲気を残しつつ、ストーリーを一部再構築し、ひりひりとした切なく爽やかな青春映画に上手くまとめていたという印象。

配役は真山役の加瀬亮とはぐみ役の蒼井優、山田
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ドラゴン酔太極拳(1984年製作の映画)

3.2

ザ・カンフー映画。
老いも若きも男も女もおデブも痩せもカンフーの達人w
主演は今をときめく(今も?)香港アクションスターのドニー・イェン。ユエンウーピンはじめ袁一族が総出で出ている。

それにしても若
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ハムナプトラ2 黄金のピラミッド(2001年製作の映画)

3.8

ハムナプトラの続編。
リックとエヴリンの息子アレックス登場。

ロンドンの街を駆けるミイラ軍団。
エジプトの遺跡を巡る飛行船の旅。
砂漠の中のジャングル。

前回よりさらにド派手になった冒険に、今回は
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.8

英国スパイアクションムービー。

紳士な組織。
豊富でかっこいいスパイグッズ。
まさに現代の007。

スーツに黒縁メガネというスタイルがまたかっこいい。

アクションはよく練られた構図で、肉弾アクシ
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真夜中のパリでヒャッハー!(2014年製作の映画)

2.3

過激でお下品なフランスコメディ。

ひどいなぁ笑 くだらないなぁ笑
の1時間半。

パリピ、怖えぇぇぇぇぇ!!!

途中の亀とバナナのぬいぐるみが、まさかそのための布石だったとは!
ちゃっかり子供のヘ
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ハムナプトラ 失われた砂漠の都(1999年製作の映画)

4.6

第二次大戦前夜のエジプトを舞台とした冒険アクション。

『ザ・マミー』のリメイクであり、当時最新のVFXを駆使した迫力ある古代遺跡でのミイラとの戦いや、王道をいくわくわくするストーリー、敵味方含めて魅
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ドリームシップ エピソード 1/2(2004年製作の映画)

2.4

ドイツのSFパロディ満載のコメディ。

元ネタが拾いきれない。

吹き替えで観たが、脚本家から声優まで、とにかく全員が全力でふざけている。
まず、オネエキャラのシャアとアムロとカミーユがわちゃわちゃし
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モンスター・ホテル クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!(2018年製作の映画)

2.5

モンスターホテル第三弾。
1.2ほどテーマ性は強くないが、お馴染みのキャラクターものカートゥーンとしては楽しめる。

本シリーズはマーケティングが本当に上手いと思う。
ターゲット層である子育て世代のあ
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モンスター・ホテル2(2015年製作の映画)

2.6

モンスターホテルの続編。
かわいい孫のデニスが登場。
より現代文明とのカルチャーギャップを取り入れ笑いに取り上げた本作。
ドラキュラ、フランケン、マミー、透明人間、狼男のおっさん珍道中が相変わらず良い
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.4

けっこう怖かった。
名無し女(ジェーン・ドゥ)の死体を解剖することになった親子の検察医の遭遇する恐怖を描くホラー映画。
まず死体安置所を備えた解剖室という舞台、冒頭で視聴者に揃えられたピースが後半でど
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モンスター・ホテル(2012年製作の映画)

3.2

アメリカのカートゥーンのなかでも秀逸な作品のひとつ。
キッズ向けながらおじさんの主役であるドラキュラをはじめ、モンスターたちのディティールや人間臭い設定がおもしろい。
吹き替えは山寺宏一はじめベテラン
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チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2(1990年製作の映画)

3.0

ザ・香港エンタメ。

ホラーファンタジーあり!
ラブストーリーあり!
コメディあり!風刺あり!
もちろんカンフーアクション&ワイヤーアクションあり!
特撮&VFXあり!
武侠あり!
ラッキースケベもあ
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.4

久しぶりのスターウォーズのなかにあって、なかなか良い戦争映画になっていた。
テーマから仲間から目的まで全体的に地味めなのがまた良い。

ドニーさんはやはりカッコ良い!
くぅー、渋い!
視線に頼らないア
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

3.7

台湾の高校生たちのひと夏の成長を描いた瑞々しい青春映画。
主演のグイルンメイがとにかく素晴らしい。
言葉少なに、たっぷりと間をとって魅せる演出が侯孝賢監督の作品を彷彿とさせる。

水や緑、夏の光を捉え
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サイレントヒル(2006年製作の映画)

3.3

霧に包まれたゴーストタウンに迷い込んだ母娘と、滅んだ街の謎を追うサスペンスホラー。原作はコナミのホラーゲーム。
映画の舞台のサイレントヒルは、現在も地下の坑道火災の炎が燃え続けるアメリカのゴーストタウ
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.2

ホラー映画のお約束を舞台に繰り広げられるおバカスプラッターコメディ。
逆転の発想でホラーをおちょくるさまは、キャビンやハッピーデスデーと通ずるものがある。
アメリカは明るいスプラッターが好きなんだと改
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.2

フランス版実写化シティハンター。
冴羽獠はニッキー、カオリはローラと名を変え、フランスとモナコの街並みで、シティハンターが大暴れする。

こ、これは!
漫画実写化史上かなりの高得点ではなかろうか!超面
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

2.6

殺し屋ムービー。
アクションはリアル寄りで、泥臭く重さがある。ただ画面の薄暗さも合わさってキレや派手さはイマイチ。
投げ技多かったけど、キアヌは柔道やってたのだろうか。
主人公の精神的成長を描くタイプ
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ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

3.7

ファンタジー映画の金字塔。
小学校の頃、私が初めて読んだ長編小説が何を隠そうミヒャエル・エンデの「はてしない物語」だった。
夏休みの庭の木陰で、作中のバスチアンと同様にのめり込むように読んだ。

私の
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恋するシェフの最強レシピ(2017年製作の映画)

3.2

金城武の変わり者の御曹司がいい味を出していたラブコメディ。それなりに面白かったが普通の若手のイケメン俳優だったら観なかっただろう映画。

やはり、ヒロインの相手役の金城の変質的なキャラメイキングのおか
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MAMA(2013年製作の映画)

2.8

雰囲気のあるホラー。
くすんだ色彩や漂う不穏な雰囲気もグッド。背景のかしいだ電信柱を十字架に見せたりと、絵作りに主張しすぎない工夫がなされているのも面白い。
ただ、もう少し怖さを強調しても良かったかな
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霊幻道士2/キョンシーの息子たち!(1986年製作の映画)

3.0

舞台を現代に変えてキョンシーVSラム道士の戦い再び。今度の敵はキョンシーファミリー!
本作はファミリー向けにシフトし、キョンシーのデザインも小綺麗でかわいらしく一新。残酷さを抑えて、謎の薬で動きがスロ
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.3

ジムキャリーの自己啓発セミナー推進コメディ(笑)

イエスとしか言ってはいけない、という縛りから来る笑いとストーリーの転がし方が演劇的で、伏線が効果的に使われる後半の展開も面白かった。
「YES」とい
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セブン・イヤーズ・イン・チベット(1997年製作の映画)

3.7

アイガー北壁への初登頂でも知られる登山家ハインリヒと、チベット仏教の最高指導者である若きダライ・ラマの交流を描く歴史ドラマ。
主役を演じたのはブラッド・ピット。傲慢で利己的な男が少年ダライ・ラマとの触
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