貧富の差(資本主義)、地位、SNS、ジェンダーを皮肉たっぷりに描いているブラックコメディ。この感じ、好きだ。
問題提起は鋭く、そして興味深い。
現在、この世の中で実際起こっていることほど滑稽なものはな>>続きを読む
2011年6月、余り深くも考えずに気仙沼市本吉にボランティアのために入り、その衝撃の惨状を目の当たりにした。
それから被災地へ何度も通うことになった。
まさにモラルが動かされた、ということだと思う。人>>続きを読む
この映画、IMDbやRotten Tomatoesで評価が低いので、正直、観るのを躊躇するところもあったのだが、Hrithik Roshan、Katrina Kaifの共演、映画を観る前から馴染んでい>>続きを読む
「Three Billboards Outside Ebbing, Missouri」のMartin McDonagh監督ということで期待していた作品。
「Three Billboards...」同様>>続きを読む
ハーヴェイ・ワインスタイン事件については、自分なりにフォローしてきたつもりだが、このNew York Timesの記者のことは、知らなかったので大変参考になった。(改めて二人のインタビューを動画で観て>>続きを読む
インディアンムービーウィーク2022パート2にて鑑賞。
クリケットに打ち込む女性の物語だが、そのベースにあるところが、父と娘の強い関係性にあるところが泣かせる。
単にスポーツが好き、ということではな>>続きを読む
自分にとっては、タミル映画界の大御所でもあるAjith Kumar主演映画は初めて。2022年2月にインドでの公開と同時にキネカ大森で鑑賞することができた。前評判が高く、期待していただけあって、楽しむ>>続きを読む
インディアンムービーウィーク2022パート2にて鑑賞。
IMWでの邦題は「ボクサーの愛」。
今回のIMWの中で「私の夢、父の夢(原題:Kanaa)」と共に観たかった作品のひとつ。
Anurag Kas>>続きを読む
ブラックパンサー第一作目は、2018年3月にNY駐在時に鑑賞し、その際のインパクトが大きく、続編を楽しみにしていた。
一作目は、当時、社会現象にもなり、それはトランプ時代であったことも影響があるのかも>>続きを読む
先ず以って、ここで描かれている史実を知らなかったので(フレッド・ハンプトンの存在)、その意味でもこの作品に出逢えたことに感謝。
また、ジョージフロイド事件が起こったのが、2020年5月なので、多くの観>>続きを読む
日本の近代史を学んでいる中で、ゾルゲ事件、尾崎秀美に関心があり、本作を鑑賞。
最近、戦後の50年代、60年代の邦画は、歴史を学ぶ上でも質の高い映画が多いのではないかと思うようになった。
この映画では>>続きを読む
中央アジア今昔映画祭2022より。
中央アジアは、近代以前は、地政学上、極めて重要な地域の一つであったと思う。その意味で、我々は知るべき歴史と文化の宝庫ともいえるのだが、普段、なかなか情報が入って来な>>続きを読む
一作目も好きな作品だったが、共通的に取り上げられているテーマに共感しているので、この映画も高く評価したい。
”自然との共存”をテーマに、今回は、海をテーマにし、家族愛等でストーリー性も豊かになった。>>続きを読む
アガサクリスティー風のミステリー映画。
ストーリーは確かに工夫されているのだが、緊張感、恐怖感という意味では、中途半端な感あり。(漫画チック?)
ダニエル・クレイグの名探偵ぶりも、刑事コロンボと比べて>>続きを読む
ジョン・レノンを自らのIconとしていることもあり、外せない映画。
彼の生い立ちからビートルズがプロデビューする前までの時期を当時の知人からの証言に基づきジョンの実像に迫ろうとするもの。
約20年前>>続きを読む
今年、アメリカで最高裁がRoe v. Wadeを覆し中絶問題が大きな社会問題となった。
旬な話題でもあり、その意味でも観ておきたいと思った作品。
中絶反対派の論拠は宗教、思想にあるが、この映画は女性個>>続きを読む
一汁一菜に関心があり、そして、それを提唱する料理家の土井善晴さんが監修していることもあり鑑賞。
里山での生活も憧れる。
生活(ライフスタイル)とは、先ず環境、自然があり、そこから定義される。
先に生活>>続きを読む
S・S・ラージャマウリ監督の最新作として注目を集めている作品。
IMAXで鑑賞。
アメリカで大ヒットしたので(おそらくアメリカで最もヒットしたインド映画ではないか)、日本公開もあると思っていたが、日本>>続きを読む
最大の収穫は、この私塾を立ち上げたアーナンド・クマール氏の存在を知ることができたこと。
「3 Idiots」でも同じようなことが語られていたと思うのだが、勉強を”勉強”と捉えない、実在する物事として>>続きを読む
IMW2022リターンズにて鑑賞。
格差問題、政治腐敗、経済至上主義の弊害等を正面から描く。
正義役でもある地方行政官役の大女優Nayantharaの演技が見所のひとつで、ジェンダー問題にも触れてい>>続きを読む
IMW2022リターンズにて鑑賞。
ストーリー、そのモチーフの使い方に独自性があり、新しいタイプの映画を観たような感覚。(インド映画を観た際、時々、感じる感覚)
冗長的なところもあるのだが、これもイ>>続きを読む
Wikiを見ると、本当は第四部まであったが、日活の予算の関係で未完になった模様。
伍代産業の行く末まで話が至らなかったことは残念。
ノモンハン事件のシーンを見て、思い出したのは「失敗の本質―日本軍の>>続きを読む
アメリカがベトナムに敗れ、ソ連、アメリカがアフガニスタンから撤退し、そして、今、ロシアがウクライナで苦戦する。
民族の強さ、そして、それを力で押さえつけることが難しいことは、この映画を観て、改めて理解>>続きを読む
IMW2022リターンズにて鑑賞。
ヴィジャイとモーハンラール共演。
ヴィジャイの登場シーンは、例にもれずカッコいい。
アクションコメディ映画であるが、ヴィジャイ映画の定番でもある、勧善懲悪、そして>>続きを読む
日本の近代史を学ぶ中で、いよいよ昭和初期へ。
何故、当時の日本は拡張主義に進むことになったのか、特に満蒙地区への進出の実態は?
ひとつの要因として新興財閥と軍部の結びつきが関心を引くところになり、情報>>続きを読む
環境問題を違った角度で、且つ地に足につけた形で捉えている興味深いドキュメンタリー。
どうしても観たかったので、東村山まで足を運ぶ。
確かに矢野智徳氏は「環境再生医」なのだが、メッセージは、環境、自然は>>続きを読む
先日開催された東京イラン映画祭にて鑑賞。(無料!)
当日鑑賞可能な幾つかの作品で、最も有名で、評価が得られている本作品を鑑賞。因みに、この作品は2019年の東京国際映画祭でも上映され、監督賞と男優賞を>>続きを読む
この生き方は強い。
とてもベーシックに、生きることの本質に向かい合うと、その信念は揺るぎなく、強い。
国境なんて、関係ないし。
「私たちは自然さえ科学技術で制御でき、不老不死が夢でなく、カネさえあれ>>続きを読む
ポール・トーマス・アンダーソン(PTA)監督、且つアカデミー賞作品賞ノミネート作品ということで注目していた作品。
PTA監督作品で観た作品は、「ファントム・スレッド」のみだが、ダニエル・デイ=ルイスの>>続きを読む
アフガニスタン人の生死をかけた亡命についての事実に基づくアニメーション。ドキュメンタリーのカテゴリーにも入る。
デンマークの映画だが、難民に対する受け入れ国の対応について、強いメッセージ性がある。(>>続きを読む
IMW2022パート1
IMDb8/10、インド映画賞受賞、監督は、最近ラジニカーントとも組んでヒット作を送り出しているパ・ランジット監督、と観る条件が揃った。(因みに、IMWは時間的にもやはり全部は>>続きを読む
IMW2022パート1
バンサーリー監督の伝説的な大作。キネカ大森は満席(初の経験?)。
期待通り、彼らしい素晴らしい映像美に加え、3人の主人公の熱演、また、著名な小説が原作になっていることもあり、そ>>続きを読む
IMW2022パート1
保守的な国でもあるインドで精子ドナーをテーマにした映画が大ヒット。
なぜ?
タブーに挑んだというよりも、ヒューマンタッチの映画で感動的なエンディングは大感涙。
映画のテーマ選>>続きを読む
IMW2022パート1
IMDbの評価があまり高くなかったので、観るかどうか迷っていたのだが、ロンドンに9年間駐在していたこともあり、ロンドンの風景を見るだけでも観る価値があると思い鑑賞。
Highg>>続きを読む
IMW2022パート1より。
インドの刑法第377条にまつわる史実に基づいた作品。
この刑法第377条は、イギリス植民地時代に制定された前近代的な法令で、同性同士の性行為を禁止している。(同性婚ではな>>続きを読む
今回のIMW2022パート1で、見逃せない作品のひとつ。
その理由は、カールティク・スッバラージ監督作品ということ。
これまで観た「ジガルタンダ」、「女神たちよ」、「ペーッタ」には、どれも彼独特のスト>>続きを読む