先ず以って、ここで描かれている史実を知らなかったので（フレッド・ハンプトンの存在）、その意味でもこの作品に出逢えたことに感謝。
また、ジョージフロイド事件が起こったのが、2020年5月なので、多くの観客が、この映画を過去のことではなく、今なお、アメリカに深く根付く社会問題のひとつとして捉えたのだと思う。
アメリカの政治情勢を理解するためにも、この映画を観たほうがよいのだろうし、そこに共感性を如何に感じるかが問われるのかもしれない。
間違いなく、トランプ政権への批判、2020年大統領選に向けたメッセージもあったのだろう。
暗黒の時代に芸術が栄えるという一例。
アカデミー賞助演賞を受賞したダニエル・カルーヤは勿論のこと、俳優陣のパフォーマンスも非常に高く、その映像から切迫感を得る。
ちなみに、ダニエル・カルーヤは英国籍。
Why the US government murdered Fred Hampton.
https://youtu.be/mzZTLT8WpcQ
