Jun55さんの映画レビュー・感想・評価

Jun55

Jun55

2014年7月より在NY。
観る映画は、基本、Rotten TomatoesのCertified Fresh。
五段階評価はとても主観的だが、4.0以上は誰にでもお奨めできるもの。
好みのエリアは、ドキュメンタリー、ドキュメンタリー系ドラマ、ピクサー。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.0

きっと3部作なのだろう。この映画が、真ん中にあたる話なので次作の種を撒き過ぎて真意を掴みかねる部分があったのと、真ん中にあたるが故に前後を意識して詰め込み過ぎたのか。
少し散漫的な印象が残った。
映像
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.5

アカデミー賞3度受賞の男優Daniel Day-Lewisの最新作、且つ彼の最後の作品として注目を集めている映画。
今回、彼は1950年代のロンドンで活躍するファッションデザイナーを演じる。彼は役作り
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.5

ニューヨークの独立非営利団体であるFilm Formで「Annie Hall」の特集があったので観賞。
このユニークな映画館では、時々、ニューヨークを舞台にした古い映画が上映されるのだが、Woody
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

ロンドンにいた時にイタリアが大好きで何度も訪れた。
舞台が北イタリアということで、当時を懐かしむ思いと、やはり贅沢な暮らしというのは、こういうことなのだろう、と感慨に耽る。

映像がとても美しく、男優
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

究極のラブストーリーという形容がぴったりとくる。愛するに必要なものとは?
そして、ハッとする感動的なラストシーンに感涙。

昨今、悪化しているともいえる”差別”に対する批判がメインテーマなのだろう。そ
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.2

第二次世界大戦当時のイギリス首相チャーチルを描いた映画。
チャーチルが首相になり、英国は対ドイツ・イタリアとの融和政策から対決姿勢に転じるわけだが、政治的には大いなる葛藤があり、世紀の決断が必要になる
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.5

ピクサーの最新作。
ストーリー性、アニメーション、音楽、全てが素晴らしかった。
ピクサーの素晴らしいところは、普遍性、誰しもが共有できるテーマを使って感動をもたらすこと。そして、舞台設定など常に新しい
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.4

アメリカ映画は政治を強く反映する程、反応が良くなる。
映画は世相を反映するのだから当然のことなのだろう。
この映画も保守的な中西部にあるミズリー州の田舎町が舞台で治安問題、人種問題等の社会問題がテーマ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

カリフォルニア・サクラメントに住む女子高校生が自分の将来に夢を叶えようとする中、親子関係、友人関係で葛藤しながらも自分にとって大切なものを感じ取る。それは自分の夢とは違うものだった。。。

母と娘、父
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ザ・フロリダ・プロジェクト(原題)(2017年製作の映画)

4.5

舞台はディズニーランドのあるフロリダ。
でも、この映画の舞台は、ディズニーランドの近郊にある安モーテルで、主役は、そこで生活をするHomelessの母子。
その日暮らしで負のスパイラルに陥る困窮の生活
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Jane(原題)(2017年製作の映画)

4.0

イギリスの著名な女性霊長類学者、Jane Goodallの若き頃の研究活動について、貴重なフィルム(一部過去未公開)を編集して作成されたドキュメンタリー映画。 National Geographic >>続きを読む

Human Flow(原題)(2017年製作の映画)

4.4

全世界的に昨今の世相を表わす言葉として最も多く登場する言葉が「移民」ではないだろうか。
昨年の米大統領選のKey wordも、まさに「移民」であったし、ヨーロッパの政治情勢も「移民」問題から避けて通れ
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.5

とても考えさせられる、重い映画だった。
考えさせられる、というよりも、答えを与えてくれるわけではなく、多くのUnansweredが残るから、そこに考えを巡らせる必要に迫られるのだろう。
そして人によっ
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ストロンガー(原題)(2017年製作の映画)

4.1

Jeff Baumanは、2013年ボストンマラソン爆発事件で両足を失いながらも、病床で犯人特定の手がかりを提供し、それが犯人逮捕につながったことから、一躍ヒーローとなった人物。この映画はベストセラー>>続きを読む

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(原題)(2017年製作の映画)

4.2

1973年に行われたBillie Jean King(キング夫人)と往年の名プレイヤー(男子チャンピオン)の Bobby Riggs のエキビジョンマッチ(BATTLE OF THE SEXES)をテ>>続きを読む

Trophy(原題)(2017年製作の映画)

4.2

ドキュメンタリー映画。
絶滅に瀕する野生動物(サイ、像等々)を捕獲することをスポーツとして愉しむ人々、そしてそれを商業的活動として支える団体。(これがタイトルの「Trophy」の由来)
一方、それら野
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真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

4.3

NY映画館Film Forumで70年代のニューヨークを舞台にした映画のイベントがあり「Midnight Cowboy」を鑑賞。
1970年アカデミー賞(作品賞等)受賞作品。
アメリカン・ニューシネマ
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.5

この映画は2011年「猿の惑星: 創世記」から始まった三部作の最終作。
Rotten Tomatoesでも高い評価を得ている。
過去2作は観たことがないのだが十分に楽しめた。
(ただ、最低限、シリーズ
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

4.3

娯楽用映画としても十分楽しむことができたけれども、この舞台背景を「トランプ王国」と繋げてみると面白いし、それがアメリカでこの映画を面白くしているところではないかと思う。

舞台はウエストバージニアで、
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Menashe(原題)(2017年製作の映画)

4.1

ニューヨークのブルックリンには超正統派ユダヤ教徒「Hasidic(ハシディック)」の居住地区が幾つかあり、彼らは今なお「トーラー(モーセ五書)」の教えを厳格に守り続けている。
主に東欧からのユダヤ移民
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

今夏、NYでの公開でようやく観ることができた。
先ず以って、日本が戦場であった事実、当事者であったこと、これを風化させてはいけないし、今、シリア等世界各地で起こっている紛争を、この戦争を経験した日本人
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦時にドイツに包囲された連合軍の有名な撤退作戦をモチーフにした映画。
ノーラン監督はCGを使わない監督として有名で、この映画も略実写をベースにしていることで臨場感を高めている。
まさに戦場
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不都合な真実2:放置された地球(2017年製作の映画)

4.3

2006年に「不都合な真実」を観て、環境問題に関心を持ち始めた人も多いのではないだろうか。自分もそのひとりだ。
前作で、アル・ゴアの講演をベースに数値(事実)を映像として突きつけられ衝撃を覚えたが、今
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.4

イギリス人の監督がアメリカでアクション映画を撮ると、こんなにもCoolになるのか。とにかくカッコいい。
ちょっと距離を置く感じや、ユーモアもサーカスティック(イギリス的)で、それが随所に効いていて飽き
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

4.5

Rotten Tomatoesでも高評価を得ている話題の新作。
パキスタン人のコメディアンとアメリカ人(白人)の恋物語。
ただ、単なるロマンス映画ではなく、Culture Crash、移民問題(世代間
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.2

この手の映画は関心から外れていたのだけれども、Rotten Tomatoesの評価(評論家、観客共)がとても高く、興行的にも大ヒットしているので迷わず観賞。
興行的に成功した初の女性監督作品ということ
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リスク: ウィキリークスの真実(2016年製作の映画)

3.9

ウィキリーク創設者のジュリアン・アサンジのドキュメンタリー映画。
監督はスノーデンのドキュメンタリーでアカデミー賞を受賞したローラ・ポイトラス。
2010年~2016年にかけての映像でアサンジの私生活
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TOMORROW パーマネントライフを探して(2015年製作の映画)

4.3

サステナブルな社会を目指して、世界各地での先進的な取り組みを紹介するドキュメンタリー映画。
お気に入りでもあるマイケル・ムーアの「Where to invade next」と同じ問題意識。
テーマは大
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しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)

4.4

客観的な評価としてはRotten Tomatoesでの高評価と、よく調べるとスペインのアカデミー賞といわれるゴヤ賞(2016年)の主要部門を受賞している。
個人的な趣向での評価を一言で表わすと、とても
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

4.4

1987年に死去している”レジェンド”黒人小説家、James Baldwinの未完小説(Remember This House)を題材にしたドキュメンタリー。
これは、当時、彼自身が親交があった黒人活
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.3

アメリカでの公開を待っての観賞。
日本で大ヒットしたことが頷ける、自分にとっては期待を裏切らない映画だった。
各種の設定(男女入れ替わる等)、現実とファンタジー、ユーモア、音楽等々、よく練られている。
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.6

ホラーは元々趣味ではないので、この映画を観ることを迷っていたのだけれども、以下の理由で観られずにはいられなかった。
・Rotten Tomatoesで断トツの高評価(99%)であること。
・監督が大好
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.2

実写とアニメのコンビネーションが全く違和感なく、映像も美しく、定番の音楽も良かった。
音楽の使い方はミュージカル風で、特に盛り上がりのピークを迎えてのエンディングも印象的だった。映画館では大きな拍手。
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マンハッタン(1979年製作の映画)

4.5

独立系の映画館Film Forumでの上映の機会を捉えて観賞。
NYに住みながら、この映画を観たことがなかったので、良い機会に恵まれた。
ウディアレンの映画は、これまで余り意識してこなかったが、やはり
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レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

4.1

アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネート作品。
スタジオジブリ共同制作。
アニメの良さは、単に実物に近づけることではなく、アニメでしか表現できない色合い、動き、の中にあることを改めて実感。
この
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エル ELLE(2016年製作の映画)

4.3

ゴールデングローブ外国語映画賞、主演女優賞受賞作品。

暴力やレイプなど刺激的なシーンがあるサスペンス映画ではあるのだが、コメディでもあり、親子、夫婦、上司部下等、日常的な人間関係もうまく描いている。
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