久々に満足のいく”クライム・アクションドラマ”の登場を素直に喜びたい。
本作を観てまず浮かんだのは
・これはベン・アフレック版の「ヒート」である(実際インタビューでもそれを認める発言があったそうです>>続きを読む
本作の成功の要因は「コメディ」であることからの解放にあると感じました。
もちろんコミカルな要素はストーリーラインだけでなくキャラクターの造形にも多々見受けられますが、それまでのドリームワークスのCGア>>続きを読む
今は亡きデビッド・ボウイの息子さん、ダンカン・ジョーンズによる異色のSFドラマ
月面基地に単身赴任中のサム(サム・ロックウェル)は「会社」との契約完了まで残り3週間。
今の望みは妻と幼い我が子の元に>>続きを読む
2019年、人類の95%がヴァンパイアと化した世界。
希少な「人間」は捕えられ、血液採取の「資源」として扱われています。
そんな「資源枯渇」が迫る中、人造血液開発に希望を託すエドワード(E・ホーク)は>>続きを読む
現代アメリカ映画界きっての「職人監督」デビッド・フィンチャー。
本作は彼のフィルモグラフィーにあっても少々毛色が違う異色作といった感があります。
普通に考えると中々扱いにくい素材(ネット業界/起業プロ>>続きを読む
本作が公開された2010年はCGアニメーション映画にとって「当たり年」として語り継がれております。
ディズニー/ピクサーの「トイ・ストーリー3」、ドリームワークススタジオの「ヒックとドラゴン」、そし>>続きを読む
いかつい邦題(原題はThe Horseman)や、おどろおどろしい装丁で敬遠する向きもありましょうが拾い物と言えるバイオレンス篇です。
パッと見は娘を殺された父親による「復讐劇」といった印象。
実際>>続きを読む
アルゼンチン映画を見るのは初めてで単館系の作品と言うことであまり期待してなかったのですが・・・。
良かった…久しぶりに物語に「酔い」ました。
意外だったのは本作がある凶悪な殺人事件にまつわる、J・エ>>続きを読む
素晴らしい。
実に独創的でエモーショナルな傑作。
本作は「ヴァンパイア映画」を扱った作品ではありますが「ではホラーなのね?」と問われるとちょっと答えに悩む作品になっております。
実際、作り手側には殊>>続きを読む
2008年公開のクールなスプラッタホラー
日本人監督の北米進出の路線通りのB級ホラーですが原作はご存じクライブ・バーカーの「血の本」の代表作。
原作を読んだ方ならお分かりでしょうがあの独特の世界観を>>続きを読む
魔法・勇気・神秘・復讐そしてロマンス、これぞファンタジー映画の王道!
中世のフランス。
こそ泥のフィリップ(M・ブロデリック)は邪悪な司祭に呪いをかけられ昼は鷹の姿となる美女、イザボー(M・ファイ>>続きを読む
1960年公開の"フレンチホラー”の名作。
既に半世紀以上も前の作品ですが、今見てもやはり感銘を受けるのではないでしょうか。
ホラーに興味ある方にとっては正に必見の作品と言えます。
僕も遥か昔にTV>>続きを読む
1982年公開の大ヒット「ホラー映画」
本作の監督トビー・フーパーと言えばホラー映画史上の暗黒星「悪魔のいけにえ」の作者ですが、本作の場合、公開時には製作者スピルバーグ名の方が大きくクローズアップされ>>続きを読む
オリジナルのコピーはRide Like Hell:死ぬ気で走れ!でした。
ジョセフ・ゴードン・レビット(JGL)が主演のアクション篇。2012年公開でしたからもう一昔前になります。
監督・脚本はデビ>>続きを読む
1974年度の作品ですからもう半世紀近く前の作品。
当時ちょっとした「パニック映画」ブームだったこともあってこの邦題。
その中身はかなり「ユニーク」な作品というのが正直な感想。
「パニック」とタイトル>>続きを読む
異色の「歴史ホラー」ですかね。
製作費300万ドルの小品ですが各地の映画祭で注目を集めて拡大公開にこぎつけたというのも低予算ホラー映画らしい成功談。
米国内で製作費の10倍を超える興収を上げた201>>続きを読む
タイトルが"ウルヴァリン"ではなく”ローガン"なのが偉い。
X-MENのウルヴァリンと言えばオーストラリア人俳優のH・ジャックマンをハリウッドの「大スター」に押し上げた「当たり役」。
本作は2000>>続きを読む
「シックス・センス」のM・ナイト・シャラマン監督のヒット作
シックス・センスは1999年の作品でしたからもう20年以上も経過したことになります。
そのヒットにより一気に一線級の監督の地位を築いたシャラ>>続きを読む
若い母親とその一人娘が森の中で怪物に襲われるという低予算のモンスターホラー。
今時どうかと思うような設定ですが本当にそのまんまの内容となっています。
この設定・ビジュアルからはあまりピンと来るものも>>続きを読む
確かに「古い」かもしれませんが、娯楽としての映画のエッセンスは現代と変わらないことに驚かされること請け合いです。
コッポラやスピルバーグの作品から映画が好きになった私のような世代にとってはヒッチコッ>>続きを読む
これぞB級モンスターホラーの「王道」。
脚本・監督のスティーブン・ソマーズと言えば80年代に「ハムナプトラ」シリーズや「ヴァンヘルシング」でヒットをとばしたお方。
しかし下手にもったいぶった「大作」>>続きを読む
「暴力映画」と言えばやはり本作は外せないでしょう。
初めて劇場でこの作品を見た時(リバイバル公開時)には観終わって座席で体が震えていたことを覚えています。
それは劇中で描かれる「暴力」に対する嫌悪や>>続きを読む
1930年代、ロス・アンゼルスで洒落者の私立探偵ジャック・ギデス(J・ニコルソン)が巻き込まれた殺人事件。
彼は殺された役人の妻、イブリン(フェイ・ダナウェイ)とその父親で大富豪のノア・クロス(ジョン>>続きを読む
ニューヨークに住むごく普通の7歳の少年、ジョシュがチェスのゲームを通じて成長して行く物語。
これが滅法面白い。
チェスに関する知識が無くても心配ご無用です。
なぜならここに描かれているのはゲームその>>続きを読む
ハリウッド製大作ながら実はシリアスな野心作。
予告を見た時にはジョディがSFチックなスペーススーツらしきものを身に着けて不思議なマシーンに乗込むシーンが出てきてすっごく違和感を感じた覚えがあります。>>続きを読む
どこかロアルド・ダールの子供向け物語を彷彿とさせるニール・ゲイマンの原作を「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のヘンリー・セレックが映画化。
2009年の公開当時、本作の上映時間100分はモーション・>>続きを読む
ホラージャンルに新風を吹き込む、なんて大層な作品ではありませんがB級娯楽サスペンス・スリラーとして極めて真っ当な作品で、今やそれが希少となっている事実にも改めて気付かされました。
本作、一応きちんと>>続きを読む
大仰な邦題ですが、 原題は"Now You See Me”...「(仕掛けを)とくとご覧あれ...」といったところ。
2013年の全米公開でスマッシュヒットとなった本作。
「マジック」という映画とは>>続きを読む
やっぱりどこをどうとっても「フランス映画」。この余韻は狂おしいほど愛おしい。
お話自体はもう「クラシック」と形容するにふさわしい内容ですがきっちりとした3部構成。
パリでローラン(L・バンチュラ)と>>続きを読む
スピルバーグブランドのドリームワークス・スタジオCGアニメーション。
闇の力で世界中の子供たちから「夢」を奪う根暗な妖精ピッチ、そしてその魔手から子供たちを護ろうとする4人のガーディアン(守護者たち>>続きを読む
1988年製作の異色のファミリー/青春ドラマ。
米映画界を代表する社会派の監督として知られたシドニー・ルメットが特異な環境下で苦闘する家族の在り方を描いた、中々に複雑な味わいを持った作品であります。>>続きを読む
技ありの疑似ドキュメント異色SF
本作は低予算のPOV形式の作品。
「ブレアウィッチ・プロジェクト」が先鞭をつけた手法ですがに乱造が進み、今では特に目新しさは感じられませんね。
実のところ、安易に手>>続きを読む
イチおし未公開ホラー。
日本でもすっかりおなじみになった「ハロウィン」。
亡霊と魑魅魍魎が跋扈する不気味な秋の夜長に起きた奇妙な物語が4編。
それぞれのエピソードには意外な展開やショッキングシーン>>続きを読む
マックス・ブルックスによるベストセラー「WORLD WAR Z」は人類文明を絶望の端に追い込んだ未曾有の災厄から10年後に元国連職員が様々な境遇の人民から当時の模様をインタビューするというユニークな体>>続きを読む
これぞB級、これぞエンターティメント。
1993年制作のジョン・ウーのアメリカ進出第1作。
「フェイス・オフ」や「MI−2」といった大ヒット作の陰であまり知られていない作品かもしれませんが実にゴキゲン>>続きを読む
「パラノーマル・アクティビティ」や「インシディアス」といった近年のヒットホラー作の制作陣が参加!
等と喧伝されておりますが実際には派手さはない至って小品のSFホラー。
CGの利用もあってこの手の作品>>続きを読む