北欧産異色ジャンル作
ノルウェーの片田舎から首都オスロの大学にやってきたテルマは生まれて初めて両親の元を離れての生活に戸惑う日々。
人見知りで他者と打ち解けられない彼女はそれでもアーニャという同級生と>>続きを読む
2008年制作のオーストラリア映画。
海外のホラーファンの一部では妙に評価が高い「疑似ドキュメンタリー形式作」です。
とは言え、これ通常のホラー映画を期待して見ると「肩透かし」と感じる人が多くなるよう>>続きを読む
スパイダーマンと言えばデジタル技術の導入後の本格実写映画化が2002年から現在3サイクル目に入っている訳でバットマンとスーパーマンに並ぶアメコミスーパーヒーローを代表するキャラクターです。
「アメコミ>>続きを読む
オリジナルの「ゴーストバスターズ」は日本での公開は1984年公開だったと思うので今年で38年となります。
すでにリメイクも製作済みだが今回はオリジナルシリーズの直系作となっており、リメイクではなくあく>>続きを読む
アメリカではよく知られたジュブナイルホラーのアンソロジー集を基に映像化した作品。
プロデュースはギレルモ・デル・トロ、監督はスェーデン人のアンドレ・ウーブレダルが担当。
1968年のペンシルベニア州>>続きを読む
とあるアメリカの片田舎の町で陰惨な事件が発生。
屋内でその家の家族の変わり果てた遺体が次々に見つかります。
何者かがその家に押し入った形跡はなく、奇妙なことに現場の状況からは逆に彼らがその家から逃げ出>>続きを読む
娯楽映画のネタ等とっくに尽きているような状況ですから大抵のお話は途中でおおよそ結末の予想が付くもの。
その上でどうやって観客の読みを外して面白い物語に仕立て上げるのかが作り手側の腕の見せ所。
ところが>>続きを読む
Me Too時代のジャンル作はこうなるのね…。
若く美しい女性が男どもの「毒牙」にかかり、命を懸けて復讐に挑む…。
という内容に関してはもうそれ自体が独立したジャンルと言えるほど多様な作品が作られてき>>続きを読む
アメリカ本国では13日の金曜日に公開されてスマッシュヒットとなった低予算ホラー。
ジャンル系の作品制作ではA24スタジオと並んで勢いのあるBlumhouseスタジオの作品。
製作費は低予算ホラーにあっ>>続きを読む
クリスマスはアメリカ人にとって、やはり特別な休日。
そのためクリスマスをネタにしたり舞台とした作品は数が本当に多い。
本作も新たにその系譜に連なる一本ではありますが、内容はかなりユニーク。
当初は”S>>続きを読む
面白い作品なのだがその面白さを伝えにくい作品でもあります。
監督・脚本のジェフ・ニコルスは生粋のインディー映画派のクリエイターで本作もインディーズ製作であっても可笑しくない作風になってます。
ワーナー>>続きを読む
ホラー映画に限った話ではありませんが、娯楽映画のネタなど、すでに使い尽くされているといっても過言ではないでしょう。
そうなってくると、どうすれば新鮮な印象の物語に仕上げられるのか。
そこが作り手側の腕>>続きを読む
何かといわくつきの一本である。
元々は2019年の秋に公開予定だったものが公開直前の8月にアメリカで相次いで起きた銃の乱射事件のあおりを受けてお蔵入り。
以来、度重なる公開日変更の末、本国では紆余曲折>>続きを読む
オープニングで作り手側の製作意図が明示されているのが面白い。
本作はかつて放送されていた(と言う想定の)SFテレビドラマのエピソードとして作られているのだ。
80年代以降のアメリカ製SF映画と言えば>>続きを読む
※分かりにくいストーリーではないので本作に関しては事前に予告編は見ない事をお勧めします。
これはちょっとレビュアー泣かせな作品ですが私は大変、気に入りました。
ロサンゼルス。主人公のウィルは恋人のキ>>続きを読む
えらくポスタービジュアルは「アクション篇」っぽいですが、中身はかなりドラマ色が強いのでご注意を。
1983年、宇宙空間でのミッションを終え、2名のロシア人飛行士がポッドで地球に帰還。
しかしその過程>>続きを読む
ユタ州の片田舎、Snow Hollowは冬場にはスキー客でにぎわう小さなコミュニティ。
そこで冬の満月のある日、女性が殺害される残虐な事件が発生。
遺体の損壊状況から動物による襲撃と思われたのですがそ>>続きを読む
この10年ほどの間に起きた米映画界最大の変化はMarvel+ディズニーによるフランチャイズ展開とストリーミングサービスの本格普及だろう。
自社のヒーローコンテンツの映像化で台頭したMarvelスタジオ>>続きを読む
気鋭のホラークリエイター、M・フラナガンの新作。
あの「シャイニング」の正統続編である。
キューブリックのシャイニングは確か日本ではお正月映画だった覚えがあるが「エクソシスト」や「オーメン」といった>>続きを読む
「アメコミ」作品がハリウッドのメインストリームとして君臨する中、アメコミ作品として初めて主要映画祭でノミネート&受賞(ヴェネチアおよびアカデミー)を果たした「異色作」。
ただ、脚光を浴びた事が逆に論争>>続きを読む
久々のSFバイオレンス。
本作を見て真っ先に思い浮かべたのはやはりRobocopである。もちろん、P・バーホーベンによる元祖版。
それは肉体とテクノロジーの融合に伴って「人間性」がどう変容するか、そ>>続きを読む
ギレルモ・デル・トロ監督が製作陣に名を連ねたホラー作。
オレゴン州の鉱山町に太古からこの地に伝承が残る悪鬼”Wendigo”が蘇る…と言う少し毛色の変わった「伝承ホラー」。
本作はアメリカとカナダそ>>続きを読む
シリーズのリブートを図った前作の大ヒットを受けた新生第2弾。
前作が基本的に第一作”Jurrasic Park”の「焼き直し」だったこともあり、本作はリサイクル臭の払拭が課題だった訳だがマンネリに陥>>続きを読む
珍品フィンランド製のスラッシャーホラー。
80年代、膨大な量の米国産のホラー映画が世界市場に供給されたことから、それらの洗礼を受けた各国の作り手達が自国でホラー映画を作り始めたのが90年代後半。
既>>続きを読む
エドガー・ライト待望の新作は舞台を故郷、イギリスに戻して1960年代と現代のロンドンのソーホーで一人の女性が経験する奇妙で恐ろしい出来事を描いております。
本作もやはりコロナ禍の影響で公開が予定より1>>続きを読む
イギリス製の低予算ホラー。おなじみの設定を利用しながらも登場人物の描写にも留意していることもあって楽しめる「拾い物」。
仲間を不幸な出来事で失った友人たちが亡き友人と計画していたトレッキングの旅に出>>続きを読む
米ワーナースタジオ発 怪獣映画シリーズ最新作。
コロナ禍の影響でゴジラのおひざ元である日本での公開が世界で一番遅くなったと言うのは皮肉な話。
予想どおり本作の人間側のドラマはかなり緩いものになってお>>続きを読む
恐怖は何処から生じるのか。
人にとっての恐怖の正体とはどのようなものだろうか。
本作は至って低予算のホラー作品であり、派手なところは何一つない作品である。
配役も地味であり、見どころとなる流血シーン>>続きを読む
デビュー作「Witch」で注目を集めたロバート・エガースの第2作ですが、本作もかなり個性的なものになっており、好き嫌いが分かれると思われますが完成度は極めて高い。
前作、”Witch”はアメリカ植民地>>続きを読む
デビッド・クローネンバーグの息子さん、ブランドン・クローネンバーグの作品。
内容は一応SFジャンルの作品だが流血の度合いが高く、そのためかホラー系の作品として扱われることも多い模様。
他人に自己の意識>>続きを読む
前作は露骨にB級モンスターホラーの内容ながら英国人監督らしいシリアスな作風と主演のE・ブラントの演技力もあって新鮮な印象を受けました。
そのエンディングを引き継ぐ形で幕を開ける本作、第2弾の命題:スケ>>続きを読む
コロナ禍の影響で公開が1年以上遅れてしまったある意味不遇な作品。
Marvel Cinematic UniverseについてはEnd Gameで大きな区切りがつきましたが、この一連のフランチャイズ展開>>続きを読む
もちろん日本の某有名漫画とは何の関係もないB級バイオレンス・サスペンス。
ジョセフと妻のアン、そして一人娘のレネーはカナダの森林地帯の奥深く、ジョセフの両親から譲り受けた土地にひっそりと暮らしており>>続きを読む
Avengers: End Gameで大きな節目を迎えたMarvelスタジオだが、本作はその後、初めて紹介されるキャラクターによる完全な新作。
その意味で本作こそが新たなフェーズに入ったマーベル映画シ>>続きを読む
フランチャイズ戦略の展開に乗り遅れたユニバーサル映画が物置から引っ張り出したのが「モンスターホラー映画」。
元々同スタジオはドラキュラやフランケンシュタインといったB級モンスターホラー映画から発展した>>続きを読む
ジェームズ・ガンは典型的なオタク志向のクリエイターだが世渡りに支障が出るほどエゴが強い訳では無いようだ。だからMarvelにおいてGardian of the Galaxyをシリーズ化することが出来た>>続きを読む