Eikeさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

Eike

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恐怖ノ黒電話(2011年製作の映画)

3.3

この邦題やジャケット写真からすると電話をネタにした「ホラー映画」だと思い込んで鑑賞しましたが、かなり印象が異なる作品だったのでちょっとビックリ。逆に言えば予想が外されたともいえる訳で面白かった。

D
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ゾンビ・リミット(2013年製作の映画)

3.3

延々と続いてきた”ゾンビ・ブーム”。
ブロックバスター大作からコメディ、今ではTVシリーズまで作られてもうパターンは出尽くした感が無きにしも非ず...。
という事で本作にはあまり期待はしておりませんで
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サイレント・パートナー(1978年製作の映画)

3.6

70sらしさに満ちたサスペンスミステリ作。
日本での公開時(1979)の配給も大手では無く、至って地味な扱いだったと思うのですが私は後に場末の名画座(死語ですね)で見てその意外な面白さに驚いた記憶があ
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.2

サンフランシスコの郊外。
児童養護施設"Short Term 12"は様々な事情で未成年の子供たちが家庭を離れ共同で暮らす施設
施設の管理・子供たちのカウンセリングにあたるのは20代の若者を中心とした
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モンスター 変身する美女(2014年製作の映画)

3.8

このタイトルからB級モンスターホラー映画をイメージして見てみると「話が違うじゃないか!」と怒り出す方もいらっしゃるかもしれません。
私もその一人だったのですが幸い途中でギアをうまく切り替えられたのでラ
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トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

3.5

この邦題からすれば「娯楽作」の印象を受けるが、実はかなりシリアスなドラマになっております。
脚本家・小説家であるS. Craig Zahlerの演出デビュー作。
製作費は180万ドル程度、撮影日数はた
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.3

内容は完全なB級モンスターホラーで、説明不足や不合理な描写も目につく作品ではありますが興収面・批評面でも成功を収めたスマッシュヒット作。
製作費はおよぞ20億円程度ですがアメリカだけでその10倍近く稼
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.7

2015年のベストSFとの呼び声も高かった「エクスマキナ」で監督デビューを果たしたアレックス・ガーランド、注目の第2作。

宇宙から飛来した小隕石が米国の東海岸に落下。その地点を中心に異常な空間が出現
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ハウス・バウンド(2014年製作の映画)

4.0

ニュージーランド発のユニークなB級ホラー。
祝日本公開。

BFと共謀してATMから現金を盗み出そうとしたカイリー(Morgana O'Reilly)は逃亡にしくじってあえなく逮捕されてしまいます。
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ファイナル・アワーズ(2013年製作の映画)

3.9

小惑星の地球衝突によって人類の滅亡が不可避となったその日。
主人公、ジェームズ(Nathan Phillips)は恋人ゾーイ(Jessica De Gouw)を残し、友人の邸宅で開催される「最期のパー
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サウンド・オブ・マイ・ボイス(2011年製作の映画)

3.5

ブリット・マーリング(主演&共同脚本)の異才ぶりが伝わる異色作。
これまたちょっと困った、ひねりの効いた「サスペンス映画」です。
私は気に入りましたがすっきりとした分かり易い映画をお求めの方にはどう
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プロフェシー/恐怖の予言(1979年製作の映画)

3.2

闇の中にこだまする荒い息遣いと移動する光の群れ。
高まる犬たちの興奮した鳴き声で幕を開ける実に映画らしさが漂う1979年製作のSFモンスターホラー映画。

日本での公開はえらく地味な扱いだった記憶があ
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オキュラス 怨霊鏡(2013年製作の映画)

4.2

地味ながらも中々ソリッドな低予算ホラー作です。

原題のOculusとはラテン語で「眼」。
本作では覗きこむ人間を異世界から見つめ返す邪悪な鏡の事を表しているのでしょうね。
製作費500万ドルの低予算
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.9

オーストラリア出身のマイケル&ピーター/スピリエッグ兄弟の脚本&監督作。
主演は以前”デイ・ブレイカーズ”でも組んだイーサン・ホーク。
ロバート・ハインラインの短編と日系理論物理学者、加來 道雄氏の仮
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The Children(原題)(2008年製作の映画)

3.6

2008年の英国製ホラー。
地味な作品ですが面白い。
日本でもいずれ紹介されるだろうと思っていたら全くその気配が無い。
これはちょっと勿体無いですね。

ホラー映画における子供の扱い方は難しくなってき
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ビギニング(2015年製作の映画)

3.8

世界の各地でテロや紛争が激化し人類が危機的状況を迎えていたある夜。
主人公デビッドが亡き妻の墓参に向かって車を走らせていたところ突然空から火球が飛来。
つられて横転事故を起こした彼は傷つきながらその落
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

究極の変化球的怪獣映画ですかね。

私はハリウッド版のゴジラ諸作に関しても肯定派ですが、それでも人間側のドラマとゴジラ側の描写の結びつきがおざなり過ぎて不満を覚えずにいられないのもまた事実。
ですから
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.0

インターネットの普及は映画製作にも様々な影響を与えています。
その一つとしてアマチュアだったりチャンスをものにしたいクリエイターたちによる発信が容易になったことは大きい。
本作はこれが長編デビュー作と
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ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)

3.7

7歳になる息子、サミュエルと一軒家で暮らすシングルマザー、アメリア。
悲惨な事故で夫を亡くしたショックを抱え、反抗期を迎えて扱いにくくなる一方のサミュエルへの接し方に悩む日々が続いております。
そんな
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ブロブ/宇宙からの不明物体(1988年製作の映画)

3.8

数あるリメイク作の中では間違いなく「成功作」。
B級SFモンスターホラーのエッセンスが凝縮された快作。

オリジナルは1958年制作の「SF人喰いアメーバの恐怖」です。
若かりし日ののスティーブ・マッ
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.7

要するにもしジェーソン・ボーンが「レインマン」だったとしたら…というお話ですね。

「ザ・タウン」そして「アルゴ」で非凡なところを見せた演出家としてのB・アフレックですが次世代ダーク・ナイトの重責を引
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.5

高度自律型AIとその創造主である人間との関係をスリリングに描いたSF。
このテーマ自体はもう定番ですね。
比較的最近の作品でもジョニデの、「トランセンデンス」やニール・ブロンカンプ監督の「チャッピー」
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クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

4.2

こんな豪華なB級ホラー映画を見れて幸せだなぁ。
ギレルモ・デル・トロ監督は現在のアメリカ映画界で言えばT・バートン、W・アンダーソン等と並ぶビジュアリスト。
多くの作品でクリーチャーやガジェット類に関
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.2

ガンで最愛の母を亡くしたナンシーは医学部を中退し、失意の内にメキシコを訪問。
その目的は母から伝え聞いた美しいビーチでサーフィンをすること。
ようやくたどり着いたひっそりと隠された宝石のように美しい海
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グースバンプス モンスターと秘密の書(2015年製作の映画)

3.8

Goosebumpsはアメリカの作家R・L・スタインによって60冊以上が発行されている人気のホラーアンソロジー。
アメリカ人ならまず知らない人はいないくらいに有名なシリーズ書籍です。
対象は10代前半
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.9

脚本と演出がシェーン・ブラックで舞台がLA、そして二人のP.I.のバディムービーとくればもちろん快作”Kiss Kiss Bang Bang”なのである。
本作はブラック監督のKKBBの兄弟編といった
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.9

P・ジャクソンによるデジタルリメイクが2005年の作品でした。
それ以来、アメリカのブロックバスター映画製作のスタイルに大きな変化があった訳ではない。
デジタルとアナログの両立をどう図るか、は依然とし
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サラリーマン・バトル・ロワイアル(2016年製作の映画)

3.3

MarvelスタジオでGuardian of the Galaxyを発表し一躍、米エンタメ界のフロントランナーに躍り出たオタク派のクリエイター、ジェームズ・ガンが自身の脚本を元にプロデュースした低予算>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.4

新興勢力と言えるマーベルスタジオがけん引するアメコミ映画ですがアメコミの本格的な映画化といえばDCコミックの映画化でワーナーブラザーズの十八番だったはず。
それが1978年の「スーパーマン」であり、1
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

本作に関しては「予告は絶対見ないこと」を強くお勧めします!

それまでTVでの活動が中心だったコメディアン、ジョーダン・ピール氏の監督デビュー作となる異色B級怪作。
事前の注目度は恐らくかなり低かった
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.0

ストップモーションアニメーションのスタジオ、Laikaの作品。
かなりの「異色作」。
アメリカ映画なのに、「日本映画」になっております。

欧米の諸作品における「日本」のイメージ描写には多くの場合、中
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The Eyes of My Mother(原題)(2016年製作の映画)

3.8

2016年のアメリカホラー映画の「収穫作」。

各地の映画祭でも話題になったようですが、鑑賞してみればなるほどと納得できる力作となっておりました。
面白かったです。
ただ、ホラーファンであってもこの独
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

コロンビア映画の旧ロゴが懐かしい…。
タランティーノ監督の第9作。
彼は以前から10本で引退するとコメントしていた経緯があり、それが今も変わっていないなら残りはあと1本となります。

本作は実力・キャ
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

3.0

これがアメリカ映画の「今そこにある危機」なのかも…。
フランチャイズ戦略が進んだアメコミ作品が興行面のけん引役となる中、そうしたフランチャイズを持たない映画会社でも躍起になってそうしたフォーマットの採
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セルラー(2004年製作の映画)

3.4

駆け抜けろ!
最近ではとんと見られなくなったアメリカ映画らしいB級アクション映画の佳作です!

等と書いてみたものの、ちゃんとベテラン組も2人も出演しているのだ:W・H・メイシー(ファーゴ)とキム・ベ
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テルマ(2017年製作の映画)

3.2

北欧産異色ジャンル作
ノルウェーの片田舎から首都オスロの大学にやってきたテルマは生まれて初めて両親の元を離れての生活に戸惑う日々。
人見知りで他者と打ち解けられない彼女はそれでもアーニャという同級生と
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