Ninicoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

2.9

人から勧めて貰って2回観ようとして途中で挫折して、なんとか今日観切った。

合う合わないが如実に別れる映画な気がする。

スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.3

ジャッキーが良かったのでパブロ・ラライン監督の作品ということで劇場で鑑賞。
もっと皆さんのレビューやダイアナ関連の記事を読んでから観に行けばよかった。

衣装やセットは壮絶な美しさ。
けどダイアナのこ
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アムステルダム(2022年製作の映画)

4.8

歴史上のある陰謀が土台の物語で、戦場で知り合った医師と弁護士と看護師の3人の友情と殺人事件を描きつつ、事件の真相をデヴィッド・O・ラッセル監督の独自の解釈でほぼ実話で映画化した作品。
 ここまでの情報
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.6

黒人ピアニスト、ドン・シャーリーの話だと知っていればもっと早く観たのに!
ジャケ写とタイトルと宣伝の雰囲気からして最強のふたり的なほっこり映画かと思い込んでなんとなく時間のある時に観ようとこんなにも長
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

この『NOPE』は、監督ジョーダン・ピールの前作、黒人差別をサイキックなホラーで描いた『ゲットアウト』が傑作だったので、必ず観たいと思っていた。開始から只ならぬ不穏な空気、最悪の悪夢が始まることを告げ>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.1

クリストファー・ノーラン大先生の超有名作品、インセプションを観ないまま2022年まで生きてしまった。
TENETもインターステラーも観て、それなりに興奮したし、関連監督の作品ということでレミニセンスも
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.3

国際線の機内で退屈凌ぎに鑑賞。
まあ、原作東野圭吾ですからね。話は誰が観ても面白いもののはず。と思って見てみたら長澤まさみが格好良すぎて映画より長澤まさみの虜になってしまった。

木村拓哉と並んでも見
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.4

トヨエツと浅野忠信は日本人として誇れるくらい演技も外見もカッコいいが、そのもっと上を行くアメリカ軍のホットでクールなカッコいい男達像が際立ってしまってる演出がなんか悔しい。

真珠湾での歴史のことを知
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.6

タイトルが秀逸。っていうか、率直かつ個人的な感想で言うとマジ、クソなんですど。w
主人公は美しいし聡明だし、女性が真っ直ぐ立とうとするとフェミニズム過ぎる人達の勢いに巻き込まれたりしがちなところを、絶
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.8

俺にこのペンを売ってみろの件は営業の世界ではあまりにも有名。というか、この映画が発祥だったことを昨日知ったが、そのくらい新人営業の教育で使い倒されてきたエピソード。

「客がイエスと言うか死ぬまで電話
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.7

勿論みんなが言う通り、センスが良くて考えさせられて深く感動する良い映画なんだけど、
A24のフィルムは好きで良く観るんだけど、
ここの作品っていつも最終的にじーんと感動して、嗚呼、良い話だなぁってシャ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.4

主人公は女子高生で、家族は彼女以外全員聾者。家業は漁業で彼女もそれを手伝いながら音大を目指す。

と、この映画の設定を簡潔にまとめてみると、やや健常者には共感しにくそうではあるが、実際観てみたら凄い映
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The Hand of God(2021年製作の映画)

3.9

GWお家鑑賞

映像と景色が綺麗。
フェリーニ好きなら刺さるかも。
衝撃的な性描写シーンあり。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

クイーンズ・ギャンビットのアニャ・テイラー=ジョイが出ているというそれだけで映像は美しくファッショナブル。
内容はとんでもなく個性的。

映像や音楽がかっこいいだけでなく設定も物語も特殊さが混雑してい
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

4.8

観ながらドキドキしすぎてスマートウォッチのストレス計バグった。
ロザムンド・パイクの猛々しい色気が格好いいし、特殊設定の大渋滞だけど渋滞なりに全部回収してくるし、スタンダードかと思いきやこの映画でしか
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

4.3

今年観た中ではかなり泣かされたミュージカル映画。
LALALANDとグレイテストショーマンの音楽チームが音楽を担当しており、キャストの歌唱力、演技力共に素晴らしいが楽曲の編集、編成もハイクオリティだっ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.9

多様性を肯定する世界とか、夢を叶える情熱とか、愛する人を大切にする想いとか、
素晴らしさと華やかさが詰まってて、This is meで涙した。

ただ、やっぱりこれはラ・ラ・ランド嫌いっていう人が、「
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.9

公開時に鑑賞済みだったが、最近ネイルサロンで久しぶりに鑑賞。
原作はロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」「ガラスの大エレベーター」。
美大の学生になってから読んでみて好きになった児童文学作品。
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レミニセンス(2021年製作の映画)

3.4

水没したマイアミの街並みの映像はとても綺麗。美男美女が愛を紡ぐシーンも美しいし、音楽も良い。

しかし、クリストファーノーラン的でディストピアかつ荒涼としたハードボイルドな難解SFの世界をイメージして
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

3.5

ブラックミュージックのドキュメンタリー映画。
50年近く前のフェスティバルの未公開映像が観られるのはとても貴重。
特にスライ〜!やっぱり最高。スライ大好き。映画館でもノリながら観てる人がちらほらいて、
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.6

村上春樹の短編小説が原作で、
ハッピーアワーの濱口監督の脚本。
チェーホフのワーニャ伯父さんを劇中劇にしたこの映画は、いかにもインテリ受けしそう&カンヌ映画祭で脚本賞も受賞したとのこと。村上春樹育ちな
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.1

子役の女の子の演技が上手くて、濃いまつ毛や前歯がないところまで完璧に作品にハマってた。3回泣いた。

しがない会社員の私には身近に起こりようがないような、桁外れの天才児童の教育をどうするかの話なのだけ
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

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もう一度観たいので点数なし。

途中で用事が入ったのと中盤で退屈に感じてしまい中断。
ながら鑑賞で再開したものの話について行けず。

音楽と景色は美しく、演技も良い。情景で細かい感情を語らせるタイプの
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

ただただ脚本の緻密さ、演出のダイナミズム、映画としての熱量に喝采です。
久しぶりに鑑賞後に唸らされる凄い作品を観ました。
風変わりな美術、配役の斬新さ、テーマの同時代性。どれをとっても凄いの一言。
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

カルテットが好きだったので配信で見てみた。サブカル育ちのロスジェネ世代なら絶対に刺さる。
私たちが生きた東京って、メインカルチャー的感受性で生きる人たちとサブカルたちとの断絶がすごかったので、恋人と同
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.6

クリストファー・ノーラン監督の代表作の一つ。
宇宙へ旅立つ男とその家族を描いた話としては、
ラ・ラ・ランドのデイミアン・チャゼル監督の「ファースト・マン」と設定が似ている。
この2作品は宇宙シーンの美
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「納屋を焼く」は初めて好きになった村上春樹作品。その後も沢山村上作品を読んできた元ハルキストだけど、

…こんな話だったっけ?

『そこに存在していないことを忘れることが大事』だと言っていた彼女は煙の
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.5

冒頭のカフェでグラスの飛沫を映すところまで観た時点で、完全にいつかの、学生の頃好きだったガイ・リッチーの世界だと嬉しくなった。

コッポラの映画のカンバセーションのことについて言っているシーンがあった
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.3

コロナ渦で閉塞感を感じている今こそ観たい新感覚ループ。

SF小説やアニメでよくあるタイムリープものではあるが、抜群にお洒落な80'sテイストの映像と音楽の力で大人がデートで観ても楽しめる映画になって
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おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

3.4

途中まで面白かった。
笑える。

最後のまとめ、いるのかなあ?
オリジナルに寄せたのかもしれないけど、
常盤貴子さんとか田口浩正さんはかなりのいい味が出てるキャラ揃いで、これはこれで日本版独自の世界観
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.6

映画好きの大人が安心して楽しめる、21世紀のどんでん返し系映画を語る上で外せない作品。

B級チックなカメラワーク、狂気じみた音楽センス…。アイズワイドシャットやツインピークスを彷彿とさせる妖しさ満点
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本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

3.3

記録
イメージフォーラムにて



脚本の良さはわかるけど、作品として好みではなかった、かな。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.8

何十回も観た、一番好きな映画と言っても過言ではない作品。

コカインでブチ上がった女とヘロインで酩酊状態の男の対照的なダンスのシーンは歴史的名シーン。

一つ一つの場面、言葉がとっても重要で、誰が観て
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.4

ポスターが魅力的で観てみた。
出演者たちが目を手で隠して写っているポスターである。サブカル寄りのタッチでデリヘル嬢を描いた作品かと思いきや、思った以上に深いものを見せられた気分。
どうにもならない閉塞
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