この映画の素晴らしさを語るために言葉を尽くすことすら烏滸がましくなるほどの大傑作。
あまりにも有名なシーンばかりで、例を挙げれば枚挙に暇がありませんが、本作やマーティン・スコセッシ、ロバート・デ・ニー>>続きを読む
ポスト・アポカリプス世界に朽ちたホワイトハウス!
ウェズリー・スナイプスに恩赦!
大統領専用車ザ・ビーストをマッドマックス的魔改造!
このバカ映画、10年たってもテンションそのままにやって来た!
……>>続きを読む
制作会社のタイトルロゴからニクい演出。
ミュージカルとしての映画的な魅力にあふれた、気持ちいいはじまりですね。というか極彩色のカラーリングとか、舞台っぽい縦横無尽な照明ワザとか、フィルライト的なネオン>>続きを読む
しょっぱなから「ゾンビ映画あるあるギャグ」出血大サービス。
ゴア描写では遊び心が、お約束展開には天丼ギャグがありつつ、ゾンビ映画だからこそのカタルシスもしっかり。
おバカコメディでありながら'00sな>>続きを読む
実際の猟奇殺人に材をとった、ヒッチコックの大傑作スリラー。
まだ物珍しかったテクニカラーと、意欲的なワンカット(風)撮影の試み、作品内と作品外の時間が一致する構造、当時は新鮮だったであろう"コロンボ">>続きを読む
地獄はパリの地下にあった!
"トレジャーハント+モキュメンタリー×ホラー"と、なかなかてんこ盛りで意欲ある映画。公開当時はピューディパイが宣伝してたとか。
原題「As Above, So Below」>>続きを読む
トロマ生まれタランティーノ育ちの、イーライ・ロス監督(冒頭の喫茶店でむせてた旅行客のツレ)の出世作。
序盤のセックス描写つるべ打ちには、性的対象化甚だしいものを感じないではありませんが、まさしく"ト>>続きを読む
ジョン・コンスタンティンといえば『スワンプ・シング』の相方で「ジャスティス・リーグ・ダーク」のメインメンバー……、ですが事前学習は要らない内容になってます。
レイチェル・ワイズとかシャイア・ラブーフ>>続きを読む
イギリスを代表するマイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督作にして、エレガント女優デボラ・カーの出世作です。
清廉潔白を志向する真面目な修道女が対峙するのは、宗教のるつぼ・ヒマラヤ山脈と『>>続きを読む
ルイス・キャロルのおとぎ話が、シュヴァンクマイエル監督のシュルレアリスムと混じり合い、摩訶不思議なワンダーランドを生みだしてます。
『不思議の国のアリス』がもつ、「物語」への構造的な姿勢、「現実」に>>続きを読む
何もないインターステートハイウェイの茫漠とした不安感、そこに現れた正体不明の男による、あまりにも恐ろしく不条理な惨劇。
サイコ・スリラー的な前半と、'80sらしい爆発カーアクションの後半、衝撃のクライ>>続きを読む
ボディ・ホラーの帝王クローネンバーグ、特殊メイクの両雄ディック・スミスとクリス・ウェイラスによる秀作!
そして"怖い脇役"界のドンことマイケル・アイアンサイドの出世作でもありますね。
後世のあらゆる>>続きを読む
『エド・ウッド』でベラ・ルゴシに扮したマーティン・ランドー
vs
『レベッカ』で狂気の家政婦を演じたジュディス・アンダーソン
音に聞く幻の名作が完全版でアマプラに!
モダン建築やテレビドラマっぽい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
映画作品として、またオタクとして一喜一憂しながら観ましたが、松下哲也さん(京都精華大学マンガ学部准教授)が「84年版ゴジラ」と評していて、たしかに第一印象として頷けなくもありません。
内容は、
シン>>続きを読む
北欧の鬼才、ジョナス・アカーランド!
北欧の至宝、マッツ・ミケルセン!
ビビッドでハイトーンなカラーリングの、冗談みたいにマンガチックなキャラクター達の登場で、遊び心あふれる字幕芸にノリノリの『セプテ>>続きを読む
おもしろ殺人ピタゴラスイッチ映画シリーズ一作目!
ところで、このオープニング・クレジット、フランスの人は怒ってもいいんじゃないですか?
ホラー的な説明ぜんぶ喋るし、ホラー的な演出ぜんぶ見せるのには'>>続きを読む
もはや古典ともいえるジェームズ・ワン&リー・ワネルの金字塔ホラー!
謎の人物が転がっているのを見て、勘のいいホラーファンならすぐにでも気づいてしまいますが、しかし映画的にブンブン振りまわした結果、ネタ>>続きを読む
最新作までアマプラ見放題ということで、"観たんだか観てないんだか映画シリーズ"のコンプリートを目指して鑑賞。
カラフルなスポーツ・コンパクトカーや途切れることないノリノリ音楽に時代を感じつつ、人種や>>続きを読む
『アベンジャーズ』のフランク・グリロ&カラン・マルヴェイ!
×
『ザ・レイド』のイコ・ウワイス&ヤヤン・ルヒアン!
B級アクション+B級SFだけど、予算は前作の倍だぜ!!!
共感シアターのウォッチ>>続きを読む
ベイっぽい、エメリッヒっぽい、キャメロンっぽい……と観せたいもの・やりたいことがよく分かり、その意欲は買いたい映画。
落ち着きのないハンディカム撮影には'00年代の最後っ屁ぽさがあり、いろんなもののエ>>続きを読む
あの名作の楽屋エピソードから、映画史における音響効果の変遷や、映像表現における音声・効果音・音楽というものの本質的な意義まで、ためにしかならないドキュメンタリーです。
紹介される映画は当たり前なほど有>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
『ピノキオ』に注目しすぎてこちらは「『怪物團(フリークス)』っぽい話?」程度の認識だったのですが……しかし。
『クリムゾン・ピーク』『シェイプ・オブ・ウォーター』を凌ぎ、『パンズ・ラビリンス』にも比肩>>続きを読む
「中年の危機」などなんのその。愛する家族を守るため、殴れ、撃て、燃え上がれ!
マイケル・アイアンサイドにクリストファー・ロイド、奥さんはコニー・ニールセンという豪華脇役陣のなか"誰でもない"ダメ親父を>>続きを読む
いろんな映画のパロディがうれしい、大人のユーモアを感じさせるなかなかの秀作。
キャラクター描写からストーリーラインの起伏までオトナの鑑賞に耐えうるものになっており、なおかつ描き方・落としどころの子供向>>続きを読む
セレヴィを愛でてスイクンに惚れる映画。
前三作の壮大で深長で特別な映画としてのポケモン感は薄まったものの、これまでと同じような「生命倫理」や「環境問題」「人間のエゴ」などのテーマを身近なスケールに収め>>続きを読む
やっぱりポケモンのタイトル・ロゴはいつ観てもテンション上がりますね。
生物や自然環境に関する社会問題というモチーフから、高慢で不遜な人間描写に、日本特有の「南海への理想視」や、音楽のエッセンスまで、ど>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
バットマンとは、"復讐"なのか"ノブレス・オブリージュ"なのか、あるいはそれとも――。
「映画館で観るべき"黒さ"」「まさにフィルムノワール」「ジェームズ・エルロイっぽい」「Qアノン以降の時代性」と、>>続きを読む
羊の群れとそれを見据える狼、静けさを破るハンターの銃声。そのショッキングで含意ある冒頭から心掴まれます。
この町での生活を抜け出すためには軍か大学か"天国"みたいな刑務所しかないという、険しい雪山のよ>>続きを読む
'00年代も中頃になると、MCUに通じる雰囲気がにわかに濃くなりますね。"ヒーローの所業が不幸なかたちで社会に暴かれる"というあるあるも、シリーズが続けばできること。
ライアン・レイノルズの軽薄さは>>続きを読む
『ブレイド』&デヴィッド・S・ゴイヤー×ギレルモ・デル・トロ!
信頼のドニー・イェンに食えないロン・パールマン、そしてかわいいノーマン・リーダスという布陣で、もうお腹いっぱい。
原作ありきの仕事とはい>>続きを読む
あまりにも不条理で凄惨で狂気的な山尾悠子『遠近法』、といった感じ。きらびやかな料理からエグいグロ描写まで秀逸ですし、そこに象徴されている深遠さも重要。
シンプルかつシンボリックな上下階層や、そこで結>>続きを読む
リドリー・スコット監督を語るうえで欠かせない「男たちの決闘」というモチーフが、少年漫画的ストーリーテリングで顕現した作品。
リドスコお得意のスモーク芸は、朝靄・煙・雪・砂塵・カーテンと縦横無尽に展開さ>>続きを読む
お酒をのみたい高校生となぜか手伝ってくれるおばさん……というシチュエーションを拡大しながら一本通すのには難しさがないではありませんが、しかし色々な恐怖(とくに田舎コミュニティとそのコンプレックスの恐怖>>続きを読む
Chapter1っていう27年分の"前振り"が効いているから、ジャンプスケアの天丼ギャグからビル×ベバリー×ベンの色恋沙汰に、各個人の過去に絡んだトラウマやビルが少年を救おうとする悲壮感まで、泣き笑い>>続きを読む
スティーブン・キング映画のニュークラシック!
"子供をひどい目に遭わせる恐怖映画"二大巨頭とは、今ホットなジョン・ワッツと本作監督アンディ・ムスキエティ。『MAMA』の衝撃と感動は鮮烈で、今回は大物">>続きを読む
アヴァンタイトルの一悶着とオープニング・クレジットのバトルシーンがかなりしっかりめで、かっこいいタイトルロゴが出るころにはテンションMAX! ファンサ的寄り道はなく、本編はキレもテンポも快いです。
目>>続きを読む