GONさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

沈黙(1962年製作の映画)

4.6

求めていたベルイマン映画であった…

ベルイマン映画はセリフが少なけりゃ少ないほどいい。口なんてものは要らん。『仮面/ペルソナ』とかこの映画みたいな作品をベルイマンは一生撮っていて欲しかった。

タイ
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冬の光(1962年製作の映画)

3.3

なんかもう大体確信に近づいてきたんだけど、僕が映画芸術に求めているものはベルイマンじゃねぇ。何もかもが刺さらん(まだガキだからってのもあるかもだが)。最初の教会のシーン良かったからその後の展開期待して>>続きを読む

鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

2.8

ベルイマンに出てくる女優はイヤ〜なオーラ出てて生理的にキツいイメージがずっとついてるんだけど、今回のヒロインは珍しく受け入れられた。ストーリーは後半からやけに難しくなってくる… 何言ってんねん… あ>>続きを読む

夏の遊び(1951年製作の映画)

2.0

幸福→絶望への突き落とし。
バレエのシーンと海辺のショットの美しさとアニメーションシーンの可愛さ。

ベルイマン監督の 恥(1966年製作の映画)

3.5

音の力で映画全体を大きく動かし、画の力で詳細を伝える。今まで観てきたベルイマンの映画の中で一番性悪説の濃い作品だったな。
家宅捜査徹底しすぎて家爆破して焼き尽くしてんの笑かしに来てるだろ

狼の時刻(1966年製作の映画)

3.6

全盛期ベルイマンのベルイマン色全開ホラー。初期の頃の古臭さは一切無くなり、厳格さといや〜な空気が映画全体を支配している。突発的クローズアップ、人形劇のシーン、重力完全無視歩行…とかワケわからん、芸術的>>続きを読む

夏の夜は三たび微笑む(1955年製作の映画)

3.8

良い人生讃歌であった…
ベルイマンっぽさは皆無だけどそれが好き 古めかしくて堅苦しい他の初期ベルイマン作品よりは数段面白い

万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

役者の演技が上手すぎたおかげで脚本段階から100倍くらい面白くなったであろう映画。

蒲田行進曲(1982年製作の映画)

3.9

特別面白いワケではないけど、好きになれる映画。初っ端から蒲田行進曲流れたのテンション上がったな〜!キ〜ネ〜マ〜の天地〜! あの階段落ちのシーンってマジでやってんのなー。

彼方からの手紙(2008年製作の映画)

4.2

後半からの展開がさすがに予想外過ぎた。なんという思い切りのよさ。
前半部分とか明らかに無意味で無駄な部分多い気もしたけど全編通して素晴らしいショットが沢山あったね。特にバス車内と夜の耽美的なショットは
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やさしい女(1969年製作の映画)

4.1

結婚指輪を嵌める手ショットのあまりの美しさに震える。浴槽で石鹸が落ちるカットやマフラーが舞い落ちるショットも同様の感動を覚えた。
全体的には求めていたブレッソン像と求めてないブレッソン像が混同している
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.9

いかん、爆笑してしまった。特に堤真一。
最初の「全力歯ぎしりレッツゴー」CMの時点でまともな映画じゃないことはすぐに分かった。
どこまでが撮影??ここまで?ん?違うぞ?ここまでか?てかこれ現実?って混
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ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

5.0

前半:☆1.0
ヒドイ。複雑な人物関係を完全に省略してるのに主人公がダメ男だと言うことに大して面白味もないのに1時間もの無駄な尺を費やしている。ジーナの妄想轢死シーンしか良いと思える部分がない。
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チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976年製作の映画)

3.5

カサヴェテス感はあまりないな。
カメラが時々ドキュメンタリーチックな動きをとる。照明の使い方の上手さと映画3本ハシゴを全カットする思い切りの良さ。
あとやっぱりカサヴェテスは作品の出来不出来関係なく長
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オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

4.8

冒頭の10分で完膚なきまでに叩きのめされた。凄い凄い凄い凄い凄い映画!
カメラワークは『フェイシズ』から格段に洗練されていて、映像の配色も鮮やかでカッチョいい…

ガラス越し+クローズアップによる人物
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フェイシズ(1968年製作の映画)

3.0

途中20回くらい寝たからまともな評価できてない気はするが顔のクローズアップが多用されまくってることは分かった。
濱口竜介はPASSIONを作る時この映画の会話劇を参考にしたのかな。空気がピリピリに張り
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天気の子(2019年製作の映画)

3.8

ヒロインかわゆす!映像綺麗でストーリーも後半からちゃんと良かった。
愛にできることはまだあるかいとグランドエスケープのコンボは完全にこれRADのPVやんとか思ったけどテンション上がったからOKですっ

第七の封印(1956年製作の映画)

2.0

OPクレジットの流れるような文字の切り替えと冒頭の空だけで凄さが伝わってくる。死神が出てくるシーン以外面白くはないけども。

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.7

平坦でありふれた日本の家族や社会をこうも美しく風情のあるシャシンを撮れる映画監督は小津しかいない。それと同時に酒場で駄弁ったり金の使い道で夫婦喧嘩したりするしょーもない普通の日常こそが最も美しいものだ>>続きを読む

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.4

1年前に観た時はさっぱりだったが今なら少し分かる。貴方は小津映画を敬愛し、画面いっぱいにそれを描こうとしたんですねミスターカウリスマキ…!

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

4.0

バイオレンスとロマンスをバカみたいに詰め込みまくってて最高。クリストファー・ウォーケン好きィ〜!ゲイリー・オールドマン好きィ〜!チョイ役のブラピも好きィ〜!お陰で元気出たよセンキュータランティーノ。

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

2.0

昨日ある事でめちゃめちゃ落ち込んだので「元気出そうな評判良い映画ないかなー」って探してたらTSUTAYAでこれ見つけたんすよ。
そしたら優しさはあったが元気が出るタイプの映画ではなかったという致命的ミ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

1.5

あ、合わね〜。
エドガー・ライトの映画初めて観たけど絶対この人と趣味合わねーなって劇中OPの選曲で確信してしまった。観る前は絶対これ好きなやつだと思ったんだけどなー。カメラの動きが雑すぎて酔った。

ドライヴ(2011年製作の映画)

4.0

カッケー無駄の省略。
デス・プルーフのあのオッサンみたく途中からゴズリングが「WRYYYYYY!!」ってなるのを期待しまくってたらめちゃくちゃクールに頭のネジぶっ飛んでくれたのでテンション爆アゲでした
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.1

うわーダメダメこれ。僕の憧れを具現化した映画は無条件で好きになっちまうからダメだ。
if世界の結婚生活の多幸感ヤバくないすか?貧乏だけど?記念日にデッカイ贈り物あげたり?合(愛)言葉があったり?愛する
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決闘高田の馬場(1952年製作の映画)

4.0

すごい!こんなハチャメチャでスピーディーな映画今じゃ撮れない!
クライマックスから多用される横流しショットとカメラの切り返しがキレキレ過ぎる。面白いのはその終盤だけなんだけど、あんまし面白くない前半も
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

2.0

フェリーニっぽい。いや、途端に現実に引き戻してくるあたりはホドロフスキーか。

早春(1956年製作の映画)

4.0

不倫映画は苦手だ!!
第三者(不倫相手を除く)の干渉なしに夫婦の関係が崩れていく過程なんて苦しすぎて見てられないわ!!
しかも本編時間が2時間半!長いよ〜泣
しかし構図は流石に素晴らしい。特に通勤者の
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

唐突にブチかまそうとしてくる小泉くっそワロタ

映画的な展開の部分はフツーな感じしたけど現実的な会話シーンは好き それと清原果耶のキャラがめちゃくちゃイマドキJKしてて最高に良い!橋環とか浜辺美波み
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007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

3.0

爆笑要素多すぎてどこから突っ込めばいいのかわからん
最後のパラシュート被さる演出洒落てんね!

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.1

【2022/3/2 再鑑賞】
前半が007作品として、スパイアクションとして大成功していた。
アナ・デ・アルマス可愛い。



【2021/10/1 初鑑賞】
アナ・デ・アルマスえろかわ過ぎ最高

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東京物語(1953年製作の映画)

5.0

【2022/11/12 再鑑賞】☆4.7→5.0
世界一美しくて激しい心のアクションを撮った映画


【9/28 再鑑賞】
小津の映画にはいつも“静”の中に”動”がある。

結局家族ってのは他人であり
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

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流し見。
編集がチンパンジーだったからもう少し頑張れクーパー。あとは良かった気がするからそれだけ。

幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

4.3

いやめっっちゃくちゃあざといんだけど、泣かざるを得ない映画。
最後らへん展開読めてたんだけど「どうか俺を泣かせてくれ!!」とかいう訳の分からん願いを込めながら観てしまってた…

黄色っていう色のチョイ
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