上海十月さんの映画レビュー・感想・評価 - 36ページ目

マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

3.3

フィルムノアールな感じで感じはいいんだけど長い。アレック・ボールドウィンが白人至上主義者演じているのを観ながら、そう言えばアレック・ボールドウィンは、サタデーナイトライブでトランプのモノマネやってる現>>続きを読む

レイプハンター 狙われた女(1980年製作の映画)

2.2

澤田幸弘監督日活ロマンポルノ最後の作品。アクションな監督のイメージなんで濡れ場は、淡白。日活仲間という事でノンクレジットで松田優作が「野獣死すべし」な感じで登場。なんの気無しに見た人は間違いなく驚く。

宇宙大怪獣ギララ(1967年製作の映画)

1.7

輸出を目指してたんで外人俳優も出ている。核燃料の取り扱いが雑。ヘリで持ってくるかね。当時の日本であってもその程度の認識。とうのギララは40分くらいして登場。特撮シーン短めだ。怪獣映画これ一作というとこ>>続きを読む

海燕ジョーの奇跡(1984年製作の映画)

3.0

U-NEXT で奥山和由特集を個人的に始める。例によって春日太一インタビュー本を読みながら鑑賞。三船敏郎に会って製作にこぎつけフィリピンロケでえらい目にあった事が書いてある。フィリピンロケのシーンは本>>続きを読む

凶弾(1982年製作の映画)

2.0

石原良純vs高木澪による大根対決。物語前半の手に砂を握るが如くのジリジリした棒読み対決が見もの。あまり良い鑑賞方法ではありませんが春日太一インタビュー本「黙示録」を読みながら見ると楽しめる。アミューズ>>続きを読む

丑三つの村(1983年製作の映画)

3.0

ビートきよしがオープニングの出征シーンに出てくるのは、「戦メリ」で丸坊主にしてラロトンガ島に行ったが出番が無くなり、たけしも忙しいので帰国した時に、せっかく丸坊主なんでお情けで出してもらったとオールナ>>続きを読む

コブラ(1986年製作の映画)

3.0

久しぶりに見直す。スタローン版ダーティー・ハリー。ピックアップトラックの上からサブマシンガンをブッ放すところが良い。当時の奥様と共演なんで途中からイチャイチャ感が激しく、ノロケてるんではないか?そんな>>続きを読む

彼のオートバイ、彼女の島(1986年製作の映画)

1.8

原田貴和子のヌードシーンがクライマックスの映画。オープニングの短編映画風の演出は嫌いじゃないが、大林宣彦の実験精神には、個人的に全く相性が良くない。モノクロからカラーと忙しいし、途中からどうも男も女も>>続きを読む

形見(1963年製作の映画)

2.2

紙飛行機を追いかける少年のシーンが映画的。他のシーンは、イロイロ背景あるんでしょうが、こういうのやってみるという大林宣彦の実験精神な気がしますね。

痴漢宅配便(1986年製作の映画)

3.0

このポスターよく見かけた記憶がある。滝川真子が「TV海賊チャンネル」に出てた事が懐かしい。螢雪次朗の謎の中国人は、適当。コメディドラマ部分は、雑ながら見てられる。滝川真子の棒読みが変に作品にマッチして>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

2.6

韓国映画界の期待を背負ってるなぁポン・ジュノって感じ。設定に乗れるかどうかがキーポイント。最初は、この列車設定の理解に努めるが、だんだん?なんでだろう?やりたい事は、地球の縮図を列車にぶち込んでいるん>>続きを読む

シチリアーノ 裏切りの美学(2019年製作の映画)

3.0

マフィアの話は何かと踊ってるシーンから始まる気がする。まあオープニングだからね。マルコ・ベロッキオ監督80歳でバイオレンス撮るかぁ!しかし長ったらしい。紛争は時系列で本人回顧は自由という王道の映画方法>>続きを読む

Fukushima 50(2019年製作の映画)

1.3

「東電原発事故10年たって明らかになったこと」を読んだので前回見た時の違和感が増幅され再度時間を空けずに再見する。本来、津波対策の始まりは、2002年から津波について検討されていた。そして2004年の>>続きを読む

ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.8

初見なんですが、デビュー作にその監督の全てがあるby増村保造。最初からポン・ジュノを追っている人にしてみれば「パラサイト」は、本作に近いと感じたかも知れない。逆にその間にある作品は、あまり本作を引きず>>続きを読む

中山道(1963年製作の映画)

1.8

大林宣彦の8mm映画。実験映画といっていいでしょう。面白いかと言うとそうでもない。サブミナルなシーンもあり、こういうのが、やりたい年頃なんだなぁ。ピアノ弾いているのが大林宣彦っていうのが相変わらず多彩>>続きを読む

モダン怪談100,000,000円(1929年製作の映画)

2.3

斎藤寅次郎監督の最古の映画。喜劇映画作家なんでやっぱり喜劇。国定忠治の埋蔵金って!?

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

2.3

長澤まさみのヤサグレた演技がメインの作品。監督脚本の大森立嗣は、いろんなジャンル撮っているが役者もやっているからなのかセットや舞台装置が演劇的。あまり背景に言及しないのはワザとだと思うが子供が執拗に母>>続きを読む

団鬼六 白衣縄地獄(1980年製作の映画)

2.0

なんでも団鬼六になんか名詞挟んで縄地獄にすればタイトルになるみたい。今回は、白衣入れてみました。ロマンポルノ女優で一般映画やテレビドラマでも成功した岡本麗が出演。逆さ吊りになっておばさんから青竹で打た>>続きを読む

愛獣 赤い唇(1981年製作の映画)

2.8

愛獣シリーズ大体観たと思ったら、本作観てなかった。泉じゅんは、ロマンポルノ女優の中でもフォトジェニックだ。ハードボイルドな感じで始まる。当時の新宿ミラノ座前が見れる。このシリーズ泉じゅんが強いかと思い>>続きを読む

ザ・折檻(1985年製作の映画)

1.2

伊集院剛は、アランスミーシー的な感じらしい。実際は、廣木隆一監督だったそうなぁ。ロマンポルノがAVに勝つのはほぼ無理だとビデオ屋でバイトして思ったもんです。にっかつは、ロマンXシリーズを出すわけですが>>続きを読む

(1960年製作の映画)

4.8

久しぶりの再見です。ジャック・ベッケルの傑作であり遺作。「プリズンブレイク」第一シーズン見た時、あれこれは「穴」やないか〜!「プリズンブレイク」自体今までの脱走物の良いとこ取りだからオマージュなのかパ>>続きを読む

マゾヒスト(1985年製作の映画)

2.0

小川美那子をひさしぶりに見て幸薄めの田中律子かキレイめな清水クー子と言う感じだ。女医や看護婦物のSM出てたな。結構ビデオ屋の時仕入れてましたね。話は、映画というかVシネマのような感じで時代は、もはやロ>>続きを読む

団鬼六 縄化粧(1978年製作の映画)

2.0

谷ナオミでなく谷岡ヤスジか!バター犬!犬になってのくんずほずれずは、コントにも見えるが西村昭五郎の変態感だと思いますね。

雷電(1928年製作の映画)

3.0

牧野省三の遺作。マキノ雅弘がヒョロヒョロとしたヤブ医者で出てくる。

忠魂義烈 実録忠臣蔵(1928年製作の映画)

3.0

牧野省三生誕50周年を記念した、320作目の監督作。どんだけ作ってるんだ。ストーリーは、お馴染みだし、どっかで見たようなシーンが次々に出てくるのと澤登弁士の調子も良くトントンと見れる。フィルム焼失もあ>>続きを読む

団鬼六 黒薔薇夫人(1978年製作の映画)

2.8

みうらじゅんが描く谷ナオミをイラスト通り縛られていく感じ。画面では手元だけだが明らかに縄師が縛っているという本物感ががすごい。これほど縛りを見せるロマンポルノは、見たことがない。ラストは、ロマンポルノ>>続きを読む

燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

3.8

2023/2/23
DOMMUNE町山智浩解説で鑑賞。Youtubeでお母さんとブルース・リーの再現している森累珠さんも参加。河崎実監督のブルース・リー愛が聴ける。ウンチク凄すぎて誰かに自慢したい受売
>>続きを読む

ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.0

ロデオマンが事故で再起不能になるが再起していく過程を描く。と思えるように見えるが個人的には、結構残酷な映画に見える。夢を諦めるなといってもどうなるもんじゃないなんて年寄りは思ってしまう。iPhoneで>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

さすが「ア・フュー・グッド・マン」の脚本家で監督2作目にして、かなりの完成度。裁判物はお手の物で一種のカタルシス感じるラストで終了。物語の緩急の付け方が見事だ。実話映画あるあるで途中当時の映像が入ると>>続きを読む

団鬼六 蒼いおんな(1982年製作の映画)

1.4

志麻いずみって百恵友和の「春琴抄」にも出てるんだ。全く気が付かなかった。細身でSMやると痛々しいですね。シチュエーションSMとでも言う作品で、好きな人には面白いかも。

学生心中(1954年製作の映画)

2.0

若い小林桂樹が見れる。わかりやすい事については見事だが心中するとなぁ、何にもならんなぁ。心には残らない。

SM教室 失禁(1986年製作の映画)

1.5

螢雪次朗が出るとコメディ。題名はもはや意味をなさない。ビデオ担いで撮影している青年が80年代。途中差し込まれるSMハウトゥビデオは、「お葬式」のパロディか?

柄本家のゴドー(2018年製作の映画)

1.8

まあ舞台観ないとダメなんだろうなぁ。そこに至る過程をドキュメントにしてるだけで柄本明の演出姿が見れるのが珍しいかなぁ。

国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.8

97年のアジア通貨危機によるIMF管理下に入る韓国を描く。ある種の群像劇でよくできてる。これをそのまま日本でやるとテレビドラマぽくなるのに韓国だと映画に見える。非日常に見えるからかなぁ?「マネーショー>>続きを読む

(秘)海女レポート 淫絶(1975年製作の映画)

2.0

藤浦敦監督が海女シリーズは、俺が考えたと言った感じだったが、本作が一作目。マリンパークやストリップ嬢のヒモやらが海女に近寄って大騒ぎ。このフォーマットから以後のシリーズは、縛られるようだ。音楽が松竹喜>>続きを読む

ジュリエット・ゲーム(1989年製作の映画)

2.0

鴻上尚史のデビュー作。まあ演劇の方なんで演劇的な面白さを映画でやってみると言う感じでしょうか。小学校の演劇なら「ゲゲゲの鬼太郎」にしてやれよ。89年2月に公開、6月4日に天安門と激動の中国。上海行かな>>続きを読む