愛することの素晴らしさだけでなく、愛されることの素晴らしさを実感できる作品。
天才的な才能を持ちながら、過去のトラウマからそれを活かせないウィル。うまく自己を表現することのできない彼の姿は、どこか孤独感を感じさせる。
心理カウンセラー、ショーンとの出会いは、ウィルにとって大きなものとなる。彼はウィルを患者としてではなく人間として向き合う。そしてそんなショーンもまた、妻を失ったというショックから立ち直れずにいた。
そんな2人だからこそ、分かり合えるものがあるし、こういった出会いがあったからこそ、周りの人々に愛されていることに気づくことができる。
「It’s Not Your Fault.」
ショーンからの言葉を受けたウィルの、堰を切ったように流れる涙には、深い感動を味わうことができた。
