わずか一週間で終わった昭和64年に起きた少女誘拐事件。未解決のまま終わったこの事件は「ロクヨン」と呼ばれ、時効を間近にして再びこの事件が動き出す。
１つの事件を軸に、マスコミ、被害者遺族、刑事部と警務部、沢山のしがらみの中で奮闘する刑事の姿を描いており、主演のの佐藤浩市がめちゃくちゃカッコ良い。被害者の父の家を訪ねた際のシーンはすごく心に迫るものがあり、印象に強く残っている。
周りを固めるキャストも素晴らしい演技をしている。ただ、日本俳優界のトップレベルの役者たちがひしめいている中で、少し坂口健太郎の演技力が気になった。もうちょい良い人選無かったかな？
重厚な警察ドラマを観たくて映画館に足を運び、観終わったあと期待通りの満足感を得られた映画。
