鑑賞者さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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スクリーム(1996年製作の映画)

3.3

メタホラー映画(より細かくはメタスラッシャー映画)。なんですけど、まず一階のホラーを全く知らないもんだから、この作品のメタ性が十分には理解できなかった……。
ホラーは得意なんだけどね…観る機会がなくて
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

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アンドリューBOOOOOOOOOOM!!!!
ショージDOOOOOOOOOOOOON!!!!
ミュージカル作家ジョナサン・ラーソンの伝記映画。(ミュージカルの無知がつらい。知り合いの専門家に教えてもら
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.5

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91年公開。
うーん。当時としては革新的な作品だったんだろうけど。今尚色褪せぬ驚きや新しさがあるかって言うと、無いような……。気付けなかっただけかもしれないし、この作品の名作性はその歴史上の偉業にこそ
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スクール・フォー・グッド・アンド・イービル(2022年製作の映画)

3.5

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児童文学の映像化。
・VFX良い。MARVELとかいう同人サークルとは比べ物にならん。
・キャスティング:ソフィー役のソフィア・アン・カルーソの顔がきれい。第二のクロエ・モレッツて感じ。あと、シャーリ
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

4.0

世間の評価は低めだけど、俺は大好き。序盤から涙なしでは観られない。

君は知っているか。ヒーローの重圧を。超人の孤独を。戦う者の痛みを。

「あいつは強いから。」

これほど無責任で愚かな発言はない。
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

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こんな作品だとは思わなんだ。破滅主義者としては少し満たされた。
え、これ実話!?と思ってよく見たら「Based on truly "possible" event」って書いてて草。芸が細かいんじゃ。
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

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異食症の女性のお話。
美しかった。
途中あえてカメラを手で持って画面を揺らしたところは、思わず唸ったな。そんな心理描写もありかと勉強になった。
性的倒錯の原因には幼少期の経験(特に親との関係)があるっ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

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どう批評したらいいのか分からんね。とりあえず、ヴァルディミール・ヨハンソン監督によると、あまりに説明的な昨今の“ラジオ映画”へのアンチテーゼという意識があったそうです。
VFX畑の出身なだけあって、そ
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.8

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ミスった。完全にミスった。
前評判から変に自分好みの予想をしてしまったが故に、少しがっかりしてしまった。
が!本作はアカデミーの脚本賞も受賞してて、世界的にもめちゃくちゃ評価が高いので一見の価値大あり
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

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エロすぎ。エロすぎ警察出動。
17歳の青年の性の目覚めのお話。同性愛。
えーと。何から言お。

まずは南イタリアのカルチャーショックを受けました。異国すぎる。でも、めちゃくちゃ行きたくなった。∴イタリ
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A.I.(2001年製作の映画)

4.1

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スピルバーグがキューブリックから引き継ぎ、製作した作品。
2001年公開とは思えんぞ!VFXやばい!当時にしてはすごいってレベルじゃなくて、現在でも余裕で通用するクオリティ。どうやって撮ったのかよくわ
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G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ(2021年製作の映画)

1.5

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〈G.I.Joe〉シリーズの前日譚。(スネークアイズとストームシャドーの起源譚。)
えー、ごみです。
以上です。

うそです。以下です。
「ウルトラハイテク武器が出てこないG.I.Joe」は語義矛盾。
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.2

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まじで観て良かった。映画館で観る必要はないけど、マリオプレイヤーなら一度は観てほしい。
これはただの映画ではない。前提として、超大規模の“二次創作”として観るべきもの。🍅の批評家達はそこを抜かしてる気
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ビデオドローム 4K ディレクターズカット版(1982年製作の映画)

3.0

クローネンバーグ作品を観たのは『Crash』に続いて2作目。
この人が「身体の変容」というテーマに(病的に)固執しているのは分かった。けど、今作自体のテーマが分からなかった。まじでナンノコッチャ。
S
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.1

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DC散らかりすぎてキャスティングがなぁ。従来のキャストが続投してくれてるのはとっても嬉しいが(ヘンリー・カヴィルが降りたのは悲しい)、太古の爺さんたちはもうええやろ。しかもCGまで使っちゃってさ。そり>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

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こんにちは。スパイダーマンがロールモデルのお兄さんです。

ついに来た。スパイダーマンの本質を省みるときが。

やっぱりスパイダーマンはすごい。そのキャラの本質を問い直すなんて営みに耐えうるキャラが他
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クラッシュ(1996年製作の映画)

3.0

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原作を読んだので映画版も観てみた。
奇しくも『Videodrome』に引き続きクローネンバーグ連発。
小説にある異常なまでの詳細描写が映画版では大幅に簡略化されてて、良くも悪くも見やすくなってる。
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ソウ(2004年製作の映画)

4.0

内定先の人にオススメしてもろた。
こんな作品だとは思わなかったわ。単純にグロ脱出劇一本なのかと思ってたけど、ちゃんとバックグラウンドストーリーもあるし、思想(「生きるためには殺さねばならない」)もある
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ソウ2(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なんでこんなに評価低いの?
骨格となるサスペンスの筋は良かったと思うけど。
まぁ、わいわいさんに雑談放送で重大ネタバレ食らったから面白さ半減したけどな!
前作よりは、思想的に弱体化されてるのは否めない
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作ミュージカルを知らないので、映像化としての成功云々は知らん。(そもそも「映画を批評する」ってどういうこった?原作との関係性をどう考えりゃいいんだ?海外の批評家のレビュー見てたらいろいろ分からなくな>>続きを読む

子宮に沈める(2013年製作の映画)

4.5

「大阪2児餓死事件」と「苫小牧育児放棄死体遺棄事件」をもとにした作品。脚色多数。映画としての質がかなり高い。

やるせないなぁ。どうしたら良いんだろう。自分に何ができるんだろう。それが分からないから、
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.5

実は観てなかったにっく。
97年公開で、親がデートで観に行った勢です。
感想は一言。
This is the definition of Hollywood.

ソウ3(2006年製作の映画)

3.5

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グロ度かなり上がってて、割と耐性のある俺でもさすがに顔が歪んだ。(ネットで見る限り、今作のグロさがシリーズ最高らしい。)
今回のテーマは「赦し」。これまでの「己が生きるために他人を殺せるか」というテー
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『マトリックス』の夢∧個人バージョン。
途中から夢か現実か観てるこちらも分からなくなる。
精神分析が接着剤になってんのかな?現実に対する不満から夢の世界へ逃避するけど、これは「否認」「歪曲」「抑圧」あ
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.7

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ポリコレ色濃厚。主にはフェミニズムだが、最後に黒人版ワトソンも出てくる。(モリアーティなんかは黒人∧女性のダブルコンボだドン!)

テーマは自立。
労働者の自立(資本家による搾取からの自由)と
女性の
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ソウ4(2007年製作の映画)

3.5

・筋が複雑で一発では理解できなんだ。よく練られてる。
・トランジションに気合入ってる。どうやって撮ってんの?
・今作のテーマは「救済」。「人は誰かによって救済されることはできない。自分で救済するほかな
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.0

フローレンス・ピュー、ハリー・スタイルズ、クリス・パイン、ジェンマ・チャンなど、俳優陣が豪華。監督はオリヴィア・ワイルド。自身も出演。
内容は、ディストピア覚醒+VR+フェミニズム。新しさはまったくな
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.5

ロマンティックコメディ。
筋自体もそうなんだけど、ティモシー・シャラメとエル・ファニングの相乗効果もあって、全体的にふっわふわ。パンケーキ超えて麩。
西洋(?)ってさ告白文化がないから(どうやら“I
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キューブリック監督による71年公開の伝説的作品。
いや評価むず……。
良かった点は、
・美術。エロティックでアイコニック。
・未来の話ということで、ナッドサット語とかいう未来言語が出てくるところは、リ
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バード・ボックス バルセロナ(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『Bird Box』の続編。
前作の僕の解釈が正しかったことが証明されたのは非常に嬉しいかぎりだが、あまりに説明的すぎる。ここまで分かりやすくしたら深みなんてありゃしない。
ただ今作がシリーズの未来を
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あかん。俺こういうのにめっちゃ弱いねん。たまらんわまじ。
夢追い物語+破天荒教師もの+ロックンロール。まずはこの組み合わせにオリジナリティがあんのかね。ホント上手いこと組み合わせるよね。ロックの夢を追
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モービウス(2022年製作の映画)

2.5

無味。
ユニバースありきでね……。一個の作品自体で“ユニバース”を作んのが映画だろうよ。(universeの語源を参照せよ。)それ一個だけではもはや何物でもないって、それ何なん。もしかして、“映画”の
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.5

あの時別の選択をしていたら……。自分が歩みえた人生を体験した主人公に起こる変化。
「幸せってなに?」ってことですわ。この問いに対する本作の答えは「愛すべき人たちとともにいること」。お金でも地位でもない
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.0

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まずはマーク・ライランスに拍手。この世界観にすごく合ってる。
EATERたちが変なやつばっかなのは遺伝的特性なのか、集団から距離を置く生活を続けた後天的産物なのか。
終盤までリーとマーレンがお互いを食
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