sさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

殺意の夏(1983年製作の映画)

3.0

ジャン・ベッケルって、ジャック・ベッケルの息子か〜とまず驚き、完全無修正であれやこれややりたい放題、もはやエロや変態では済まされない気狂いサスペンス感に女子校育ち(下品な方)の私もさすがにドン引いてし>>続きを読む

mellow(2020年製作の映画)

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開始5分で嫌な予感はしていて最後まで観れたのが奇跡に近い。話の筋が通ってないというか今までの作品のような繊細さが見えない、上辺を綺麗に塗り固めた大雑把な印象。夏目の人としての背景が見えないし、死んでい>>続きを読む

ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

4.0

ジーン・ハックマンの鉄棒芸のシーンに感動。もはや牧師の活動領域を超えて神の領域である。火の中に落ちたけど結局その下は水浸しだから生きてるよな、生きてるよな…!?な!?と思いながらエンドロールを迎えた。>>続きを読む

007/死ぬのは奴らだ(1973年製作の映画)

4.0

ニューオーリンズ舞台、葬列のシーン!かっこよさと不気味さ。ロジャー・ムーアかっこいい。wingsの主題歌もエキゾチックな映像も相まって素晴らしい。ワニ🐊の上ジャンプして敵地放火するシーンが一番好き。

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.5

原作未読、試写会にて。ラノベのようなタイトルに騙されるが語られるテーマはかなり重たい。イノギを演じた奈緒の演技力にただただ圧倒される2時間。大学の頃あんな子がいたことを思い出し、またそのSOSに気付け>>続きを読む

マンハッタン(1979年製作の映画)

3.5

オープニングはガーシュインの代名詞である「ラプソディ・イン・ブルー」。その後も街の動きに合わせて彼の曲がふんだんに使われ、ウディにとってはガーシュインの音楽こそがマンハッタンの象徴だったよう。音楽ひと>>続きを読む

FLIRT/フラート(1995年製作の映画)

4.0

なんでか観てなかったハルハートリーのFLIRT。二階堂美穂のsex pistolsのロゴが入ったリュック、ギンギラギンのジャケット、綺麗に整ったボブ、首筋が最高。東京パートがダントツだけどベルリンパー>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.5

人生の一生が一日で終わる、しかも身も心も猛スピードで老化しながらとか、シンプルに辛すぎるんですが…(^_^;)
ビーチに来た時は6歳だった子供たちが数分後に恋仲になり妊娠をする。一瞬で過ぎ去る青春。「
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女王陛下の007(1969年製作の映画)

4.5

新作を機に007オタクの夫に手取り足取り解説されながら見直しまくってる007

ファンがショーン・コネリーloss &アメリカンニューシネマを取り入れちゃった事で当時本作への批判が殺到したと聞いている
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.0

温故知新のハイブリッドとでも言うべきか、散りばめられたモチーフは古いのに未来からの手招きを感じた。新しい時代の映画を目撃してしまった気がする。
仲良し3人組のあだ名が「ハダシ、ビート板、ブルーハワイ」
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ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

3.5

「カリオストロの城」の前作に位置する劇場版第一作。この頃のルパンの絵はベタ塗りや省略、反復、タッチがとにかく洒落ている。平たくてぼてっとしたオースチンミニも可愛い。不二子はセクシーさよりも本来の意地の>>続きを読む

八月の狂詩曲(ラプソディー)(1991年製作の映画)

3.5

夏休みの長崎、エメラルド色の滝、素直に口に出す孫たちと金に汚い大人たち、ピカの目、翻るビニール傘、野ばら、黒澤の雨。
おばあちゃん役の村瀬幸子さんはこの映画が最後の出演作になったんだな。
調律の狂った
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ディック&ジェーン 復讐は最高!(2005年製作の映画)

3.5

ジム・キャリーは勿論、ジム・キャリーと同じレベルで体を張って羽目外せるティア・レオーニが最高。日曜日の夜に観ると気分がいいと思います。

想影(2016年製作の映画)

3.0

好きなのは林檎じゃなくて…の映画。好きだった幼馴染の結婚を母情報で知り、暗い部屋で机にポツンと置かれた少し傷んだ林檎と主人公の髪で隠れて見えない表情がなかなかにホラー。結婚が決まった相手に自分の手作り>>続きを読む

娼年(2018年製作の映画)

3.0

すげー三浦大輔っぽいなと思ったら本当に三浦大輔だった。「愛の渦」の出張版?この世の中エクスタシィおばさんみたいな人はいっぱい隠れていると思う。俳優松坂桃李を見直したぞ…

ミスター・ルーズベルト(2017年製作の映画)

3.5

わ〜ん面白い。久々にnetflixで良作を掘り当てた…。ノエル・ウェルスが監督・脚本・主演を務めた、「FRANCES HA」に限りなく近いライオットガールのパンキッシュレボリューションムービー(勝手に>>続きを読む

ジュマンジ(1995年製作の映画)

3.0

ロビン・ウィリアムズの挙動が可愛い。結末も面白いし二人で口を揃えてNO!!!!って言うところ、息ピッタリで笑ってしまう。ライオン、謎の棘花、蔓、猿、毒蜘蛛…28歳だけど普通に怖かったな。JUMANJI>>続きを読む

ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

4.0

高校生ぶりに観たらその間10年の時間の中に蓄積された様々なニコラス・ケイジ像がリフレインし、リンチ作品にも関わらず笑いが生まれてしまった。我が人生に少し余裕ができたということにしておこう。しっかしロー>>続きを読む

タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

3.5

高層ビルものパニック映画の魁ということで土曜夜に観たのだけれど165分、とにかく長尺!作戦内容も分からんし今何階まで火が来てるのかも分からんし停電してからの画面の暗さにかなり不自由したけれどこの魁映画>>続きを読む

“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

3.0

bitchの意味合いが難しい。好きだと告白だけさせてフェードアウトする佐久間由依がbitchならキスや体を赦す同居人はslut、この棲み分けでいいのか?隠れビッチの生態はよく分からないしどちらかという>>続きを読む

セックス・ピストルズ/グレート・ロックンロール・スウィンドル(1979年製作の映画)

4.0

忘れもしない中3の受験期、お父さんがSid viciousのmy wayのビデオを見せてくれてあれはもう完全に一目惚れというやつだった。初めて聴いたのにどっかで聴いた気がする曲だったのでそれを言ったら>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.5

アメリカの田舎街に暮らす中国系移民のエリー。彼女の複雑な三角関係の話ももちろん主題として面白いのだけれど、英語力のなさが原因でコミュニティに馴染めず仕事も芳しくないお父さんと、真面目で頭も良くクラスメ>>続きを読む

ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

3.5

cast欄にはLynchの名前しか書いてないけれどコーヒーを運んできたのは今の奥さんEmily Stofleだな?Jack(猿)の口元がなかなか雑な合成で、かっこよくキマらないその適当さ加減がリンチら>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

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独りよがりな愛の押し付け、すべては俺のプライドの為、理由はすべて「俺がやりたいから」。原作の漫画の事は何も知らないしそもそもエレファントカシマシのあの雑草マインド的なのも全然好きじゃないしで何だかもう>>続きを読む

666号室(1982年製作の映画)

3.5

映画館vsテレビ。 1982年、カンヌ国際映画祭の会期中にWim WendersがHotel Martinezの666号室にテレビをセットし「映画は死に瀕している芸術か?」という質問を一人一人に投げか>>続きを読む

普通は走り出す(2018年製作の映画)

4.5

うわあ面白い…。フェリーニの『8 1/2』の栃木版じゃん…。輪になって踊ろ的なテンションもなければ元妻など厄介者が現れるヒヤリイベントもない。市民図書館の映像資料コーナーに入り浸って大笑いしたり歯医者>>続きを読む

ブリティッシュ・サウンズ(1969年製作の映画)

3.5

資本主義を廃止せよ。労働者を解放せよ。自動車工場の横移動のロングショット、工事内に鳴り響く耳がキンキンする金切音は”しもべ”たちの悲鳴?どこからどこまでが演出なのか気になるな。
序盤で印象的なのは二つ
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デヴィッド・ボウイ 最初の5年間(2019年製作の映画)

3.5

トム少佐を経て栄光のジギーを葬り、殻を破ってdavid bowieに戻るまでの“最初の5年間”、BBC制作のドキュメンタリー。ソロアルバムを発表するもヒットせず音楽活動を休止、パントマイムやダンスなど>>続きを読む