あべゆさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

舟を編む(2013年製作の映画)

4.0

《ひきこもり映画祭 40作目》
石井監督の『川の底からこんにちは』は、まるで落語のような会話のリズムや間が楽しい映画でした。こちらは、打って変わって言葉少ない静かな映画。それはそれで、面白く。行間から
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愚行録(2017年製作の映画)

3.6

《ひきこもり映画祭 184作目》
殺人、ネグレクト、いけすかないイケメン大学生、満島ひかり、妻夫木聡。要素としては『悪人』と共通点多いのですが、なぜだか『悪人』のほうが「いい映画」の印象。なんでしょね
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.9

《ひきこもり映画祭 182作目》
昨年末から、心の女優ランキングで急上昇してます、臼田あさ美さん。臼田あさ美さんを観る映画としては、『東京プレイボーイクラブ』を抜いて本作が暫定1位となりました。『ゆれ
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蒲田前奏曲(2020年製作の映画)

3.2

第1番 蒲田哀歌:3.5
第2番 呑川ラプソディ:3.4
第3番 行き止まりの人々:3.5
第4番 シーカランスどこへ行く:2.0

だって、“蒲田”が舞台ということを楽しみにしてたんですもの。蒲田も
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アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

3.7

ちなみに、この映画、東京四谷三丁目の野球バカ居酒屋『あぶさん』でホールを回されてる芦川誠さんも、末永の所属するボクシングジムの会長として大活躍。すごいよ、誠さん!

ちなみに、『彼女の人生は間違いじゃ
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アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

3.8

【ちょい広島映画】森山未來さん演じる主人公、元ライト級日本ランク1位・末永晃とテレビ番組企画のエキシビジョンマッチで戦うお笑い芸人が、勝地涼さん演じる宮本瞬。彼の通うボクシングジムが、『竹原慎二&畑山>>続きを読む

天使の欲望(2013年製作の映画)

2.8

《ひきこもり映画祭 183作目》
昨年、96分ハンモックで昼寝するデニムショートパンツの女の子を見続けるだけという衝撃の映画『すずしい木陰』を観たので、以来、僕の中で柳英里紗さんは、“太もも眩しい女優
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くも漫。(2017年製作の映画)

3.2

《ひきこもり映画祭 182作目》
昨年、96分ハンモックで昼寝するデニムショートパンツの女の子を見続けるだけという衝撃の映画『すずしい木陰』を観たので、以来、僕の中で柳英里紗さんは、“太もも眩しい女優
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ローリング(2015年製作の映画)

3.7

《ひきこもり映画祭 181作目》
昨年、96分ハンモックで昼寝するデニムショートパンツの女の子を見続けるだけという衝撃の映画『すずしい木陰』を観たので、以来、僕の中で柳英里紗さんは、“太もも眩しい女優
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チチを撮りに(2012年製作の映画)

3.3

《ひきこもり映画祭 179作目》
昨年、96分ハンモックで昼寝するデニムショートパンツの女の子を見続けるだけという衝撃の映画『すずしい木陰』を観たので、以来、僕の中で柳英里紗さんは、“太もも眩しい女優
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

3.1

《ひきこもり映画祭 178作目》
新年の幕開けは、パンと原田知世さんです。年末、同じ三島有紀子監督の『繕い断つ人』を観た時に、1カット1カットが美しく仕立てられてて、現実とお伽話の間みたいな世界観やな
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侍の名のもとに 野球日本代表 侍ジャパンの800日(2020年製作の映画)

3.0

《ひきこもり映画祭 177作目》
今年208本目の映画。コロナによるひきこもり自宅鑑賞は177本。思えば、DVD借りてまで映画見始めたのは、コロナでプロ野球観戦がなくなったからでした。オープン戦含めて
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.3

《ひきこもり映画祭 176作目》
いい感じのおかしみの連続映画でした。映画としての顔つきも、役者ひとりひとりの演技も、セリフ自体も、まったく笑いを取りにきてない風で。一生懸命木を切って子どもを育てる男
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.8

伊藤沙莉さんを初めて認識したのは、『ひよっこ』で。そのあとは『獣道』かドラマの『この世界の片隅に』か。アニメの『映像研には手を出すな!」は大好きでした。あとは『寝ても覚めても』や『劇場』。なぜか出てく>>続きを読む

食べる女(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

《ひきこもり映画祭 180作目》
年始4日から働くのも久しぶり、年始いきなり5日フルで働くのも久しぶり。それがリモートワークで、金曜なのに仕事終わりに飲みに行くこともままならないというご時世。おととい
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クヒオ大佐(2009年製作の映画)

4.0

《ひきこもり映画祭 176作目》
面白かったです。コントですね。こんなにコントな物語の主人公が実在っていうのが、また面白い。本当に複数の女性から1億円も騙し取れたんですもんね。なんで?笑 その理由のわ
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

2.8

《ひきこもり映画祭 173作目》
ぶっちゃけ、妻の実家は苦手です。お義母様やお義姉様がずっとしゃべってるんですが、知らない人の話ばかりだし。お義父様の高尚な冗談は対応に困るし。なんだかそこにいるような
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Strange Circus 奇妙なサーカス(2005年製作の映画)

3.0

《ひきこもり映画祭 173作目》
『ヒミズ』『冷たい熱帯魚』に続いて、今月3本目の園子温監督作品です。クリスマスイヴにいったい何を観てるんだという気になりましたが、世界観的になんかクリスマスぽい気もし
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インスタント沼(2009年製作の映画)

2.9

《ひきこもり映画祭 172作目》
シャバシャバミロ。まさかミロがここから10年ちょっとたった2020年に、出荷停止されるほど人気になろうとは…。シャバシャバミロ、してみたいなあ。麻生久美子さんは、総武
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繕い裁つ人(2015年製作の映画)

3.7

《ひきこもり映画祭 171作目》
今年、自宅にひきこもって観る映画は171本目ですが、映画館での鑑賞も含めると、これでちょうど200本目です。大学生のころから約10年ほど住んだまち、神戸(とその周辺)
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聖の青春(2016年製作の映画)

4.3

《ひきこもり映画祭47作目》
【ちょい広島映画】「牛丼は𠮷野家じゃなきゃ意味がないんですよ。シュークリームならミニヨン、お好み焼きならみっちゃん、とんかつなら徳川。全部決まってるんです」の名言が2度も
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.3

『星屑の街』のレビューにも書きましたが、僕にはのんちゃんがいつまでも元・潮騒のメモリーズのアキちゃんにしか見えないのです。というわけで、7年ぶりにローマで再会するアキちゃんとユイちゃんのシーン、ほんと>>続きを読む

トリック劇場版 ラストステージ(2013年製作の映画)

4.1

《ひきこもり映画祭 170作目》
【ちょい広島映画】2002年公開の『TRICK 劇場版』を最後に姿を消した、雑すぎる広島弁の警視庁公安部刑事・石原。2014年公開の本作ラストシーン一歩手前で派手に登
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.8

《ひきこもり映画祭 169作目》
初めからずっと、絶対ろくでもないことが起こるやん、という気持ち悪い雰囲気。そして次々と起こる想像した最悪を超えるろくでもないこと。『ヒミズ』のでんでんさんもろくでもな
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空気人形(2009年製作の映画)

3.7

《ひきこもり映画祭 168作目》
【ちょい広島映画】岩松了さん演じるビデオレンタル店の店長が、「『仁義なき戦い』どうですか。広島は2作目からです」と。そうそう1作目の舞台は呉で、2作目『広島死闘篇』か
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バンクーバーの朝日(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

《ひきこもり映画祭 167作目》
【ちょい広島映画】ちょいネタバレになりますが、エンドロールの途中でおじいちゃんが登場します。この映画のモチーフとなっている、戦前バンクーバーに存在した日本人・日系人の
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東京プレイボーイクラブ(2011年製作の映画)

3.8

《ひきこもり映画祭 166作目》
プレイボーイクラブって、バニーガールがいる店ありましたねえ。あ、大阪やとエスカイヤクラブというバニーガールのお店もありました。わ、検索したら今もある。令和にバニーガー
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.2

いやいやいや。まあまあまあ。大泉さんは面白いですよね。大泉さんが、ぼやきまくる劉備をやる。そりゃ面白いですよ。そんな役をやらされてることをぼやく大泉さんが、また面白い。『劉tube』とか福田監督との対>>続きを読む

最低。(2017年製作の映画)

3.2

《ひきこもり映画祭 165作目》
東京で求人広告を制作していたころ、後輩が時々、某やわらかいオンデマンドの会社さんの『AV制作スタッフ』正社員募集広告をつくっていたのを思い出しました。毎回、職場(撮影
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川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

4.3

《ひきこもり映画祭 164作目》
見始めて早々に、会話がおもろいなと思いました。セリフ自体もおもろいし、間が絶妙におもろい。特に満島ひかりさんがおもろい。まわりのOLさんも、しじみ工場のおばちゃんもお
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ヒミズ(2011年製作の映画)

3.8

《ひきこもり映画祭 163作目》
染谷将太くんが好きになったのは、つい最近のことで。『麒麟がくる』からなんです。配役聞いた時には、なんか弱そうな信長やなーと思いました。が、今や人として大事な部分が壊れ
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罪の声(2020年製作の映画)

4.6

これ映画としてめちゃ面白いですが、原作のチカラがすごいなと思ったのと、そもそも題材にしてる『グリコ森永事件』がほんまによくできた“劇場型”やったんやなと思ってしまいました。

自分は当時11歳ですが、
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.9

《ひきこもり映画祭 162作目》
あれ?この場所見たことある…。ここ何年か毎年夏に訪れてる野尻湖。今年はコロナで行けなかったけど、もし来年行けたら、ロケ地の桟橋に立ってみます。

旅館、銭湯、映画館、
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