本作の企画、プロデュースを務めた川村元気氏は「映画は、キャスティング、監督、脚本で8割が決まる」と語っている。
そんな言葉通り彼の作品はどれもこの3つを柱としている。
キャスティングに関して>>続きを読む
映画館で観る機会が単純に増えたからなのか、今年はアニメーションの鑑賞本数が多い。
『屍者の帝国』は夭逝の作家、伊藤計劃の長篇をアニメ化する一大プロジェクトの第一弾。
とは言うものの、本作は伊>>続きを読む
アホらしい。もちろんいい意味で。
懐かしのゲーム(といっても自分がリアルタイムの世代のゲームはほとんどないが)を実写で出現させるという荒唐無稽な試みが、ストーリーの恐るべきテキトーさと奇跡的な科学>>続きを読む
言葉には3つある。
言わなくてもいいこと。
言ってはいけないこと。
言わなくては伝わらないこと。
人を傷つける言葉もあれば、人を癒すのもまた言葉である。物語がスマホを駆使する現代であっても>>続きを読む
単純な疑問として、なぜ二部にする必要があったのか。
前篇の謎解きの機能を果たす後篇『エンド オブ ザ ワールド』は作品単体としての求心力が弱い。
87分という短い時間の割に間延びしたり意味のない>>続きを読む
作中世界と現実世界のズレ
この作品は基本はエンターテイメントである。そして抜群に面白い。
ヘリが原子力建物に墜落するまでの8時間の攻防を138分間ノンストップで描き切る。
娯楽作品とい>>続きを読む
邦画の実写作品としては久しぶりに良い作品に巡り会えた。
河瀬直美監督の映画は一本も観たことがないので、過去の作品と比較できないが、この映画は「職人の映画」だと感じた。
とにかくアップの画が多い>>続きを読む
マシュー・ヴォーン監督は定石をほんの少し外すのが上手い。
彼の演出は基本的に王道に忠実であるが、少し、ほんの少し変化球を投げ込むことで観客の予想を鮮やかに裏切る。
『キングスマン』においては中>>続きを読む
日本の映画界は園子温と堤幸彦と三池崇史で8割くらいは回っとるんじゃないなと思う時があるが、何はともあれ園監督の最新作『映画 みんなエスパーだよ!』は他に類を見ないおバカ映画といえる。
とにかく無駄>>続きを読む
ドラマ版は当時夢中になって観た記憶があるが、それだけに劇場版1作目を観た時の失望感は忘れることが出来ない。
悪しき邦画の究極の形が『アンフェア the movie』であり、続く『アンフェア the>>続きを読む
可愛らしい姿とは裏腹にキョーレツな毒を放つ前作『テッド』はお腹が捩れるほど笑った。
その続編となる今作はテッドの結婚に始まり、子作り、果てはテッドの市民権を巡る裁判劇まで目まぐるしく物語が展開する>>続きを読む
典型的なテレビドラマの映画化、といえばそれまでなのだが、スケールを広げすぎずコンパクトな物語に終始した点は評価したい。
高視聴率を記録した、テレビシリーズ、劇場版の前作から1ミリのズレもないコンセ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【試写会】
今回は酷評します。関係者の皆様ごめんなさい。
こんなにイライラする映画を観たのはいつ以来だろうか。
2014年放送のテレビドラマ『S 最後の警官』の劇場版。
初めに断っておくと、私>>続きを読む
ストレートな戦争映画、と言うとちょっと違うのかもしれない。
戦争を題材にしたスリリングな駆け引きのドラマ、というほうがニュアンスとしては正しい。
面白い。ホントに面白い。
原田眞人監督の傑作『>>続きを読む
疲れた。
90分足らずの映画にも関わらず終わった後どっと重たいものがのしかかる。
塚本晋也監督の『野火』はミクロな視点から戦争の本質に迫る傑作である。
一兵士の目線で描かれるこの映画に状況説明>>続きを読む
いやー面白い。
年がら年中映画ばっかり観てると、純粋に映画を楽しめなくなってくるが、このシリーズは毎回スクリーンに釘付けになってしまう。
思うにアクションの重量感とスピード感が絶妙の塩梅で調整さ>>続きを読む
【3D吹替】
映画というよりUSJのアトラクションをめいっぱい楽しんだような感覚。
こういう3D映画っていままでありそうでなかったよなー。恐竜がグワッと飛び出してくるのは何だかんだでハラハラド>>続きを読む
いつもより前方の席に座ってみる。
「過度な期待はしない」
そう胸に刻み鑑賞を開始。
超大型巨人が壁を破壊するオープニングの迫力はまずまず。8人がかりで人形を動かすというローテクながら造型と>>続きを読む
【3D吹替】
本国アメリカではディズニー・ピクサーに匹敵する人気を誇るシリーズ最新作は黄色くてちっちゃな生き物ミニオンズを主役に据えた前日譚。
より強い者を求め仕えようとするミニオンズたちの歴史>>続きを読む
原作者自身が製作総指揮、脚本、キャラクターデザインまで手掛けたとのことで、おそらくファンにはたまらない内容に。
私自身は原作を途中リタイアした身なので、どこが盛り上がるポイントか分かるか不安だっ>>続きを読む
【2D吹替】体調が悪いのか、涙腺がゆるくなってるかわからないが、後半に滝の様な涙がダバダバと出た。
ピクサー20周年の記念すべき作品は直近の作品の出来を不問にできるほどの大傑作。
ライリーの人生>>続きを読む
【3D吹替】
★★★★☆
だんだんと設定の整合性に無理がきている『ターミネーター』6年ぶりの新作はリブートとも続編ともつかないやっかいな作品。
アクションに関しては特筆すべき点はないが、安定感ある演>>続きを読む
【試写会】★★★★★
絆を描き続ける細田守監督の最新作は自身の集大成と呼ぶべき圧巻の傑作。
バケモノと人間の子の師弟関係を軸に展開するアニメーションならではの広がりある描写がスクリーンによく映え>>続きを読む