tyapiokaさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.1

さすがに子供向けでやや退屈だった。動く絵本の朗読のような印象。ナレーションのおかげで可愛い生き物の声が合わないという悲劇は回避できているが、没入感はいまひとつ。ひよこがどこにも居場所がなく、外にも出ら>>続きを読む

新生 トイレの花子さん(1998年製作の映画)

3.1

霊と直接的なバトルをする点において、エンタメホラージャンルの先駆けに感じた。「俺もガード全部下ろしたよ」という台詞と共に霊との最終対決をするのはカッコいい。霊感のある先生が助っ人に来るのも漫画チックだ>>続きを読む

岸辺のふたり(2000年製作の映画)

3.2

光と影の使い方が絵画のようなアニメーション。内容は消えた父とそれをひきずる娘の一生といったところか。自転車の使い方や風の見せ方が芸術的といわれるであろう表現方法だったが、一方で、大衆受けはあまり狙えな>>続きを読む

学校の怪談G(1998年製作の映画)

3.7

木霊、高い演出力に驚いた。闇の描き方が印象的で窓がどろりと黒く染まり、一方で白いカーテンが膨らむ場面は画として美しい。内容は不完全燃焼だが、じわじわくる邦ホラーとしての味わいと死ぬべきキャラが死ぬパニ>>続きを読む

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

2.9

映画愛と懐かしさの合わせ技であざとく点数を稼ぎに来ている感じがして、苦手なタイプの作品だった。邦画の大袈裟な演技、悪いところが出ている気がした。つまらないのが逆に面白いとでも言いたげな演出も滑っている>>続きを読む

劇場版 虫皇帝 シリーズ 完全決着版 化け物巨大コオロギ・リオック降臨!(2009年製作の映画)

2.1

教育番組とは異なり、乱暴さ、残酷さを楽しむ作品。炎上しがちなYouTuberの企画のようでドキュメンタリーとよぶほどではない印象。巨大コオロギの迫力は凄かったが、盛り上げるための実況や解説者の風貌がア>>続きを読む

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.3

もっと美化されるかと思ったが、なかなか生々しい嫌な部分も描かれていた。数学に割かれる尺は短いのは残念だが、自伝的に人生を描きたかったのかもしれない。主演の演技力はよかった。病を演じる力はレナードの朝を>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

3.7

日本のサラリーマンは殺されないだけでユダヤ人に次ぐ扱いを受けているように思えた。冷房の効かない満員電車、残業、パワハラ。シンドラーの下の方がホワイトに思える。しかし、そんなシンドラーも最初から聖人では>>続きを読む

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.9

かなりぶっ飛んでいる。前半と後半の差が信じられないほど大きい。クライム系かと思うと巻き込まれ系になり、逃走劇かと思うとロードムービーになり、最終的にB級ヴァンパイアムービーになる。実に混沌としている。>>続きを読む

劇場版 のんのんびより ばけーしょん(2018年製作の映画)

4.0

原作もアニメも一切見ていないが、十分楽しめた。事前に年齢とプロフィールだけ簡単に読んでおくだけで初見でも楽しめる。夏休み最終日に見たら、優しい物語過ぎて何故かダメージを受けた。人が死にまくる映画より、>>続きを読む

銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

3.3

実写化することにより、アニメなら楽しめたギャグがオーバーな印象になり、滑りがちになった。銀魂の中でも人気の将軍回を利用したために、そこがよりハッキリしてしまった。一方でシリアス部分は演技力が物を言うた>>続きを読む

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.7

ストーリーは割と平凡で、ある意味王道で、そこまで目新しさはなかったが、とにかくアニメーションが見ていて楽しい。アニメ的な誇張表現が特によく、勝手に動くダンスシーンや、魚の行進、ルーのパパの怪獣感、緑色>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

ビートルズは改めていい曲だな、と思った。内容は元の世界に戻らないこと以外は予想通りの内容。主人公にカリスマ性がないのがよく、そのせいでぞんざいな扱いになってしまう名曲がよかった。もっと大きなクライマッ>>続きを読む

インサイダー(1999年製作の映画)

3.4

主役の男気を感じる、ハードボイルドな作品。しかし、長い。ユーモアも少なく辛い。クライマックスのテレビのシーンは溜めたわりにカタルシスは少なく淡々としている。嫌な脅しも派手さはなく、ジリジリ追い詰める。>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

2.9

無音映画は流行だが、やはり音がないとどこかつまらない、というより締まらない。音を出すと即死というアイデアは面白いが、15分くらいの短編向き。最初の子どもが死ぬシーンがピーク。この状況で子どもつくったり>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

3.3

可もなく不可もない、明るめのヒューマンドラマ。目を背けたくなるレベルではない、ギリギリコメディで描けるレベルの差別とその克服。黒人女性のある種の成り上がり物語として楽しめる。主旨はわかるが、白人がかな>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

3.1

漫画の実写化だけあって演技、演出がオーバー。主人公の真っ直ぐさ、アホさもクドく感じた。漫画的にするか、時代劇風にするか、迷った挙げ句の折衷演出という印象。しかし、秦国王と漂の演じ分けはよかった。力を入>>続きを読む

T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズ・カット版(2018年製作の映画)

3.6

戦争をエンタメにしていたのがよかった。タイトルが2度出るのも面白い。図体は大きい割に素早くは動けない故の焦らしや、スローなども上手く使っていた。最初の弾を避けるところから、コミック的に戦車を描く意志が>>続きを読む

偽りなき者(2012年製作の映画)

3.7

原題が魔女狩りから来ていると知り、納得。最初は可愛らしかった少女が憎たらしくなり、そして退くに退けなくなって気の毒になる。主人公も悪くないのにかわいそうだが、一番の被害者は犬。常に暗い緊張感があったし>>続きを読む

(2006年製作の映画)

2.7

逆恨みにしか思えず、また、ハッとするホラー演出もなく、空飛ぶシーンではアイアンマン味すらあった。内容もすっきりせず、クライマックスの衝撃も特にない。赤い服の女は印象的。海水で溺れさせるというのもアイデ>>続きを読む

初恋(2020年製作の映画)

3.6

どんちゃん騒ぎのクライマックスが良い。もっと、過激などんちゃん騒ぎでもよかったけれど、案外収まりのよい作品。衝撃的な留守電が流れながら中華、ヤクザ、警察、ボクサー、娼婦、幻覚がホームセンターに終結する>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.5

ホテルを舞台にしているため、映像は華やか。コメディ寄りでもなく、また、シリアス過ぎず、ちょうどよい温度感。トリックも単純ながら「なるほど」と思え、特に電話のトリックはよかった。しかし、解説の仕方が下手>>続きを読む

シャークネード(2013年製作の映画)

3.8

テンポもよく、ほどよくユーモアもある。スケベなおじさん、正義感なサーファー、ギャグ多き友人、少し強気な女と登場人物のバランスもよい。きちんとサメが登場するのもよい。トルネードに乗ってサメがやってくる馬>>続きを読む

女優霊(1995年製作の映画)

3.2

Jホラーの王道といった脚本。何か写りこんでいる、見覚えのあるフィルムという謎と、屋根裏のような場所からのギシギシ音が不安を掻き立てる。幽霊が出てからは賛否両論だが、ゲラゲラ笑いは得たいが知れず、シンプ>>続きを読む

降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

3.7

見ていて恥ずかしくなる共感性羞恥や、夫婦が最善の判断をしないことにより苛立ちを覚えるという、ホラーであまり刺激されたことのない感情になる。ピントの合わない幽霊の撮り方は面白いが、映画としては地味。誘拐>>続きを読む

着信アリFinal(2006年製作の映画)

2.9

記録整理。指がボキボキ折れたり、割と痛そうな死に方が多く、小さい頃怖かった。メールの転送という身近さも良かった。

シャークトパスVSプテラクーダ(2014年製作の映画)

2.9

B級サメ映画にしては、サメの登場シーンが長く嬉しい。しかし、内容はかなり粗っぽく、これといったドラマもないため、退屈してしまう。様々な死亡フラグと死んでほしいキャラの作り方は一見の価値あり。シャークト>>続きを読む

貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.4

ホラーからエンタメへと転向させた功績は大きいが、やけに献身的だったり、イロモノ的な霊媒師だったり、どっちも負けさせれないためバトルが少なかったり、不満は残る。いいキャラの大学教授もあっさり退場。呪いの>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.3

割と一本道な、意外性の少ない映画。彼から逃げ出す場面から始まるものの、どのような酷い日々を送ったかが描かれないため、今一つ主人公を応援できない。色んな人を巻き込み、ヒステリックに喚いた挙げ句、覚醒して>>続きを読む

今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

3.6

ツッコミ不在でボケ倒す作風。正直寒いシーンも多いが、数の多さと独特な間のおかげで雰囲気に飲まれ楽しめる。アドリブなんじゃないか、というゆるいグダグダのギャグが暖かくてよい。一方で敵のキャラクター、特に>>続きを読む

ウォッチメン(2009年製作の映画)

2.9

オープニングのifの世界観が印象的。詰め込み過ぎ感が強い。リアルな世界観でヒーローを描くのかと思いきや、チートキャラは出てくるし、アイテムや発明もかなりぶっ飛んでいる。トロッコ問題のような犠牲の上の平>>続きを読む

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

3.8

ギャグがやや寒いが、おかげで明るくエンタメ色は濃い。服装が私服になり、ハリーは少し生意気になった。シリウスのことを信用するのが早かったり、最後のエクスペクトパトローナムを打ったのが自分と気付くまでの溜>>続きを読む

ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.9

最初からアクション要素が多く、謎解き要素で秘密の部屋が徐々に証されるのもエンタメ的。ラスボスと主人公の共通点が多く見つかり、今後の展開に期待が膨らむ。また、ボスと擬似的な直接対峙に時間が割かれているの>>続きを読む

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.2

魔法の世界を余すことなく伝える1作目として傑作。ハリーが楽しい現実を送っていたら、魔法の世界に感動しなかっただろう。そういう意味で嫌な一家に引き取られた序盤は重要。買い物のワクワク感と一転して皆が崇め>>続きを読む

THE 4TH KIND フォース・カインド(2009年製作の映画)

2.7

記録整理。ノンフィクションだと思っていた。結局何がなんだか、という印象。本物風の記録映像の使い方はよかった。予告が一番ひかれた。

オーディション(2000年製作の映画)

3.6

久々に映画を見て「痛い」と思えた。痛みをクライマックスに集約させたからだろう。クライマックスの拷問シーンで写す場面と写さない場面、音を出す場面と出さない場面、台詞の合わせ方がよかった。また、全体的に光>>続きを読む