tyapiokaさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

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私たちの愛は誰にも負けない(2018年製作の映画)

3.1

フランスの子どもはこんな詩的な思考をするのだろうか、と頭をかしげるほど、大人っぽい別れの手紙。大切な思い出だけを抱いて別々に成長していく。誰にでも一つくらいそんな思い出はあるかもしれない。シンプルな作>>続きを読む

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.5

おっこがひたすら健気というか可愛らしいというか、いい子だった。お化けの存在を割とすんなり受け入れたり、旅館の仕事を嫌がらずこなしたり、両親が亡くなったばかりにも関わらず人のために頑張ったり、無茶してな>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

4.3

アクションと音楽。持つ者と持たざる者。強いヒロイン。ここまで振り切ったヒーロー映画は珍しく、また、演出も凝っており、特にネットという媒体やカメラの映像など、映像の中の映像という表現がうまい。
再観賞
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.2

人の死が音楽とカメラワークによってスナック感覚になる可笑しさ。馬鹿馬鹿しい、それなのにやはり格好よくお洒落に感じるのはスーツのおかげか……。秘密基地や秘密道具、悪の陰謀など男子の好きなものがつまってい>>続きを読む

映画 犬夜叉 鏡の中の夢幻城(2002年製作の映画)

3.3

記録整理。風穴の真似して、マジックで手に穴を描いた思い出。

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

気の強さとある種の孤独が上手い女優だった。勝ちにこだわる姿と仲間さえも騙す姿に痺れた。特にテレビのシーンとクライマックスは驚いた。シリアスかつ壮大なスケールのリーガルハイのような作品。結構テンポが速く>>続きを読む

12モンキーズ(1995年製作の映画)

2.7

何度も途中で意識が遠のいた。わりと地味な展開が続き、かつ、タイムトラベルがわかりにくい。12モンキーズという言葉と現実か空想かという不安定な雰囲気が好きな人は好きなのだろう。ラストのオチは少しスッキリ>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.7

アメイジングという呼び名がふさわしい最もお洒落なスパイダーマン作品。電気の描写が美しいし、登場人物も美形揃い。しかし、このシリーズの特徴なのか敵が極悪でないため、爽快感は低い。そして、スパイダーマンが>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.3

セッションはゲイ映画。わざと他の生徒に気がある振りをする教授、嫉妬する主人公。その後、交通事故が二人の仲を引き裂くが、運命的に再会する。しかし、元カノのほうに気をとられる主人公。そして教授の復讐。しか>>続きを読む

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.3

静から動が素早く、その高低差が緊迫感を生んでいる。序盤、主人公の方研究熱心さがサイコパスに感じられたが、本物が出てくると段違いだと感じた。気持ち悪い、話の噛み合わない感じが現実でもギリギリ起こりそうで>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.5

何度つくっても面白いスパイダーマンは凄い。青春とヒーローは相性が良いのだろう。蜘蛛に噛まれたあとの無双が気持ちいい。しかし、敵もムカつく生徒もどこか憎めない。ヒロインが美人。逆さ吊りキスもよかったが、>>続きを読む

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.6

映画のBGMという言い方を今までしていたが、映画音楽が正しいなと感じた。ここまで緻密に、かつ、大胆に作られているとは知らなかった。やや、映画音楽についての講義のような教科書感があるものの、映画を振り返>>続きを読む

アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.8

スーツ依存の克服を軸に、推理パートやスーツを着ない戦闘シーンが長い。ヴィランの設定は過去の過ちが産み出した怪物という感じで既視感。もうそのターンは1で済んでいる気がした。スーツ大集合のシーンは盛り上が>>続きを読む

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

3.7

今までガメラをヒーローとして描いていたからこその三作目だと出だしでわからせる。また、怪獣映画ならではの知っている町の破壊がたっぷりで嬉しい。渋谷の崩壊と京都駅の崩壊は特に楽しい。容赦なく人が死ぬし、避>>続きを読む

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

3.8

レギオンのうじゃうじゃした数の暴力的な気持ち悪さと大型の単体として甲殻類的な格好良さが魅力。宇宙規模の植物と虫という設定がオタク心をくすぐり、また、ギリギリのリアリティがある。爆発の規模が大きく、仙台>>続きを読む

アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.8

親から正の遺産を受け継いだアイアンマンと負の遺産を受け継いだ敵の対立構造がよかった。敵の復讐心滾るメカ製造シーンからはじまるのも正義の心でスーツを作ったアイアンマンと対になっていて期待が高まる。その分>>続きを読む

カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

3.3

正直、演技も脚本もかなりクサい。露骨に人を笑わせようとして滑っているのが痛々しいものの、カメ止めのメンバーということもあり、どこか微笑ましく見通すことができる。また、この緊急時に前向きな明るい作品を素>>続きを読む

隣の家の少女(2007年製作の映画)

3.4

母親が子供達を先導することで、どこか子供たちは正当性を感じながら残虐になっていくのが中々に恐ろしい。小説の完成度が高かったため、実写化には不安があったものの、演技の憎たらしさや、痛みの表現などかなり凄>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

4.2

エンタメ映画として抜群。ヒーロー誕生の物語はシリアスすぎて退屈だったり、まだ弱くて派手さが足りなかったり、説明的になりすぎていたりということが多い中、アイアンマンはきちんと面白い。ユーモアを交えた会話>>続きを読む

真西へ(2019年製作の映画)

4.0

子どもがきちんと可愛らしくてよかった。大人のイメージする無邪気な子ども像ではなく、きちんと残酷なこともするし、不機嫌にもなる。父親の指摘から、二人の距離感が少しぎこちなくなるのも、そのあとの少女の砂の>>続きを読む

美味しい美女/グルメな歯医者(2017年製作の映画)

3.2

好きな人はとことんハマりそうな色彩。キュートグロテスク的なジャンル。どこか憎めず、世界観も現実とはかなり離れているが、それがよかった。あんな見た目でも、ヒロインや主人公がきちんと可愛らしくてよかった。

ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

3.9

正直、ストーリーは想像の範囲内だが、見せ方が面白い。インクまみれの男や、いかつい武器を持った赤服のメイドがクラシック音楽に合わせて行進する姿や、燃える花束など、センスがよかった。短いが、満足感がある。>>続きを読む

沈黙の戦艦(1992年製作の映画)

3.4

ダイハードにも似た閉ざされた戦艦という空間でのアクション。敵の容赦のなさ、キャラクター、主人公のコックながら強い設定もよい。しかし、一番の見所は途中から仲間が増えたことによるチームプレイと、ヒロインの>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.6

早々に取り残され、テンポがよかった。思ったより火星でのサバイバル要素は少なく、食料を切り詰めるのは地味だったが、そこのあたりはだいぶ省略されており見通せた。仲間が助けにくるアイデア、ラストのトラブルな>>続きを読む

ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.5

かなりエンタメ。ユーモアもさることながら、最初、血でプレデターが浮かび上がるのもよい。武器を人間が装着できるのもロマンがある。仲間たちがカラッと愉快なのもよく、それぞれに見せ場もあるため、死んでしまう>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.6

日常が挟まれることで登場人物の人間味が増した。いい方向へ進もうとする瞬間に最悪の事態になる、憎い脚本。親との確執の使われ方と、仲間同士の闘いもいい。合唱曲もエヴァだからこそ合っていた。自分の意思ではっ>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.8

エヴァは全編を通して、実は壮大なカモフラージュをしつつ、人間同士の適切な距離感を模索しているだけなんじゃないかと思えてきた。また、久々にある程度知識を蓄えた状態で見ると、なかなかにエンタメとして面白い>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.7

難解なストーリーながら、ギリギリ問題と目的だけはわからせる構成のため、何とか最後まで見通せる。映像的魅力も大きい。赤と、グロテスクながらカッコいいビジュアルが魅力的。カヲルくんだけが唯一優しく、ほんの>>続きを読む

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

2.2

いつからかジブリの雰囲気が合わなくなってしまった。教科書的というか、小学校の空き時間に見せられそうというか、丁寧すぎるというか。女の子もそこまで魅力的ではなかった。主人公が好きになれない。マーニーの登>>続きを読む

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.5

園子がヒロインしていて、よかった。ハキハキして積極的な性格がよい。髪を下ろしたときの破壊力。また、コナン、キッド、京極が画面にでずっぱりなのも嬉しい。年々爆発の規模が大きくなるのも、様式美。推理映画か>>続きを読む

東京少女(2019年製作の映画)

2.2

大学の卒博で暗い部屋で上映されているような印象。尖った、何かしらインパクトを残したかった学生が作った攻撃的なポエムのような作品。

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.7

納屋を焼くの1つの解釈だと思った。飢えに対する解釈ともいえるかもしれない。演技が下手な人がいなかった。夕日などの景色もよく、ヌードも厭わない女優にも好感が持てた。奔放な演技も、実際にいたらウザいけど可>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.6

サメが見たいのに、人間のうすーいゴタゴタを見せるな。しかし、深海や施設はロマンがあった。いざサメが出たかと思ったら、サメと闘う手段のバカさ加減に笑ってしまった。頼むから中国女よ、喰われろと思いながら見>>続きを読む

劇場版 BLEACH ブリーチ 地獄篇(2010年製作の映画)

2.8

悪がきちんと悪をしていないと、アニメ映画一本は短いのだからすっきりしない。その点で今回の悪役は一護とも兄という共通点があり、どこか憎めないため、消化不良。地獄の仕組みもわかったような、わからないような>>続きを読む

第9地区(2009年製作の映画)

4.1

はじめて1人映画館デビューをした思い入れ深い映画。子どもが背伸びをするのに丁度いいグロさとメッセージ性、大人になると気づける差別する側からされる側に変化したときという寓話的メッセージ。しかし、深刻な物>>続きを読む