Nellaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Nella

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闇の列車、光の旅(2009年製作の映画)

4.3

随分と前に観たので記憶違いあったらすいません。
暴力組織マラ•サルバトルチャ(通称はマラス、MS13など)の蔓延により、国を出てアメリカに逃れるしかないホンジュラスの人々の物語…と聞いて、最初は硬い社
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館と配信で合計5回見たんだけど、本当に素晴らしいよね…。またネガティヴなことは言いたくないんだけど、このクオリティを2、3年に1回繰り出してくれれば、フェーズ4全体の評価も高かったかもね…。正直フ>>続きを読む

バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

監督、ガエル・ガルシアのPOVに力入れすぎだよね…。ていうかそれ特典映像で欲しい。
フェレ・マルティネスがインタビューで「ガエルとベッドシーンがあると言ったら、女性からも男性からも羨ましいと言われまし
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夜になるまえに(2000年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作を先に読んでいたのだけど、抽象的な場面で監督と結構な解釈違いを起こしてしまって残念だった。確かに最期を知ると悲劇的な人生に思えるかもしれないけど、原作ではたびたび、「ゲイのあるあるネタ」による爆笑>>続きを読む

ブエノスアイレスの夜(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「天国の口、終りの楽園」や「アモーレス•ペロス」で鮮烈な印象を放っていたガエル•ガルシアが見たくて見て、そしてどんよりした作品。
ネタバレにしたからオチを書いてしまいますけど、カルメンと血が繋がってい
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.1

坂本龍一氏の逝去により改めて見返してみた、という人は多いと思う。私もその一人である。子供の頃、父が日曜洋画劇場で飽きるほど見ていたのだが、当時は何の話なのかまるでわからなくて、印象的な場面だけが記憶に>>続きを読む

ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.7

ツイン・ピークスを全部見て考察サイトを読んで、なんとなくリンチの文脈が読めるようになってきたのと、月末からニコラス・ケイジの「マッシブ・タレント」が公開でその予習になるとのことだったので、見てみた。>>続きを読む

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

この映画で一番やばいのは、ラスト近くでエレン・ウォン演じるナイブスが、スコットにラモーナと一緒にいくよう励まして、「私は大丈夫だから」と微笑むシーンである。これで彼女に惚れない人間がいるんだろうか?い>>続きを読む

もう、歩けない男(2020年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

アメリカのAppleでしか見れなかった作品で、何故このタイミングで公開なのか謎だが主演のアーロン・ポール目当てで鑑賞。彼は本当に素晴らしく、特に怒りと泣きの演技が迫真で激しい感情を表現するのが上手い。>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ここ半年間の中ではNOPE以外でいっちゃんおもろい。最初は中年女性を主役にしたMCUの二次創作…?と思うようなチープさだったが、泣ける大団円に着地するのも上手いし、何よりキャストが全員素晴らしい。アカ>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ケネス・ブラナーの半自伝的映画だそうで、イニシェリン島が「?」だったから最近のアイルランドの話ならわかるかと思って見てみた。大変わかりやすい。しかしストーリーにちょっと難点もあると思う。プロテスタント>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.1

誰だよビョークが出てるとか言ったのは。ミリも出てませんし曲も全く使われてませんのでご注意下さい。いかにも出てそうだから騙された。(自分の勘違いですすいません)。
内容はアイルランドの内戦の話で、192
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

ドナとオードリーどこ行ったの…?

S1は「美少女が殺されるのっていいですよね…!」みたいな、なんていうか情緒一発のワンアイデアが良かったんだと思う。絵画を描く時にあれこれテーマを入れないのと同じで。
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天国の口、終りの楽園。(2001年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

フリオとテノッチふたりの悪ガキがテノッチのいとこの嫁(癌で余命わずかには見えないナイスバディのイイ女)であるルイサを誘って旅に出る、というだけの話だが、フリオとテノッチのラブラブぶりが異常で、誰が見て>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

二度は見たくないなぁ…と思い見返していない。精神的にきつい。しかも元は戯曲だったことに驚く。演劇でこれを?どうやって?と色々疑問も浮かぶが、恐らくどんな形でも、この話を書かずにいられなかったのだろうな>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.4

時系列が前作より複雑なのと尺が長くて、観るのに3日ぐらいかかっちゃった…。構成で展開を読めなくするのは面白いのだけど、エドワード・ノートン他、ほとんどキャラ全員が胸糞でストレスが溜る。「復讐」というよ>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

完全に笑わせにきていて、笑っていいものなのか映画館で迷った。ありきたりな展開のようでいて、意外な予想のつかなさが面白かった。
この映画が欧米で「怖い」と言われる大きな理由にカルトの全体主義があって、日
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

Jon Spencer Blues ExplosionのBellbottomsを最も適切に使っている映画。DamnedのNeat Neat Neatも上手いことハマってると思う。エドガー・ライトのこう>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「カサンドラ・クロス」と共に私の人生観及び死生観に多大に影響した作品で、高校生の頃、今でいう起立性調節障害(当時は病名もなくただの昼夜逆転、要はただの怠け者だと思われていた)で夜眠ることができず、たま>>続きを読む

カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

たぶん生まれて初めて映画というものを意識して鑑賞した作品(確か午後ローで見た)。そのせいかバッドエンド好きになってしまった。当時は乗り物の中で何かが起きるパニックものが流行っていたが、大抵は乗客達が協>>続きを読む

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

随分前に見たので記憶が曖昧だけど、「他人を小バカにした不愉快な映画」という印象だった。しかしこの映画の白眉というか特筆すべき点、それはOBEYこと若かりしシェパート・フェアリーがめっちゃ写ってるってと>>続きを読む

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

なんか求めてたのと違った。図書館ならではの課題を図書館員が知恵と勇気で乗り切る的な感じで、仕事の参考になるかと思ったけど全然ならなかった。私自身は公共図書館員の経験はないが、日本の公共図書館も館内に留>>続きを読む

トリプル9 裏切りのコード(2015年製作の映画)

4.5

アーロン・ポールとノーマン・リーダスが兄弟なんて当然それ目当てで観るでしょう、しかも「欲望のバージニア」のジョン・ヒルコート監督。他のキャストも豪華だし。
しかし物語らしい物語がほとんどないのに、いい
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作の3Dは何て言うか飛び出す絵本みたいだった。3時間も3D眼鏡でそんな映像見て盛大に酔った。話の内容とか全然覚えてなくて、強烈に記憶してるのはシガニー・ウィーバーのヌードだけ。そりゃ最新鋭の3D技術>>続きを読む

ブラックアダム(2022年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

DCの映画を見てていつも思うのだが、誰が良い人なのか?誰を応援したらいいのか?と迷っているうちに、ワーワー、ドタバタして終わってしまうことが多い。原作がそんなに複雑なのだろうか。ダークヒーロー物なら余>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

この映画好きな人は善い人だと思う。(別に自分が善い人間というアピールじゃないよ、私から見た他人についてです)とにかく地味な映画で、火星に取り残されてまず最初にすることが食料を得るための農業だし絵面もず>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

何度見てもいい。ドゥニ・ヴィルヌーヴのゴシックなセンスが活かされた宇宙船の造形や人間を圧倒する巨像感がとてもいい。ばかうけとか煎餅に例えないと恐ろしすぎてこの神秘性を受け止めきれないのもわかる。原作が>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

当然ローガン・ラーマン目当てで鑑賞。Dixie Midnight RunnersのCome On Eileenであんなふうに踊る人を初めて見たが、ああ踊りたくなる気持はわかる。ストーリーはわりとありが>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.5

この話は史実と照らし合わせても嘘だらけであり軍事リアリティもなく、史実をねじ曲げたこの戦争の死者に対する冒涜であるという評を、私の尊敬する映画評論家がしていた。正論を言うのは気分が良いことだろう。
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ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

タイトルのような話ではなかったと思う。ビリー・ホリディの生涯をわかりやすくエロちょい盛りみたいな感じだった。
【ここからはこの映画とはあまり関係ないセクシャルマイノリティの描き方の話になります】女優の
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

初めて観た「スター・ウォーズ」なのだが、完全にディエゴ・ルナ目当てだったので当然ながら全く話が見えなかった。知らないなりに楽しめる部分もあったがやはり勉強し直そうと公開済の作品を全部追っかけた。おかげ>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

的外れな感想かもしれないがY●hoo!ニュースのコメント欄とかやっぱ無くした方がいいと思う。生きた人間がリアルタイムで巻き込まれている事件は『娯楽』ではないし、それに対して民衆に『感想』を言わせるのは>>続きを読む

バルセロナ、天使のセックス(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ミスリードを誘うジャケットと邦題で、女性が主人公のライトエロだと思った異性愛者の特に男性には地雷かもね。男性同士のセックスシーンが結構あると私は知ってて見たけど。カップルが主人公で前半パートは彼氏、後>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

今まで見た中で一番怖い映画だった。しょっぱなの心臓がまず怖い。
生命の神聖さをあんな形で突きつけてくる映画を他に見たことない。見返すとこの神聖な心臓を前に医者は酒飲んでたのか…とも思うが職務上、生命を
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

1.0

エヴァン・ピーターズって可愛いのに作品選びに難があると思うの私だけだろうか。本人だけが選んでるとは思わないけど。完全にバリコー目当てで鑑賞したが、司書なので憤怒でしかなかった。オーデュポンの本がどれだ>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

2回見た。トンチキジャパンの外連味と熱い激ロックとオタクの好きなキャラデザの融合が楽しめる。1回目は正直キャラ紹介長くないかと感じたし、デスの目的が妻の死の運命に加担した奴らへの復讐なら、こんな回りく>>続きを読む