アモットさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

残された者-北の極地-(2018年製作の映画)

3.5

最初から最後までとにかく寒い!
北海道育ちの僕だからわかる!
でももっと寒い!

諦めない気持ちと言うよりもひたすらな生への執念が描かれているのが気持ちいい。
気持ちいいって表現は不謹慎かもだけど率直
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7号室(2017年製作の映画)

3.0

ドタバタサスペンスコメディ。
韓国のなだぎ武orエスパー伊東がなかなかいい味。
それと韓国のゆず@岩沢さんも。
あ、そんなに似てないか💦

いろんなところ蒸し返すより、最後まで目が離せなかったんだから
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放課後(1973年製作の映画)

2.0

これは今観るからノスタルジーに浸れるんだろうなぁ。
にしてもかなり寒い出来映えとしか言いようがない。

栗田ひろみのための映画だったろうがその当人のダイコンぶりと、監督の気負いが透けて見えて痒くなって
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FREAKS フリークス 能力者たち(2018年製作の映画)

3.5

こー言う題材って韓国大好きなんじゃない?
途中までは意味が分からなくてハテナの連続だったけど種明かし後からのそれなりのスピード感に引き込まれた。

それと女の子の熱演も光ってたね。
あと、おじいちゃん
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.0

ベストセラーの「ワイルドスワン」に似た文化大革命時の青春物語。

懐古は様々な事柄が美しく思えてしまうものだがこれもしかり。
おぞましき全体主義に侵された窮屈極まりない中でも楽しみや恋を見つけ日々を送
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.5

予想のつかない展開と結末。
見応えのある作品だと思う一方、もしかしてアナザーストーリーもあるんじゃね?って思わせるワクワク感も覚えた。

非情でサイコ的なシガーってのがサイコ過ぎない程度のキ◯ガイっぷ
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マーシュランド(2014年製作の映画)

4.0

ラストがもやもやと言うかスッキリしなくて湿地帯同様なんだか嫌な感じ。

なんと言っても洋画あるあるでなかなか名前と顔が一致しない。
なんとか無い頭を振り絞って想像力も働かせて着いていったから疲れた。
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ヴォイジャー(2021年製作の映画)

3.5

なかなか壮大な設定なのに小さな小さな人間社会のいざこざ。
その対比が面白いし、人間の本質や本性も直感的によく表していると思う。

でも良い本性、悪い本性、従える者、従う者、なんとなく宗教的なものが見え
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ガール・コップス(2019年製作の映画)

4.0

イ・ソンギョンがカッコ可愛くて釘付けになりながらストーリーもちゃんと追いかけた。

コメディなのにシリアスな部分も多々あるし、コメディなのにカーアクションもちゃんと本気だし、コメディなのにイ・ソンギョ
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青春ア・ゴーゴー(1966年製作の映画)

4.0

「青春」や「若い」ってのがこの時代の歌のキーワードなら、今は「明日」とか「未来」「みんな」とか?
時代は変われどこう言うのって大して変わらないのね。
青春だとか言われるとムズかゆくなっちゃうけど、今の
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ひとよ(2019年製作の映画)

5.0

家族のリアルにしては題材が特殊。
特殊だからこそ映画になるのかw

特に3人兄弟の距離感がなんとも言えない。絶妙な間隔とも言っていい。
これを空気感で映像に出来るって凄い事だと思う。
それか3人の演技
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ベルファスト71(2014年製作の映画)

4.5

愛を説くキリスト教徒が殺し合うんじゃねぇよ。
戦争、紛争、内戦、聖戦、何を言っても殺し合いに変わりはない。

ゲリラ的に裏で繋がっていたり、色々と複雑な構造の中、主人公は新兵なので、基本は逃げるだけっ
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デストイレ(2018年製作の映画)

1.0

脚本、演出、カメラワーク、俳優、BGM、全てがとんでもない。
これが監督の狙いであれば映画を作る資格なし。

YouTubeに無料でアップして自己満足に浸ってろよ。

まさしくクソ映画なんてシャレも言
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オブリビオン(2013年製作の映画)

4.0

とにかく映像はとても美しい。
2013年でこのクオリティ⁉︎

まあ、僕には小難しい物語でもう一回観なければ分からないかもしれない。
え? え?
中盤以降は想像を越えた展開、悪く言えば都合の良い展開と
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

5.0

この頭の中の苦々しい想いはなんなんだ。
どろどろの澱のような底無しに近い沼を、助けも求められないような気持ちはなんなんだ。

人生は残酷。
劇中で二度呟くこの言葉の重み。
ガーンと後頭部を叩かれるよう
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カリキュレーター(2014年製作の映画)

2.0

自己満映画。
場面の繋ぎが訳わかんない所多数。
北極のオオカミの口パク加減が不自然極まりない。
衝動的な行動も含めて心理描写があまりにも稚拙。

起承転結の起の部分はまだワクワク感があっていいんだけど
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空母いぶき(2019年製作の映画)

4.0

原作既読としてはあまりにもライトな感じ。
んで最初から説明会話が多くてなんか嫌な予感。

それでも映画は映画でそれなりにまとめた感じだし、現在の台湾と中国、ロシア、北朝鮮の状況を考えると絵空事ではない
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顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

4.0

自らの罪を正面から受け止め正直に自白する意義。
という面では評価されるけど、彼らが立ち上がらなければうやむやになっていたのも歴史のたられば。

しかし、被害者と加害者がそれぞれを隠しつつ同じ国の中で暮
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ラブ・エクスペリメント(2018年製作の映画)

3.5

いわゆる「コレクター」的な内容を想像していたのに全然違う。
むしろラストを観てしまうと僕の想像が追いつかなくなってしまった。

未だに何故何故が解決出来なくて苦しい想い。
どうしても回答を得たい気持ち
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.5

ラストをどう見るかで評価や感想が変わる気がするな。

法廷でのやり取りはお国柄なんだろうけど完全にディベート状態だよね。
言い負かしたほうが勝ちみたいな。
弁護士が感情的になっちゃダメだべさ。

ヒマ
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8番目の男(2018年製作の映画)

4.5

どうしても12人の優しい日本人を想起してしまうんだけど、これは実話ベース。

コメディ風味なんだけど中身は実にシリアス。
法の危うさ、疑わしきは罰せずの危うさをよく現していたように思う。

その反面、
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貪る。(2012年製作の映画)

4.0

ここでもAmazonでも意外に評価低いのね。

ホラーのくくりにしてはホラー部分がちょい雑。
てか、結果はホラーじゃないのよね。

なんとも切ない物語。
特に切ないのはコーヒーの兄さんじゃん。

冒頭
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長沙里9.15(2019年製作の映画)

5.0

韓国の戦争を舞台とした映画はいくつも観ているがこれも素晴らしい映画だった。

極限の中で繰り広げられる生死の様はもちろん想像するしかないんだけど、きっと国の為と言うより、愛する人や家族、友人の為の戦い
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フロンティア(2018年製作の映画)

3.5

あ、ロシア映画だったのね。
レニングラード包囲で理解するなんて!

タイムスリップって設定やらスリップする条件やら理由やらをくどくど説明せずに映像でバシッと見せてくれればツッコミどころも勘弁してやるん
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ブレスレス(2019年製作の映画)

2.0

焦点が合ってないと言うか、亡き妻への恋慕がやがてSM嬢への恋とプレイ。
その移り変わりなんだけど主人公の表情が薄くてメリハリに欠けてた感。
それはSM嬢にも言える。

それとなんたって流れる音楽が全て
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

4.0

斉藤和義の「アメリカ」って唄で、年に何度か観たくなると歌っている。
僕は観る度に嫌な気分になってしまうんだけど不思議と何度も観てしまう。

ホントの自由って?
をテーマにこの時代の、ヒッピーやヒッピー
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.0

仕事を選ばないニコラス、いいぞ!
一挙手一投足、存在そのものがニコラス、それを一番表している作品かも。
いや、監督がニコラスに惚れてるのが分かる、そんなニヤニヤな映画だったな。

なんとなくザギトワに
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.5

昭和の人が観たらブッ飛ぶだろうなぁ。
なんて思いながら観てたw

どーしても家族愛や何か訳アリの夫婦やらを入れないといけない観念があるのかねぇ。
いや、そうでもしないと物語にならないか。
それにしても
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クーデター(2015年製作の映画)

4.5

絶体絶命の連続。
あーこりゃ絶対ムリ! からの回避!
それの連続!
この夫婦とてもタフ!
でもここまでのピンチじゃ火事場の馬鹿力でちゃうよねー。

先進国の狡猾さとマネー至上主義。
開発途上国の狡猾さ
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リメンバー・ミー(2010年製作の映画)

5.0

衝撃。
前からずっと観るつもりでいたのにどうしてもラブストーリーは後回しに・・・
って、えーっ!

ラスト10分くらいから朝の出来事をそれぞれの立場からずっと追いかけていて、バックに流れる音楽が綺麗な
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ヒットマン エージェント:ジュン(2020年製作の映画)

3.5

ムスメがたいして可愛くないのに何故か可愛い。
そしてまさかの奥さんまでが⁉︎ってとこが面白かった!

ベタな展開と中盤からちょっとダレるところがビミョーな印象。
こう言うのは結果は分かってるから顛末っ
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ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

4.5

むかーし楳図かずおの漫画で「神の左手悪魔の右手」ってのがあった。
一方、キリスト教では、神の右手ってのがあって、この映画の土台にもなっている。
まあ、キリスト教はよく分かんないんだけど💦

韓国のエク
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

主人公、両刑事共々とても良い感じでキャラも立ってたと思う。

あまりにも意外だったのが重要と思われた方が唐突に死んでしまうこと。
これ、よくある邦画パターンからの脱却ですね。

ツッコミどころは単純な
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無頼(2020年製作の映画)

4.0

井筒監督のセンチメンタリズムは分かりやすい反面逆に観る側がニヒルになるのかもしれない。


ヤクザはヤクザ。
社会の必要悪であるのは認める一方、ことさらヤクザ世界の中での正義やら人情やらをクローズアッ
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KUSO(2017年製作の映画)

1.0

おぞましさのレッドゾーン。
熱にうなされてみる悪夢のような、極北にうごめくマイノリティな性欲か。
凡人の僕にはひとかけらも意味を見出せない。

何度途中で観るのをやめようと思ったことか。
きっと最後は
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赤ずきん(2011年製作の映画)

3.0

アマンダさん、美しい。
超絶美しい。
そしてこの世界観がたまらない。
たぶん中世のヨーロッパの村かしらん。
わかんないけど。

ファンタジーの中にサスペンスや愛憎やホラーチックの要素が散りばめられてて
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