アモットさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

偽りの隣人 ある諜報員の告白(2020年製作の映画)

4.5

韓国の黒歴史をフィクションながら赤裸々に表している。
こんな歴史があるのに未だに大統領にまつわるゴチャゴチャは続いているのってやはり国民性なのかね。
や、この話題は違う方向になっちゃうか💦

いろんな
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告白(2020年製作の映画)

3.0

このスマッシュヒットってコピーに全て評価されてるような 笑

胸糞指数が足りないと言うか、食傷と言うか、こう言う題材にゲップをしてはいけないと思うけど、それでも色々と足りないと思ってしまう。

特にジ
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ベニーズ・ビデオ(1992年製作の映画)

4.0

狂気なんだけど、日常に溢れるあらゆるニュースが現実的で、むしろそっちのほうが狂気に思える。

主人公のベニーも、父も母も狂気だ。
死体の対処法を話す父と母、時おり笑ってしまう母の狂気。
自分の価値観を
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仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

4.0

冴えないおっさんが恋をした結末は。
やっぱ女怖い!
ってなるのかね。
いやいや、この陰気なおっさんが一番怖いと思います。

切なさよりも怖さ。
怖さよりも寒気。

もっと女を悪く見せてもと思ったけどこ
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

4.0

ワンシチュエーションものってそこに至ったプロセスが重要でもちろん結果も大切。
あり得るのか!ってくらいの偶然やミラクルも重要なのよね。

そう言う意味ではサメパニックも合わさってとても楽しめた。
いや
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

4.0

現在のロシアのウクライナ侵攻とはリンクしないがそもそものソ連が行なった非道な政策を世に問うたひとりのジャーナリストのお話。

ソ連の工業化を進めるためにウクライナの肥沃な土地を台無しにし飢餓を生じさせ
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エル ELLE(2016年製作の映画)

4.0

ユペール嬢ってなんだかクセになる女優。
何かを孕んだ奥底の知れない顔をしてらっしゃる。

ある意味、倒錯者って言うのか異常なものを隠し持った役にはハマってるよな。


ラストの覆面男の「何故?」って言
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タンポポ(1985年製作の映画)

5.0

たぶん5〜6回観てるかな。

本来こんなに仰々しさに溢れた映画って好きなほうじゃないんだけどとても惹き込まれてしまう。
きっと本筋の合間の数々のエピソードが良いアクセントになってるからなんだろうね。
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天国から来た男たち(2001年製作の映画)

1.5

これはひどいなー。

吉川さん自身の問題じゃなく見せ方や演技指導なのかなぁ。
その他の個性的な面々もひどいなー。

山崎さんも遠藤さんも大塚さんもこれでいいと思って演じてたのかなー。
違うと信じたいな
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71フラグメンツ(1994年製作の映画)

4.5

A DAY IN THE LIFE
関係のなさそうな点と点が結びつくのは言ってしまえば偶然と必然の兼ね合いみたいなもの。
しかしハネケはそのような手法は取らずに映画にしてしまう。

とりとめのない日常
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セブンス・コンチネント(1989年製作の映画)

4.5

解答のない映画、回答を求めてはいけない映画。
それでも感じたことと言えば、家族というコミュニティの複雑と狂気の表裏。

そこかしこに死が点在していて、そこかしこに強烈な生が連続している。
それは第一部
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

5.0

サスペンスの王道。
練られた脚本と進行。
もう一瞬たりと目を離せられない。
もうぞくぞくしながら観てた。

仮定と真実。
巧妙な伏線。
都合の良い偶然。
小説を読むみたいな感覚。

最初っから正直にし
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

5.0

次から次へと迫る絶体絶命、それを数々のミラクルで回避!
都合が良くなくっちゃ物語にならねぇ!
ついでに家族愛も詰め込むゼ!

ハリウッドを凌駕するほどの迫力と構成に僕は満点付けてやるゼ!
ニヤリと笑っ
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オールド(2021年製作の映画)

3.5

うむー、アイデアは抜群なだけになんかちょっと拍子抜けな感じを受けた。
色々と無理がある設定はそれは映画だからってことで華麗にスルーしますけどそれでもやっぱり納得出来ないところは納得できん。

ラストに
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.5

障害があるって聞いてたから怖くて云々という言葉がなんとも切なく響いてしまった。

ジャケ写があまりにも真っ当で、清く正しく生きる障害者を取り巻く家族や、うすら寒い笑顔で接する回りの人達との心暖まるピュ
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コード・アンノウン(2000年製作の映画)

3.5

なんとか読み解くとすれば冒頭とラストの聾唖者のシーンなのかな。
つまりは相互の対比の理解。
言語や人種、年齢、性別が融合した理解。
なのかな。
これは難しい。


買い物しながら諍い突然の扇情!
これ
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愛、アムール(2012年製作の映画)

4.5

愛がテーマであるにもかかわらず色々な疑問が渦巻く僕にとっては問題作。

まずは奥様の選択。
入院するのは嫌、なるべく介助は受けたくない。
旦那の選択。
これは衝動だったにしても、変わって行く妻の姿がい
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[リミット](2010年製作の映画)

4.5

ワンシチュエーション。
ずっと棺桶の中!
どうやって90分持たせるんだってそれだけで見続けたけど目が離せなかった!

ちょっと斜めに見るなら、色んなツールがあって特にケータイを使ったやり取りが間を持た
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白いリボン(2009年製作の映画)

4.0

第一次世界大戦前夜のそれはそれは鬱々としたドイツの片田舎で起きる数々の事件。
途中から、あーこれまた犯人教えてくれないのね、と思ってその通りです。

ハネケ作品の傾向は、無音のオープニングとエンディン
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明日の食卓(2021年製作の映画)

4.0

世のパパとママに是非観てもらいたい。
特に別々に。

ママはめいっぱいの愛情を子に注ぐ。
本能と言ってもいいし、それが当たり前で意識することもないだろう。
しかしその姿を見ている子供はどのように感受し
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レッド・ドーン(2012年製作の映画)

3.0

自分勝手な弟とちょっと闇を抱えた兄を中心に描くザ・アメリカな映画だったな。

荒唐無稽な設定は映画だからいいんだけど、戦闘訓練でいきなり強くなったり、北朝鮮軍が意外にへなちょこだったり穴だらけのストー
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スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間(2013年製作の映画)

4.0

あーこれは新しいゾンビもの!
発想がとても面白い!

お母さんとの確執やストーカー男の性急さ、タチとネコがはっきり分かる構図、邦題とジャケ写のマッチ具合、日を追うごとに徐々に崩れていく姿、等々、着眼点
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追悼のざわめき(1988年製作の映画)

1.0

監督のマスターベーションを2時間以上見させられる拷問に近い映画。
シュールとは何か。
タブーとは何か。
もっと直接的に描けないものだろうか。

とにかくリアリティの無さ。
浮浪者を汚く見せたいのに肌艶
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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

4.5

あーこれはいい映画だなぁ。

究極のフェチ&ヒモ男と「切羽詰まりまくりの愛」に生きる女。
フランス特有と言ってもいいと思うんだけど文学的であり哲学的であり、決して答えを見せない手法。

訳わからん!だ
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レイディオ(2020年製作の映画)

4.0

短編と知らずに。
短編だからこその良さって言うか清々しさが良い余韻を頂きました。

加藤くんのリアルさが物語に入り込めて素直に純粋に泣けた。
きっと加藤さんて劇団とかに所属してないでしょ。
他の方達も
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

4.5

タイトルからしてファンタジー要素の強い物語かなとおもったら全っ然ちがってた!
いや、もう半周回ってファンタジーと言えなくもない。

だってあまりにも謎が多くて、観る側の想像力を試されるとても疲れる映画
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がむしゃら(2014年製作の映画)

3.0

生きるのは楽しくて苦しい。
それを体現する安川惡斗というレスラーにフォーカスを当てたドキュメンタリー。

壮絶な少女時代から数々の病気を抱え、それでもプロレスに魅入られた生き様を赤裸々に伝えてくれた。
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大コメ騒動(2019年製作の映画)

1.5

どうしてこうも演劇風味になってしまうのか。
井上さんの熱演、室井さんの怪演も申し訳ないが僕にはむなしく見えてしまう。

米1俵を重そうに運ぶものの何故か軽く見えてしまう謎。
たばこ屋の看板がゴシック体
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隠された記憶(2005年製作の映画)

5.0

最後まで犯人探しをしていた自分が恥ずかしい。
ハネケには1秒たりとも意味の無い表現は無い。と思えるほど芸術的だと。
決してブッ飛んだ芸術じゃなく誰もが惹きつけられるニヒルかつ優しい芸術なのだ。
それは
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アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

4.0

「月光の囁き」にも似た偏執的な主人公。
彼の生い立ちも含め共感やましてや同情することは出来ない。
忘れさられるのが悲しいのなら何故努力出来ないのか。
って普通は思っちゃうよな。

そして歪んだ愛情へと
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ムカデ人間(2009年製作の映画)

3.0

新春アブノーマル映画祭り第四弾。
ムカデって言葉を見たり聞いたりするだけで拒絶反応起きるから話題だったけど観たくなかったヤツ。

日本人役者の三文ぶり。
女2人組のよくあるホラー展開の初動。
いかにも
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.5

新春アブノーマル祭り第三夜。
こ、これは痛い!痛い!
少女のめざめなんて生やさしい邦題にだまされた人はきっと何人かいる。

まずはこんな乱れた学校が描かれているのに驚き。
ちょっと度が過ぎてる感じ。
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セルビアン・フィルム(2010年製作の映画)

3.5

新春トラウマ変態祭り第二夜。
お、おぞまし過ぎる。

相当な変態やフェチには寛大な僕でもかなりのドン引き。
いやいやドン引き超えてる。
実在するなら地獄に1000回堕ちろ。

単純で極悪なメロディと相
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

5.0

新春一発目はこれを観るって決めてた!
一年の計は元旦にあり。

胸糞を超えた大糞!
よくぞここまでってくらい精神的にグサグサくる映画。
でも普通の胸糞には収まらないセンスが大いに感じられた。

配役の
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

4.0

今年最後に選んだ映画。
笑っちゃいます。

ディックロング。
ロングディック。

どうにも隠し切れない、その場を取り繕うだけの主人公。
突発の事故や事件の当事者ってこんなもんなんだろうね。
そこんとこ
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ビジターQ(2000年製作の映画)

1.0

かなりフッ切れているが狙っている感じも見えて少々興醒め。

春菊さんが妙に色っぽい。
母乳フェチなら確実にヌケる。

にしても、
家族愛が一応テーマと言うならふざけるなと言いたい。
キ◯ガイの上塗り。
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