jozeさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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人数の町(2020年製作の映画)

3.0

石橋静河推しには辛い、、、。

現実離れしたジャンルになればなるほど、彼女の魅力が削がれる気がした。多少のメッセージ声はあるものの、強引な展開の前では深く考えるのもめんどくさくなる。「岬の兄妹」松浦裕
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疑惑とダンス(2018年製作の映画)

4.5

参った、参った、最高です。

結婚パーティーに集まった男女6人。「ヤった」「ヤってない」と不毛な争いが永遠に続く。嫉妬、未練、疑念、裏切り、さまざまな感情がぐちゃぐちゃに交錯する中、脈略無く突然始まる
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音楽(2019年製作の映画)

4.0

ずっと見るの楽しみにしてたやつ。

タイトル、ストーリー、尺、、、全てがシンプル。初めて松本大洋のマンガ読んだ時の感覚に近い。独特タッチのアニメーションが放つ、一瞬の熱量に驚いた。音楽がなり始めると、
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浅田家!(2020年製作の映画)

3.6

ジャ○ーズ、震災、電通。事前に身構える三大要素(私だけ)。ニつ当てはまる映画浅田家!。忖度と安易な震災利用を懸念しながら鑑賞。

実話ベースなだけに、人物像や相関図が把握しやすく見やすい。今でも現存す
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星の子(2020年製作の映画)

3.7

怪しい宗教に縋りスピリチュアルな世界に心酔する親。自分にとっての普通が、他人にとっては異常。思春期宗教2世役は難しかったと思う。芦田さん(もうマナちゃんとは気軽に呼べない)はプロフェッショナル。

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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.6

ハリウッドで活躍する人気子役の息子と、
息子の稼ぎで刹那に生きる前科者の父の話。

12才。男なら自然と父親に憧れ抱き、常にカッコ良さを求める年齢だと思う。もう少し上になると身近な先輩に憧れたり、そも
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

養子縁組がもたらす当事者の葛藤、関係者の苦悩。人生はつくづく選択の連続だなあと。我が子を手放す選択、血の繋がらない他人の子を迎える選択。どちらも間違いではないし、そもそも正解なんてない。決断するまでの>>続きを読む

星屑の町(2020年製作の映画)

3.0

舞台は岩手、
ヒロインはアイ、、
夢は歌手になる事、、、

おそらく原作者さんは、あまちゃん大好きですね。東北訛りの少し猫背な天真爛漫女子って、まるっきり天野アキでは、笑。あれから5年後の世界でもおか
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初恋(2020年製作の映画)

2.0

血みどろバイオレンスアクション映画を、恋愛のジャンルにカテゴリーするのはやめてほしい。恋愛要素一割もないけど、、、。任侠映画やVシネマだって、多少の色恋沙汰はあるし堂々と男臭いジャンルで勝負してると思>>続きを読む

静かな雨(2020年製作の映画)

3.8

原作読んでます。実写も繊細で丁寧、世界観が崩れる事なく安心した。外見の派手さに頼れない内容なだけに、静かな心理描写や日常の映像美はドキッとさせられる。

中川龍太郎監督の"わたしは光をにぎっている"を
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.7

愛を言えない男。
愛を聞きたい女。
愛を見守る男。

主要人物をいい表す上で、これ程的確な言葉は他にない。タイトルも「生きてしまった」でも「生き残った」でもなく、腹の底から微かに搾り出したような「生き
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.0

Twitter漫画が原作とか。

「死ね」「好き」の連発は、聞いてるだけで恥ずかしくなるのです。他のセリフの硬さからも、原作に忠実なんでしょうね。圧倒的に若年層向けな印象。

元々個別だったのエピソー
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.3

A24がまたやった。エモいの搾取。いいねの搾取。90年代青春ど真ん中世代は、搾取されまくりで大変なのです。

国も人種も違えど少年のあるあるは満載。身近な先輩に憧れたり、無理してタバコ吸ったり、童貞隠
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喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)

4.5

水川あさみ、最高。

不甲斐ない夫に悪態をつきまくる妻。セックスの事しか頭に無いダメ夫。倦怠期夫婦のよくある話が、映画のフィルター通すとこんなにも面白、愛しくなるのか。

匂いまでも漂ってきそうな生活
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.8

原作、綿矢りさ。監督、大九明子。
のん、橋本愛、片桐はいり、、、
楽しみすぎて震える。勝手に。

実写化が決まる前に原作既読。私的な妄想炸裂させながら当て読みしてたけど、まさかのんとは驚き。A役は浜野
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鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

3.3

嘘。

嘘って言っても色々あるのよ。鈴木家の場合は、やさしい嘘だったり、残酷な嘘だったりと、受け取り方次第では様々な側面があるなあ。母を傷つけまいとその場凌ぎの嘘も、真実を知った時深く傷つきそうで、な
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.3

ティモシー・シャラメ、ティモシー・シャラメ、ティモシー・シャラメ、、、なめらかでお美しいお名前ですね。名前に負けず容姿端麗、現代の王子様。日本人で対抗するならオダギリ・ジョーでしょうか、濁点多いしなめ>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.1

神木君の新ドラマ始まる前に、数年ぶりに再見。GYAO様ありがたやー。

スクールカースト最下層の逆襲。ラストシーンまでの強烈なうねりは、何度見ても爽快でカオス。初見では気がつけなかった、神キャスティン
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ステップ(2020年製作の映画)

3.8

父と娘の血の繋がった親子の話であり、義父と息子の血の繋がりを越えた親子の話でもなるなあ。ただのシングルファザー奮闘記で終わらなかったのは、脇役方の熱演の賜物ですね。特に國村さん。

安易に涙を欲しがら
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

まるでレコード。A面(前半)は激しいヒップホップ、B面(後半)はしっとりしたバラード。嵐が去った後の静けさ。全編通して幾つもの表情を持ち、それぞれに秘めた感情が複雑に絡み合っていた。

綻びは突然、愛
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.9

75分、キネ旬ベスト10、映画通の評価も高い。ハードル上げ上で一気見。

アルプス、スタンドの、はしの方。桐島、部活、やめるってよ。に続くパワーワード。まずタイトルがソソる。くすぶり系文化部高校生の秀
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.0

権力を盾にセクハラ、パワハラを繰り返す輩は、時代やお国関係なしに蔓延ってますね。勇気ある一人の女性が声をあげ、後のmetoo運動にも繋がる実話ベースの映画。

悪者成敗系はスカッと爽快に後味良くが醍醐
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.3

面白い!

ワンアイディア(カンニング)のみで、グイグイと敵陣(視聴者)の懐に潜り込み、終いには相手の大将(心)を打ち負かす!
一点突破で尖った映画大好きです。無課金無双バンザイ!実に清々しい。

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凪待ち(2019年製作の映画)

3.9

死んだ魚の様な目。冷たく濁った目。新井浩史が去りし今、完全に香取慎吾のモノになった瞬間。SMAP時代に感じていた瞳の奥の違和感に今更納得した。キャラクターを笑顔で演じる彼よりも、人間を無表情で演じる方>>続きを読む

パラレルワールド・ラブストーリー(2019年製作の映画)

2.0

はじめに、
ジャ〇ーズアイドル主演の映画・ドラマは9割が忖度絡みだと思っております(クドカン脚本は除く)。原作が東野圭吾でなければ見ることもなかったであろうこの映画、なかなかにぶっ飛んだお話でした。
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108~海馬五郎の復讐と冒険~(2019年製作の映画)

3.0

妻が浮気してると思い込み、108人の女を抱いて復讐を果たす夫の、とんでもないお話。


108。煩悩の数でもある。数ある欲を押し退けて性欲に全振りした、松尾スズキの清々しいほどの職権乱用作。酒池肉林の
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.5

オバマ元大統領大絶賛の煽りに釣られ、アメリカンティーンのリアルを覗き見。

猫背でぽっちゃりさん、SNS依存しまくるJCのケイラ。背伸びして必死になる姿は、とても愛くるしい。生まれた時からインターネッ
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(2020年製作の映画)

3.8

中島みゆきの歌は「糸」も良いけど、「ファイト」がとても好き。カラオケでは上手く歌ってほしくない。音程を合わせて心地よいメロディーでなんて絶対嫌だ。ベロンベロンの酒焼けしゃがれ声で、音程外しまくりが良い>>続きを読む

Red(2020年製作の映画)

3.0

小洒落た昼ドラ。

昼ドラでは見かけないワンランク上の役者を使い、R指定つけて大胆さも+、映像美は多少こだわってます。でもね、ドロドロの不倫劇に何を足しても、ドロドロの不倫劇なのだよ。

「いつまでキ
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魔法少年☆ワイルドバージン(2018年製作の映画)

2.5

30歳まで童貞だと
魔法が使えるらしいよ、

前野朋哉、好きな役者さんです。彼が映画の中で悪者と熱い戦いを繰り広げる中、私は睡魔と激闘しておりました。童貞モノ(そんなジャンルはない)はわりかし好物です
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.3

「………」


ラストシーンに圧倒された。一切の希望を持たせず、その先を想像する事さえ許されない、最高潮での潔い締め方に言葉もでない。剥き出しの咆哮から、全てを悟った笑顔。暗転してしばらく唖然呆然、時
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一度死んでみた(2020年製作の映画)

3.0

デス、デス、デス、デス、

豪華キャストの無駄遣いなんデス。宮藤官九郎か福田雄一が書きそうな話しなんデス。広瀬すずのコメディアンヌっぷりにはだいぶムリがあるんデス。姉(広瀬アリス)ではダメだったんデス
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.2

面白い!

究極の巻き込まれ系、興味本位で片足突っ込んだら、全身ドップリ系映画。噂には聞いてましたがここまでとは。

日常に根付いた銭湯で、夜な夜な繰り返される怪しい出来事。好奇心を擽る展開に不謹慎な
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弥生、三月-君を愛した30年-(2020年製作の映画)

1.0

、、、酷い。
あまりにも、、、酷い。

監督脚本、遊川和彦。主演、成田凌、波瑠。制作、天下の電通。

いったいこの映画は、誰に向けて、何を伝え、どんなメッセージを残したいのか、私にはさっぱりわかりませ
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.7

子供達を守るためとはいえ、夫(父)殺しの殺人犯(母)が、それぞれが独立し今を懸命に生きる子供達の前に突然帰ってきた、、、ら。

戸惑う周囲を気にする素振りもせず、「こんな面で帰ってきた」などと、決して
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

パラサイト。地上波で。やるってよ。

レビュー下書きのまま、随分と放置してしまった!三周遅れで蔵出し。

アジア映画が白人映画を退けて、アカデミー賞の頂点ですもんね。多少の予備知識入れてハードルも上げ
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