自分が女の子の身体であることを受け付けられないレイ(エル・ファニング)は母親(ナオミ・ワッツ)に性別適合手術の了承を得ようとする。しかしそれには両親の同意が必要であり、妻と別れて新しい家族と暮らす父(>>続きを読む
松田龍平はサイコパス系が似合い過ぎる。ただ歩いているだけでも表情が不気味で恐ろしい(悪口ではなく)。原作とは設定をだいぶ変えているとのこと。市川実日子が浜辺で拾った”羊の木”の皿はどういうことを表して>>続きを読む
もはやホラー映画。2時間20分の本編中のうち、約50分間にわたる恐怖の尋問シーン。黒人ならずとも白人警官の標的にされ、気分次第で殺される。
しかしいちばん恐ろしいのはこれが1967年の現実であり、また>>続きを読む
この映画のエディ・レッドメインは本当に女性にしか見えない。ポスタービジュアルはふたりの女性が映っているものだと思い込んでいました、、、。
世界で初めて性別適合手術をしたリリー・エルベ。多くの人は彼女>>続きを読む
町山智浩曰く「暴力爆笑ほのぼの心あたたまるハートウォーミング系」。
確かにグッとくるポイントも「何だコイツ!!?」みたいなとこもあり、どんどん予想を裏切られていく。「お前、こんなおかしいやつだったの>>続きを読む
まず、ストーリーが良い。原作からして良いんだろう、犯人像は二転三転四転……3つの事情が複雑に絡み合う。2時間とは思えない密度の濃さ。そして共感できる犯人に泣かされる。
映画後半は、阿部ちゃんよりも小>>続きを読む
まさに”Europa”な映画。「地上版『ゼロ・グラビティ』」と思っていると確実に面食らいます。
医療ミスで病院を追われた医師が事故で重力を操れるようになったシリア難民の少年と出会う。それまで医師は無>>続きを読む
映画のハイライト、”Roll Jordan Roll”を歌うシーンでソロをとっているのはトプシー・チャップマンという歌手。彼女はニューオリンズで長く活動していて、ゴスペルやソウル、ジャズなどを歌ってい>>続きを読む
いちばん笑ったのはゴミ箱を被ってパディントン駅へ潜入するシーン。スネークかよ!!と。
一生懸命だけどドジなパディントンに前作以上にハラハラ。それでもパディントンを受け入れてくれる優しいロンドンの町。>>続きを読む
オールタイムベストのひとつ。
子どもと遊ぶマッツ、園長先生に疑われるマッツ、息子と抱き合うマッツ、殴られて血だらけになるマッツ、教会で親友を睨むマッツ……すべての表情が印象的。
子どもの嘘と村社会>>続きを読む
ときどき出てくる楽団が音楽で心理描写や状況説明をしてくれるのが楽しげ。家族愛をテーマに、ほっこりできるユーモアがたくさん。私事ですが、一昨年、ロンドンへ行ったときにパディントン駅にある彼の銅像と写真を>>続きを読む
馬もカッコいいけど、少年がとにかくイケメンすぎる。イケメン少年と白馬の友情(なんだそれ)。最後は切ないけど美しい。
名作なのに未見だった作品。細野晴臣『映画を聴きましょう』で紹介されていたのを機に観ました。映像も音楽も物語も美しい。冒頭の猫と少年が薄暗い朝日の中たたずむシーンなんか、かなり好きです。
周りはおっさんばかりでしたが、結構満足そうにしていました。笑いどころが多いし、オタク受けの良さそうなキャラ、エヴァっぽい設定?など、自分も結構おもしろがれたタイプ。こんなのマジンガーじゃない!といえば>>続きを読む
去年観ていたら確実にベスト10に入れていた。原作を読んでから観るのがいいかもしれない。映像表現としてすごくおもしろく、小説の世界観をそのままに(もしくは、多少誇張して)映画的な魅力にやられる。松岡茉優>>続きを読む
まさかストップモーションとは思えないような映像。現実世界に対して、現実とよく似た別の世界が広がっている、という話なのですが、物語終盤、別の世界が壊れていって真っ白な何もない世界になっていくところの映像>>続きを読む
ドニー・イェン、チアン・ウェン、そしてマッツ・ミケルセン。脇役のおっさんたちが最高に格好いい映画。
フォースの東洋思想的な側面を映画シリーズ中いちばん説明した作品かも。
前作よりもアクションを増してエンタメにパワーアップ!自分はこっちの方が好き。
冒頭のカーアクションで流れるのはプリンス&ザ・レボリューションズ「レッツ・ゴー・クレイジー」。最初から思いっきりアメリカ>>続きを読む
インド映画好きの知り合いは少ないので、この映画を観ることを話したとき、「バーフバリ?なにそれ、聞いたことない……」と言われてしまった。そこで第1部のあらすじを伝えようとするも、インド映画に特有の圧倒的>>続きを読む
2017年映画納め。今年は228本の映画を観ました。
2パックの人生を幼少期から死まで、段階的に追っているので、彼がどんな人か知りたい人にはもってこいです。ただ、映画の中で触れられているさまざまな事>>続きを読む
頭にRESPECTの文字。1では完全なアホキャラだったトニー(マッツ・ミケルセン)の物語。
いやー、これはマッツにしかできないかもしれない。筋肉バカにも見えるし、品性のある優しい人間にも見えるマッツ>>続きを読む
やりやがったな庵野秀明!!となる新劇場版3作目。もう、誰もついていけません。観ている人はみんなシンジと同じ気持ちです。「あれ(サードインパクト)から14年」って……ええっ!?
人類補完計画って結局な>>続きを読む
あれ、なんか知らんやつでてきた!となる新劇場版2作目。徐々にTV版の世界と違うことが明らかに。レイやアスカがTV版より可愛げのあるキャラクターになっていたり、戦闘シーンで流れる曲とか、狙いすぎてる感が>>続きを読む
TV版と若干シナリオは違えど、起こっていることはだいたい同じ。この若干違う部分が、どんどん大きくなってくるのですが、、、。
『プッシャー』のDVD特典映像。
レフン監督は『プッシャー』について、「選択を迫られた男の物語を描きたかった」と語っていますが、このドキュメンタリーでのレフン監督は映画本編以上に窮地に陥っています(笑>>続きを読む
僕はファンタジーな世界を描いた映画(『ハリーポッター』シリーズや『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなど)にあんまり興味を持てないのですが、この映画はファンタジー世界と現実世界を二層的に描いているので>>続きを読む
レフン監督のデビュー作。と同時にマッツ・ミケルセンの長編デビュー作でもある。
デンマークの麻薬密売人たちの1週間。低予算かつ短期間で撮られたが、ドキュメンタリータッチにすることで、その後のレフン監督>>続きを読む
“Niggaz Wit Attitudes”、主張する黒人たち。
黒人やマイノリティの権利が尊重されるようになってきたのはまだまだつい最近のこと。N.W.A.が活動していた80年代後半から90年代は>>続きを読む
どんどん物語に引き込まれてしまうストーリー構成。観ている人は語り手である主人公に同一化するように作られているのに、だんだんと主人公を取り巻く人物たちに疑惑が生じて、最後には主人公すら疑わしい存在になる>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
今作の最後、なんでもない男の子が突然フォースを使ってほうきを取りました。彼が次の3部作の主人公か!と思った人もいれば、アナキン・スカイウォーカーの繰り返しかよ……と思った人もいたようです。が、僕は勝手>>続きを読む
推理がバーっと展開されて頭が追いつかない部分が多かったが(そのため、いま必死になって原作を読んでいる)、そのぶん躍動感のある演出。アクションも多い。ポアロの変人っぷりが強調され、他のキャラクターの性格>>続きを読む
ついに初鑑賞だ!と思っていたら、実は公開当時に友達に誘われて観ていたことを思い出した。いやぁ、まったく記憶になかった(笑)。観た端から忘れるタイプだと思っていたけれど、まさか観たことすら忘れていたとは>>続きを読む
前情報ほぼゼロで観に行った。開始10分、パンク系の青春映画かなー、と思ったら、ひょんなことから少年たちはカルトパーティへ。そこにいたのはビビッドなコスチュームに身を包んだ宇宙人たち!自らの属するコロニ>>続きを読む
ジャズギタリストとしてのジャンゴといより、ジプシーのひとりとしてジャンゴの半生を描いた作品。もちろん、ジプシーと音楽とは切り離せないものでありますが。
ブルースやスイングを得意とする速弾きギタリスト>>続きを読む
難民の現実をユーモアを交えて描く。でもけっして「軽い」わけじゃなく、観た人が希望を持てるように。
不寛容と闘うには、ファンタジーと思えるくらいの偶然的な助けが必要。でも偶然的な助けは、一人ひとりが心>>続きを読む