観たかった作品で近いうちにDVDの購入を考えていたが、一連の過去作が劇場公開されている情報を知り映画館で鑑賞する。
ラース・フォン・トリアーが始めたドグマ95の芸術運動は私の記憶が確かであれば初鑑賞>>続きを読む
低予算の単館上映でありながらもアカデミー賞にノミネートされたが、オスカー候補として規約違反が疑われたことで、少し話題になっていたので気にはしていた映画である。
冒頭で宝くじが当選したインタビューから>>続きを読む
最近は年齢なのか寝ていても眠りが浅く明け方に目が覚める事が多い(笑)
そんな土曜の日は映画館にでもとのことでスマホで予約。私の好きな「左の通路側」がすべて埋まっていた。早朝予約でも封切り土曜の2日目>>続きを読む
初期のラース・フォン・トリアーの短編作品。不安定な主人公が旅立つドラマであり、若さゆえの粗削りなところは否めないが、表現手法は現在にも通じる陰鬱さはすでに完成されていた。
音楽はデヴィッド・ボウイと>>続きを読む
久しぶりのアメコミ映画である。ザ・フラッシュ自体はスーパーマンやバットマンと比べると日本での知名度やカリスマ性はやや劣っているかもしれない。
しかし、ティーザー広告を見る限り、かなり力を入れた作品で>>続きを読む
水曜日は割引という事だったのか余裕を持って予約をしたつもりではあったが、お気に入りの通路側の席は平日でありながらすべてが埋まっていた。予期せぬ出来事とはこのようなことだが、そんな時もあるだろう自分に言>>続きを読む
ポスターと予告だけでおおよそのストーリーはわかってしまうが、「ソウ」シリーズのジェイムズ・ワンとブラムハウスのタッグであれば観るしかないでしょ。
初期のドラえもんでロボ子というキャラが登場する話があ>>続きを読む
1972年に公開された「ペドラ・フォン・カントの苦い涙」のリメイク。
オリジナルであるファスビンダー版は最近DVDで視聴していたので、今回のフランソワ・オゾン版との比較は容易に思い出すことはできた。>>続きを読む
第二次大戦後の虚無的なアナーキストたちのテロ行為に政治理念はなく、刺激の延長で空虚であり、しょせん資本家の傀儡(かいらい)である事を描きたかったのだろうか。
ラストにおける仮装の銃撃シーンは当時とし>>続きを読む
若き青年サー・アンソニー・ホプキンスを観たのは「冬のライオン」以来である。
パペットに手品師が支配されるオチは月並みなサスペンス・ホラーだったかもしれない。欲をいえば妄想に囚われている面をもう少し深>>続きを読む
昨年レビューした「あやつり糸の世界」以来のファスビンダー映画である。この作品をフランソワ・オゾンがリメイク(2023年6月公開予定)するらしいが、オリジナル版のDVDをだいぶ前に買っておきながら見てい>>続きを読む
昨年から4K版が公開されていた事は知っていたのだが、体調不良のためスケジュールが調整できずに断念したのだが、名画座で公開の情報を知り映画館に足を運んだ次第である。
過去のレビューでも述べていたが、深>>続きを読む
予告のケイト・ブランシェットの演技や宣伝ポスター(postar)にとても惹かれるものがあったので、公開初日に映画館へ足を運ぶこととなった。お客さんはアカデミー賞にノミネートされためなのか平日でも多かっ>>続きを読む
平日の昼頃でありながら満席とまではいかないが人は結構入っていた。おそらくサービスデー(水曜日)の効果もあるとは思う。客の年齢層はざっと一瞥(べつ)したぐらいだが偏りはなかった。
【↓以下ネタバレと不>>続きを読む
アレクサンドル・ソクーロフは「太陽」以来。ロシア人でありながら、イッセー尾形をキャスティングするあたりは、かなりセンスを感じるなという記憶を思い出す。
『道を踏みはずした私が目をさました時は、暗い森>>続きを読む
観に行かなければと思いながらタイミングが合わずに保留にしていた本作。池袋の名画座で鑑賞をする機会を得ることができた。
主演のコリン・ファレルはマッドマックス時代のメル・ギブソンかと思ったのとバリー・コ>>続きを読む
日常生活に妙な違和感を感じてから、事実が分かるまでが結構長くて観ていて退屈で、少し引き伸ばしすぎだったかなあ。
そしてアリス役がフローレンス・ピューだったからなのか、おおよそ話の展開の予想はついてし>>続きを読む
キアロスタミ監督は生真面目なぐらいにメタフィクションとは何かを深掘りしている感じがする。
この映画は「そして人生は続く」の主演から生まれた派生作品である。
今回は劇中劇が重なり合う映画版で撮影中は夫>>続きを読む
本当は先日の火曜日に映画館に足を運ぶ予定だったが、朝から咳が異常に続いたため、こんな体調で行ったところで発作を起こしたら他のお客様に迷惑をかけてしまうので体調を整えて水曜日のサービスデーに鑑賞をした。>>続きを読む
またもや見てしまった東映オンラインシアター任侠シリーズ。
アラカン(嵐寛寿郎)、青大将(田中邦衛)、丹波哲郎など高倉健の周辺を固める俳優陣がクセが強くそれだけでも楽しむことができた。
ストーリーは>>続きを読む
男と女はいつの時代も分からないもんだな。
本当は歩くことはできながらも、車椅子に乗るふりをしてフランキーを苦しめるゾシュは悪妻の典型である。
カード賭博と麻薬に溺れる状況は嗜癖(しへき)行為であり>>続きを読む
紀里谷氏の作品は今回が初鑑賞。映画監督というよりも写真家、ミュージシャンPVを制作しているという印象がある。過去の映画宣伝媒体はPhotoshopのエフェクトを極限的に使っていたのが鼻について敬遠して>>続きを読む
鈴木清順は「けんかえれじい」をだいぶ昔に観たぐらい。今回4Kデジタル修復版が封切られる告知チラシを偶然見たので劇場へ足を運ぶ。
盲目の旅芸人役として麿赤兒が出演しているからなのか雰囲気的にはどこかキ>>続きを読む
ライブと映像コラージュや当時のインタビューだけで構成されただけのドキュメント映画ではあるが、活動期間が50年もあったので見どころはあった。時代の流れに呼応して音楽も柔軟に対応するボウイはアーティストと>>続きを読む
監督はピンク映画出身の山本晋也であるが、個人的には深夜番組のレポーターというパブリックイメージがある。赤塚不二夫が企画、脚本として携わっているため、いつかは観なければとクリップしていた映画である。>>続きを読む
ダリオ・アルジェントの最新作。
前にみた「サスペリア・テルザ・・」が微妙だったので、今回はどうかなとは思ったがそれほど悪くはなかった。巨匠が撮った映画という事を頭に入れず、テレビドラマの拡大版であれば>>続きを読む
やっぱり見てしまう東映オンラインシアターの任侠シリーズ。
ストーリーの展開は月並みかもしれないが。高倉健を初めとした往年のスタアが銀幕で活躍した時代であったことが映画で確認できる。仮に映画館の帰り道>>続きを読む
「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」
ジャームッシュはいつも映画らしさから距離を置いている印象はあったが、この作品には正当な撮り方をしているようだ。そして米国人でありながらヨーロッパ系の監督が撮りそ>>続きを読む
この前日譚を楽しみにしていたわけではないが、それなりに面白かったとは思う。特に前作を観なくても大丈夫な感じの作品ではあった。
【↓以下はネタバレ↓】
前回視聴した「>>続きを読む
平日の割には結構な人が入っていた感じで年代もバラバラで、ある意味偏りのない期待のある特撮映画なのだろう。
世代的には放映がスタートした昭和だと幼なすぎで、平成ライダーだと歳をとりすぎていたので、空飛>>続きを読む
ディーリア・オーウェンズの原作は未読。ポスターヴィジュアルだけだと「砂の女」の海外版のような結構泥臭いサスペンスかなと期待をしていたが、意外とふんわりしたミステリーだった。
キャサリンとチェイスのズ>>続きを読む
70年代のディティールのこだわりを感じ、兄妹の関係などホラー映画としては色々とアイデアを駆使して何とかしている感じだったけど、構成に散漫な感じがして入り込めなかった。
兄妹が不思議な能力で電話による>>続きを読む
またまた観てしまった東映オンラインシアターの任侠シリーズ。
ストーリーに起伏はあまりなく凡庸かもしれないが、高倉健が登場するたびにビシッと決まる。演技ウンヌンではない存在感は生まれもってのスター性か>>続きを読む
平日なので満席ではなかったが、意外と若い人が多かったという印象だった。
構成や演出には確かに粗いところはあったが、短期間でスピーディーに制作したのであればよくまとめていたと思う。また上映時間も75分>>続きを読む
鑑賞直後の印象では少し微妙だったが、レビューのためにアレコレと思い返してみると段々と評価が上がってきたので、秀作でとても深みのある映画であった。
【↓以下はネタバレ↓】>>続きを読む
コインランドリーを経営しているアジア系の中年女性が主人公というのは大胆なキャスティングでインディペンデント性のある映画会社というのはもちろん知っているが、保守的なショウビズ界に大きな爪痕を残したのでは>>続きを読む