この時期のUKロックは聴いていたが、レーベルを意識して聴くことはなかったが、出演するミュージシャンに世代的には懐かしさを感じるのとアラン・マッギーについて知りたかったので映画館で鑑賞。
90年代初期>>続きを読む
初期のアッバス=キアロスタミの作品であり、とても好感が持てる映画であった。
当時は革命後で映画製作には規制が厳しかったようで、子供をキャストするならOKということで撮った映画であるが、それを逆手にと>>続きを読む
最近は集中してロブ=グリエの映画ばかりみてはいる。
突き詰めると意味はあるかもしれないし、ないのかもしれない。ヌーヴェル・ヴァーグ全盛期の作品なのでカメラの動きや意味不明な即興性のカット等はおおよそ>>続きを読む
オンラインで発表されてSNSで話題になったマンガの映画化だが原作は未読。(今さらだけど漫画もペーパーレスが先行納品される時代になったんだな。。)
自死や遺骨をアイテム化してネガティブなイメージを振り>>続きを読む
この手の仏映画は分かったフリをしたレビューを書いたところで、玄人のご指摘でいずれ馬脚をあらわれてしまう。鑑賞偏差値が低い小生は全部とまではいわないが難解であった。
アラン・ロブ=グリエの小説は未読だ>>続きを読む
邦題を「ヨーロッパ “妄想” 特急」にしたらどうだろうか。
アラン・ロブ=グリエの作品だと比較的分かりやすいとの評判ではあるが、若干ついて来れない視聴者もいるのではないかと思う。
実験性の高いメタ>>続きを読む
ヒッチハイクでハスケルやヴェラとの出会いと終わり方には、あまりにも偶然が重なりすぎてサスペンスとしてのご都合主義が鼻にはついたが、上映時間が60分弱でありながらも、構成を上手にまとめた秀作であった。>>続きを読む
なんか全部見たやつばっかだった。
ぬらりひょんの被り物は住居侵入罪でしょ。
こういうのをガチで信じている人は今流行りのカルトとかにスッと入っちゃうんだろうね。
むかし勧誘がしつこくて断ったら、来世は>>続きを読む
原作小説は未読だが、左の頬にアザを持った主人公であるアイコとそれを取り巻く周辺の人間関係(ミュウ先輩、後輩、教授)の演技はとても自然で上手には描いている。
技術面ではアイコと飛坂との最初のシーンなど>>続きを読む
時代がフィルム・ノワール全盛期なのか、子気味よくストーリーが進行して飽きさせない作品であった。
邦題のようには逃げきれず、むしろ逆に追ってしまうのが皮肉となった。
サスペンスには救いようのない破滅的>>続きを読む
高画質4Kマスタリングされた90年代の名作を映画館で鑑賞。フイルムはかなり綺麗に補正をされていて、音質も素晴らしかった。(ハワード・ショアは好きな音楽家)
車に性的なフェティシズムを感じるのは異常性>>続きを読む
今後は余力があればライナー・ヴェルナー・ファスビンダーを始めとしたドイツ映画を鑑賞して紹介をしていきたいと思う。
今回の作品はご指摘があると思うが、たしかにウォシャウスキーの「マトリックス」やノーラ>>続きを読む
だいぶ昔に教育テレビで観たような記憶がボンヤリあったが、初めて観る気持ちで視聴。
海外で著名な日本映画といえば黒澤、小津の名が挙がるかもしれないが、地味ながらも溝口健二の素晴らしさも忘れてはならない>>続きを読む
鑑賞後の感想としては、何を撮っても父親(デヴィッド・クローネンバーグ)と比較されて批判をされる覚悟がある事をこの映画から読み取ることができた。
著名な監督の息子が同じ職業として世に出たわけだが、個人>>続きを読む
主人公と少年との関係や、淡々として果てしなく風景が美しくとても心地よい作品であった。
老女の危篤状態は少年からの情報だけであり、画面にはあらわれることはなく、主人公と観客は同一の視点でドラマに入り込>>続きを読む
天知茂主演の地帯(ライン)シリーズ。
前半のテンポの良さや主人公の心理描写は秀逸であったが、中盤以降の中だるみやフィルムの黒ツブレは残念至極である。
セリフには重みがあり、映像よりも脚本の強さをこの映>>続きを読む
思春期の不安定な女子を描いた作品であり、神戸連続児童殺傷事件をモティーフにしているらしいが、事件当時の監督は年代的に小学生高学年か中1ぐらいかと思うが、少年のような心理状態や母と娘の葛藤を映画で投影で>>続きを読む
陰鬱なアイスランドの風景を見るだけでも満足なのだが、なぜ羊なのかは国教はキリスト教が占めているので、おそらく北欧神話をベースにしたとしても、肝心のプロットが薄口でもう少し何かをして欲しかった。ラストも>>続きを読む
天知茂といえば明智小五郎役がイコールと結びつくほどの世代なのだが、新東宝時代の作品がAmazonプライムで鑑賞できるというのは眉唾物である。
ハードボイルドとしてはありがちで、無理も感じて面白味はな>>続きを読む
映画というよりは貴重な映像資料という事で作品を堪能できた。
個人的な問題で恐縮だが、アルメニアのキリスト教圏における歴史や詩人・ヤサト=ノヴァについて不勉強なので理解ができないのは多々あったが、おそ>>続きを読む
期待していた通りの秀作であった。単純にエロ・グロを下品に撮っているだけなのかと言えばそういう訳でもなく、オープニング・クレジットを見れば分かるように品格のある撮り方をしている。
モンティ・パイソンは>>続きを読む
まさにカルトムービーなんだけど、時代を感じさせるチープなB級感がありました。
やはりストーリーに起伏を感じることができなかったので、時間が長く感じて退屈から苦痛になる感じがまさにカルト級でした(笑)>>続きを読む
監督が「去年マリエンバードで」の脚本だから、ヌーヴェル・ヴァーグ周辺が撮りそうな雰囲気かなと漠然ではあったが想像はできる。
ストーリーは追う必要はないし、音を消しても問題はなく、それだけ空虚である。>>続きを読む
フィルムノワールとして必要不可欠な要素が全て盛り込まれており名作であった。(ただ型にハマりすぎてはいたが)
このような脚本が完成された映画をみると、今の作品はムダに何かをし過ぎている感じがある。>>続きを読む
あまり予備知識もなく視聴をしたのだが、雰囲気物としては良いかもしれないが、やや微妙かなという感じ。
バンド内の平均年齢も40代の中年ばかりで若さがなく、もう少し10才ぐらい若くするとか、なんかジメーッ>>続きを読む
精神分析的には強迫神経症や嗜癖(しへき)行為の一種かもしれない。ジェノグラムを紐解けば家庭不和が要因ではないかと推測するが、そこまで人生を映画に捧げているのならば羨ましい限りである。
題名から上映時>>続きを読む
久しぶりに監督ジョー・カーナハンが戻ってきたのではないかと思う。(ジャブ程度だが笑)
とにかく彼は映画好きで特にハードボイルドの撮り方を研究している。
個人的には「ブラッド・ガッツ」「ナーク」のよう>>続きを読む
ルイス・ブニュエルの作品という事でどんな仕掛けが待っているのか楽しみにしていたが、ラテン系よろしく、のらりくらりしたストーリー展開で、初期のような過激さはなく違った意味で驚いてしまった。
道中で不貞>>続きを読む
高解像度のデジタルリマスターという事で期待をして映画館で鑑賞する。この日が来るのを何百年もさまよっていたのかもしれない。
鑑賞後の評価としては粗削りなところは否めないが優秀な映画であった。70年代初>>続きを読む
秀逸な作品をAmazonプライムで視聴。
男と女が絡む犯罪(ファム・ファタール)、モノクロ映像の陰影感などフィルム・ノワールとして必要とする要素がこの映画にはすべて詰め込まれている秀作であった。>>続きを読む
Hey! Ho! Let’s Go!
(ヘイ!ホー!レッツゴー!)
最初に電撃バップを聴いた時は「アイ!オー!レッツゴー!」としか聞こえなくて(実は今でもそう聞こえてる笑)どうして私だけそういう風>>続きを読む
久しぶりに邦画を映画館で鑑賞する。稀に見る良作だったのだが、レビューしづらい難解な映画であった。
【↓以下はネタバレ↓】
主人公である妙子を主軸とした場合、再婚し>>続きを読む
90年頃にイランで実際に起きた大震災の話であるが、その後過去に主演した少年を監督自身が探すという単純な話ではあるが、フィクションとドキュメンタリーが混ざっている事がこの映画の見どころかもしれないが、監>>続きを読む
今回もピンとこなかったな。ナマ首の女性が良かったぐらいだけど、消えるんじゃなくて動くとかのアクションが欲しかった。
それにしても驚かしたいのが目的かもしれないがヒマそうだな。
中東の文化的な背景が見え隠れしながら、自死のほう助というセンシティブなテーマをキアロスタミ監督は上手に描いた作品である。
やや平坦に進行するので退屈な意見はあったと思うが、ラストに向けての伏線であれ>>続きを読む