たいてぃーさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

たいてぃー

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ルーム(2015年製作の映画)

3.0

確かに主役の二人はいい演技なんだけど、何か物足りないと言うか、好きになれない。
脱出するときのサスペンス含みのハラドキ感やインタビューでの緊張感は、見ものではあるが・・・。犯人がどうも犯人らしくないし
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

4.0

前2作でも、結構はまってしまった、パオロ・ソレンティーノ監督最新作。今作のストーリーは、前2作より、わかりやすい。老人2人の人生賛歌で、この老人2人が、渋い。マイケル・ケインとハーヴェイ・カイテル、ホ>>続きを読む

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.6

古典に触れるって意味でもいい映画。昔の人は、何を考えてあのような歌を読んだのか、色々と考えさせられた。
広瀬すずの魅力満載。粗削りな面はあるが、ダイナミックスさが、たまらない。前作も良かったが、これま
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僕だけがいない街(2016年製作の映画)

2.5

原作の漫画は未読で、アニメも見ていないが、漫画で相当面白いとのことで観てみた。だけど映画版は平凡な内容って印象しかなくて・・・
皆さんのレヴューを拝見すると、後半が原作と違って、面白くないとのことだが
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.0

6つのオムニバスからなる本作。1つ目の飛行機ネタは、スラップスティックのノリで、結構楽しい。最後に出てくる老夫婦は、首謀者の両親ってことでいいのだろうか。この調子なら、他のも楽しめそうと感じたが・・・>>続きを読む

アーロと少年(2015年製作の映画)

3.4

皆さんのレビューからピクサーのアニメーション技術ものすごいとのことで、鑑賞した。
ピクサーは、レンダリングと呼ばれるコンピューターを用いた技術でCGアニメを製作しており、この技術の進歩により、実写と遜
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

3.8

話題の作品、何とか観ることができた。ワークショップからの俳優募集ってことで、「恋人たち」を思い出したが、今後もこの傾向が続くのだろうか?こんな傑作が出来上がっちゃうと、普通の俳優たちは出番がなくなっち>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.4

前半のシーンが物足りないって、意見が多いんだけど、馬車に乗った3人の緊張感が物凄く、結構、お気に入り。サミュジャク演じるウォーレンは、馬車に同乗した、カート・ラッセル演じるルースに当然ながら敵意を抱く>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.0

予備知識を入れておけばよかった。専門用語は、ちんぷんかんぷんで、さっぱりワヤや。その頃のニュースとかで相当、解説をやっていたので、解るだろうと、まさに、たかをくくっていた。
それでも、バスタブの美女と
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インプリント ぼっけえ、きょうてえ(2005年製作の映画)

2.8

三池監督の過去作で、未鑑賞なものってことで、本作、DVDにて観てみた。
なんじゃこりゃー。ホラーに加えて、拷問、堕胎、インセスト、何でもありか? (スカトロは無くて、ちょっと安心)
この監督の作品すべ
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女が眠る時(2016年製作の映画)

3.3

呆気にとられる、とか、途方にくれる、とか、映画鑑賞後にそんな思いを馳せたのは、何か久しぶり。
ストーリーを観客の想像に委ねるって、まあこんなのもありなのか。でもラストシーンから想像しろってことなんだろ
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スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

2.6

この監督に、この脚本家で、この主演俳優だから、いい映画で間違いないだろうって、確信して観たんだけど。ウーン、どうも合わんなあ。
舞台劇のようなシチュエーションにセリフの嵐は、観てて疲れてくる。あと、昔
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私は猫ストーカー(2009年製作の映画)

3.6

以前にも観たことがあった本作を、ある目的があって鑑賞。「のようなもの、のようなもの」に出てくる、谷中のヒマラヤ杉が出てくるシーンがあるかどうかの確認である。

あった!(muraさん、ありましたよ。)
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ピースオブケイク(2015年製作の映画)

2.5

主演の多部未華子だが、どうもこの役は似合っていない。「深夜食堂」やテレビドラマの男っぽい役の方が合っている。女優として、幅を広げたいとのことで出演したのか。次作は、「あやしい彼女」でこれの方が期待でき>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

2.7

中村監督、10年ぶりのホラー映画。以前のホラー映画は観たことなく、期待していたが・・・
内容的には、ミステリーって感じで怖さは殆どない。敢えて挙げれば、エンドロール後の古い掛軸の変貌シーンか。
住んで
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俳優 亀岡拓次(2016年製作の映画)

3.7

こんな作品を待っていた。ユーモアとペーソス満載の快作。原作もいいんだろうが、監督の力量なのか?それとも安田顕の演技力なのか?
多くの映画作り描写が出てくるが、監督が一癖も二癖もある曲者で、カメタクとの
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ソレダケ that’s it(2015年製作の映画)

3.4

音楽担当のbloodthirsty butchers知らなかった。過激な音楽と映像が妙にマッチ。疾走する大黒役の染谷将太とこの音楽が一番はまっていた。ストーリーはあるが、どうでもいいんだろう。この音楽>>続きを読む

ピンクとグレー(2016年製作の映画)

2.7

62分後の衝撃って、宣伝で使われたけど、観てみたら、まあよくあるなあって感じで。
この事件の動機がわからなくて、ずっとそればかり気になってしまって。あとで考えれば、前振りで仕込んである。このネタは、好
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の・ようなもの のようなもの(2015年製作の映画)

3.3

最近の映画はインパクトが強くて、ガンガンと迫り来るようなものが多いが、これはほのぼのとして、落ち着いて観てられる作品。それでいて、味わいもある。
志ん田が行方不明の志ん魚を探して、ロードムービー的に各
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

2.8

評価が高いようだけど、良さがあまりわからなかった。ユーモアやフェミニズム含みのヒューマンストーリーと言った感じで、特に特徴もないと感じたが。
両親に蔑ろにされる姉弟が可愛そうだった。大人たちが会話して
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パリ3区の遺産相続人(2014年製作の映画)

3.4

今年の劇場鑑賞1作目。
この作品のチラシの老女の表情が何かを訴えている感が強く、鑑賞してみた。この老女はマギー・スミスでイギリスの大女優。後で調べて知った。ハリー・ポッターシリーズにも出演しているが、
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

3.0

ボクシングの試合のシーンが良かった。まるで自分が戦っているような錯覚に陥る。VFXを使用しているのか?
内容的にはベタ。昔の映像の挿入やあのテーマ曲は、あざとい。懐古シーンとしてはいいが、それを試合中
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ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

3.8

これは、スゴイ映画に逢ってしまった。ヒップホップグループの伝記物。
イージーが初めてラップするシーンやFuck the policeを演奏して警察に捕まっちゃうシーンが印象に残る。
グループ結成から黒
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FOUJITA(2015年製作の映画)

3.5

映像美が圧倒的な作品。小栗監督の健在ぶりが嬉しい。
パリのシーンでは、絵画の美しさとともに、象や招き猫のオブジェ、花魁道中がパリの街に映えていた。
日本でのシーンは、なんと言ってもキツネ。ファンタジッ
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黒衣の刺客(2015年製作の映画)

3.0

話題の映画をようやく観れたけど、何か肩透かし。映像美やそれにマッチした音・音楽は素晴らしいが、ストーリーが間延びしていて、退屈である。タイトルからアクションシーンが結構あると思っていたが、やっぱりホウ>>続きを読む

グラスホッパー(2015年製作の映画)

2.9

伊坂幸太郎の小説「チルドレン」を先頃読んだが、ほのぼの感があって良かった。映画化された「アヒルと鴨のコインロッカー」も似た雰囲気で良かったが、この「グラスホッパー」や「重力ピエロ」などは、過激でついて>>続きを読む

母と暮せば(2015年製作の映画)

3.1

佳作である。それ以上とは、ちょっと言いかねる。
どうしても「父と暮せば」と比較してしまうが、原田芳雄のとぼけた感じとそれに呼応する宮沢りえが魅力的だった、と記憶している。吉永・二宮組も悪くはないが、特
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ハッピーエンドの選び方(2014年製作の映画)

3.3

安楽死をコメディタッチで描いたイスラエルの映画。映画の中でも出てくるが、スイスでは尊厳死が合法化されていて、このために渡航する人が多いらしい。日本でも、森鴎外の小説「高瀬舟」もテーマが安楽死であり、N>>続きを読む

さようなら(2015年製作の映画)

4.0

すごく重く、どうしようなく重く、そして暗く、キツイ作品。最近の日本映画と言えばエンタメ性があって、笑い有り泣かせようも有りってのが多いが、そんなのとは一線を画す作品である。
平田オリザの15分ほどの戯
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.2

X・ドラン、どうも好きになれない。この作品でも親子関係の描き方が、怪しすぎてついていけない。この親子と隣人の主婦、3人の演技が良くて、この点数。
画像比だけど、フィルムからDLPに変換した今日でも、ア
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黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

3.5

ヘレン・ミレンの演技力に脱帽って感じで。何でもこなしちゃう女優なんだなって、改めて感じて。オーストリアの外交官相手に啖呵を切るシーンがあるんだけど、思わずカッコいいって、見とれてしまって。他の役者もい>>続きを読む

晩春(1949年製作の映画)

4.5

原節子さんの訃報を聞き、哀悼の意を込めて鑑賞した。紀子3部作の最初の作品。
和服、洋服、花嫁姿すべてが、華麗で美しい。父親の再婚話に対して、鋭い目付きで怒りを表す表情もどこか可愛らしい。
この作品では
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007 スペクター(2015年製作の映画)

2.8

期待してたけど、平凡。無難な線にしちゃったってことか?アクションシーンは長すぎ。この内容で2時間半は必要無いんじゃないか。
「サイの季節」で熱演していたモニカ・ベルッチがボンドガール最年長とのことで期
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.0

ガイ・リッチー監督作、初めての鑑賞。スパイものとしては、そこそこいいデキ。音楽もいいし、服選びの場面もおしゃれでいい感じ。ストーリーがちょっとありきたりか?最初の主役3人の出会いから、イタリアへ行くま>>続きを読む

愛して飲んで歌って(2014年製作の映画)

3.5

アラン・レネ監督の遺作。以前に同監督の「去年マリエンバートで」を観たが、とても難解。登場人物は3人で、去年マリエンバートで何があったか、延々と繰り返すばかりの作品。監督は「観客が参加することによって初>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

2.2

苦手なヤツだなぁ。老夫婦の奇行・汚物、老婆が急に出現とか、汚いもの見たさや怖いもの見たさがあるならいいんだろうけど。あと、手振れが多すぎのカメラワークも不快。この姉弟がビデオで撮影しているという設定だ>>続きを読む