雪化粧に覆われて、一面白銀の世界に内包されるは滑稽さと暴力とブラックユーモアということで、最近めっきり寒くなってきて冬に観るのはこれだろうということでブルーレイ買って(アマゾンで1000円以下で売って>>続きを読む
この作品から監督が本郷みつるから原恵一に変わり、ひまわりも登場するわけだが、本郷みつると原恵一が監督をしていたクレしん映画は構造がほぼ一緒で、日常が非日常的なものに浸食され日常を取り戻すために最後らへ>>続きを読む
主人公すずを中心とした、主にすずが北條家に嫁いでからの、昭和19、20年の戦時下の呉の市井の人の日常といったもので、広島の話で市民の目から見たというとこで、はだしのゲンを例に挙げれば、はだしのゲンが剛>>続きを読む
This time it's war(今度は戦争だ!)
『エイリアン2』のキャッチコピーがこれなのだが、このキャッチコピーかなり的を得ていて、前作のリドリー・スコットの『エイリアン』はSFホラーで、エ>>続きを読む
創立記念式典で毎年櫻の園を行う女子高の演劇部を上演2時間前から上演までを追っていくのがこの映画で、前日に部員の一人が喫茶店でタバコ吸ってたのが見つかって(実際に吸ってたというわけではないけど)上演中止>>続きを読む
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90歳のおじいちゃんが主人公のサスペンスということで、一体どんなもんだろうと、フックあるプロットに惹かれて観たわけだけど、主人公はかなりの高齢に加えて認知症も患っているので、日常の行動自体がもう既にハ>>続きを読む
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カリフォルニアに引っ越してきた夫婦が偶然に店で夫の高校の同級生に出会うのだが、どうもその同級生が頭おかしい奴みたいだという始まりで、キチガイに出くわしてしまってそいつにロックオンされ散々な目に遭うとい>>続きを読む
カリオストロの城以来4年ぶりの宮崎駿の劇場作品だが、カリオストロの城は興行成績が悪かったためその後宮崎駿は干されていた。その間は出す企画出す企画没にされた苦しい時代だった。
この映画の制作までというの>>続きを読む
この映画の始めと終わりはモノクロなわけだが、これは理想の過去を振り返るかのような郷愁性をもたらし、少年少女が少年少女性を喪失し大人へと成長するその瞬間をフィルムという形で切り取り、映像として残して、観>>続きを読む
アイドルをやっていたかった女の子が女優をやらされ、やりたくもない役をやっていくうちにその役にのまれて人格が乖離し精神を蝕んでいくという、『ブラック・スワン』はこの作品が元ネタだろう。
90年代という>>続きを読む
野次馬根性プンプンで下世話なやり口で下世話な世界を覗き見るという、私はそういうの裏社会見学と思ってるけど、他の映画だとマルサの女の楽しみがこれに当てはまると思うし、70年代の東映のコンセプトは観客の興>>続きを読む
映画観に行く前に、今宣伝や相乗効果も狙ってでしょうがkindleで1巻が無料で読めるので読んだんですけど、大丈夫かこれと不安になって、あんまり俺にとってはプラスに働く宣伝効果はなかった。映画ではわりか>>続きを読む
ジャッキーが一人二役で双子を演じるコメディアクションが本作なのだが、コメディ部分の方が比重は大きいかな。そのコメディはというと、生き別れになった性格が正反対の瓜二つの双子が同じ場所に居合わせたことによ>>続きを読む
細胞レベルにまで分解して転送し再構成するというテレポッド(物質転送装置)を発明した科学者が、自分自身が実験体となり転送を行うが、転送時に運悪くハエ1匹が紛れ込んでいたため遺伝子レベルでハエと結合してし>>続きを読む
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この映画を観た後はシリアスな顔きめて劇場を後にするような重苦しい映画でしたな。山神のモデルは市橋達也なんですけど、特に作中の指名手配の写真はまんまだった。
八王子で夫婦殺害事件の後、沖縄に森山未來が>>続きを読む
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製作費4億で、これは日本からしたらビッグバジェットで、しかもそれでホラーをやるとは羨ましいなと思うが、フランスでは数年に1本とかそんなペースでしか中々ホラー映画は作られないらしい。この話は家族の団らん>>続きを読む
この映画の世界にだけは入りたくねぇ。まあ、この映画は東大阪大学の学生とその友達のゴト師がリンチ後生き埋めにされ殺されたという実際に起きた事件が元になってるし、殺されることはないにしてもこういう世界は実>>続きを読む
6月ぐらいに予告編見て、この映画が公開されるのを楽しみにしていた。悪党が軍団を結成して大暴れとか最高。ただ自分たちで自分たちのことを悪と宣伝するのはハードルが上がるのは事実だし、この映画はちゃんと悪人>>続きを読む
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予告編の時点で俺みたいな根暗はお呼びでない映画なことは重々承知しているが、これだけヒットしているとなると気になるし見ようかなという気持ちになる。そういったヒットがさらにヒットをよびこむみたいな好循環に>>続きを読む
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この映画はミステリーと分類されてたりするが、ミステリー部分の誰が強姦殺人犯かというのはぶっちゃけマクガフィン。真のお宝は何かというと、純情系オヤジの25年来の恋。
この映画のミステリー要素なんですけど>>続きを読む
下敷きとして、冷戦構造がありラテンアメリカは米ソのイデオロギー対立に思いっきり巻き込まれたという一面がある。ラテンアメリカはアメリカの裏側ということもあり、アメリカの一番の懸念はラテンアメリカの中で共>>続きを読む
善良な市民を悪の手から救うため、バッタバッタとマフィア&汚職警官に正義の鉄槌を下す21世紀救世主伝説。この主人公はアメリカに現れたケンシロウと言ってもよいだろう。
昼はホームセンターの社員でなおかつみ>>続きを読む
人里離れたマンション(クローズドサークル)で寄生虫が住人達に次々寄生し、恐怖の坩堝と化す。クローネンバーグの劇場長編デビュー作がこの作品なのだが、他のクローネンバーグ作品に見られる生々しくてキモい肉体>>続きを読む
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この映画は悪魔のいけにえの影響があるのは間違いなくて、特に終盤のチェーンソーで追いかけられるシーンは意識していると思う。
女の子2人が片っぽの方の田舎に一緒に帰郷し、そこにはとんでもない野郎がいて酷>>続きを読む
中島ゆたかのヌードがあると聞いて観るという不純な動機で観始めたが、1時間経っても出てこない。松田優作の演じているキャラも優しめで(あくまで前作と比べて)、いいオッパイしてるね、小さいけど、とかさすがに>>続きを読む
ガンアクションもので、何千何万発の弾丸が飛び交うが(それを売りに宣伝してる映画もありますな)主人公サイドには全然弾が当たらなくて萎える時ってあるでしょう。この映画は主人公サイドにもばんばん弾が当たる、>>続きを読む
冒頭から汗でびしょびしょのオッサン一発。暑苦しいですな。そして畳みかけるようにロングコート、グラサン、タバコと漢のカッコいいアイテム。体温が2度上昇しますね。僕は仁義なき戦いを観たらすぐに広島弁で話す>>続きを読む
現代の東京に本当にゴジラが現れたらどうなるかというのを徹底的に突き詰めたというところで、84年のゴジラのリベンジにも思える。リベンジというより84ゴジラはこういう風にするべきだったんだよというブラッシ>>続きを読む
この映画は松田優作じゃないと成立しないだろうが、でもそれは松田優作の魅力を引き出してるということでもあると思う。ハードボイルドだけど抜けてる、という主人公を松田優作が演じているわけだが、これはもう様式>>続きを読む
角川映画で高倉健と薬師丸ひろ子が出てるくらいの予備知識でどんな映画かほぼ知らずに観たが、自衛隊の特殊部隊(作中では特殊工作隊)が訓練してる冒頭に立て篭もり現場への襲撃で、昔の角川映画だし自衛隊をトンデ>>続きを読む
快楽が詰まった箱、それを開けば快楽と苦痛を伴う。兄貴と妻が快楽主義者で、ダーティハリーでスコーピオン演じてた人が普通の人、それに娘が絡まるけど、基本物語を引っ張るのは大人3人の三角関係。あんな小娘にこ>>続きを読む
殺人癖を持つ男が街中で次々と人を殺していくスラッシャー映画。特殊メイクはトム・サヴィーニ。ちなみにトム・サヴィーニはDisco boyとして映画にも出てます(車で頭吹き飛ばされてた男)。
この殺人癖を>>続きを読む
違うものになりたい、プラスチックを壊すためにダスティン・ホフマンが無茶苦茶やるという、カウンターの精神が詰まった映画。プラスチックとは、普通に良いんじゃないとされている虚ろなものです。それが本当に良い>>続きを読む
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昨今よくある邦画の前編後編というのは僕にとっておそらく初めての体験だったんですけど、まあ前編後編商法と言ってもいいかもしれませんけど、邦画の経済的事情が見え隠れしますね。1本の映画を2つに分けて公開す>>続きを読む
公開から何日も経った後に今更ながら劇場で観てきたが、誰が事件の黒幕かということを事前に知ってしまっていたし、この映画は予告編の時点で色んな動物をもってして多人種を表してることが分かるが、それでもこの映>>続きを読む
ウルフ・オブ・ホッカイドーと聞いて馳せ参じた次第だけど、監督はスコセッシ作品ならばウルフ・オブ・ウォールストリートよりカジノのほうが参考になったとインタビューで言っていた。
この映画は一言で言うならウ>>続きを読む