バナバナさんの映画レビュー・感想・評価 - 41ページ目

カラスの親指(2012年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

コンゲーム物らしいけど、あまりスムーズな内容とは思えなかったです。
やくざを騙すところも、そもそも、あんな入り方できるなんて、無理有りすぎ(あの時点でボコボコにされてると思う)。

それに、たけさんの
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

3.8

ロマンチックな作品『タイタニック』に出演したディカプリオとケイト・ウインスレットが、今度は1950年代の倦怠期を迎えた夫婦役で、再共演を果たしている。

ある一組の夫婦が壊れていく様を淡々と見せられる
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アンコール!!(2012年製作の映画)

3.5

夫のアーサーは仏頂面で気難しいといっても、癌で余命幾ばくも無い妻が参加している、地元のご老人達で形成しているコーラスグループに毎回送り迎えしている。
イギリスで70代まで離婚せずに一緒に暮らしている夫
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.3

最初に、戦争で息子を亡くした時計職人の話から始まるので、これからおとぎ話的な話が始まるのだな…と、前振りになっています。
始まりと終わりが老人ホームになっているのは、上手いアイデアだと思いました。
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アトランティスのこころ(2001年製作の映画)

3.3

数年前の作品かと思ったら16年前の作品という事で、意外と古いんですね。

アンソニー・ホプキンスが演じている、人の心を透視が出来て、CIAだか謎の組織に追われている初老の男性が、主人公の少年が住むアパ
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.2

珍しく原作を読んでいます。

『永遠の0』は、主人公がこんなにリベラルなのに何故自分から特攻を選んだのか?という謎が一貫してあったので、暗く、重くても一気に読めたのですが、
この『海賊とよばれた男』の
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ヒーローマニア 生活(2016年製作の映画)

4.0

和製キックアスです。
原作の漫画があるそうですが、東出君のナカツが発案者のくせに一番何も出来ないヘタレで、「木偶の坊」的な感じが合っている。
トシダも元は下着泥棒だけど、その分身のこなしが軽くて、引き
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.2

日本の特撮も、こんなに違和感無く観れるようになったんだ…と感慨深いけれど、冒頭の英雄の現在の日常シーンがつまらない。
まあ、つまらない生活をしていた男がヒーローになる、という展開だから、地味でいいんだ
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トランス(2013年製作の映画)

2.8

タイトルの『トランス』とは「催眠」という意味で、内容もズバリ「催眠」がキーになっています。
途中で催眠療法士の女が入ってくるところから、既に話が強引で、私は何となくオチが分かってしまったので、然程面白
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秘密 THE TOP SECRET(2016年製作の映画)

2.6

もう漫画雑誌を読まなくなって30年近くなりますが、原作漫画家の清水玲子さんは元々SFちっくなお話が多かったけど、
こんな領域まで手を広げてらしたのね。

出てくるエピソードは原作の貝沼事件と露口絹子事
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謝罪の王様(2013年製作の映画)

2.8

久しぶりに「真夜中の弥次さん喜多さん」みたいなコメディになるかな、
と期待したのですが、マンタン王国の辺りがグダグダ過ぎて、
急降下しました。
まあ、最初のヤクザが出てくる話やセクハラの話だって、これ
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ルパン三世(2014年製作の映画)

3.3

子供の頃、目黒祐樹主演の実写「ルパンⅢ 念力珍作戦」をテレビでやっていたのを見て、余りのチープさに子供ながらも最後まで観ることができませんでした。

小栗くん、実写化ルパンの主演依頼を2、3度断ったそ
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中学生円山(2013年製作の映画)

3.5

冒頭から中学生男子の妄想爆裂です。
ヌーブラと白いパンツ姿の女性陣に囲まれて踊る、変なダンス。
男子中学生ってこんな妄想を考えているのかもしれませんが、
この脚本を書いたのは40代の宮藤官九郎。
あん
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.2

スペクターの紋章って、タコだったんですね。
オープニングのところであれ見て、笑いそうになっちゃって、
ダニエル・クレイグのボンドシリーズ好きなのに、それ以降も尾を引いて払拭できず…。

ボンド・ガール
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SP 革命篇(2011年製作の映画)

3.0

SPはドラマも見てなかったし、好みじゃなさそうなので、スルーしようと思っていたのですが、
昔、岡田くんのラジオでこの映画の監督がゲストに来た回に、
「SPでは殺陣(アクション)を考える裏方も同時にやら
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.3

この作品って、日本アカデミー賞をたくさん受賞していたと思うので、
期待して観たのですが、想像してたよりもあっさりしていました。
もっと、辞書作りの濃厚な拘りを見せてくれるのかと思っていたので…。

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信長協奏曲(2015年製作の映画)

3.4

あれ? 家康、安全なところにおるやん、とか、
恒ちゃん、事情知ってるくせに、帰蝶の居所はすぐに分かったのに、
戦してる場所には援軍差し向けんのかい!とか、
三郎の住んでるところ、田舎過ぎるだろう!とか
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

3.5

近くの映画館で特別上映があったので観に行ってきました。

感想としては、まず、BGMがかなり煩い。
そして演出が、一人一人の役者が見栄を切っているような過剰な感じがして、テンポが悪い。
新幹線の客、本
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

7歳の妹が、カリフォルニアのホテルで開かれる、ミス・リトルサンシャイン・コンテストに出られることになった。
飛行機代は無いので、仕方なく古びたワゴン車で一家6人で旅をする…という話。

この家族、タイ
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寄生獣(2014年製作の映画)

3.2

原作のマンガ見たことありませんが、最近ちょうど深夜にアニメをやってるので、それは見てます。
今は、島田が学校で大暴れするところが終わったら辺です。

映画では母子家庭になってるんですね。
でも、お母さ
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HK 変態仮面(2013年製作の映画)

3.5

鈴木亮平さんが、あまりに堂々と色丞狂介を演じられているので、爽やかさすら感じましたw。

芸達者で個性的なムロツヨシと佐藤二朗で脇を固め、
これまた癖のある役をやらせたらメチャ上手い安田顕が最大の宿敵
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーが、70年代によくあった映画みたいな設定だったので苦手でした。
こういう作品って、主人公たちがなんでそっちの方を選ぶねん!みたいな方向にばっかり進んでいくので、イライラしてしまうんです。
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海街diary(2015年製作の映画)

3.8

原作のマンガは読んだことは無いのですが、同マンガ家の『ラヴァーズ・キス』と登場人物がリンクしているんですね。

冒頭で次女の佳乃とベッドにいた青年が、藤井朋章の設定だったとは!
しかも『ラヴァーズ・キ
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るろうに剣心 伝説の最期編(2014年製作の映画)

3.8

地上波放送で『京都大火編』と『伝説の最後編』を観ました。
『京都大火編』は話が途中のせいか、それ程印象に残らなかったので、
『伝説の最後編』の感想だけ書きます。

剣心と宗二郎の殺陣シーンが面白かった
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.2

最後は知恵と勇気と友情…という、まるで少年ジャンプのスローガンの様な作品です。

原作があるんですね。どこまでが実現可能で、どこからが想像の産物なのかが、素人には全く分かりませんでした(全部かな?)。
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.5

娯楽作品としては十分に完成度は高いのですが、いかんせん前作のダークナイトと比べると平凡に見えてしまいます。

しかしノーラン監督版のバットマンは、以前のバットマンの様なファンタジー色は極力排除している
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

2.6

私はドニー・イェンを初めて見たのだが、前半の木人で練習するところなどが動きに切れがなく、ブルース・リーやジャッキー・チェンを初めて見た時の様な衝撃を全く感じなかった。

前半の他流の師匠と試合する場面
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舞妓はレディ(2014年製作の映画)

3.0

上白石萌音ちゃんや大原櫻子ちゃんのパートは良いんですよ。
萌音ちゃんがラストでブンブン腕を振り回そうが、グルグル回ろうが問題無くかわいいんですが、二人のお姐さん方の踊りが下品過ぎて…。

周防監督がそ
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東京家族(2012年製作の映画)

3.3

オリジナルを観た事がないので、この作品だけの感想ですが、まず、今時広島は田舎に入らないじゃない。
四国とか、九州の東側とか、新幹線どころか未だ単線で頑張っている陸の孤島みたいな所だったら分かるけど…と
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脳男(2013年製作の映画)

2.8

原作を読まれた方は、この作品をいつ映画化するのかと期待していたそうですが、原作を読まずに映画を観た者としては、それほど面白くなかったな、という感じ。

この作品、一郎がわずかでも人間らしい感情を取り戻
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.3

ディテールが凝っているだけに、こんな田舎で子供が一人居なくなったら大騒ぎになるよ。
だって、最初、花を怪しんでいた村人たちも、小さな子供を連れた若い母親をほっとけなくて、向こうから世話を焼いてきたでし
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白夜行(2010年製作の映画)

3.5

原作未読で、昔テレビドラマを子供時代のところら辺まで観てました。
だから高校生以降の事は全然知らなかったのですが、
この作品は2時間半で収まるように、かなり端折ったり設定変更しているみたいですが、その
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麦子さんと(2013年製作の映画)

3.3

事情は分からないけど母親が幼い頃に出て行き、今は父も亡く、兄と妹二人で暮らしている兄弟の下に、突然出て行った母が現れる。

当然「なにを今更」で受け入れられなかった兄弟だったが、母は病気で急死する。
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少年H(2012年製作の映画)

3.2

「少年H」が出版された時、これはすぐ映画化されるだろうなと思っていたが、映画化されるまで長かったですね。
確かテレビの2時間ドラマがは先に製作されていたけれど。

水谷豊がお父さん役か、この人ももう6
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藁の楯(2013年製作の映画)

3.3

ストーリー的には、こういうオチになるんだろうな、という通りの展開でした。

私は「星の金貨」とか「世界の中心で愛を叫ぶ」とか見てなくて、
全くこれまで大沢たかおはノーマークだったんだけど、
「ストロベ
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カメレオン(2008年製作の映画)

3.5

本作の脚本は松田優作さんの為に書かれた脚本だそうです。
ですが、ストーリーは藤原竜也くん扮する吾朗がグループで結婚詐欺をしていて、大きな事件に巻き込まれてしまうのですが、
犯罪者といっても詐欺師だし、
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