卓球初心者の練習風景みたいな映画。チンタラした展開にイライラさせられると同時に、自分にも心当たりのある痛々しくて酸っぱいノスタルジーに所々のたうちまわった(他人事とは思えず、こっ恥ずかしくて正視できず>>続きを読む
正直、1作目は微妙だったけど、回を重ねるごとに面白さが増してきて、今作がシリーズ中で一番面白かった。
VRみたいな大ネタも笑えるが、スマホのファンブルとか、プロペラにかする鎧みたいな小ネタの積み重ね>>続きを読む
つまらないヤツを見て、そのつまらなさを笑う映画。
「みんなを笑わせたい・楽しませたい」というエンターテイナーではなく、芸もないのに単に「人気者になりたい」ってだけのアスペな「かまってちゃん」の物語。>>続きを読む
これは劇薬。とんでもない映画作りやがった。
主人公の狂った頭の中を疑似体験させられてヘトヘト。気が滅入る。途中までウルウルと共感しながら見てたけど、さすがに後半はウンザリして完全に引いた。
最後ま>>続きを読む
ホテルの立地や舞台装置としての面白さから始まって、いかにも訳アリな連中の登場で弥が上にも期待が高まる。
「ひょっとしてこれは21世紀の『裏窓』か!」と思いきや、中盤、カルト集団の教祖が出てきた辺りか>>続きを読む
「オカマが失われたタマを探す」という恐ろしく程度の低い設定だけで合格。おそらく今じゃ放送禁止。
拳銃を向けられた中村玉緒(玉王ナカムレ)の「あれで撃たれると痛いんとちゃいますの?」は名言。
コスチュームのデザインが生理的に受け付けず敬遠してました。普通、あれはないやろ。「べっぴんさんが、あんなカッコさせられて可哀想に」とさえ思ってました。
ところが見始めたら、これが時代設定の妙もあって>>続きを読む
客の不入りついでにボロクソ言われてますけど、これ、名作ですよ。シリーズ打ち切りなんて、そういうソロバン勘定がディズニーのダークサイド。最後まで責任持ってやってくれ。
主人公の俳優は顔つきが似てないと>>続きを読む
何者でもない、名も無き連中の自己犠牲で泣かせる、古き良き日本の時代劇みたいなお話。食い詰め浪人たちが、お殿様とかお姫様を守って一人ずつ命を落としていくような。それが設計図に変わっているだけで。
古く>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
これで終わってもいいぐらい満足な出来。
中でも、塩の星(?)の戦闘シーンの美しさはシリーズ随一。殺陣も華麗かつ流麗でバッチリ絵になってる。レイア姫が宇宙空間から復活するシーンだけはいただけなかったが>>続きを読む
身も蓋もない言い方をすれば、「スペース積木くずし」。
お父ちゃんは長距離トラックの運転手で家を空けっ放し、お母ちゃんはPTAの会長で我が子の相手ができないから、叔父さんが経営する剣道場に預けたものの>>続きを読む
初公開時、初日に劇場に弁当持ち込んで、朝イチから立て続けに3回見たというバカな中学生がおりました。当時は入替制じゃなかったんだよ。
砂漠での処刑シーンの鮮やかなフライングゲットは何度見てもシビれる。>>続きを読む
ガキの頃に見た時は、中途半端なエンディングのせいで、単なる「つなぎ」としか思えず、正直、嫌いな作品でした。
にもかかわらず、巷の高評価。納得が行かないまま時が過ぎ、オトナになって見直して気づきました>>続きを読む
すべての始まり。
私の映画人生、ここから始まりました。そして人生、ここから狂いました。
小学三年生を依存症にしてしまった罪作りな映画。川島なお美のワインじゃありませんが「私のカラダはスター・ウォー>>続きを読む
くそ生意気な後輩を校舎の裏に呼び出してボコボコにする映画。
これまでさんざん面倒見てやったのに裏切りやがってバカヤロー、みたいな。
でも、この後輩は全く反省せず、後味の悪さだけを残して幕。30年後>>続きを読む
セサミストリートが薬でハイになって暴走したかのようなクライマックスが圧巻。
40過ぎの引きこもり童貞が書いたエロ小説みたいなラブシーンがアカン。
それにしても、夜店のかき氷屋のシロップみたいな緑色>>続きを読む
スクリーンセーバーみたいな映画。
さんざん期待させられた挙げ句に味わわされたあの時の失望感を、私は生涯忘れない。
見終わった時、最初に感じさせられたのは戸惑い。「芸術的に深すぎて、理解できなかった>>続きを読む
「しょっぱい」タイトルに反して、かなり盛り上がった(って、それ言いたかっただけ)。
昔からアンジェリーナ・ジョリーの面構えが生理的に苦手なので敬遠してたんだけど、我慢して見て正解だった。
ラストは>>続きを読む
ちょっとした隙間に挿し込んでくる小ネタや皮肉の利いたセリフがツボ。「私が最も尊敬するアメリカ人、イエス・キリストは~」とか、往年の黒人メイドを演じさせられている中国人メイドとか。
民度の低い南部の特>>続きを読む
戦前の邦画でここまで笑えるとは。昭和10年って、アンタ。
会話のテンポ、身軽な動き、間合い、呼吸、ノリ、すべてにおいて完璧かつ斬新。随所の省略法の巧さが笑いをさらに増幅させる。
ちょっぴり不謹慎な>>続きを読む
何、これ、こぶ平よりつまんない。
どクソつまんねー、生涯ワースト。
エンディングの「はなわ」の歌が一番笑えたぐらいのつまらなさ。はなわで笑ったの初めて。笑ったって言っても、鼻からスカシっ屁が出た程>>続きを読む
「オトナ帝国」をきっかけに泣かせ路線に入る以前のケッ作。
笑いが9に対して泣かせが1という理想的なバランス。ええ塩梅。
まさか、ぶりぶりざえもんで泣かされることになろうとは。
泣かせのスパイスは>>続きを読む
これ、実は原発の話なんだよね。
それを念頭に、もう一回、見てみ。
あのお宝は明らかに「燃料棒」だから。
おバカを装った、高度に政治的でハイブラウな一作。
そんなことをおくびにも出さず、おバカ>>続きを読む
シリーズ中、「どれから手始めに」もしくは「敢えて1本だけ」と尋ねられたら、迷わずこの作品。乱暴な言い方をすれば、これさえ見ておけば、そのままダニエル・クレイグ版までスッ飛ばしても話はつながる。
「ロ>>続きを読む
2時間版より3時間版の方を愛する少数派です。
理由は、カットされていた1時間で「すれ違い」の謎が解けたのと、ラストの映画館爆破シーンで、何も知らずにはしゃぐ若者たちとの対比がシニカルで、主人公の世代>>続きを読む
面白かったんだけどね。後から考えたら何か腹立つんですわ。
端的に言うと、下手。演技も演出も。下手だけど面白い。素朴で熱いから。熱意や愛を感じて応援したくなる気持ち。素人プレミアム。学生さん割引。>>続きを読む
半島の北と南って、冷戦時代のベルリンの東と西の対立構造をそのまま借用できるから、それだけで映画向きではある。
この作品では、そこに半島独自の事情や民族性を織り込み、ラスボスを含む「北」の連中も生身で>>続きを読む
観客を第三者として冷静に鑑賞させないほどの緊迫感。終始、奥歯噛みっぱなしの、肘掛けに爪めり込みっぱなし。
有事の際の小市民のリアルな反応や静かなる勇気がさりげなく描かれていて、過剰に脚色されたヒロイ>>続きを読む
パチもんと軽蔑されていたマカロニ・ウエスタンが、本家の西部劇を凌駕して芸術の域に達した傑作。
DVDも持ってるし、上映時間も同じだし、覚えるぐらい何度も繰り返して見たから今更なんだけど、「劇場で」と>>続きを読む
TVの連ドラ初回の試写会を特別に劇場で見せられた印象だが、気軽に楽しめたので悪い気はしないし、損したとも思わない。
基本的にベタだけど、数か所クソ笑ろた。冒頭の親分の遺影とか、割れないビール瓶とか、>>続きを読む
人類に忌み嫌われても、人類のために体を張るダーク・ヒーロー。その「ケッタクソ」が熱い。
同時に、純情ブサメン超人による、史上最高の純愛映画。ラストの「炎上抱擁」は何度見ても泣けるしゾクゾクする。>>続きを読む
関西出身だからって、みんながみんなトークが上手くて面白いわけじゃない。そんなことは分かってるんだけど、つまんないヤツが実は関西出身だと分かったときの苛立ちや失望感は並大抵のものじゃない。
何が言いた>>続きを読む