動画編集の上手い友達が作ったホームムービー感。まあみんな楽しそうだしいいんじゃないですか。Butterいい曲。
どこにでもあるような、ないような。誰も知らない青い日々の記憶。そのひと欠片。何でもないようで、ふとした所にある美しい瞬間がいっぱい詰まってて、本当に胸が締め付けられた。こういう話弱いんだって。曲が全部>>続きを読む
バンドものに弱い。エモをエモとして消費する奴ら(俺もその一人)に冷や水を浴びせかけるような、安易な感傷や共感をおもっくそぶった斬るラストに唸る。やっぱこういう瞬間が必要なんだよなー。
石井輝男の異常性愛路線は毎回そうだけど、頭とケツがいちばん面白い。舞い散る羽毛。爆音の唸り声。目、鼻毛、喉ちんこを接写で映したグロテスクなOP。まるで怪獣映画だ。クライマックスの壮絶な感電死も、若杉英>>続きを読む
第三話の川谷拓三は実録犯罪映画史に残る名怪演だと思う。無尽蔵の性欲と殺人衝動を、都合よく思想や哲学で覆い隠そうとする浅ましさ、おぞましさ。ニコニコした人懐っこい笑顔が不意に無表情へと変わり、内なるケダ>>続きを読む
もうガチで暴力描写がキレキレの三池崇史。固定or手持ち撮影の長回しで臨場感溢れるアクションをガンガン展開! 竹内力&遠藤憲一コンビの大暴れをド派手な「動」のバイオレンスで演出したかと思えば、ヒットマン>>続きを読む
オフシーズンのリゾート地に訪れた若き作家が、不審な死を遂げたという美しい女の幻影を求めて、湖畔の小さな町をさまよい歩く。海外ではジャーロの先駆的な作品と見なされているらしいが、どちらかというと『反撥』>>続きを読む
Kyon²アイドル映画。真夜中のトーキョーが枠の中に切り取られ、キャンドルに火が灯ると部屋が薄く照らし出される。センス溢れるファーストシーン。全体的にはハードボイルドごっこ感が拭えないものの、軽ーいサ>>続きを読む
お竜さんの名乗り文句にサッとタイトルの被さるオープニングがHYPER COOL. 公害がテーマってこと以外はいつもと概ね同じ内容で、脂の乗った加藤泰演出であってもマンネリズムからは逃れられなかった感が>>続きを読む
牧口雄二の演出がエモーション迸りすぎてて辛い。スクリーンいっぱいに振り撒かれる情感。断末魔のように鳴り響くスコア。途方も無い絶望に呑まれながらもがき苦しむ者たちの絶叫。これに比べりゃ石井輝男の異常性愛>>続きを読む
カメラマンの女が“バーバ・ヤーガ”なるエロい魔女さんに籠絡されちゃう話。モデルのコスチュームとか赤いミニクーパーとか美術も衣装も全部シャレオツ。主人公と魔女とで部屋のインテリアがモダン/クラシックの対>>続きを読む
うわあああああやめてくれえええええ!!! 冒頭の私刑モンタージュが最強。ココがこの映画の最大瞬間風速で、それ以降はオマケみたいなもん。とはいえ、グロいリンチと破茶滅茶なアクションをこれでもかとぶっ込>>続きを読む
去勢された川谷拓三が大活躍! ムスコを切り落とされた痛みに悶えながらチャリを漕ぐシーンの可笑しさよ。落ち椿のシーンを筆頭とした牧口の叙情的な映像感覚は500万の超低予算をまるで感じさせず、銃もアナーキ>>続きを読む
驚異的な長回し。画面の奥と手前を跨ぐことで会話の中心人物が入れ替わり立ち代わる。早撮りとは到底思えぬ密度の人物配置と動線設計。パチッパチッと音が聞こえてきそうなほど全ショット常にキマっている。有名な雪>>続きを読む
起伏が無さすぎてちとキツい。SMにも入れ墨にも興味無いからしんどかった。『やさぐれ姉御伝 総括リンチ』でもそうだったけど歓楽街セットの作り込みがパねえっす。所狭しと露店が並び、異国人と行商人でごった>>続きを読む
肝心の声が出せない設定はスリラーにまるで活かされないし、黒魔術とかヤク中とか色々意味深な要素を出しておきながらろくに回収もしない。ラストは伏線もクソもない雑などんでん返しで締める。この上なくいい加減な>>続きを読む
やっぱようわからんやんいつものゴダールやん。でした。画面や色使いはキメキメ。
笠原和夫脚本とあって重厚なタッチ。渡世に生きる者たちの立場をそれぞれ丁寧に掘り下げ、仁義の世界のどうしようも無さを痛烈に描く。一作目からカムバックした山下耕作の演出も、スローではあるがシーンごとのカッ>>続きを読む
うら寂れた歓楽街の空間すげー。こんなエログロおバカ路線でもまだ立派なセットが建てられた時代。うらやましい。
変なところで脇道に逸れるタイプのサイコスリラーだが、その脇道がやたら面白い。やりたかっただけ過ぎる路地裏の銃殺、小坊のマセガキとの一方通行ロマンス、キリッとした面で振り返る黒沢清。いちいち小ネタが効い>>続きを読む
普段なら凛とした佇まいのお竜さんも、流石に初めての工事現場とあってはそうもいかないご様子。指揮やら運営やらで何時になくバタバタしている。シリーズ四作目にしてマンネリ到来か、随所に様式美の崩壊が見られて>>続きを読む
犬畜生にも劣る外道をイキイキと演じきる室田日出男が何より素晴らしい。喜怒哀楽表情が全部豊か。やること成すこと胸糞なんだけど悪役としての魅力十分。ピカレスクとまでは全然いかない人間臭さがすげー良い。芋っ>>続きを読む
アメリカン・ニューシネマ影響下っぽい青春残酷物語。出会いから破滅まで疾風のごとく駆け抜ける一時間! 濃すぎる。若さそのものがスピード。シーンが切り替わるたび仲間が増えていくコミカルな賑やかさ、呆気なく>>続きを読む
精神病院を脱走した男によるパラノイアックなミステリーで幕を開け、途中から奇形人間たちの棲む孤島へと場所移動。どんなエログロ怪奇ワールドが待ち受けているのかと思いきや、ホドロフスキーを安っぽくしたような>>続きを読む
東映のロゴが出たあとには、線路の向こうから歩いてくるお竜さんを仰角で捉えたショットで始まってああもう加藤泰の世界だなと。画面に貫かれた独自の美意識。冴え渡る映像美学。雪、傘、汽車の煙。テンポの良い繋ぎ>>続きを読む
孤島で殺人鬼と鬼ごっこするだけのシンプルな内容は悪くないが、モタついた脚本と演出のせいでいまいち緊迫感に欠ける。登場人物たちがグダグダ揉め合うのを描くばかりではサスペンスなど生まれない。灯台の螺旋階段>>続きを読む
監督が鈴木則文にチェンジして一気に漫画チックな方向へ。過剰なズーミングにデタラメなカット割。若山富三郎のコメディリリーフも前作より五割増し。ハチャメチャで楽しいけど見せ場が記号的になったことでキャラの>>続きを読む
安藤昇が安藤昇じゃない演技をやってるのが新鮮。この人はボソッとした話し方をする時には本物ならではの迫力があるのだけど、声を張り上げるとどうも間の抜けた感じになっちゃう。そこが素人とプロの差か。若かれし>>続きを読む
「お酌って、どぎゃんすっとですか?」
藤純子かっけぇ。高倉の健さんは平常運転。わりと面白かった。
困り顔であたふたしているイヴ・モンタンを嗜む映画。至高のオジサン萌え。犯人じゃないのにやってることは犯人でしかなくて、自分で自分の首をどんどん締めていくコントみたいな展開。あまりの自滅っぷりに真犯人が>>続きを読む
世界を知覚し、言葉を記憶し、心と身体の繋がりを取り戻す。その過程で、縦横無尽に奇妙なフィールドが広がり、次々と普遍的なテーマが投げかけられていく前半部はとてもワクワクさせられた。けれど、船を降りて娼館>>続きを読む
格調高いロングショットと単色を用いた色彩設計のキマりっぷりに痺れつつ、お岩さんの幽霊が登場してからはハッタリかましまくりのアングラ恐怖演出がフルスロットルでちょう楽しい。地割れして出てくるお岩さん。画>>続きを読む
SEED未見。
パチンコの大当たり演出集をずっと見せられてるノリ。疲れた。