bluetokyoさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.3

この映画のタイトル、実は、「偶然は、しばしば、想像の産物である」ではないだろうか。
どういうことかというと、人は宝籤を買うが、もちろん、儲けようなどと思って買うわけではない。確率的に無理である。宝籤が
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女教師 汚れた放課後(1981年製作の映画)

3.7

これはもう普通の映画だ。ポルノではない。しかもいい映画だ。
たとえば、ポルノだったら、この映画の場合、主人公は冤罪に加担してしまうわけだが、それをネタにして、なんていう展開になる。この映画では、そんな
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

2.6

そうか、この映画はブラックバードの監督さんだったのか。そうと知っていたら見なかったなあ。
ひょっとして七割ぐらい寝ていたかもしれない。
のべつ台詞が入り、台詞がないときはテロップが入る。とにかく、やか
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.5

遡っていく話。それにしても、ナイト・オン・ザ・プラネットは見たかったなあ。ついこのあいだ、リバイバル上映していたのだ。まさか、それを込みで映画を作ったわけではないだろうけど。見ていないので、ナイト・オ>>続きを読む

いたずらロリータ 後ろからバージン(1986年製作の映画)

4.0

このタイトルでロマンポルノだったら、金子修介監督でなかったら見なかったろうな。
日活ロマンポルノの中では最高傑作といっていい。のちに「空気人形」、「フィギュアなあなた」等フォロワー作品を生み出している
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銀色の髪のアギト(2005年製作の映画)

1.8

よほど成功して資金を回収したかったのかもしれない。
成功するにはどうするか。そう、すでに評価の定まった作品を盗みまくれ。権限のある上層部の誰かがそう命じたに違いない作品だ。
後半はコナン。機関車は銀河
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電送人間(1960年製作の映画)

3.3

リアルタイムではもちろん見ていない。産まれてもいないし。ただ、この手の映画が人気を博し、盛んにリバイバル上映された頃、いつだろう、90年代ごろだろうか、そのときも、見ていない。パーツへの興味本位、そう>>続きを読む

復讐の歌が聞える(1968年製作の映画)

2.5

石原慎太郎さんの原作、脚本である。
某サイトのストーリーを見ると、もう少し、複雑な話で、麻薬取引なんかも出てくるが、映画では、取りあえず、原田芳雄さん演じる竹中が、片端から殺害していく。石原慎太郎さん
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ブラック・ジャック ふたりの黒い医者(2005年製作の映画)

2.5

あまり人気のない作品みたい。
自分も知っているコミックからの話が三つと、大きなストーリーから成り立つ。オムニバスにして、小さな話を散りばめてもよかったのかもしれない。落ち着いた絵柄で、ストーリーの進み
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はみ出しスクール水着(1986年製作の映画)

2.5

このタイトルで、ロマンポルノだったら、監督が滝田洋二郎さんでなかったら見なかっただろうな。
この映画を構築しているのは、主人公の秋野素良である。高校のシンクロナイズド・スイミング部にいる。部活にもエロ
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ファーゴ(1996年製作の映画)

4.1

町山智浩さんの解説が前後に付く。
ストーリーは、カネに困った自動車販売店営業のジェリーが妻を誘拐させて、義父から身代金を奪うことを計画し、実行する。ところが、いろいろな行き違い、不手際などによって、犯
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

4.3

こんな強烈なラスト、じいさんに見せたらいかん。号泣ものだ。もう5時間ぐらい、悲しくて悲しくてやりきれない。
これだけ感情を揺さぶるというのも、テーマ性だけではなく、作り方が非常に上手いからである。最後
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劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者(2005年製作の映画)

3.3

拾い物の面白さ、といったら失礼になってしまうかも。冒頭は本当に訳がわからず、なんじゃ、これは、という感じ。一転して、ヨーロッパの戦前ぐらいの風景、のどかな感じ。子供向けアニメみたい。サーカス一座、ジプ>>続きを読む

桃色身体検査(1985年製作の映画)

3.0

名匠、滝田洋二郎監督の作品である。
こういうのを、疑似ドキュメントと呼ぶのだろうか。最近、見たフレンチ・ディスパッチを思わせる。といっても、フレンチ・ディスパッチの方が後で見たのだけど。
ストーリー、
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

こういうのをなんと呼ぶのかわからないが、まあ、疑似ドキュメントと呼んでおこう。去年では、天国にちがいない、なんかそうだ。とくに、ストーリーもなければ、主人公がいるわけではない。だからといって、現実では>>続きを読む

劇場版 エスカフローネ(2000年製作の映画)

3.3

レンタル屋の「エ」の場所にはなかった。それなのに検索では店内在庫とある。仕方ないので店員の若い女に聞いた。それって、シリーズですか、と聞かれたが、アニメはまったくわからないので、シリーズ? なんじゃそ>>続きを読む

MONSOON/モンスーン(2020年製作の映画)

3.4

エドワードヤン監督の台北ストーリー、みたいなのかな。
イギリスから30年ぶりにベトナムのサイゴンに帰ってきたキッドは街並みの変貌に戸惑いながらウロウロしつつ、従兄弟のリーの家を探し当てる。
リーは温か
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団鬼六 修道女縄地獄(1984年製作の映画)

1.5

総じてつまらない。そもそも団鬼六の話ではない。団鬼六だと、最後は、もっと、ぶって、ぶって、なんていう終わり方なはずだけど。リアルタイムでも見た記憶はない。高倉美貴は知っていたけど。上映当時からよほどつ>>続きを読む

スチームボーイ STEAMBOY(2003年製作の映画)

3.0

数十年後にあの映画は実は名画だったんじゃないのか、と再評価される可能性が五パーセントぐらいありそうな気がする。
表現がとにかく挑戦的で素晴らしい。ただ、話しが恐ろしくつまらない。
ロンドン万博に発明一
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団鬼六 薔薇地獄(1980年製作の映画)

1.2

よほど条件が悪いなかで製作されたのだろうか。ただのゲテモノ映画でしかない。エロくもないし面白くもない。
映画世界を構築しているのは冴えないカメラマンの沢村である。助手の木原も一緒だ。このコンビのやり取
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.5

リドリースコット、長い。まあ、面白かったけど。最期の決闘裁判の方を見たかった。グッチにもガガ様にも興味ないし。
この手の映画のツボは、まさにメシウマ、他人の不幸は蜜の味、シャーデンフロイデ、そういった
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団鬼六 縄炎夫人(1980年製作の映画)

2.5

ある地方のホテルでなにかの施設の受注の契約を終えた西川耕二、やれやれ仕事も終わったし、あとは帰るだけだな、と思っているとホテルの支配人から、今夜は泊っていってくださいというお誘い。快く応じる。芸者も付>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.5

上質なロードムービーに仕上がっていますね。映画は本当にロードムービーという表現を見い出したのだな、と再確認してしまう。たしかに、奥の細道やイタリア旅行なんてあるけど、映画のロードムービーの方が上だ。>>続きを読む

APPLESEED アップルシード(2004年製作の映画)

1.4

うーむ、CGなのか。慣れるまで一時間はかかった。といっても結局最期まで慣れないけど。
セル画でやれなかったのだろうか。
人間の認知する動きと言うのと、コンピューターが作り出す動きのシーンは違うんだろう
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映画 犬夜叉 鏡の中の夢幻城(2002年製作の映画)

1.2

神久夜と犬夜叉が戦う話。そこに奈落も加わる。オリジナルストーリーなんだろうか。どこまでがそうなのかわからない。
言えるのは、コミックの方を見ましょう、ということだけ。完全なコミック販促用劇場アニメにな
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野良猫ロック セックス・ハンター(1970年製作の映画)

2.5

懐かしいです。当時小学校低学年でした。といっても、まったく記憶にはないです。
この場所に限らないのですが、当時は郊外、地方都市が賑わっていたのですね。
梶芽衣子演じるマコにを中心とした不良女子グループ
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人狼 JIN-ROH(1999年製作の映画)

4.0

劇場アニメもここまで来たのかという感慨深い作品だ。
ストーリーは使い古された感のある悲恋ものである。太陽にほえろにもそういうストーリーがあったような記憶もある。まあ、そこらじゅうにあるストーリーではあ
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(1959年製作の映画)

4.0

問答無用に面白いです。
続・夕陽のガンマン、三すくみ状態なら、ああいう破滅的なことにはならなかったかもしれません。
娘vs両親。娘=不謹慎な仮面夫婦として軽蔑。両親=懐かない可愛くない娘、婿も取らなけ
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弟とアンドロイドと僕(2020年製作の映画)

3.5

正月明けの仕事がきつくて今日は疲れ切った状態で映画館に行きました。そのおかげで眠くて仕方がなく実際何度か寝てしまいました。ということでストーリーは歯抜け状態にしか頭に入っていません。このサイトをあらか>>続きを読む

宇能鴻一郎の濡れて打つ(1984年製作の映画)

3.1

このタイトルでロマンポルノだったら、ぜったい見ないなあ。監督が金子修介だから見た。
これって、エースをねらえのパロディになっている。よくわからないが意外と面白い。
高校に入学したひろみはお蝶さまに憧れ
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.5

本当に誠実な描写で懐かしいの一言。自分ではないけど自分のことのように懐かしい。明け方、マジックアワーか。
春、内定済み勝ち組呑み会で盛り上がるけど主人公は冷静。でもその冷静さにも落とし穴があるみたい。
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老人Z(1991年製作の映画)

3.0

懐かしいね。といっても見たわけではないけど。リアルタイムでもそれなりに話題にはなっていて、とくにアニメ好きからは強く勧められた。でも、老人介護の問題をちゃかしているようで、不謹慎に感じて見なかったのだ>>続きを読む

江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者(1976年製作の映画)

2.5

なるほど、そういう風にまとめたか。でも、けっこう、期待していたけど大したことはなかった。屋根裏の散歩者は三つぐらい映画がある。よほど、映画にしたくなる素材であるらしい。しかも、どれも大して面白くもない>>続きを読む

MEMORIES(1995年製作の映画)

2.5

1彼女の想いで
 惑星ソラリスのパクリみたい。おそらく、居住区になっている宇宙船の中に思念、あるいは、記憶を実体化してみせるような仕組みがあるのだろう。ただ、仕組みまで明かさなくても、それは明確にして
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雨とあなたの物語(2021年製作の映画)

4.0

最後のあそこまで話を引っ張って来れるとは、韓国映画、恐るべし、という感じ。最後の夜の公園に入ってきたヘッドライトって、妹の車、てことだよね。妹が、急にスマホでソウルの12月31日の天気を次々と調べ始め>>続きを読む

熟れすぎた乳房 人妻(1973年製作の映画)

2.5


かわいらしい佳品という感じだ。曽根中生監督はこういう手堅い作品を作るものらしい。他の監督がロマンポルノというとヌードさえ入れていればあとは好き放題に作り、なんとも奇妙だったり、不必要に難解だったのに
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