mさんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

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「部屋に入るとそこは真冬、そしてあんたは太陽」という台詞が似合うエルファニングのミューズ性。プールに佇むシーンの全能感、そして禁忌のような終着。自分、そして自分の肉体とは。光は陰と共に存在するというあ>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

4.6

オチがいい。後半の畳み掛けがとにかく凄まじい。

「世の中が私を見捨てたのか、その逆か」

途中まではvol.1の方が好きだと思っていたけれど、台詞回しはvol.2の方が好きだった。

「感傷的なのは
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

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幼い頃に家で観て、カタコトの日本語や異常に噴き出る血など、すさまじいシュールさゆえに家族内でも好き嫌いが分かれた記憶。わたしは栗山千明に釘付けだった。

ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

4.8

演出が最高。オープニングから掴まれ、エンディングでは鳥肌が立ってしまった。ミルクティーが灰色に見えたのは気のせいだろうか。

「オムレツを作るには卵を割らなきゃ」

私も爪は左から切るので……
シャル
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.6

宙を舞う瞬間の彼の感覚を、一度でいいから味わってみたい。「生まれながらの罪人か、上等だ。僕を善人にしてみろ」と歌うTake Me To Churchが、特別な曲になった。

JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

4.1

「私はもう16歳なのよ、人の過ちは見抜ける年よ」
小学生の頃にノベライズ本だけ読んだことがあった作品。ちょっと松岡茉優を感じるエレンペイジがかわいい。キャンディーで首吊ろうとしたり、ポストにオレンジミ
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蜜のあわれ(2016年製作の映画)

4.0

「口紅は女の灯台ですものね」
一人称が「あたい」な二階堂ふみ。
アクタガワな高良健吾に痺れた。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.6

チョコレートドーナツを見るたびに、この映画のことを思い出しそう。差別が存在する、それだけで世界は残酷でありつづけるということ。

先生を流産させる会(2011年製作の映画)

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中学生は誰もが無自覚な冷酷さを持っている、シンプルにそう思った。美月役の子の黒々とした目の印象が強い。目には光が無いのに、どこか黒光りしているような、底知れぬ恐ろしさ。食事用に与えられたナイフを自分自>>続きを読む

ラフマニノフ ある愛の調べ(2007年製作の映画)

3.5

ラフマニノフのことをセルージュって呼ぶのが可愛かった。今度お花屋さんへ行ったら、ライラックの花を買おうと思った。やっぱり私はピアノコンチェルトが好き。

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.5

「愛って言葉をつかうと、口から血のにおいがしない?」たしかに愛って赤いよね。ちょっとだけ映る市川実日子が超神々しかった。世間は24時間テレビ放映中のこのタイミングがちょっとおもしろい。

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.3

サイコーにイタくて、でもそのイタさがサイコー!松岡茉優、大好きだ〜!

万引き家族(2018年製作の映画)

4.6

ドーンってスクリーンにパルムドール受賞って出てきた時の興奮がすさまじかった……安藤サクラの瞳にどきりとさせられた。

それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

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三大欲求は抗うのがむずかしいものだけど、抑制する強さというのは必ず持たなければいけない。人間として、思考する生物として、義務であり責任を果たさなければいけない。法律はむずかしい。でも、むずかしいからこ>>続きを読む

伊藤くん A to E(2017年製作の映画)

3.0

ドラマを岡田将生フルバージョンでおさらいするスタイル。いいぞ!岡田将生!胡散臭いぞ!
池田エライザ × 夏帆が好き。

虐殺器官(2015年製作の映画)

3.2

大学の図書館にて鑑賞。
文法はやはり根幹であるということを再認識。とにかく情報量が多く、ピザが食べたくなった。

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

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軽いノリを求めて。狂わせガールな水原希子から「わかりやすくモテたい女子は程よいピンクのうるツヤくちびるを手に入れるべし」という教訓を得られたりはします。

ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.9

バットのシーンのエネルギー。
寄り添ってくれるおとながいる環境っていいな。

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

軽い気持ちで観に行ったら、心をえぐられた。序盤はとても面白かったけど、中盤辺りからさまざまなものがフラッシュバックして、ちょっとしたトラウマ映画になった。母娘関係に悩む人には、安易におすすめできないか>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.2

とにかく音楽が良い。スタイリッシュ。横たわる静けさとコンパクト感。程よく隠す演出。説明しすぎないところが好き。エンドロール含め、ラストが良すぎる。

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.9

サイコサスペンスを観る元気が無いので後回しにしていた作品。とにかく追い詰められる。冒頭がすごく好き。

「すべてが生々しく本物なんだ」

ドランは親との関係性を描いていることが多いけれど、この作品もい
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モーリス(1987年製作の映画)

3.2

CMBYNとセットで観られてる方がちらほらいらしたので鑑賞。ヒューグラントはどの時代を生きてもかっこいいな。いつも意味ありげな目が素敵。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.6

影、木漏れ日、果実、水面、小蝿、自転車……
切なさやつらさに、窒息しそうなほど共鳴する瞬間があった。現実味を帯びない物語は神話のようで、その世界観に囚われていくような、魅力と恐ろしさに眩暈がする映画。

ブルックリンの恋人たち(2014年製作の映画)

2.9

かなりありがちなストーリーだけど、アンハサウェイが気高い鹿のように美しい。『プラダを着た悪魔』と同じスタッフによる作品らしいけど、こちらの方が湿度の高い感じだった。ハーフバースデイとか秘密の言語とか、>>続きを読む

GO(2001年製作の映画)

4.3

在日コリアンへの差別が主軸だけど、嫌な説教臭さはまったく無い。だけどやっぱり重くて、でも観るのをやめたくなるタイプの重さではなかった。

「シロクマって絶対9歩で振り返るんだよ」

シャイン(1996年製作の映画)

4.0

常につらさがつきまとっていたような。同性の親との関係は特に複雑化しやすいのかな。とにかく、犠牲になりたくないという思いが膨らむ。自分の幼少期と重ね合わせてしまうような映画だった。月並みな感想だけど、愛>>続きを読む

ベンジー(2018年製作の映画)

3.7

実際に自分が犬を飼ってみたら、どうぶつモノの映画が気になるようになった。ストーリー云々よりも、とにかく犬が可愛い。愛嬌のある子供と犬の組み合わせって強いねえ。ベンジー役のわんちゃん賢いな。演技させられ>>続きを読む