骨折り損さんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

骨折り損

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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.8

アクションシーンで初めて泣いた。

もう正直何がなんだかわからないくらいに興奮してしまった。映画が好きでよかったと思った。想像力って素晴らしいと感動した。

キングコングにゴジラ、アイアンジャイアント
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.7

顔近っ、尻近っ、皮膚近いって!

ボヤけた背景に、画面のほとんどを占める顔。それもたまにではなくかなり長い時間顔ばかり。肌の質感が嫌に伝わってくるほど顔の印象が強い。

特に主人公アデルの表情を一つも
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心と体と(2017年製作の映画)

4.0

マジか、やめてよ。

あまりに唐突に痛そうなシーンが来たので思わず口に出してしまった言葉。

この後半のとあるシーンで気づいたが、この作品が映す景色にかなり没入している自分がいた。

その無意識の没入
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.8

ルーシーおばさん布教くまさん。

前作が最高に最高だったので楽しみにしていた今作!続編も期待を裏切らず、見ていて気持ちのいい綺麗な画作りとパディントンのかわいさ満載で大満足。
パディントンワールドにか
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ディヴァイン(2016年製作の映画)

3.7

女性がステレオタイプの男性みたいに描かれているのが新しい時代性を反映していて面白かった。
マネーマネーと歌いながら高級車に乗ってシャンパンを開ける夢を見る主人公の女の子二人。女性が男性的に描かれている
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.3

こんなの泣くに決まってる。
最初、刑務所ゆるすぎだろとか色々つっこんでたけど気づいたらツー.....。
刑務所は掘って掘られて、地獄じゃなきゃおかしいみたいな植付けが自分の中にされてたのは完全にアメリ
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頭文字[イニシャル]D THE MOVIE(2005年製作の映画)

2.5

英語吹き替えという謎の環境で見たので、声優が下手過ぎて集中できなかった。
物語はまあ置いといて、とりあえず演出がダサい。
音楽とスローモーションの使い方がカラオケのPVみたいでつくづくセンスが感じられ
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.9

表現の天才。
さらっと詩を書くようにオシャレな映画を撮る感じがたまらない。
常に笑いに溢れていて、どこか哲学的。
ウディアレンというキャラクターそのものが面白くてずっと見ていられる。彼の発する台詞は一
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パリ20区、僕たちのクラス(2008年製作の映画)

3.6

けっこう面白かったけど、さすがに教室内での会話が多過ぎる気がした。
なんでもかんでも先生に反抗する生徒たちにイライラしてしまった。先生が間違ってて正当な理由があるならカッコいいが、先生の揚げ足が取りた
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悪魔のシスター(1973年製作の映画)

3.7

サイコを見てから見るべき。
スプリットスクリーンが印象的。
二つの画面内の人物が近づくにつれて同時にカットバックしているみたいになる映像は新鮮で面白かった。
黒人の景品がアフリカ料理屋の食事券ってのは
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ロボゲイシャ(2009年製作の映画)

1.3

くだらないことはむしろカッコよく撮って欲しい。終始クオリティが低い映像を見せられても笑いどころにメリハリがない。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.8

映画として楽しめたし面白かったが、
だんだんとルーカスフィルムのCG技術の定期発表会に思えてきてしまった。
まず率直に思ったのが長い。何度か終わりそうなタイミングはあり、さっきのところで終われば良くな
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.8

思い出は頭の中だけじゃない。
映画館の思い出は映画館そのものにある。その場所がなくなっても記憶は残るとは言うけれど、正直その場所が大事なんだ。だから悲しいんだ。
映写技師なんてやめとけと言うアルフレー
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.6

人は欲望の果てに純粋な力を欲する。
まさにポストモダン的思想を体現した話。大量消費社会の先にある恐ろしいものを面白く表している。
絶望的な内容にも見えるが、違う見方をすれば、世界が滅亡しても人類は何度
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.0

思いの強さが目立った一作だった。
今までの6作と比べて、スピンオフというのもありいい意味でも悪い意味でも雰囲気はかなり違っていた。
いい意味での違いは、手持ちのヨリのカットが多くあったのもありドラマ感
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フランケンウィニー(1984年製作の映画)

3.5

シザーハンズの原型を見た。
犬が死ぬ前より死後の方が何故だか可愛く思えた。
あとご近所さん怖すぎ、集団狂気。

隠された記憶(2005年製作の映画)

3.9

薄気味悪いですわニヤニヤ。
一回見てみて、なんだかよくわからなかった。でもどうにも気になってしまう魅力があって二回目を見てみた。
二回見て正解だった。
この映画は衝撃のラスト!!とかいうサスペンスでは
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

3.9

これにて6エピソード完結。
4に繋げるために少し早足になった感じはあるがそれでも綺麗にまとまっていた。
作品を追うごとに映像の進化に毎回驚かされる。特に今作のオープニングは6作品の中でも断トツのスケー
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サイコ(1960年製作の映画)

4.1

昔の映画だけど、新鮮な怖さがあった。
さすが傑作は色褪せない。
まんまと騙された。

最高に楽しめたんだけど、これは昔の映画の流行りなのか、音楽の存在感が必要以上に大きく感じた。多分今の映画なら驚かせ
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

恋愛に善悪なんて存在しないんだな。
これをするのは悪いとかこれしたから良い人とか結局はどうでもよくて、ただ好きな人が自分のことも好きでいてくれたら残酷だけどなんだって許される。

振り返ってみると、映
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クローンは故郷をめざす(2008年製作の映画)

3.6

興味深い題材で、引き込まれた。
長回しの多用と非常にゆっくりとしたテンポで進む為、かなり忍耐力が必要だが個人的にはその遅さが雰囲気を作っていて良かったと思う。
ただ、最後の終わり方に疑問が残る。

Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

4.0

「普通の家庭」は彼にとって最大の皮肉。
元クォーターバックの父親に美人な母親、優秀な妹、愛犬に幼馴染、全て普通だと言えるからこそ失うことが誰よりも怖い。

ゲイであること以外、悩める要素がほぼないこと
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

3.9

今作は特にCGの進化が著しい。
映像のクオリティが上がったことで世界観の説得力が今まで以上に上がっていて、もうこの宇宙の住人になった気分だった。
相変わらず色んな新しい世界を覗かせてくれるのはワクワク
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.2

ドキドキした...
冒頭のまだ異変に気づいていない段階での会話の奇妙さ、家族がレイシストかどうかチラチラ考えさせられながら続く台詞が絶妙に疑心暗鬼にさせてくれる。
この冒頭での一連の会話で知らぬ間に一
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裏窓(1954年製作の映画)

3.8

覗き見最高ですわ。
こんなに全部が見えるアパートがあっていいのかとも思うが、映画的に面白くなるならどんどん都合良くしていきましょう。
足骨折してやることないから窓の外眺めてたら...ってワンシチュエー
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ヒロシマモナムール/二十四時間の情事(1959年製作の映画)

3.3

美男美女ってやっぱり凄いな。
正直ずっと男と女が喋ってるだけでかなり動きの少ない静かな画が続く。それでもなんだか見ていられるのは二人が造形的に綺麗な顔だからだろう。

アウトサイダー(2018年製作の映画)

3.3

美術と画作りが凝っててとてもカッコよかった。戦後の日本の混沌としている街並みの中で黒ずくめの男たちがボソボソ喋るのは雰囲気があってビジュアルだけでワクワクした。
...がしかし、がしかしだ。
内容がそ
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

色々ツッコミたいところはあるが、とりあえず子どもの一生懸命な姿は一番胸に直接響く。あとデブ先生どうしてもダイブしたいんやな。

カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

3.2

正直、微妙でビックリした。
3までわざわざ作るんだからこそ年老いたマックイーンを通じて何か伝えたいことがあるのだろうと期待していたが、強いメッセージは感じなかった。
序盤から妙な感じはしていた。
なん
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

4.1

旧三部作からの全ての面においての進化が凄い。
オープニングから迫力のある映像が次々に繰り広げられ、圧倒されっぱなしだった。
中でも特筆すべきは、ライトセーバーでの戦闘シーンの進化。
正直、旧三部作では
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

3.7

今作もまたハンソロの顔芸イカつい。

レイア姫がベタベタのツンデレ過ぎて笑う。

素性明かす前のヨーダ、セサミストリートかと思った。

チューバッカそろそろうるさい。

4と比べると一話完結感が少し物
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影の軍隊(1969年製作の映画)

3.2

色調の統一感がとてもカッコ良かった。
衣装から背景まで青を基調としたあまりにまとまりすぎている画の連続にどこか異世界の雰囲気すら感じた。
ただモラン神父でも感じたが、この監督の作品は難しくないのに個人
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